ランボルギーニは進化し続ける!新型ウラカン EVOはタウンユースに近づいた!
「ランボルギーニ」と聞くと『アヴェンダドール』や『ガヤルド』を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。並みのスポーツカーとは一線を画しているランボルギーニは“ベビーランボ”のコンセプトで『ウラカン』を追加しました。
公式サイトでは「テクノロジーとデザインが完璧に融合したモデル」と紹介されており、独特のたたずまいのオーラを発している『ウラカン』の特徴とはどのようなものでしょうか。モデルごとの特徴やスペックをご紹介します。その魅力に迫ってみましょう。
※目次※
1.ランボルギーニ ウラカン LP6 10-4の特徴と中古相場価格
2.ランボルギーニ ウラカン LP580-2特徴と中古相場価格
3.ランボルギーニ ウラカン ぺルフォルマンテ特徴と中古相場価格
6.ランボルギーニ ウラカンには手が届かない場合のおすすめは?
・ランボルギーニ ウラカンのモデルごとの特徴やスペックについてご紹介
・ランボルギーニ ウラカンの中古車相場価格とは?
・ランボルギーニ ウラカンのライバル車とは?その中古車相場価格もご紹介
ランボルギーニ ウラカン LP6 10-4の特徴と中古相場価格
ランボルギーニの人気モデルである『ウラカン(Huracan)』という名称はスペイン語で「ハリケーン」を意味しており、1879年に名をはせたスペインの闘牛に由来しています。勇猛果敢な闘牛のような独特で圧倒的なモダンテイストのプロポーションが特徴で、新世代ランボルギーニとしての存在感が醸し出されていることにお気づきかもしれません。
それまでランボルギーニ最高の売り上げ台数を誇っていた『ガヤルド』の後継車として開発されたのが、2013年に発表され2014年7月に販売開始されたウラカン LP6 10-4です。ウラカンのルーフラインは日本の折り紙から着想を得ているという話もあり、日本人には親近感がわくモデルかもしれません。
時代の流れに沿った一面
ウラカン LP6 10-4には、ひと昔前には考えられなかったアイドリングストップメカが搭載されており、環境性能を重視している今の時代の流れに沿った一面を兼ね備えていると言えます。5.2Lの大排気量でガヤルドと同じV型10気筒エンジンを積んでおり、ランボルギーニ初となるDCT採用で高出力化と低燃費化を実現しました。
自慢の12.3インチTFTパネルにはメーターパネルのほぼ全面にナビを映し出すことができます。タコメーターの表示はフルスケールが1万rpm、レッドゾーンが8,500rpmという驚異の数字となっており、高回転・高出力型車だということにすぐ気づくことでしょう。静かなアイドリング音から力強い排気サウンドまで微低速域でのアクセルワークに対する挙動がガヤルドと比較してスムースになっています。
ウラカン LP6 10-4のスペック
エンジン |
V型10気筒DOHC 40バルブ |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
トランスミッション |
7段AT |
最高出力 |
449kW(610ps)/8,250rpm |
最大トルク |
560N・m(57.1kgm)/6,500rpm |
新車価格(税込) |
2,973.4万円 |
中古相場価格(税込) |
2,090万円~3,280万円 |
上記の表から分かる通り高出力で0~100km/h加速タイムは3.2秒・最高速度325km/hという記録です。
(2021年1月時点の情報です)
(参考:『ウラカン LP6 10-4(ランボルギーニ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
LP6 10-4 アヴィオのスペック
LP6 10-4の中でもランボルギーニ創業者の生誕100周年を記念して発表された特別限定車がアヴィオで、250台限定で発売されました。LP6 10-4と同様スペックで戦闘機をコンセプトに設計されており、航空機から着想を得た特殊な意匠が内外装に施されていることが特徴です。
新車価格(税込) |
2,820万円 |
中古相場価格(税込) |
2,328万円~2,488万円 |
(2021年1月時点の情報です)
LP6 10-4 スパイダー
オープンモデルLP6 10-4 スパイダーは、ワンタッチのフル電動式で約17秒で開閉するトップ機構が特徴で、走行速度50km/h以下の場合は走行中の操作もできます。スペックはLP6 10-4と同様で、重量が120kg増加していることと0~100km/h加速は3.4秒になること以外はほとんど差異はありません。
新車価格(税込) |
3,267万円 |
中古相場価格(税込) |
3,300万円~3,780万円 |
(2021年1月時点の情報です)
(参考:『ウラカン LP6 10-4 スパイダー(ランボルギーニ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ランボルギーニ ウラカン LP580-2特徴と中古相場価格
ウラカンシリーズのラインナップには後輪駆動モデルウラカン LP580-2もあります。4WDを特徴としているランボルギーニでは稀なモデルです。LP6 10-4と同じエンジンを搭載しているものの、2WDにしてわざと馬力を下げたことで車両重量を約33kg軽量化することができ、価格も抑える事に成功しています。
当初ランボ唯一の後輪駆動車だった
ウラカン LP580-2は2016年に発売開始されました。“生粋のスーパーカー”との声も聞かれるこのモデルは、オーバーステアでのコントロール性を楽しむためにあえて後輪駆動2WDにしたということが公式情報として紹介されています。
LP580-2のスペック
エンジン |
V型10気筒DOHC 40バルブ |
駆動方式 |
RWD |
トランスミッション |
7速デュアルクラッチ |
最高出力 |
580ps/8,250rpm |
最大トルク |
55.0kgm/6,500rpm |
新車価格(税込) |
2,584万円 |
中古相場価格(税込) |
2,225万円~3,075万円 |
(2021年1月時点の情報です)
上記の表から最高出力・最大トルクがLP6 10-4モデルよりも下げられていることがお分かりでしょう。ランボルギーニの中でも運転しやすさを目指しているのかもしれません。
LP580-2 スパイダーのスペック
LP580-2にもスパイダーグレード・オープンモデルがラインナップしています。2016年11月に発表されました。LP580-2と同様スペックですが、車両重量はクーペタイプよりも100kgほど重くなっています。
エンジン |
V型10気筒DOHC 40バルブ |
駆動方式 |
RWD |
トランスミッション |
7速デュアルクラッチ |
最高出力 |
580ps/8,250rpm |
最大トルク |
55.0kgm/6,500rpm |
新車価格(税込) |
2,842万円 |
中古相場価格(税込) |
2,480万円~2,700万円 |
(2021年1月時点の情報です)
ランボルギーニ ウラカン ぺルフォルマンテ特徴と中古相場価格
ウラカンのラインナップとして、2017年ジュネーブショーで発表されたぺルフォルマンテは忘れてはならない存在です。スーパースポーツカーのコンセプトを塗り替えたとも言われています。究極の技術を集結し、これまでの性能を徹底的に見直し改良を図った賜物でしょう。エクステリア・インテリアデザインは美しさが強調されています。
カーボンを多用したハイスペックモデル
ウラカン ぺルフォルマンテは、ランボルギーニが特許を持つ軽量素材である特殊な鍛造カーボンファイバーで作られたフォージコンポジットを使用した結果約40kgの軽量化に成功しました。最硬派ハイパフォーマンスグレードと呼ばれている所以です。空力特性を変化させることにより走行性能を高める空力デバイスが特徴でグリルレスデザインとなっています。
ぺルフォルマンテのスペック
エンジン |
90度V型10気筒、 MPI(マルチポイントインデクション)+IDS(成層直噴) |
駆動方式 |
4WD |
トランスミッション |
7速デュアルクラッチギアチェンジLDF |
最高出力 |
470kW/8,000rpm |
最大トルク |
600N・m/6,500rpm |
新車価格(税込) |
3,482万円 |
中古相場価格(税込) |
2,950万円~3,410万円 |
(2021年1月時点の情報です)
上記の最高出力から推測できるように640馬力まで増強されたぺルフォルマンテには、アクティブエアロシステムが搭載されていることが特徴です。LP6 10-4に比べて全長が53mm短くなり、車両重量は30kg重くなりました。0~100km/H加速は2.9秒を誇っています。
ぺルフォルマンテ スパイダー
2018年のジュネーブモーターショーで発表され5月に発売開始されたのが電動オープントップ仕様のぺルフォルマンテ スパイダーです。ベース車両よりも約35kg軽量されています。0~100km/h加速は3.1秒・最高速度325km/hという走行性能です。
エンジン |
V型10気筒DOHC 40バルブ |
駆動方式 |
4WD |
トランスミッション |
7速デュアルクラッチギアチェンジLDF |
最高出力 |
470kW/8,000rpm |
最大トルク |
600N・m/6,500rpm |
新車価格(税込) |
3,917万円 |
中古相場価格(税込) |
3,799万円~3,980万円 |
(2021年1月時点の情報です)
ランボルギーニ ウラカン EVO特徴と中古相場価格
ぺルフォルマンテをベースとして次世代車両利器月制御と空気力学を取り入れたウラカンの最終進化形とも呼ばれているウラカン EVOは2019年に発表されました。EVOとは「エボリューション」の略で進化させたい思いから名付けられています。後輪駆動方式のEVO RWDも発売されました。
デザインとテクノロジーを兼ね備えたモデル
Yの字を横方向に90度回転させ大型化した台形デザインが特徴です。ぺルフォルマンテとほぼ同様のスペックとなっています。LDVIと呼ばれる中央処理装置を採用し、ドライバーの動きとニーズなどの意図を予想・認識することができるのは驚きです。第一世代ウラカンに比べて約5~7倍のダウンフォースと空力性能の向上を実現しています。
EVOのスペック
エンジン |
V型10気筒DOHC 40バルブ |
駆動方式 |
4WD |
トランスミッション |
デュアルクラッチ式7段自動MT(電子制御式湿式多板クラッチ) |
最高出力 |
470kW(640ps)/8,000rpm |
最大トルク |
600N・m/6,500rpm |
新車価格(税込) |
3,282.8万円 |
中古相場価格(税込) |
3,350万円 |
(2021年1月時点の情報です)
ぺルフォルマンテがサーキット走行を好む限定ユーザーを対象としているのに対して、フェイスリフトモデルと呼ばれることも多いEVOは日常での乗りやすさも意識しているため幅広い層のユーザーを対象にしていると言えるかもしれません。中古車市場にはあまり流通していないのが現状です。
EVO RWDのスペック
2020年に後輪駆動方式EVO RWDが発表されました。フロントの駆動機構や後輪操舵システムを取り外すことにより軽量化を実現しています。スポーツカーの中では視界が良いため一般道でも扱いやすいことが特徴です。0~100km/h加速は3.3秒となっています。オープンモデル スパイダーもラインナップされていますので比較検討できるかもしれません。
エンジン |
V型10気筒DOHC 40バルブ |
駆動方式 |
RWD |
トランスミッション |
デュアルクラッチ式7段自動MT(電子制御式湿式多板クラッチ) |
最高出力 |
449kW(610ps)/8,000rpm |
最大トルク |
560N・m/6,500rpm |
新車価格(税込) |
2,654万円 |
中古相場価格(税込) |
2,135万円~2,390万円 |
(2021年1月時点の情報です)
FLUO CAPSULE
2020年11月に欧州で発表された2021年モデルウラカン EVO FLUO CAPSULEもチェックすることができるでしょう。名前の「FLUO」とはイタリア語で「蛍光」を意味しており、エクステリアの鮮烈なバイカラーが特徴です。
ボディカラーはVerde Shock(グリーン)・Arancio Livrea(オレンジ)・Celeste Fedra(ブルー)・Arancio Dac(オレンジ)・Giallo Clarus(イエロー)が展開されています。マットブラックのルーフ・フロントバンパー・サイドスカートとの組み合わせを自分の好みで選択することができるでしょう。フラッグとヘッドレストのランボルギーニ・シールドロゴ刺繍はボディカラーと同色となり上質なオシャレを楽し目ることが魅力です。
日本への導入時期や車両価格などは未定ですので発表を楽しみに待つことができるでしょう。
(2021年1月時点の情報です)
STOのスペック
2020年11月にランボルギーニGTレースのノウハウを凝縮しレーシングカー最高のレプリカと評される究極モデル STOも日本上陸を果たしました。レーシングカーそのものの外観にもかかわらず、現状のままナンバー取得可能な趣味性の高いロードカーであることが特徴です。最新のインフォテイメントが装備されており、0~100km/h加速は3.0秒・最高速度310km/hとなっています。
カタログモデルで、他のモデル同様インテリア・エクステリアを自分好みにフルカスタマイズできることも魅了の一つでしょう。まだ発表されて間もないので中古車市場はおろか、新車売れ行きの推移を見守るのは楽しみです。
エンジン |
V型10気筒DOHC 40バルブ |
駆動方式 |
RWD |
トランスミッション |
7速DCT |
最高出力 |
470kW(640ps)/8,000rpm |
最大トルク |
565N・m/6,500rpm |
新車価格(税込) |
4,125万円 |
中古相場価格 |
― |
(2021年1月時点の情報です)
ランボルギーニ ウラカンは中古で買える
ランボルギーニ ウラカンを中古で購入することは可能ですが、他の乗用車とは違い中古だからといって価格が大幅に下がるわけではないことに注意しましょう。モデルによっても異なりますが、カスタマイズされたものやプレミアがついたものは新車価格よりも高くなっていることもあります。
認定中古車または中古車販売店
ランボルギーニも他のメーカー同様中古車市場にも力を入れ始めていることにお気づきかもしれません。ですから中古車購入先の選択肢は広がってきています。大手中古車販売店でランボルギーニを購入できる場合もあることでしょう。
ただし中古車を購入する場合は価格だけではなく品質にも注意しなければなりません。その点を考えますと、メーカーが品質を担保・保証している認定中古車の方が安心でしょう。ランボルギーニも専門の整備士が点検を行う中古車対象の認定プログラム「Selezione Lamborghini Certified Pre-owned」を開始しています。購入した後で後悔しないように品質をよく確認することが重要です。
名前についている「LP」とは?
ぺルフォルマンテ以前のランボルギーニのモデル名には「LP」が付いていることにお気づきでしょう。これはエンジンの後方縦置きを表しています。ですから「LP+数字-4」というモデル名は「エンジン後方縦置き+馬力+4WD」という意味です。
ランボルギーニCEOがステファン・ヴィンケルマン氏だった時期に使用されていることからCEOの意向が大きく影響していることを伺えるでしょう。
ランボルギーニ ウラカンには手が届かない場合のおすすめは?
「ランボルギーニ」と聞くとロードカーとして購入する際には特に、何となく憧れのままで手が届かないというイメージがあるという方は多いかもしれません。世界を代表するスーパーカーブランドには他にフェラーリやポルシェがあります。2種類のライバル車を比較してみましょう。
日常使いを意識したポルシェ
ポルシェは日常使いを意識しているスポーツカーです。燃費・整備性・メンテナンスコスト・サービス等を考えると手が届きやすいと思えるかもしれません。故障した場合の修理の迅速さにも定評があります。日常使いでスポーツカーに乗りたい方はポルシェ911を検討してみることもできるでしょう。
(2021年1月時点の情報です)
(参考:『911(ポルシェ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
非日常性を意識したフェラーリ
フェラーリはポルシェとは真逆で、あえて手が届かない非日常性を意識している車です。フェラーリならではの魅力ある個性があり、ラインナップ各モデルごとの積みわけを行って幅広い顧客層のニーズに応えています。選択肢としてフェラーリ458やFFなどを比較検討することができるでしょう。
(2021年1月時点の情報です)
(参考:『458(フェラーリ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
この記事では富裕層に人気のスーパーカーであるランボルギーニ ウラカン各モデルについてご紹介しました。各モデルともそれぞれの魅力があります。これまで頑張った自分のご褒美として購入することもできるかもしれません。現在販売されていないモデルは中古車で購入することができます。品質を保証しているネクステージに是非ご相談ください。
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