プジョー 308がマイナーチェンジ!消えたエンジンとグレードの魅力とは?
プジョーの308にマイナーチェンジが施されました。これまで2.0Lと1.6L設定だったBlueDHiディーゼルエンジンに変更がされたことがトピックの一つです。外装は落ち着いたデザインですが、近未来感のある内装で外と内のギャップが楽しめます。
マイナーチェンジに当たってエンジンやグレードが上がったことを受け、どう変わったのか気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、さらにグレードアップした308の特徴や魅力などをご紹介していくので参考にしてみてください。
※目次※
1.プジョー 308/308 SWのマイナーモデルチェンジの概要
・プジョー308のマイナーチェンジによる仕様の変更や消えた2LディーゼルとGTiはどういった車なのかをご紹介します。
・ GTiとGTラインの魅力や特徴、基本的なスペック、主な違いをご紹介します。
・308の中古車相場やマイナーチェンジ後の中古車は出回っているのかをご紹介します。
プジョー 308/308 SWのマイナーモデルチェンジの概要
2020年10月にグレード構成が見直され、装備や性能も充実するなどのマイナーチェンジが行われました。ハッチバック車の308とステーションワゴンの308SWの仕様を一部変更し、特別仕様車となる『ROADTRIP』が販売されています。
308と308SWの内容は同じですが、特別仕様車が追加されたことにより廃止されたものもあるのです。この項目では、廃止されたグレードや新たに設定された新色、機能のバージョンアップなどをご紹介するので見ていきましょう。
2LディーゼルとGTiが姿を消した
グレード構成で変わった点というのは、まず2.0Lと1.6Lが設定されていたBlueHDiディーゼル車のうち2.0Lが廃止され、1.6Lが進化して1.5Lとなったという点です。ほか、GTとアリュールの2グレードのみに絞られGTiグレードの設定がなくなりました。
これまではGTグレードに2Lディーゼルが設定されていましたが、変更に伴い1.5Lディーゼルが搭載されています。
新色の追加
新色が加わったことで既存のカラーであるダーク・ブルーとマグネット・ブルーがなくなっていますが、208シリーズで人気のある鮮やかな青色のヴァーティゴ・ブルーを追加されました。
マイナーチェンジ後のボディカラーの種類は全部で6色で、その中でもとてもシンプルでメタリックやパールなどの入っていないビアンカ・ホワイトは、受注生産となっております。
i-Cockpitのバージョンアップ
プジョーi-Cockpitが新しくなって装備されました。運転している先から目を離さなくてもいいように配置されている最新のパネルを装備したことで、デジタルの表示になり様々な機能や情報が分かりやすく表示されるようになっています。アクティブコントロールを作動しているときに、ドライブモードや運転者に合わせた情報を優先して表示してくれるパーソナルモードが設定できるのです。
価格
アリュールと特別仕様車『ROADTRIP』には1.2L PureTechガソリンエンジン、新型の1.5LクリーンディーゼルBlueHDiが設定されています。先述した通りGTはディーゼルエンジンのみの設定です。
マイナーチェンジ後の各モデルの価格は以下の通りです。全て税込価格となっています。
アリュール |
296万7,000円 |
アリュール BlueHDi |
318万円 |
ROADTRIP |
308万2,000円 |
ROADTRIP BlueHDi |
329万5,000円 |
GT BlueHDi |
344万7,000円 |
(2021年1月時点の情報です)
プジョー 308のグレード構成
308を買おうと思ったときに、様々なグレードがあり車の性能や装備がどのくらい違うのか気になる方もいるのではないでしょうか。パワーユニットも2つあり、燃料や燃費など車を維持するに当たって大切なものもご紹介していきます。さらに特別仕様車がどのような車なのかも合わせてご紹介していくので参考にしてみてください。
(参考: 『プジョー 308の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
グレード構成は3つ
グレードは大きく分けて『アリュール』『GT』『ROADTRIP』の3つとなっています。グレードの性能や装備には大きな違いがほとんどありません。アリュールは高級感が高いデザイン、GTはスポーティなデザインというように、グレードによってキャラクターで分けられています。
機能面では大きな違いがありませんが、GTはディーゼルしか選べない仕様となっているので注意が必要です。
パワーユニットは2つ
パワーユニットは、ガソリンとディーゼルの2つです。上記でも説明した通り、GTはディーゼルのみとなっています。ガソリンとディーゼルのエンジンの種類、排気量、最大出力、トルク、燃料、燃費を表にしたので比較してみてください。
|
ガソリン |
ディーゼル |
エンジン |
直列3気筒DOHC ターボチャージャー付 |
直列4気筒DOHC ターボチャージャー付 |
排気量 |
1199cc |
1498cc |
最大出力 |
96Kw(130ps)/5500rpm |
96Kw(130ps)/3750rpm |
最高トルク |
230N・m/1750rpm |
300N・m/1750rpm |
燃料 |
無鉛プレミアムガソリン |
軽油 |
燃費(WLTC) |
13.1km/L~17.6km/L |
17.6km/L~22.6km/L |
(2021年1月時点の情報です)
特別仕様車「ROADTRIP」
特別仕様車の「ROADTRIP」はアリュールのデザインを元にエクステリアやインテリアに専用の施しがされています。
インテリアの特徴はシートです。オレンジとグレーのステッチが入った専用アルカンタラ/テップレザーシート、専用のフロアマットにも同じカラーのステッチが入っています。エクステリアの特徴はROADTRIP専用のエンブレムがフロントフェンダーに装着されていることでしょう。
さらに先進運転支援機能であるパークアシストも搭載されています。こちらは死角からの追い越し車を検知するとサイドミラーに警告灯がつく機能です。
ROADTRIPのパワーユニットは、ガソリンとディーゼルのどちらかが選べます。
プジョー 308の2.0L・1.6Lディーゼルの魅力
2.0Lディーゼルが搭載されている車はGTのみとなっており、販売が終わっているので中古車でしか買うことができません。しかし2.0Lにも魅力的な点があり、この項目では、2.0Lと1.6Lディーゼルのそれぞれの魅力やBlueHDiの特徴、GT BlueHDiとアリュール BlueHDiの基本スペックをご紹介していきます。
2.0Lはパワフルさが魅力
2.0Lディーゼルは、駆動力が高く力強い走りでトルクフルが体感できるのが魅力的です。最新のテクノロジーのクリーンディーゼルを使っていることで低燃費になることも魅力の一つとなり、2016年11月の発売以来人気が高くなっています。
8速オートマチックの搭載とともにアクティブクルーズコントロールも標準で装備しているので、更にスポーティな運転性能と加速時にも静かな走りが実現しているのです。
1.6Lは滑らかな走り
1.6Lディーゼルはターボエンジンが付いていますが、車を停止させている状態から発進、加速する時に反動が少なく滑らかな走りが体感できるのが魅力となります。スペックが最高出力120ps/3500rpmで最大トルク300Nm/1750rpmとなり、低回転からの発進がとても滑らかです。
こちらは2.0Lとは違い、6速オートマチックトランスミッションが搭載されています。
BlueHDiの特徴
BlueHDiは、2016年7月に初採用されたPSAグループ開発のクリーンディーゼルです。このBlueHDiは、微粒子フィルターと尿素水溶液、選択還元触媒を合わせ持っており、エンジンを始動させたときに低温時からすぐに窒素酸化物を取り除くことができます。それと共に、微粒子フィルターを効率よく働かせる機能があるためCO2の排出量が格段に低下するのが特徴です。
BlueHDiクリーンディーゼルエンジンは、プジョー以外ではシトロエンが採用しています。
308 GT BlueHDiの基本スペック
GT BlueHDiは2.0Lの4気筒クリーンディーゼルを搭載しており、小型で軽量化のされている最新の8速オートマチックを搭載していることにより低燃費で駆動力が高く力強く走ることが出来ます。低速域からの加速時間も早くエンジンの動きが最大限に引き出されている車です。基本的なスペックを表にまとめているので参考にしてみてください。
エンジン |
直列4気筒DOHCターボ |
排気量 |
1997cc |
トランスミッション |
8AT |
最大出力 |
130Kw(177ps)/3750rpm |
最高トルク |
400N・m/2000rpm |
燃費(JC08) |
18.7km/L |
(参考: 『308 GT BlueHDiの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
308 アリュール BlueHDiの基本スペック
アリュール BlieHDiは、直列4気筒SOHCのターボが付いているエンジンを搭載しています。専用のスイッチを押すことでスポーツモードに切り替わり、重低音の排気音が鳴り響きくのです。トランスミッションは6速オートマチックとなっており、シフトアップやシフトダウンがスムーズに行えるようになっています。基本的なスペックは以下の表を参考にしてみてください。
エンジン |
直列4気筒SOHCターボ |
排気量 |
1560cc |
トランスミッション |
6AT |
最大出力 |
88Kw(120ps)/3500rpm |
最高トルク |
300N・m/1750rpm |
燃費(JC08) |
21.0km/L |
プジョー 308 GTiとGTラインの魅力
プジョースポールが手掛けているモデルのGTiと内装と外装をスポーティにしているGTラインの魅力はどういったものなのか気になる方も多いのではないでしょうか。
GTラインはスペック的に元になっている車との大きな違いはありませんが、GTiはパワーユニットが異なりガソリンエンジンのみとなっており、左ハンドルなのが特徴です。現在では中古車でしか買うことができない、この2つの車の魅力をご紹介していきます。
GTiとGTラインの違い
GTiグレードは、モータースポーツを手掛けているプジョースポールが手掛けたすポーチーモデルです。初代は2008年から設定されており、2016年に「GTi by PEUGEOT SPORT」とグレード名を改めています。6速オートマチックでこの車だけ左ハンドルのまま、初代からマイナーチェンジを行っていません。
GTラインは2015年7月からのグレードで、外装と内装がスポーティになっています。18インチのタイヤが装着されていることや、サイドスカート、専用のグリルなどが特徴です。以上の事が2つの車の異なる点となっています。
似た名前を持つグレードですがその性質は異なり、GTiの方が上級グレードと言えるでしょう。
GTi by プジョースポールの魅力
『クープ・フランシュ』という独特な2つの色を使った外装が魅力的な車です。レーシングカーを連想させる外装で、赤と黒の組み合わせや黒と青といった色が選ぶことが出来ます。
パワーユニットは1.6Lの4気筒ターボとなっていますが、最大で200psを出すことができる優れものです。燃料の噴射装置も搭載されていることで、力強さと駆動力が格段に上がっているのも魅力的となっています。
GTラインの魅力
こちらの車の魅力は、初代のGTのような外観や内装がよりスポーティになっていることでしょう。専用のシートが採用されており、レッドステッチでまとめられてLEDのフォグランプやサイドスカートといった装備が搭載されています。
DENONの9つのスピーカーが搭載されて、縦列駐車をするときや車庫入れの際に検知し自動でステアリングを操作して暮れるアシスト機能も搭載されていることが魅力です。
GTi by プジョースポールのスペック
プジョーの中でも唯一左ハンドルのGTiは、エンジンにターボが付いていることや6速マニュアルトランスミッションとなっていることが魅力となっています。その他排気量や最大出力、最高トルクを以下の表にまとめたので参考にしてみてください。
エンジン |
直列4気筒DOHCターボ |
排気量 |
1598cc |
トランスミッション |
6MT |
最大出力 |
193Kw(262ps)/6000rpm |
最高トルク |
340N・m/2100rpm |
燃費 |
- |
(参考: 『GTi by プジョースポールの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
GTラインのスペック
1.2Lの直列3気筒ターボを搭載しており、アリュールなどのベーシックのグレードと同じ動力性能でJC08モードの燃費が若干異なります。GTラインのスペックは以下の通りです。
GTi同様にお願いします。(ディーゼルは最終モデルと現行のスペックは同じです。GTラインはJC08モードの燃費が微妙に違います)
エンジン |
直列3気筒DOHCターボ |
排気量 |
1199cc |
トランスミッション |
8AT |
最大出力 |
96Kw(130ps)/5500rpm |
最高トルク |
230N・m/1750rpm |
燃費 |
17.0km/L |
(参考: 『GTラインの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
プジョー 308の中古相場をチェック!
プジョー308の様々なグレードをご紹介しましたが、新車で買うのは高い買い物になります。さらに中古車でしか買うことができない車もあるので、この項目では全体の中古車相場、2.0LBlueHDi搭載車、1.6LBlueHDi搭載車、GTiとGT ラインの中古車相場をご紹介していきます。
新型のプジョー308の中古車が出回っているのかも合わせてご紹介するので、参考にしてみてください。
全体の中古相場
308シリーズの全体的な中古車相場は、12万円から378万円となっています。前述で紹介した車以外のものも含め、年式は2008年から2020年と古いものから比較的新しいものまで多くあり中古車価格も幅が広くなっているのです。
(2021年1月時点での情報です)
2.0L BlueHDi搭載車の中古相場
2.0L BlueHDi搭載車の中古車相場は、139万円から250万円です。細かい装備などによって価格の幅が変わりますが、年式は2016年から2019年までのもので相場価格を出しています。中古車を買う時の参考にしてみてください。
(2021年1月時点での情報です)
1.6L BlueHDi搭載車の中古相場
2017年に1.6L BlueHDi搭載車のディーゼル車の生産が終わってしまっています。新車では買うことができませんので中古車で探す方法しかありません。数はそれほど流通していませんが、平均価格で211万円となっています。
(2021年1月時点での情報です)
GTi/GT ラインの中古相場
GTiは24万円から378万円となり、GTラインは118万円から260万円で人気の車種で中古車でも安くても100万円は超えます。どちらとも中古車価格に開きがあるのはオプションや走行距離などが関係しています。購入時には欲しい装備が備わっているか確認が必要です。
(2021年1月時点での情報です)
新型プジョー 308の中古車は出回っている?
新型の308はマイナーチェンジ後の車なのでまだ流通が少なく、あまり出回ってはいません。出回っている中でも中古車市場にある車は、新古車のものもあり264万円から319万円となっています。
(2021年1月時点での情報です)
PRプジョーで人気の中古車
まとめ
2020年10月にグレードが見直された308ですが、一部のグレードの仕様変更や無くなったグレードなどがあるのです。この記事では、マイナーチェンジの詳細やグレードの魅力、スペックなとご紹介しました。
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