アバルト(ABARTH)595シリーズの魅力は? 限定車も徹底解説!
コンパクト、おしゃれ、そして強い走りを兼ね備えた車を欲しいと思った方はいませんか。イタリアの小型車フィアット500のスポーツモデル『アバルト595』は愛らしい丸みがあるボディラインと確かな走り性能で日本でも人気の高い車です。
本記事では2020年に発売された限定車をはじめ、アバルト595シリーズをそれぞれ紹介していきます。「アバルト595とはどんな車なのか」「自分に合った595モデルはどれか」といった疑問もきっと解決するでしょう。中古車市場も含めて、ぜひ参考にしてください。
※目次※
2.【アバルト595】限定車シリーズの魅力とは【2020年】
・走りに強いおしゃれな車?アバルト595シリーズとは?特徴とメインモデルを紹介!
・アバルト595の限定車シリーズ。通常モデルとの違いは?各限定車モデルの特徴をみていこう!
・アバルト595を安く手に入れよう!中古車価格相場をチェック!
アバルト595シリーズとは
アバルト595シリーズに関して「どれくらい人気を得ているのか」「現行モデルの性能はどんなものか」知らない方もいるのではないでしょうか。まずこの項目で595シリーズの歴史と現状、そして各モデルの詳細を確認していきましょう。
【人気の595シリーズ】合計販売台数が過去最高に!
アバルト595シリーズはベースモデルのフィアット500シリーズのデビューから数えると12年が経ちます。そして販売開始から12年目で、アバルト595シリーズは過去最高の2628台という販売台数を記録しました。現在では、街中でみかけないことの方が少ないほどの人気車となっています。
2019年4月から11月にかけて、アバルト・ブランド創立70周年を記念したファン感謝イベント「ABARTH DAY」が行われたことが好調の理由のひとつといえるでしょう。
またフィット全体でみると購入者の女性比率が62%、アバルトではMT比率が48%であることがわかっています。アバルトおよびフィットシリーズは可愛らしいデザインと高い走り性能を両立した車です。そのような独自の層からのニーズが人気の獲得につながったのかもしれません。
アバルト595
アバルト595シリーズは2017年2月、マイナーチェンジが施されました。それまではアバルト500という名称でしたが、このときから、すべてのグレードが595に統一されています。可愛らしさの中のアグレッシブなデザインと刺激的な走りが強化されました。
アバルト595シリーズの中で「アバルト595」はスタンダードモデルとなるひとつのグレードです。最大トルク180N・m/2000rpmと決して高い数値ではありませんが、1110kgという軽い重量でエンジンの伸びは軽快なため、街中でも操作性や加速感を十分に楽しめるでしょう。
またダッシュ上でスポーツモードに切り替えることが可能で、その際には最大トルクが210N・m/3000rpmとなります。より攻めた走りを楽しみたいという方には非常に嬉しい機能ではないでしょうか。
(参考: 『アバルト595(アバルト)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アバルト595 コンペティツィオーネ
「595コンペティツィオーネ」は595を踏襲した伝統を引き継ぐモデルです。内装、外装ともにハードかつスポーティーに設計されています。
『通常時:最大トルク230N・m/2000rpm、スポーツモード時:250N・m/3000rpm』と、エンジン性能もより強化されたサーキット仕様のため、スポーツドライビング向きの車といえるでしょう。595シリーズの中では最強のスペックを所持しているため、ワインディングロードでも爽快な走りが楽しみたいという方におすすめのモデルです。
(参考: 『アバルト595(アバルト)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アバルト595/595C ツーリズモ
アバルト595ツーリズモは『通常時:最大トルク210N・m/2000rpm、スポーツモード時:230N・m/2250rpm』とシリーズの中では中間的な性能です。最高出力165ps/5500rpmを誇るエンジンとATモード付5速シーケンシャルトランスミッションによる低速域から中速域での加速の伸びが魅力といえます。
前席がヘッドレスト一体型スポーツシートとなっているため、ロングドライブも少ない疲労で快適に過ごすことができるでしょう。アグレッシブな走りと日常的なドライブ、どちらにも適しているため、汎用的な使い方を求める方におすすめです。
また「595ツーリズモ」はカブリオレ仕様の595Cモデルも存在しています。カブリオレ仕様とは、簡単に言うと屋根が開くタイプのモデルです。風を感じながら開放的な走りを楽しみたい方は、選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
(参考: 『アバルト595(アバルト)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
【アバルト595】限定車シリーズの魅力とは【2020年】
アバルト595に限定車シリーズが追加されたことをご存じでしょうか。その希少なモデルはどのような性能を所持しているのか、気になる方も多いでしょう。
この項目で「スコルピオーネオーロ」「エッセエッセ」「ピスタ」といった3つのモデルの詳細を解説します。各モデルを比較しながら参考にしてください。
アバルト595/595C スコルピオーネオーロの魅力
アバルト595 スコルピオーネオーロは2020年11月7日に世界限定2000台で販売されました。このうち日本では200台が販売されています。
「スコルピオーネオーロ」はイタリア語で黄金のサソリの意味です。黒のボディカラーをベースとして、ロゴバッジやホイールなど、ゴールドのアクセントが加わった外観でシックでありながら独特な派手さを纏っています。
インテリアも刺繍が入った専用スポーツシートや、サウンドにこだわったBeats製オーディオなど特別装備が多数施されてました。
595ツーリズモをベースに設計されているためエンジンやサスペンションは引き継がれています。1.4L直列4気筒ガソリンエンジンにアクティブエキゾーストシステムが加わったチューニングで最高速218km/hという走行パワーを十分に発揮してくれるでしょう。燃費(WLTCモード)は5MTが14.2km/L、MTAが13.4km/Lです。
トランスミッションがMTAと5MTの2種類、ハンドル位置とステアリングも右と左の2種類が用意されています。MTA(ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション)は2ペダルです。
【スペック/価格】595 スコルピオーネオーロ
以下、限定車アバルト595 スコルピオーネオーロのスペックおよび価格です。今回はMTタイプのスペックを記載します。
595 Scorpioneoro(MT)主要諸元 |
|
価格 |
368万円 |
寸法 |
全長3660×全幅1625×1505mm |
ホイールサイズ |
2300mm |
重量 |
1120kg |
エンジン |
直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ |
最大出力 |
121Kw(165ps)/ 5500rpm |
ステアリング形式 |
ラック & ピニオン(電動パワーアシスト付) |
(2021年1月時点の情報です)
アバルト595/595C エッセエッセの魅力
アバルト595 エッセエッセは2020年9月19日に305台限定で販売されました。1963年に登場した元祖フィアット・アバルトSSを現代風にオマージュする形で設計されています。
ボディカラーはグレー、アルミホイールやサイドストライプなどはホワイトで装飾されています。元祖フィアットの面影を残しながらも現代的なリファインが施されました。
インテリアも「ABARTH」という赤いステッチが入った専用Sabelt製スポーツシートや、専用カーボンインストルメントパネルを採用するなどこだわって設計されています。
通常モデルの最上グレードとなるコンペティツィオーネに設計されており、エンジンやサスペンションは引き継がれています。トランスミッションがペダル2つのMTAと5MTの2種類で燃費(WLTCモード)は5MTが13.1km/L、MTAが13.4km/Lです。エキゾーストシステムも通常とは違う装備が搭載されているため、迫力ある排気音を感じられるでしょう。
またカブリオレ仕様のグレード、595Cモデルが存在するため、好みに応じて選択できます。ただしハンドル位置は全車右ハンドル仕様です。
【スペック/価格】595 エッセエッセ
以下、限定車アバルト595 エッセエッセのスペックおよび価格です。最上グレードで限定モデルのため、他と比べても価格は高く設定されています。トランスミッション、595/595Cで多少違いがありますが、ここではMTタイプの595の詳細を記載しました。
595 esseesse(MT)主要諸元 |
|
価格 |
403万円 |
寸法 |
全長3660×全幅1625×1505mm |
ホイールサイズ |
2300mm |
重量 |
1120kg |
エンジン |
直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ |
最大出力 |
132Kw(180ps)/ 5500rpm |
ステアリング形式 |
ラック & ピニオン(電動パワーアシスト付) |
(2021年1月時点の情報です)
アバルト595/595C ピスタの魅力
鮮やかなブルーのボディカラーと黄色のアクセント「Pista」の専用ロゴが特徴のアバルト595 ピスタの詳細をみていきましょう。
595/595C ピスタは2020年5月16日、240台限定で発売されました。Pista(ピスタ)とは、イタリア語で「サーキット」の意味です。その名の通りベース車は595ですが、ギャレット製の大径ターボとレコードモンツァ エキゾーストシステムを組み合わせたエンジンで最大出力もアップしています。
ホイールサイズも1インチアップの17インチとなりました。その他にもリアサスペンションにKONI製FSDショックアブソーバーを搭載、さらに加速力、レスポンスもアップデートされているため、595より595ツーリズモに近い性能を感じられるでしょう。
ボディタイプは595/595C(カブリオレタイプ)の2種類、トランスミッションも5MTとMTAの2種類のため、組み合わせで4種類から選択できます。
インテリアはエクステリアと違い、黒一色で統一されています。フルオートエアコンやリヤプライバシーガラス、ハイバック式のファブリックシートといった充実した装備です。
燃費はトランスミッションで異なっており、5MTが15.6km/L(JC08モード)、MTAが13.9km/L(JC08モード)です。
【スペック/価格】595C ピスタ
以下、限定車アバルト595C ピスタのスペックおよび価格です。ベースとなった595(MT)よりも30万ほど高くなりますが595ツーリズモに近い性能を考慮すれば、非常にコスパの良い車といえるでしょう。
トランスミッション、595/595Cで多少違いがありますが、ここではMTタイプの595の詳細を記載しました。
595 Pista(MT)主要諸元 |
|
価格 |
328万円 |
寸法 |
全長3660×全幅1625×1505mm |
ホイールサイズ |
2300mm |
重量 |
1120kg |
エンジン |
直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ |
最大出力 |
121Kw(165ps)/ 5500rpm |
ステアリング形式 |
ラック & ピニオン(電動パワーアシスト付) |
(2021年1月時点の情報です)
アバルト595の中古車を買うなら価格相場をチェック!
現在、アバルト595のベースとなるフィアット500の新型がEV(電気自動車)として発表されているため、現行アバルト595もEVに変わる可能性もあります。
その場合、今後ガソリンタイプのモデルは少なくなっていくことも考えられます。今回の限定車も販売台数を考えると、エンジン搭載モデルを手に入れるチャンスだったかもしれません。
これまでの記述をみてもらえれば分かる通りアバルト595を新車で購入するとなると、最低でも300万円が予算として必要となります。「できるかぎり安く買いたい」「今のうちにエンジン搭載モデルを購入したい」という方は、この項目で紹介する相場をみて中古車の購入を考えてはいかがでしょうか。
595 ベースグレード
アバルト595 ベースグレードの中古車価格相場は190万~370万円程度です。セミオートマの場合、クラッチ残量や、経年劣化によるコンプレッサーの劣化もあるのでエアコンの故障に注意する必要があります。販売店次第ですが、できるかぎり試乗して状態を確認しておくといいでしょう。(2021年1月時点の情報です)
595 コンペティツィオーネ
アバルト595 コンペティツィオーネの中古車価格相場は120万~400万円程度です。小さくて速くて楽しい車が好きな方にはコンペティツィオーネがおすすめですが、定期点検やオイル交換などは必ず必要になるので、購入前にディーラーに費用を聞いておくといいでしょう。
(2021年1月時点の情報です)
595 ツーリズモ
アバルト595 ツーリズモの中古車価格相場は100万~340万円程度です。相対的に安くなっているのは、走行距離が大きいものが多く出品されていることが原因と考えられます。
新車ツーリズモを諦めていたが、中古車なら手が届くという方は、ぜひ検討してみてください。
(2021年1月時点の情報です)
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まとめ
本記事では2020年に発売された限定車をはじめ、アバルト595シリーズの詳細を解説いたしました。「コンパクト」「おしゃれ」「走りやすさ」すべて兼ね備えた車であるということがわかっていただけたのではないでしょうか。
この機会に中古車で購入したいと思った方は、ネクステージをご利用ください。グレード、年式の幅広さ、車の質にも自信を持って販売している他、今回紹介したアバルト595シリーズの在庫も揃っております。相談から承っておりますので、ぜひ一度ネクステージに気軽にご連絡ください。
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