プジョー208がモデルチェンジ!先代からの変化とライバル車をご紹介!
プジョーはフランス産のコンパクトモデルです。モデルチェンジしたプジョー208は新世代のプラットフォームをが開発されました。日本でも人気があった初代207を上回るヒットが期待されます。そしてプジョーは真ん中に「0」が入った車名を採用してきました。
そこでそんなプジョーのモデルチェンジについて、先代からの変化やライバル車をご紹介しながら解説していきます。
※目次※
・新型プジョー208が先代とどう変わったか
・新型プジョー208の価格とスペック
・新型プジョー208のライバル車と燃費について
新型プジョー208は先代からどう変わった?
プジョーのコンパクトハッチバック208は2012年のデビューです。新型プジョー208が2019年にモデルチェンジしました。(日本での発売は2020年7月です。)新プラットフォームCMPがベースで先代のPF1プラットフォームと比べて30㎏の軽量化が実現され、空力性能を改善し振動レベルも低減しています。
ここでは変化した部分を先代と比較しながら見ていきましょう。
新しいプラットフォーム
少し前述しましたが、新型プジョー208はPSAのB/Cセグメント用のプラットフォームCMPがベースで、DS3クロスバックから採用が始まりました。PSAの新しいプラットフォームになり、30㎏の軽量化が実現されICEとEVという両輪を携えているのです。ICEとはインターナル・コンバッション・エンジンの略で日本語では内燃機関のことを指します。
エンジンとトランスミッション
以前のプジョー・シトロエンでは「AL4」形式の4速ATを搭載していました。先代のプジョー208初期モデルはこの「AL4」を搭載しています。2014年には5速のシングルクラッチのAMT「ETG5」を搭載しましが2015年にはきっぱりとあきらめて6速のトルコンATに変更しました。そして今回の新型プジョー208は8速ATを採用です。
エンジンは環境問題への取り組みは最優先事項よいえますが、ドライビングプレジャーを犠牲にはせず燃費効率を向上させるエンジンを開発しました。そのエンジンにはPureTechエンジン・BlueHDiエンジンがあります。またトランスミッションはアートマチックトランスミッションEATを採用しました。
ピュアEV車が登場
グループPSAジャパンは、プジョーのコンパクトハッチバックである新型「208」、電気自動車(EV)である「e-208」の販売発表を2020年7月に発表し発売を開始しました。ボディーカラーに合わせた専用ラジエーターグリルや、角度によって色調が変化するライオンのエンブレムなどのディテール以外のデザインは共通になります。
リチウムイオンバッテリーを使用し、バッテリーの容量は50kWhで航続距離は欧州のWLTPモード340㎞です。充電方式は以下を参照ください。
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100%充電 |
50㎞充電 |
80%充電 |
車載ケーブルによるコンセント型 普通充電 |
約18時間 |
約4時間弱 |
― |
ウオールボックス型普通充電器 による充電 |
約9時間 |
約2時間弱 |
― |
CHAdeMO(チャデモ)方式での 急速充電 |
― |
― |
約50分 |
*時間は目安となる充電時間です。
200Vの普通充電とCHAdeMO(チャデモ)急速充電に対応し、コンセントタイプに対応できる3kW・15A・200Vケーブルが標準搭載されています。バッテリーは8年または16万㎞の性能保証が付き、スマートフォンから充電操作ができるようになる専用アプリ「eリモートコントロール」が無償提供されました。
スマートフォンからの遠隔操作で予約充電やエアコン操作が可能です。
ボディサイズの変化
日本では狭い道でも対面通行が少なくないことや、駐車場の1区画のスペースが狭いなどで車両間隔が気になることが多いのではないでしょうか。そこでここではボディサイズについて先代と比較しながら見ていきましょう。
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先代 |
新型 |
全長 |
3,973㎜ |
4,055㎜ |
全幅 |
1,739㎜ |
1,745㎜ |
全高 |
1,460㎜ |
1,430㎜ |
ミラーtoミラー |
2,004㎜ |
1,960㎜ |
*フランス仕様のカタログを参照しています。
ボディサイズの拡大は最小限に抑えられています。前述しましたが気になりがちな全幅は6ミリ増していますがほとんど気にならないレベルではないでしょうか。ミラーを含めた実質的な全幅のミラーtoミラーは44㎜も縮小されています。
ヨーロッパも日本同様に道が狭く一方通行も多く、路上駐車が許容されているため全幅やミラーtoミラーの拡大は気にされないようです。新型プジョー208は先代以上に日本の交通環境に適しているモデルと期待できます。
3D i-Cockpit
プジョー独自の i-Cockpitが新バージョンの「3D i-Cockpit」に進化しました。乗員を包み込むようなコックピットな感覚が味わえます。シートは体幹、腰をしっかりと支え快適なドライブをサポートしてくれ、GTラインにはホールド性が高いダイナミックシート、アリュールには疲れにくいコンフォートシートを装備しました。
メーターやセンターパネルはすべての情報が見やすくドライバーの視界の中に収まるように計算されて配置されています。
先進運転支援システム
新型プジョー208は最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用しています。各所に搭載されたCCDカメラ、レーダー、超音波ソナーなどのセンサーにより車の周辺の情報を素早く察知して安全運転を支援してくれるのです。前方車両との距離や速度を検知し一定の車間距離を保ちます。
アクティブクルーズコントロールは停車・発進機能を搭載し、前方車両と一定距離を維持しながら追従走行をし停車すると減速しながら自動停車します。前方車両が3秒以内に発進すると自動的に再発信し、前方車両が3秒以上停車してから発進するときはワンタッチで設定速度まで回復するのです。
レーンポジショニングアシストはアクティブクルーズコントロール中ほぼ全域でステアリング補正をします。車線内の一定位置を保ったまま走行できるシステムです。
新型プジョー208のグレード別価格とスペック
プジョーのグレードは基本的に装備の違いだけで、ガソリン車・EV車どちらも同等になるよう考えられて作られています。そんな新型208には3つのグレードがあり、新型プジョー208のグレード別価格、スペックはどのようになっているのでしょうか。
スタイル
新型208スタイルは受注生産となります。
価格は239万9,000円~となり、プジョーの中では最廉価となります。個性的なデザインで軽快な走りのエッセンスが楽しめるモデルです。主要装備は全モデル共通で搭載されますが、3D i-Cockpitは非搭載となります。またEV設定はありません。
アリュール
中間グレードです。新型208アリュールはシーンを選ばないマルチな上級モデルで、e-208アリュールはデザイン・スペース・装備はガソリン車と共通になります。シートは3D i-Cockpitを採用しています。価格は以下の通りです。
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新型208 アリュール |
新型e-208 アリュール |
価格 |
259万9,000円~ |
389万9,000円~ |
GTライン
最上位のグレードです。新型208GTラインは精悍でアグレッシブなエクステリアで豊富な装備を誇るスポーティなモデルになり、e-208GTラインは208GTライン同様精悍でアグレッシブなエクステリアで豊富な装備を誇るe-208のスポーティモデルになります。
ライトはひと目でプジョーと分かるライオンの3本爪をイメージとしたフルLEDヘッドライトや下方に伸びるデイタイムランニングライトが特徴です。価格は以下の通りです。
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新型208 GTライン |
新型e-208 GTライン |
価格 |
293万円~ |
423万円~ |
プジョー208基本スペック
新型プジョー208のスタイルは受注生産のためアリュール・GTラインの基本スペックを見ていきましょう。
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新型208 アリュール |
新型208 GTライン |
全長 |
4,095㎜ |
4,095㎜ |
全幅 |
1,745㎜ |
1,745㎜ |
全高 |
1,445㎜ |
1,465㎜ |
ホイールベース |
2,540㎜ |
2,540㎜ |
最高出力 |
74Kw(100ps) |
74Kw(100ps) |
最大トルク |
250N・m/1,750rpm |
250N・m/1,750rpm |
タイヤサイズ |
195/55R16 |
205/45R17 |
新型プジョー208のガソリン車は3種類あります。その違いとしては、シートの表皮マテリアルの違い、GTラインのみパノラミックガラスルーフがオプションで設定できるところです。新型プジョー208はフルモデルチェンジですので中間グレードのアリュール、上級グレードのGTライン悩まれる方も多いのではないでしょうか。
プジョー e-208基本スペック
新型プジョーe-208の基本スペックを見ていきましょう。
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e-208 アリュール |
e-208 GTライン |
全長 |
4,095㎜ |
4,095㎜ |
全幅 |
1,745㎜ |
1,745㎜ |
全高 |
1,445㎜ |
1,465㎜ |
定格出力 |
57Kw |
57Kw |
最大出力 |
100Kw(136ps)/5,500rpm |
100Kw(136ps)/5,500rpm |
最大トルク |
260N・m/300-3,674rpm |
260N・m/300-3,674rpm |
タイヤサイズ |
195/55R16 |
205/44R17 |
e-208はEV車です。車体のサイズはガソリン車と同じで、充電方式は前述しました3種類(コンセント型・ウオールボックス型・チャデモ方式)ですので日本で困ることはないと思われます。
新型プジョー208のライバル車は?燃費も比較!
新型プジョー208のライバル車にはどのような車があるのでしょうか。ここでは国産車のマツダ2(マツダ)、フランスのルーテシア(ルノー)、ドイツのポロ(フォルクスワーゲン)で比較をしながら見ていきましょう。
ルーテシア(ルノー)
新型プジョー208のライバル車として、ここでは中間グレードのインテンスのスペックを解説します。
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新型ルーテシア インテンス |
全長 |
4,075㎜ |
全幅 |
1,725㎜ |
全高 |
1,470㎜ |
エンジンタイプ |
ターボ |
排気量 |
1,333㏄ |
変速(トランスミッション) |
7速DCT |
最大出力 |
131ps/5,000rpm |
最大トルク |
24.5kg-m/1,600rpm |
価格 |
256万9,000円~ |
ルーテシアが新型にフルモデルチェンジ2020年11月に発売されました。新型は5代目になり、ゼン(受注生産)・インテンス・インテンステックパックの3グレードがあります。ボディサイズは従来よりもコンパクトになりました。
燃費比較
新型プジョー208と新型ルーテシアの燃費を比較したいと思います。
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新型プジョー208 |
新型ルーテシア |
燃費(JC08モード) |
19.5km/L |
19.1km/L |
新型プジョー208は、JC08モードで約7%改善されました。それほど大きな差はありませんが新型プジョー208の方が多少燃費が良いようです。
ポロ(フォルクスワーゲン)
新型プジョー208のライバル車としてここではポロのコンフォートラインのスペックを見ていきましょう。
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ポロ コンフォートライン |
全長 |
4,060㎜ |
全幅 |
1,750㎜ |
全高 |
1,450㎜ |
エンジンタイプ |
インタークーラー付きターボ |
排気量 |
999㏄ |
変速(トランスミッション) |
自動7段(前進)1段(後退) |
最大出力 |
70Kw(95PS)/5,000~5,500rpm |
最大トルク |
175N・m(17.9kgm)/2,000~3,500rpm |
価格 |
259万9,000円~ |
フォルクスワーゲンといえばゴルフを思い浮かべる方が多いと思われますが、コンパクトカーでベストセラーといえばポロでしょう。ゴルフの弟分で1975年に誕生しました。現行モデルは6代目にあたり2018年3月に発売されました。
(参考:『ポロ(フォルクスワーゲン)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
燃費比較
新型プジョー208とポロのコンフォートラインの燃費を比較しながら見ていきましょう。
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新型プジョー 208 |
ポロ コンフォート |
燃費 |
19.5km/L |
19.3㎞/L |
新型プジョー208とポロのコンフォートの燃費はほとんど差がないようです。ポロのコンフォートは力強い走りと優れた燃費性能も魅力の1つです。
マツダ2(マツダ)
新型プジョー208のライバル車としてここではマツダ2の15S Lパッケージのスペックを見ていきましょう。
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マツダ2 15S Lパッケージ |
全長 |
4,065㎜ |
全幅 |
1,695㎜ |
全高 |
1,500~1,550㎜ |
エンジンタイプ |
ガソリン |
排気量 |
1.496L |
変速 |
6速 |
最大出力 |
81Kw(110ps)/6,000rpm |
最大トルク |
141N・m(14kgf4m)/4,000rpm |
価格 |
209万円~ |
マツダ・デミオから解明しマツダ2となり、最新テクノロジーを搭載、充実の安全性、快適装備、上質レザーシートを備えました。マツダ2の15SLパッケージは上級モデルになり、加速にメリハリがあります。
(参考:『マツダ2(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
燃費比較
新型プジョー208とマツダ2の15SLパッケージの燃費を比較しながら見ていきましょう。
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新型プジョー208 |
マツダ2 15SLパッケージ |
燃費 |
19.5km/L |
19.0㎞/L |
マツダ2はこれまで日本で使われてきたJC08モードの燃費に変わりWLTCモードの認可を取得しています。また実燃費の向上に貢献できる減速エネルギー回生システムなどのさまざまな機能を搭載し特徴としているのです。
プジョー208を中古で買うなら
国内でフランス車はここ数年急成長してきています。しかし国内の大衆車より割高になってしまうため中古車での購入を検討される方も多いと思いでしょう。そこでここでは中古車を購入するときのポイントを参考にしていただけるように見ていきましょう。
新型プジョー208
前述したように新型プジョー208は2020年7月に日本で発売となりました。そのため中古車としての台数も少なく、価格もまだそれほど下がっていないです。新型プジョー208の中古車をご希望の方は中古車を見かけたときはご検討されるといいタイミングかもしれません。
(2021年1月時点での情報です)
先代プジョー208
先代プジョー208は2012年~2020年間での長い期間のモデルです。ですので年式で価格が大きく変わってきます。プジョーはどの年式でも探しやすい車と言えるでしょう。2015年のマイナーチェンジ前後では相場が変わってきます。価格を重視でお探しの場合は2015年10月以前の前期型がいいかもしれません。
(参考:『プジョー 208(プジョー)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
先代プジョーはエンジンやドア数に注意
初期のプジョーのグレード、エンジンや変速、ドア数を見ていきましょう。
・プレミアム:4気筒1.6L,4AT,5ドア
・シエロ:4気筒1.6L,4AT,5ドア(プレミアムより装備がすこし豪華)
・アリュール:3気筒,1.2L,5MT,3ドア
・GT:4気筒1.6Lターボ,6MT,3ドア
・GTi:4気筒1.6Lターボ,6MT,3ドア
上記のようにグレードによってエンジン、ドア数に変化がでてきます。14年1月からプレミアム・アリュール・シエロが3気筒1.2L,5速セミATに変更されました。15年5月には5速セミATは廃止されました。先代プジョーを購入の際はグレード、年代によりエンジンやドア数が違いますので注意してください。
プジョーのメンテナンス代は高い?
プジョーの代表的な故障にエアコンの修理があり、エアコンはコンプレッサーの交換で15~20万円、コンプレッサー交換に加えてエバボレーターのガス漏れが見つかった場合は20~30万円といわれています。コンプレッサーはいずれ使用できなくなりますので交換は必須となるのです。
このことからエアコン周りの修理が必要になってしまうとメンテナンス代が高額になってきてしまいます。
EV車を中古で買う時の注意点
EV車の普及が進み始めている昨今、中古車市場にもEV車が増えてくるでしょう。EV車もガソリン車に近い価格になってきているため購入する機会も増えるかもしれません。しかし、中古EV車はバッテリーの劣化で航続距離が短くなってしまったりとガソリン車とは違う問題がでてしまうのです。
EV車にはバッテリーは心臓部ですので中古車に限らずですが保証期間や保証内容はよく確認することをおすすめします。
PR高品質なプジョーの中古車
※価格は支払総額
まとめ
プジョー208が長きにわたり販売されてきましたが、新型プジョー208が2020年にモデルチェンジとなり発売されました。新型プジョーはまだ中古車も少ないですが先代プジョーの年式が近い中古車は増えてきています。年式、グレードでかなりお値段に差がありますのでご希望にあったお車を見つけやすくなっているかもしれません。
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