フォルクスワーゲンポロを徹底解剖!歴代シリーズ及び中古車情報を紹介
ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが販売しているコンパクトカーが、ポロです。コンパクトカーのベンチマークともいえるポロは、今やフォルクスワーゲンの日本市場の主力車種となっています。
この記事では、時代の進化に合わせてモデルチェンジを繰り返してきたポロの歴代シリーズ及び現行シリーズを徹底紹介すると同時に、新車・中古車情報の購入方法を詳しくお伝えしていきます。ポロの購入を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
※目次※
3. ポロ速報!TSI R-Lineが2019年に追加販売!
・フォルクスワーゲンの人気車種ポロの最新モデルは2018年に販売!
・2019年にはTSI R-Lineが追加販売!
・ポロの最新モデルをお得に買いたい人や旧型モデルを買いたい人は中古車がおすすめ!
フォルクスワーゲンのコンパクトカー「ポロ」
ポロは、今までに数回、時代の進化やニーズに合わせたモデルチェンジを繰り返し行ってきました。これまで発売したモデルは、いずれもファンの熱い支持を得ています。
まずここでは、ポロという車名の由来と、歴代モデルの特色を詳しくご紹介していきます。 さらに、現行モデルについても言及していきましょう。
ポロとは?車名の由来
ポロというユニークな名前は、馬術スポーツの一種である「ポロ」と、13世紀から14世紀を生きたイタリア人の旅行家「マルコ・ポーロ」に由来している、というのが定説です。
しかし、もうひとつ、「ポロ」という名前には意外に知られていないトリビアがあるのをご存知でしょうか。実はポロに限らず、フォルクスワーゲンの有名な車種のほとんどが、「風」に由来する名前を付けているのです。
「ポロ」とは北極及び南極で常時吹く、東風の極風のことを指します。このように「ポロ」という名前の由来には、諸説あるのです。
初代ポロ86型
1975年に登場、その後1981年まで販売されていたのが、初代ポロ86型です。初代ポロはフォルクスワーゲンビートルの後継車種として販売していました。当初のエンジンは排気量900cc・出力40psでトランスミッションは4MT、そしてプラットフォームにはA01を採用しています。
初代ポロはアウディ50がベースとなった作りになっており、実質的な違いはエンブレムのみでした。初代ポロはフォルクスワーゲンのエントリーモデルを担うべく登場、南ヨーロッパにおいてフォルクスワーゲンのシェア拡大に多大な功績を残しています。
初代ポロのブレーキは4輪ドラムブレーキとなっており、フロントディスクブレーキはオプションという位置づけです。
2代目86C型
2代目ポロは、86C型と呼ばれ、1981年~1994年の間販売していました。プラットフォームはA02を採用しています。
2代目ポロは初代と比べると排気量が大幅にアップしたのが特徴で、1,043cc、1,100cc、1,300ccという3パターンの排気量となりました。ちなみに1,043cc型は初代のエンジン排気量を拡大しただけとなっています。
2代目のボディは3ドアハッチバックで、2ドアセダンにプラスしてポロクーペの3ドアクーペモデルも販売しました。
2代目ポロはフォルクスワーゲン初となる「過給機モデル」を採用するなど、現在のフォルクスワーゲンのベースとなっている技術をふんだんに採用している、という特色を持っています。
3代目6N型
1994年に発表されたのがA03のプラットフォームを採用した3代目ポロ6N型です。3代目からポロシリーズは、クラスを超えた高度なボディ剛性を誇るモデルとして進化を遂げるようになります。
さらに3代目ポロは20世紀と21世紀のはざまに誕生したという時代背景も影響し、今までのモデルよりもはるかに現代的なデザインとなっているのが特徴です。また、ステーションワゴンモデルなど、派生車が登場したことも話題となりました。
4代目9N型
2001年~2009年に販売されたモデルが4代目ポロで、9N型と呼ばれています。4代目ポロのデザインは、衝突安全性に配慮し、ボディを拡大しているのが特徴です。
さらにサイドエアバッグの採用、横滑り防止装置の設置など安全性が向上しました。
2005年9月には後期モデルが投入、フロントフェイスがよりスポーティーなものへと変更され、スポーツラインなどグレードも増加しました。
4代目に使用したプラットフォームはPQ24、同じプラットフォームを使用したものにアウディA2、セアト・イビザ、スコダ・ファビアなどがあります。
5代目6R型
2009年~2018年の現行モデルの1代前のモデルが、6R型と呼ばれる5代目ポロです。ポロ初となる7速DSG(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を採用しています。
5代目ポロは2010年には世界カー・オブ・ザ・イヤーと欧州カー・オブ・ザ・イヤー、日本カー・オブ・ザ・イヤー(輸入車部門)を獲得しました。
5代目ポロは、プラットフォームがPQ25に進化、2014年のフェイスリフトでは、PQ26プラットフォームに進化します。
ちなみに、新型モデルは「3ナンバーサイズ」に拡大しているので、この5代目モデルがポロの最後の「5ナンバーサイズ」となっています。
(参考: 『ポロ(フォルクスワーゲン)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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※価格は支払総額
2018年日本仕様車にフルモデルチェンジした新型6代目ポロ
2018年3月にフォルクスワーゲンは6代目となる新型ポロを日本で販売開始しました。
ゴルフと並ぶフォルクスワーゲンの主力車種として、日本での人気も高いポロ、いったいどのような進化を遂げたのでしょうか。ここではフルモデルチェンジを果たしたポロGTIの特徴を詳しくご紹介していきます。
スタイリングが大きく進化
モデルチェンジをしたポロのエクステリアは、アルテオン並びにティグアンの流れを汲む、フォルクスワーゲンの新デザインを採用しています。
ボンネットにデザインされたエッジを効かせた2本のラインや迫力満点のヘッドライトが新デザインの個性を主張、さらにボンネットを低く見せるフロントバンパーがワイド感を強調しました。
加えて、車の両側の上下を走っているトルネードラインでよりスポーティーなデザインとなりました。
パワーと燃費を両立
先進のテクノロジーを投入した日本初搭載となる新型4気筒直噴ターボガソリンエンジンで、パワーと燃費の両立を可能にしました。
コモンレール直噴技術の採用とターボチャージャーの過給によって、最高出力は150psまでアップしています。250N・mの最大トルクを1,500rpmという低い回転域から発生させることで、走りに余裕が生まれたのもポイントです。
さらに、気筒休止システムであるアクティブシリンダーマネジメント(ACT)で、燃料消費及び排出ガスを低減することに成功しました。
世界トップレベルの安全技術
フォルクスワーゲンは、すべての車に世界最高レベルの安全技術を標準装備しています。そのひとつが前方の歩行者や車を検知し、衝突被害の軽減をサポートするプリクラッシュブレーキシステム「Front Assist(フロントアシスト)」です。
後方死角検知機能「ブラインドスポットディテクション」は、リヤバンパーに内蔵されているレーダーセンサーを使って、後方車両や側面との車間距離や車速の差を測定します。
クルーズコントロールにレーダーセンサーを組み合わせた「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」は、あらかじめ設定したスピードを上限にして自動で加減速することで安全な車間距離を常に保つシステムです。
高い視認性と操作性
8インチの大画面タッチスクリーンとセンサーボタン、ダイヤルを採用することにより、高い視認性やスムーズで快適な操作性を実現しました。特に、センターボタンを設置したことで、まるでスマートフォンのような感覚での操作が可能になっています。
地図の縮尺変更や音量調整はダイヤル操作を採用、微調整が効くのでドライバーの好みに合わせられます。
ポロ速報!TSI R-Lineが2019年に追加販売!
2019年、6代目ポロのモデルラインナップの中に、TSI R-Lineが加わりました。先進的なパワートレーンを搭載しているポロのニューグレードTSI R-Line 、中でも新エンジン「1.5l TSI Evoエンジン」は、今後主力の機種になりうる存在です。
TSI R-Lineは6代目のその他モデルラインナップと比較して、どのような違いがあるのでしょうか。
R-Line専用のデザイン
コンパクトセグメントの車でありながら、パサートやアルテオンといった車種と同様の大型のセグメントを採用しているのがポロのR-Lineです。ワイドかつスポーティーなデザインを実現しています。
ホイールは17インチアルミホイール、シャープかつエッジの効いたデザインでR-Lineのシャープなデザインをより一層引き立てます。
さらに、スポーティーなデザインを引き立てているのがR-Line専用エアロパーツです。デザインの良さはもちろんのこと、空気の流れをコントロールすることによって高クオリティのエアロダイナミクスの実現を可能にしました。
このようにR-Lineは、ポロに採用されている基本的な素材にひと手間加えることで、より一層スタイリングの良さを引き出しているのです。
力強いドライブ性能
ポロのR-Lineは、1,210kgというコンパクトなボディにもかかわらず、150もの馬力を発揮します。その性能の秘密は新開発のエンジン「1.5lTSI Evoエンジン」にあります。これは先進テクノロジーを投入している日本初搭載の新型ターボエンジンで、最高出力は150psです。
さらに好みの走行モードを選択できるドライビングプロファイル機能を搭載、選んだモードによってステアリングやエンジン特性、ダンピング特性やギヤボックス制御プログラムを変更します。
また、電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」は、高速コーナリングの際に自動でブレーキをコントロール、スポーティーかつ正確なハンドリングをサポートするのです。
快適性が向上!
ポロのR-Lineは、「MQB」を採用することによりホイールベースを拡大、室内空間にゆとりが生まれました。特に快適性が向上したのが後部座席で、優れた安定性、剛性で上質な乗り心地を実現しています。
また、先進のデジタルディスプレイである「Active Info Display」は、スクリーンをナビ全画面モードに素早く切り替えられます。さらにマルチファンクションステアリングホイールで手元の地図を縮小もしくは拡大、運転中の手や視線の移動を最小限に減らして、快適で安全なドライブをサポートします。
ワイヤレス充電規格「Qi(チー)」も搭載され、対応するスマートフォンならエアコン操作パネル下の充電スペースにスマートフォンを置くだけで充電が可能です。
フォルクスワーゲンポロの購入方法は?
日本でも人気の高いフォルクスワーゲンのポロは、どこで購入可能なのでしょうか。ここでは、歴代のポロシリーズの購入方法を、新車及び中古車別に紹介します。
ポロの購入を検討している方、現在は生産されていないポロの旧シリーズを購入したいという方はこちらを参考になさってください。
ポロの新車はディーラーで購入可能
ポロの新車は全国に展開しているフォルクスワーゲンの正規ディーラーで購入することができます。
正規ディーラーは、フォルクスワーゲンの公式サイトから検索可能です。公式サイトからは、それぞれのディーラーの公式ウェブサイトにリンクしているので、最寄りのディーラーを検索、営業時間や定休日をすぐに調べられます。
正規ディーラーで新車を買うメリットは、保証やアフターサービスが充実している点です。一方でサブディーラーや中古車販売店に比べると価格が割高である、というデメリットもあります。
また、特定のメーカーと契約を結んでいないサブディーラーから購入するという方法も可能です。サブディーラーは店舗独自の値引きがある点がメリットですが、保証やサービスが十分でない、というデメリットがあります。
フォルクスワーゲン認定のポロ中古車の購入方法
全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーの中には「Das WeltAuto(ダス・ヴェルトアウト)」という、フォルクスワーゲン認定中古車を販売しているところもあります。
ダス・ヴェルトアウトは新車登録から10年以内、なおかつ走行距離が10万km以内の車両を選択、年式や走行距離に応じて3つのグレートに分かれています。
さらに、長期保証やロードサービス付き、フォルクスワーゲンの正規ディーラーが全面サポートしているのが特徴です。もちろんダス・ヴェルトアウトにはポロも登録されているので、正規ディーラーでポロを購入したいけれど新車は予算が……という方は、ダス・ヴェルトアウトを検討してみるのも良いでしょう。
ダス・ヴェルトアウト販売店は、フォルクスワーゲンの公式サイトから検索できます。
ポロの中古車の相場価格は?
ダス・ヴェルトアウトで販売しているポロは、新車登録から10年以内、走行距離が10万km以内に限定されているので、年式が古いモデルにはなかなか巡り合えないこともあります。初期のポロを手に入れたい、走行距離が多くてもできるだけ費用を抑えてポロを購入したい、という人は中古車販売店で買うのがおすすめです。
ポロの中古車価格の相場は以下の通りです。
ポロの中古車価格の相場 |
|
ポロ4代目モデル(税込) |
7万9,000円~75万円8,000円 |
ポロ5代目モデル(税込) |
9万8,000円~189万9,000円 |
ポロ6代目モデル(税込) |
109万9,000円~325万円 |
(2020年11月時点の情報です)
(参考:『ポロ(フォルクスワーゲン)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
高いデザイン性と快適性で日本でも人気の高いフォルクスワーゲンのコンパクトカー、ポロは旧式のモデルだとなかなか流通していないケースもあります。さらに正規ディーラーで購入するには少々値段が張ってしまうでしょう。
ポロの旧式モデルを購入したい、お手頃価格で手に入れたいという方は、中古車販売店での購入がおすすめです。ネクステージではポロの歴代モデルが取り揃っています。ポロの購入を検討される方は是非一度ネクステージのサイトをご覧ください。
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