ポルシェ・パナメーラの価格や特徴は?お得に購入する方法も紹介
ポルシェといえば、911シリーズやカイエンをイメージする方が多いと思いますが、パナメーラというユニークなモデルもそろえています。
パナメーラは、ポルシェが現在ラインアップしている唯一の4ドアセダンです。911同様に多数のモデルを展開していて、純粋にポルシェらしいスポーツ性を味わえるモデルから、長距離の旅に適したモデルも用意しています。
そこでこの記事では、パナメーラが具体的にどのようなモデル展開をしているのについて詳しく紹介します。
※目次※
1.ポルシェ・パナメーラは価格が1,000万円を超える高級車
4.ポルシェ・パナメーラの価格を少しでもお得に購入するには?
・パナメーラはロングホイールベースで室内空間が広い4ドアセダン
・2.9LのV6エンジンから4.0LのV8ハイブリッドまで多彩なパワートレインとグレードを用意
・中古車のパナメーラであれば、1,000万円以下の車体を見付けることも可能!
ポルシェ・パナメーラは価格が1,000万円を超える高級車
パナメーラは、ポルシェの4ドアセダンです。ポルシェというと、911シリーズといったスポーツモデルを想像する方も多いのではないでしょうか。パナメーラはポルシェらしいスポーツ性能を持ちつつも、4ドアセダンとしてのフォーマルさを追求しています。こまずは、パナメーラがどのような特徴を持っているか見ていきましょう。
Fセグメントの高級スポーツカー
パナメーラは、911よりも一回り大きいボディを持つFセグメントに位置する高級車です。Fセグメントとは、簡単にいえば最上級のセダンのことです。メルセデス・ベンツのSクラスやBMWの7シリーズなど、各社の最高級モデルが名を連ねています。
パナメーラは、ロングホイールベースであることが特徴のひとつといえます。その数値は 2,950mmで、911カレラの2,450mmよりも500mm長いのです。
この要因といえるのは、後席の快適性の確保でしょう。そしてこのホイールベースのおかげで、911とは異なるモデルが作れています。
「パナメーラ」とは?名前の由来
車名の「パナメーラ」とは聞きなれない言葉に感じますが、実在したレースイベントが由来です。1950年代にメキシコで「カレラ・パナメリカーナ」という公道レースがありました。パナメーラの車名の由来はそこにあります。
ちなみにポルシェは、カレラ・パナメリカーナの設立初期から参戦し、その頃から卓越したスポーツ性により頭角を現していたようです。そして見逃してはいけないのが「カレラ」の単語です。その名の通り911カレラの由来ともなっています。
パナメーラの歴史
パナメーラは2009年に初代(970型)がデビューしました。その後2013年に970型の後期がデビューし、2016年に2代目にバトンタッチします。デザインを刷新し、新開発のツインターボエンジンを採用しました。
2代目は現行型ですが、2020年からは後期型となっています。後期型ではPHEVも追加となりました。現在はボディタイプも合わせて多数のバリエーションをそろえています。
ポルシェ・パナメーラのグレードごとの特徴と新車価格
ポルシェ・パナメーラは、「ベーシック」「エグゼクティブ」と「スポーツツーリスモ」に大きく分けられ、さらに「4」「GTS」「ターボ」「ハイブリッド」などの設定があります。
これらを総合すると非常に多くのモデルラインアップとなります。ここでは、各モデルの特徴と価格を紹介します。
Panamera
パナメーラのベースグレードとなるモデルです。エンジンは2.9LのV型6気筒を採用しています。最高時速は270mを発揮し、大柄なボディでも迫力ある走行を体感できます。全長5,000mmを超えるサイズ感は、重厚感を求める方でも満足度を高められるスポーツカーといえるでしょう。
新車価格 |
1,305万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165m×全高1,423mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
2.9L |
車両重量(DIN規格) |
1,860kg |
最高速度 |
270km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera Platinum Edition
ベースグレードPanameraの特別仕様車です。プラチナ色で塗装された21インチエクスクルーシブデザインスポーツホイールなど、各種装備が充実しています。
新車価格 |
1,447万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165mm×全高1,423mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
2.9L |
車両重量(DIN規格) |
1,860kg |
最高速度 |
270km/h |
Panamera 4
駆動方式に4輪駆動を採用し、悪路での走行性能を高めたモデルです。一般的なスポーツカーには後輪駆動(RR)が多い傾向にありますが、パナメーラ 4では快適かつパワフルな走行を体感できるでしょう。2.9LのV型6気筒エンジンも力強い性能を発揮してくれるはずです。
新車価格 |
1,355万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165mm×全高1,423mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
2.9L |
車両重量(DIN規格) |
1,900kg |
最高速度 |
268km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera 4 Platinum Edition
駆動方式に4輪駆動を採用したPanamera 4の特別仕様車です。ベースグレードと同様、プラチナ色で塗装されたパーツなど、全体的に特別感を感じさせるデザインになっています。
新車価格 |
1,493万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165mm×全高1,423mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
2.9L |
車両重量(DIN規格) |
1,900kg |
最高速度 |
268km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera 4 Executive
ベースグレードよりもボディサイズがやや大きく設計されたモデルです。ホイールベースも拡大しているため、車内での過ごしやすさを重視したい方に魅力的なモデルといえます。長期間のドライブも快適に満喫できるでしょう。ちなみにパワートレインは、2.9LのV型6気筒エンジンを採用しています。
新車価格 |
1,475万円 |
ボディサイズ |
全長5,199mm×全幅2,165mm×全高1,428mm |
ホイールベース |
3,100mm |
総排気量 |
2.9L |
車両重量(DIN規格) |
2,005kg |
最高速度 |
267km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera 4 Sport Turismo
Panamera 4のスポーツモデルとして発売されたのがSport Turismoです。ベースとなるパナメーラ 4よりも高い走行性を求める方に適したモデルといえるでしょう。エンジンは2.9LのV型6気筒を搭載しています。
新車価格 |
1,402万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165mm×全高1,428mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
2.9L |
車両重量(DIN規格) |
1,930kg |
最高速度 |
263km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera 4 E-Hybrid
Panamera 4のハイブリッドモデルがこちらのPanamera 4 E-Hybridです。ハイブリッド車ならではの走行性能や環境性能になっています。
エンジンは2.9LのV型6気筒を採用し、電気モーターと組み合わせたシステム総合の最高出力は462ps(340kW)です。本モデルはPHEVなので、電気モーターのみでの走行も可能です。その場合の最大航続距離は64km(NEDCモード)となっています。
新車価格 |
1,584万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165mm×全高1,423mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
2.9L |
車両重量(DIN規格) |
2,210kg |
最高速度 |
280km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera 4 E-Hybrid Platinum Edition
Panamera 4 E-Hybridの特別仕様車です。全体的に上質なデザインになっており、プラチナに塗装されたパーツが光る1台です。
新車価格 |
1,721万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165mm×全高1,423mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
2.9L |
車両重量(DIN規格) |
2,210kg |
最高速度 |
280km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera 4 E-Hybrid Sport Turismo
Panamera 4 E-Hybridのスポーツモデルです。走行性能にフォーカスしており、よりパワフルな走りが期待できます。ハイブリッドモデルでもあるので、走行性能と環境性能を両立させた1台です。
新車価格 |
1,631万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165mm×全高1,428mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
2.9L |
車両重量(DIN規格) |
2,225kg |
最高速度 |
280km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera 4S E-Hybrid
4Sのハイブリッドモデルです。中間グレードに該当し、ベースグレードよりも装備が充実しているのがポイントです。
搭載しているパワートレインは2.9LのV型6気筒エンジン+電気モーターのハイブリッドシステムとなります。システム総出力は560ps(412kW)とより強力になり、EVモードで最大59km(NEDCモード)の走行が可能です。
新車価格 |
1,935万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165mm×全高1,423mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
2.9L |
車両重量(DIN規格) |
2,225kg |
最高速度 |
- |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera GTS
4Sとターボモデルのちょうど中間あたりに位置するグレードです。エンジンはシリーズ中で、最高の4.0LのV型8気筒ツインターボを搭載しています。駆動方式は4WDですが、力強いトラクション性能を発揮するだけではなく、ハンドリング性能にも優れています。
新車価格 |
2,013万円 |
ボディサイズ |
全長5,053mm×全幅2,165mm×全高1,417mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
4.0L |
車両重量(DIN規格) |
2,020kg |
最高速度 |
300km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera GTS Sport Turismo
Panamera GTSのスポーツモデルです。通常のモデルでも十分高い走行性能が期待できますが、より充実したドライビングを味わいたい方におすすめです。GTSよりも少し重めに作られています。
新車価格 |
2,052万円 |
ボディサイズ |
全長5,053mm×全幅2,165mm×全高1,422mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
4.0L |
車両重量(DIN規格) |
2,040kg |
最高速度 |
292km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
Panamera Turbo S
パナメーラの最上級グレードです。高い走行性能を持っており、特に速度(最高315km/h)は世界トップクラスと言えます。ロードホールディング性とエンジンパワーによって、今までにない走りを体験できるグレードです。
新車価格 |
3,003万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165mm×全高1,427mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
4.0L |
車両重量(DIN規格) |
2,080kg |
最高速度 |
315km/h |
(※2032年6月現在のデータです)
Panamera Turbo S E-Hybrid
Panamera Turbo Sのハイブリッドモデルです。抜群の走行性能に加えて環境性能が高まっており、隙のないデザインになっています。車両重量(DIN規格)は2,350kgと、Turbo Sよりも200kg以上の差があるなど、重たいボディが特徴です。
パナメーラシリーズの中で最高性能を誇るこのモデルは、4.0LのV型8気筒エンジン+電気モーターのハイブリッドシステムを採用し、システム総合出力は700ps(515kW)という驚異的なパワーを発揮します。なお、EVモードのみでも最大59km(NEDCモード)の走行が可能です。
新車価格 |
3,094万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅2,165mm×全高1,427mm |
ホイールベース |
2,950mm |
総排気量 |
4.0L |
車両重量(DIN規格) |
2,350kg |
最高速度 |
315km/h |
(※2023年6月現在のデータです)
ポルシェ・パナメーラの乗り心地や魅力は?
ポルシェ パナメーラの外観や乗り心地が気になっている方も多いでしょう。パナメーラは車のサイズが大きく作られているため、非常に大きく見える外観を持っています。
また上質なレザーシートが搭載されており、スポーツカーとは思えない乗り心地になっています。ここではパナメーラの外観や乗り心地について解説します。
威厳のある外観と走り心地
車そのもののサイズが大きく、外観からも大柄な印象を強く受ける点はパナメーラの特徴です。実際にハンドルを握って走行すると、車高の低いスポーツカーモデルとはひと味違った威厳のある感覚を体感できるでしょう。
快適な時間を提供する座席シート
高級車ならではのレーザーシートも乗り心地のよさを向上させる要素のひとつです。後部座席のシートは左右が両立しているため、乗車人数に合わせてシート位置を調整しやすいメリットもあります。ドライバーだけではなく、同乗者も快適な時間を過ごしやすいモデルといえるでしょう。
走行性を高めるスポーツプラスモード
ステアリングホイールのダイヤルでは、スポーツプラスモードを選択できます。パナメーラの真価が発揮されるモードといっても過言ではないでしょう。
スポーツプラスモードにすると、アイドリング回転が高まります。パナメーラは比較的大柄なスポーツカーですが、スポーツプラスモードに変更した瞬間、さっきまでの感覚が嘘のようなドライビングの軽さを手に入れます。
パナメーラを検討している方にとっては、ぜひ注目しておきたい機能です。
ポルシェ・パナメーラの価格を少しでもお得に購入するには?
「パナメーラを少しでもお得に手に入れたい」と希望する方は、中古車に注目して好きなモデルを探すのがおすすめです。車検の有無や保証サービスの内容を重視すると、さらなる節約が実現できるかもしれません。憧れの外車をお得に購入するためのポイントを3つご紹介します。
中古車を狙う
購入に必要な初期費用を減らしやすいのは、新車でなく中古車に絞って探す方法です。新車の半額程度で販売されているケースもあります。
上級グレードが手に入れやすい点も中古車ならではの魅力です。新車では「高すぎて手が出ない」と感じるモデルも、中古車であればリーズナブルな商品を見つけられるでしょう。ただし、極端に安価なものは何か理由があるのかを確認しなければなりません。
初期費用を抑える
中古車の購入後、すぐに車検費用を負担しなければならない場合があります。購入の段階で車検が切れているためです。数万円の出費になるため、可能であれば車検が残っている中古車を探しましょう。
1年以上先まで車検の手続きが不要であれば、次の車検まで費用の貯蓄に専念できます。車検付きの中古車が見つけられない場合は、想定される車検費用を上乗せした金額を予算として把握しておくのがおすすめです。
輸入車保証が充実している販売店で購入する
コンディションの面では新車より劣るケースがほとんどであるため、購入直後に故障・不備が発覚するかもしれません。このような事態を想定したうえで、保証サービスが利用可能な販売店を探せると安心です。
販売店によっては保証の対象外とするケースもあるため、購入前に直接確認しておきましょう。ネクステージでは輸入車の保証サービスを展開しています。最長3年の保証が受けられるため、安心して乗り続けたい方はぜひご活用ください。
ネクステージでお得な価格のポルシェを探してみよう!
ポルシェをお得に手に入れたい場合は、中古車の購入がおすすめです。中古車販売業者の選び方に迷っている場合は、なるべく信頼できる大手業者を検討すると良いでしょう。
ネクステージではパナメーラの取り扱いもあり、保証も充実しています。中古車で何か分からないことがございましたら、お近くの店舗までお気軽にご相談ください。
ポルシェ・パナメーラの中古車価格
ネクステージは全国に店舗を展開しており、幅広い在庫を取りそろえています。国産車だけでなく輸入車の在庫も豊富です。ネクステージでは、パナメーラの中古車を399万9,000円~759万9,000円で取りそろえています(2023年6月時点)。
2014年式と2018年式の車で、若干古いものではありますが、走行距離はそれぞれ5.7万Km、7万Kmとなっています。
(参考:『パナメーラ(ポルシェ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
輸入車も保証対象になっている
ネクステージは、お客様のカーライフに寄り添うサービスを目指しています。アフターサポートには万全を期しているため、もしもの時があっても安心です。
ネクステージで購入する車には、国産車・輸入車問わず、無料保証を付帯しています。輸入車も保証の対象になっているため、万一のトラブルが発生してもすぐに対応可能です。より充実したサポートを希望されるお客様には、メンテナンスパック付き有料保証「サービスサポート」をご用意していますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
新車価格が1,000万円を超えるパナメーラは、911とは違い4人全員が室内でくつろげるよう広い室内空間を備えたスポーツサルーンといえるモデルです。
後席にVIPを乗せることを想定したエグゼクティブや、ツーリングワゴンの様に積載性を高めたスポーツツーリスモも用意していますが、どのモデルにも共通するのは、ポルシェらしいスポーツ性能を保持していることです。その上で快適性を高めたのがパナメーラといって良いでしょう。
高級な新車価格が懸念点という方は、中古車販売店での購入がおすすめです。ネクステージではパナメーラを多数取り扱っているため、ぜひこの機会にお問い合わせください。現在所有中の愛車買取も受け付けています。
▼ライタープロフィール
北野晶夫
オートバイ雑誌と自動車WEB媒体の編集部員を経験後に独立し、フリーの記者・編集者となり現在に至る。
新車取材のほかチューニングカーやレースの取材等も行う。写真撮影も行い、撮影・執筆・編集と一連の制作を担当することが多い。読者のカーライフを応援できる記事づくりがモットー。
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