プジョーはどこの国のメーカー?気になる車のラインアップから購入する際のポイントまで紹介します
ライオンのエンブレムが輝いているかっこいい車を発見したら、それはプジョーの車です。プジョーを外車とは分かっているけれど、どこの国の車か分からないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プジョーはどこの国のメーカーなのかをはじめ、プジョーの基礎知識についてご紹介します。プジョーがどのような車か気になっている方は、プジョーの概要をつかめるでしょう。
また、気になるプジョー車のラインアップや、外車購入のポイントもあわせて解説します。外車購入で後悔しないためにも、気になるプジョーについて理解を深めたいという方はぜひ参考にしてください。
※目次※
5. プジョーの車を少しでも安く手に入れたいなら中古がおすすめ
・世界最古の量産自動車メーカーであるプジョーはフランスの国民車メーカー
・プジョーの特徴である「猫足」はしなやかでソフトな走りを楽しませてくれる
・プジョーの中古車は予想よりも安値でお買い得!ワンランク上のグレードも狙える!
プジョーはどこの国のメーカー?
「プジョー」が外車ということはわかっているけれど、どこの国のメーカーなのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
見た目のかっこよさや、性能に引かれる方も多いプジョーですが、歴史や生産国などの基礎知識を知ることで、より関心が高まるでしょう。まずはプジョーのバックボーンについてご紹介します。
フランスを代表する車メーカー
プジョーはフランスを代表する自動車メーカーです。もともと自動車メーカーではなく、金属製造業を営んでいました。後に自転車製造を開始し、1889年には世界最古の自動車メーカーとなったといわれています。自動車量産メーカーとして今でもその名を世界中に轟かせる、フレンチコンパクトの代名詞ともいえる存在です。
プジョーの特徴のひとつといえば「ライオンのエンブレム」でしょう。ライオンのマークは数回形が変わっていますが、情熱的なライオンのイメージは変わることなく、今でもプジョーの象徴として君臨しています。
現在はシトロエンと同グループ
現在、プジョーとシトロエンは同じグループ会社です。かつてプジョーとシトロエンはよきライバルとして自動車を生産していました。しかし1970年代、経営状態が悪化していたシトロエンがプジョーの傘下に入り、グループ会社が誕生します。
プジョーとシトロエンは社名を「PSAプジョー・シトロエン」としていたほど深くよい関係にあったといわれています。その後2016年には「PSAグループ」と社名を変更しましたが、今ではプジョー、シトロエン、DS、オペルなど5つの自動車ブランドを抱えるグループとして成長し続ける企業のひとつです。
フランスの「国民車」プジョーの人気車種
フランスでは国民車として人気のプジョーは、日本の街中でもよく見かけるでしょう。2020年4月現在日本で新車販売されている車種は9車種です。代表的なコンパクトカーをはじめ、SUV車に人気があります。
プジョーは中古車市場でも人気です。生産終了となった車種も中古車なら購入できるため注目してみるのもよいでしょう。ここで、中古車も含めてプジョーの人気車種をご紹介します。
208
プジョー208は207の後継車モデルで2012年に登場しました。コンパクトなボディが特徴の208は、日本の道路事情にもマッチしているといえるでしょう。コンパクトな見た目とは裏腹に、軽快な走りを連想させるエクステリアデザインと、1.2LPureTech110ps3気筒ターボエンジンで、スポーティに街中を走り抜けられる高クオリティなモデルです。
2019年にフルモデルチェンジした208の2代目プジョーは、2020年夏に日本で発売予定といわれています。新型発売前後は中古車市場にも注目です。
308
308は力強さを表現したフェイスが特徴です。先進技術のセーフティシステムを新たに採用し、安全な運転をサポート機能も充実しています。
エンジンは、高性能で燃費性能が高いクリーンディーゼルBlueHDi、軽量でコンパクトなPureTechガソリンターボエンジンのラインアップです。インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー1.0L~1.4L部門で4年連続受賞した、走りが自慢のモデルといえるでしょう。
2008
プジョーが初めて作ったコンパクトSUVが2008です。SUVでも2008は車体がコンパクトなため都会でも小回りが利きます。街中と大自然のどちらでも乗りこなすことができるでしょう。
搭載されているエンジンは最大トルク205N・m/1,500rpmを発揮するパワフルエンジンです。6速オートマチック・トランスミッションEAT6と組み合わせることでスムーズな走りを生み出します。高燃費性能と高パフォーマンススペックが魅力です。
3008
2008と同じSUVですが、3008はプジョーで初めて自社で開発・生産したクロスオーバーSUVです。運転席はプジョーオリジナルのコックピットレイアウトのi-Cockpitを採用し、五感を活かした直感的ドライビングが楽しめる構造になっています。
ヒューマンエラーまで想定したドライビングアシスト機能でリスクを最小限までカバーし、安心安全でストレスのない走りを楽しめる車種です。トランクルームも通常520L、リアシートをすべて折りたためば1,482Lと大容量のため、アウトドアも存分に楽しめるでしょう。
RCZ
RCZはプジョーではじめてのスポーツクーペモデルです。現在は新車販売されておらず、中古車でしか購入できません。ダブルバブル形状のルーフが特徴的で、運転席と助手席の上部がコブのような形状になっています。
このコブは「走り」をメインに考えて作られた車に見られる特徴です。重心を下げつつヘッドスペースは確保する役割があります。プラットフォームは308でも採用しているPSAのプランを導入し、内装も308モデルをベースとして作られています。スポーツタイプのクーペが好きな方におすすめの1台です。
プジョーの車は国産車と一体どこが違うの?
プジョーと国産車では、見た目や内装の違いは明らかですが、そのほかに一体どこが違うのでしょう。ここではプジョーの操作性や仕様、購入してからのメンテナンス費用の点で、国産車と比べてどう違うのかをご紹介します。
足回りに特徴あり!
プジョーといえば、凸凹な道でも衝撃が少なく、乗り心地が良い足回りが最大の魅力です。地面に吸い付くようにしなやかに走行するさまから「猫足」と一部のファンから呼ばれています。衝撃をソフトにし、安定感を生み出す猫足は、プジョー独自のサスペンションを採用しているのが特徴です。
サスペンションの主要部品にあたるショックアブソーバーも、プジョー専用を採用しています。ショックアブソーバーは「衝撃吸収装置」と呼ばれるほど車への衝撃を和らげるものです。
特徴的ということは、人によって好みが分かれるということでもあります。プジョー車の購入を検討している際は、試乗して「猫足」を体感してみましょう。
ワイパーとウインカーが逆で使い勝手が違う
プジョーは、ワイパーとウインカーのスイッチが日本車とは逆になっています。フランスは右側通行のため、プジョーは左ハンドルで製造されているためです。国産車と使い勝手が違うため、操作に慣れるまでは注意しましょう。
並行輸入車の場合はメーカーと売買契約を結んでいない業者が直接海外から輸入しているため、左ハンドルのまま販売されます。並行輸入車は販売価格が安くなることもあるため、珍しいグレードなども購入できるといった利点があります。しかし、故障したときに手間や費用が掛かるといった欠点も忘れないようにしましょう。
一方正規輸入車は、メーカーと売買契約を結んでいる正規ディーラーが販売をしているため、日本仕様に右ハンドルで作られています。しかし、ワイパーとウインカーの仕様は逆のままであることは覚えておきましょう。
車検代がかかる
プジョーは、国産車に比べると車検代が割高です。故障箇所がなくても、それなりの料金がかかることもあります。故障が見つかり部品の交換が必要となれば、さらに車検代が高くなるかもしれません。
部品やパーツ自体は安くても、輸入により税金や輸送費などのコストが上乗せされるため車検総額でみると大きな金額になってしまいます。故障がなくても車は乗っているだけで部品が消耗し交換が必要となるため、購入する際には車検などの維持費についても考えておく必要があるでしょう。
プジョーをはじめ外国の車を購入する際のポイント
プジョーをはじめとする外車を国内で乗るには、いくつかのポイントに注意して購入しなければいけません。外車を日本で乗ることは、国産車に乗ることと比べて何が違うのかを把握していないと「こんなはずじゃなかった」と外車を購入したことを後悔してしまう可能性があります。
外車を購入する前に購入する際のポイントをしっかりとおさえてから、車選びをしましょう。
できる限り国産の車に近い車種を選ぶ
外車を購入する際は、できる限り国産車に近い車種を選ぶのがおすすめです。アメリカやヨーロッパなどの外国人と、日本人の体格は大きく違います。シートが日本人の体には合わず、カスタマイズやクッションでサポートするなど、余計な出費が発生してしまう可能性も否めません。
なにより体に合っていないシートは乗り心地がよくありません。また、車の大きさや走行性なども国産に近いほうが日本で乗るには乗り心地がよいと感じられるでしょう。
メンテナンスしやすい車種がおすすめ
外車を購入するなら、できる限りメンテナンスがしやすい車種を選ぶことがポイントです。外車の場合、部品を交換するにしても、ひとつの値段が高くなり国産車よりもメンテナンス費用が高くなってしまうからです。
外車は国産車と比べると壊れやすいと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。必ずしも当てはまるわけではありませんが、外車も乗り方やメンテナンスの仕方によって寿命が左右します。長く安全に乗るために、メンテナンスしやすい車種を選ぶようにしましょう。
外国の車に力を入れている店舗で購入する
外車を中古で購入する場合、外車に力を入れている店舗で購入することが大切です。ディーラーで新車を購入するのであれば、そのメーカーのプロが担当してくれるため安心して任せられます。しかし中古車販売店は、国産車の取り扱いをメインとしているお店も多く、たとえ外車を取り扱っていても、外車の知識があるか見極めなければいけません。
中古車販売店でも外車取り扱いに特化している店もあります。こうした店舗なら外車の知識も豊富で、購入する際にもさまざまなアドバイスがもらえるでしょう。多くの外国メーカーの車種を取り扱っている店舗は、外車に関する知識も豊富です。外車の中古車でも安心して品質の高い車を選べるでしょう。
試乗して走行感覚をチェック
外車は国産車と比べると足回りが特徴的なものも多いため、購入前には試乗して走行感覚をチェックしましょう。特にプジョーは足回りが独特です。そのほかの外車でも、その国で心地よく乗るために作られているため、日本で走るための走行性を重視した国産車を乗っていた人は、少し違和感を覚えるかもしれません。
長く乗り続けるためにも、自分に合っている足回りなのか、細い道や長距離移動などライフスタイルに適しているのかを確かめることが大切です。
プジョーの車を少しでも安く手に入れたいなら中古がおすすめ
プジョーをはじめとする外車は国産車と比べると新車の価格が高く、購入を躊躇してしまう方もいるでしょう。しかし、外車も中古車市場には多くのメーカー、車種が流通しているため、外車をあきらめる必要はありません。
中古車購入には購入費用を抑えられるほかにもメリットがあります。新車の高い費用を見てあきらめる前に、一度中古車でも検討してみてはいかがでしょう。
中古車でワンランク上を狙え
新車で高ランクの外車を購入するとなると、なかなか手が届かないという人も多いでしょう。しかし、中古車なら同じ予算でワンランク上の車種を購入できるチャンスがあります。
外車は壊れやすいというイメージがあるため、プジョーをはじめとする外車は中古車市場での価格が低く設定されています。狙っている車種でも予算よりはるかに安い値がついている可能性もあり、ワンランク上でも予算内に収まる可能性もあるため、外車を購入するなら中古車でワンランク上を狙ったほうが得策です。
またモデルチェンジがあると、以前のモデルは価格が下がる傾向にあります。そのため、モデルにそれほどこだわらなければ、モデルチェンジ後に高グレードの外車を狙うのも可能です。
滅多にお目にかかれないモデルを手に入れるチャンス
中古車販売店はさまざまなメーカーや年代、グレードの外車を取りそろえています。欲しいタイプを探しているうちに滅多にお目にかかれないモデルと巡り合えるかもしれません。昔の映画で使われていた憧れの車はすでに製造が終了しています。新車で購入はできません。
新車で手に入らない車の中にはマニアがいて、プレミアがついているような車種もあります。市場に出ると動きも早いため、決断は早くしないと手に入れられないこともあるでしょう。
走行距離や年式などをチェックするのが重要
外車の中古車を購入するときには、走行距離や年式をチェックしましょう。外車、国産車を問わず車というものは走った分だけさまざま部品などが劣化してしまいます。しかし、走行距離ばかり気にしすぎるのもよくありません。
車はあまり使われなくても隠れたところで劣化は進んでいます。走行距離は少なくても年式が古ければ、故障など疑う必要があります。目安として1年間の走行距離は1万kmと考えることが多く、走行距離と年式のバランスを見て長距離運転や長く乗ることができるかを判断しましょう。
まとめ
プジョーはフランスを代表する自動車量産メーカーとして、世界的に人気があります。「猫足」やライオンのエンブレムなど多くの特徴があり、コンパクトなデザインは日本でも乗りやすく、魅力的な外車のひとつです。ただし、外車を購入するうえで注意しなければいけないポイントを抑えてから購入することをおすすめします。
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