ポルシェの維持費って年間どれくらい?【車種別】メンテの費用から税金・保険・燃料費・オイル&タイヤ交換費用まで解説!
ドイツの高級自動車メーカー「ポルシェ」の車が気になっている方の中には、維持費がどのくらいかかるのか詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ポルシェの代表的な車種である「718ケイマン」「カイエン」「マカン」「ボクスター」の維持費をご紹介します。記事を読めば、ポルシェの維持費だけでなく、維持費や購入費用を抑える方法がわかります。ぜひ参考にしてみてください。
※目次※
5.あなたもポルシェオーナーになれる!最新情報は常にチェックしよう!
・ポルシェは独自のエンジンオイルや部品を使用しているため、維持費がある程度かかる
・ポルシェは壊れにくい車種が多いので、定期的にメンテナンスをすれば維持費を抑えられる!
・ポルシェを安く購入したいなら、中古車がおすすめ!走行距離が少ない車でも手が届く価格で買える
ポルシェの維持費【718ケイマン編】
「718ケイマン」は高い走行性能と快適さを兼ね備えたクーペモデルです。故障しにくいのが特徴で、定期的にメンテナンスすれば修理にかかる費用は少なくて済むでしょう。ここでは、ケイマンの特徴やスペックや維持費について解説します。
ケイマンの特徴
ポルシェのケイマンは2005年にクーペモデルとして誕生しました。2016年に登場した3代目では小型の水平対向4気筒ターボエンジンを搭載し、燃費の向上に成功しています。
ポルシェのオープンカー「ボクスター」から派生したケイマンは、パワフルなエンジンと低重心によって走行性能の高さを実現しました。クーペでありながらラゲッジスペースが広く取られており、旅行やゴルフにも最適です。運転性能の高さに加え、快適性も重視したモデルといえるでしょう。
スペック
車体寸法 (全長×全幅×全高) |
4,385mm×1,800mm×1,295mm |
重量 |
マニュアル:1,360kg PDK:1,390kg |
排気量 |
1,988L |
PS馬力 |
300PS |
タイヤサイズ |
フロント:235/45 ZR 18 リア:265/45 ZR 18 |
燃料タンク容量 |
54L |
新車価格帯 |
700万円 |
ターボエンジンにより迅速にトップスピードまで到達するため、レーシングカーとしての評価が高い車です。また、ラゲッジスペースは184Lと広く、スポーツカーでありながら使いやすさも両立しています。
固定維持費
固定維持費には「自動車税」「重量税」「自賠責保険料」「任意保険料」があります。それぞれの相場を見ていきましょう。
718ケイマンの排気量は1,988Lなので、自動車税は年間3万6,000円です。重量税は初回車検までの3年分で3万6,900円ですが、中古車ならもう少し安くなるでしょう。自賠責保険料は新車購入時に37か月分を一度に支払うのが一般的です。その場合、37か月分で3万170円かかります。ただし、沖縄県や離島の料金は異なります。
任意保険は契約内容や等級によって保険料が変わるため、具体的に何円とはいえません。ただし、ポルシェは事故の際の修理代が高額になったり盗難にあったりする恐れがあります。保険の内容はある程度充実させたほうが安心でしょう。一般的には年間10万円程度の保険料で済むようです。
変動維持費
変動維持費として挙げられるのは「燃料」「オイル交換」「車検」「定期点検」「タイヤ交換」の費用です。年間走行距離が1万km、オイル交換が年4回と仮定して計算してみましょう。
718ケイマンの燃費は、実測で平均11.6km/Lとポルシェの中では比較的燃費がよい車種といえます。ガソリン価格を150円/Lとして計算すると、年間の燃料費は約13万円です。また、ポルシェは独自のオイルを使用しており、オイル交換費用は1回約3万円、年4回だと12万円ほどかかります。
4年に1回程度を目安にタイヤを交換する必要がありますが、タイヤの価格は約10万円~12万円と考えればよいでしょう。工賃の相場は1本あたり2,500円~5,000円、4本で1万円~2万円です。雪の多い地方に住む方は、スタッドレスタイヤの購入費用や年に2回の交換工賃もかかることを覚えておきましょう。
さらに、車検や定期点検の費用も必要です。依頼する店舗にもよりますが、車検や定期点検にはそれぞれ8万円ほどかかります。故障やトラブルを減らして少しでも維持費を抑えるためには、保証サービスを利用するとよいでしょう。ネクステージでは「輸入車の保証」をご用意しています。
修繕費用がほぼ不要なケイマン
ケイマンは、ポルシェの中でもかなり耐久性が高い車です。大きな故障例もなく、定期的にメンテナンスすれば、修繕費用がかかることはほとんどないでしょう。
ケイマンの維持費は年間50万円以上かかることもあり、決して安いとはいえません。しかし、突然故障して予想外の費用がかかるという心配がないのは安心です。安心して乗り続けるためにも、定期点検はしっかりと受けましょう。
ポルシェの維持費【カイエン編】
「カイエン」はマカンと同じクロスオーバーSUVです。マカンと比べると車体が大きく居住空間も広くなっていますが、スペック面でも差があります。ここでは、カイエンの特徴やスペック・維持費についてご紹介します。
カイエンの特徴
カイエンはポルシェ初となるSUVです。コンパクトSUVであるマカンと比べて車体が大きく、居住スペースが広いことが特徴といえるでしょう。SUVの特徴である多目的なニーズに対応できる利便性と、高級車特有の走行性能をあわせ持っています。
インテリアはスポーティな印象に仕上がりつつ、高級感も感じられるデザインです。ボディラインの流麗さも高い評価を得ています。また、エンジンはハイパワーで高いスペックを誇りますが、カイエンの新車価格は1,000万円を超えます。マカンと比較して検討する際には注意しましょう。
スペック
車体寸法 (全長×全幅×全高) |
4,920mm×1,985mm×1,695mm |
重量 |
2,040kg |
排気量 |
2,995L |
PS馬力 |
340PS |
タイヤサイズ |
フロント:255/55 ZR 19 XL リア:275/50 ZR 19 XL |
燃料タンク容量 |
75L |
新車価格帯 |
1,000万円 |
ターボエンジンは高性能で、時速100kmに到達するまでの時間は約6秒、最高速度は時速245kmです。インテリアにもこだわりがあり、スポーティさと快適性を重視したシートはドライバーを最優先に考えられています。また、新開発されたポルシェ サーフェスコーテッドブレーキにより、レスポンスのよさと高い耐久性を実現しました。
固定維持費
カイエンの排気量は2,995Lなので、自動車税は年間5万円です。重量税は初回車検までの3年分で6万1,500円かかります。自賠責保険料は自家用自動車ならすべて同じなので、ケイマン同様、37か月分で3万170円です。
任意保険に関しても大きな差はなく、年間10万円前後と考えればよいでしょう。ただし、カイエンは車両価格が1,000万円を超えるので、保険会社によっては車両保険がつけられない場合もあります。
変動維持費
年間走行距離が1万km、オイル交換が年4回と仮定して、変動維持費を算出しましょう。「オイル交換」「車検」「定期点検」の費用は、ケイマンとほとんど変わりません。オイル交換は年間約12万円、車検と定期点検はそれぞれ8万円ほどかかります。
続いて、燃料費について見ていきます。カイエンの燃費は約7.8km/Lといわれており、ガソリン価格を150円/Lとすると年間の燃料費は約19万円です。
また、タイヤの交換にかかる工賃はほかと変わらず4本で1万円~2万円が相場ですが、タイヤ自体の価格は変わります。12万円~14万円とメーカーや性能によって差があります。
カイエンの維持費を左右するクーラントの故障
カイエンの維持費を考える上で重要なのが、クーラントパイプです。クーラントとはエンジンを冷やして保護する役割を果たす部品ですが、カイエンでよく見られるのがクーラントパイプの水漏れといわれています。
クーラントパイプの修理には15万円~30万円ほどかかります。数年に一度のトラブルとはいえ、安い費用ではありません。クーラントの故障を未然に防ぐためにも、車検だけでなく年に1回は点検することをおすすめします。
ポルシェの維持費【マカン編】
コンパクトSUV「マカン」は、同じSUVのカイエンと比べて小ぶりで、エンジン性能もやや劣ります。しかし、カイエンよりも小回りがきき、価格が安いことが特徴です。ここでは、マカンの特徴やスペック・維持費とあわせて、故障しやすい箇所についても解説します。
マカンの特徴
マカンはコンパクトSUVとして誕生し、2014年に販売が開始しました。ボディは全体的に小さいものの、ポルシェの名車といわれる911をモチーフとした洗練されたデザインになっています。フロントマスクの存在感あるエアインテークが特徴で、リアデザインもインパクトがあります。
カイエンと比べると、コンパクトでエンジンのパワーも少し劣りますが、扱いやすさはマカンが優れています。通勤や買い物で日常的に車を使う方には、小回りのきくマカンがぴったりかもしれません。
スペック
車体寸法 (全長×全幅×全高) |
4,695mm×1,925mm×1,624mm |
重量 |
1,870kg |
排気量 |
1,984L |
PS馬力 |
252PS |
タイヤサイズ |
フロント:235/60 R 18 103W リア:255/55 R 18 105W |
燃料タンク容量 |
65L |
新車価格帯 |
700万円 |
マカンはコンパクトで、エンジン性能もカイエンと比べるとやや控えめです。しかし、時速100kmに到達するまでの時間が約6.5秒、最高速度は時速227kmと十分なパフォーマンスを発揮します。
固定維持費
マカンの自動車税は年間3万6,000円、重量税は初回車検までの3年分で4万9,200円です。ただし、ターボモデルの重量税は重量によって3万円もしくは3万7,500円になります。
自賠責保険料は自家用自動車ならすべて同額なので、37か月分で3万170円を購入時に支払います。任意保険に関しても大きな差はなく、年間10万円前後と考えればよいでしょう。
変動維持費
マカンに関しても年間走行距離が1万km、オイル交換が年4回と仮定して変動維持費を見ていきましょう。「オイル交換」「車検」「定期点検」の費用にはあまり差がなく、オイル交換は年間約12万円、車検と定期点検はそれぞれ8万円ほどです。
マカンの燃費は約9km/Lなので、ガソリン価格を150円/Lとすると年間で約17万円の燃料費が必要となります。また、d格は約10万円~12万円、それに加えて交換の工賃が1万円~2万円かかります。
ネクステージで中古車を購入した際は、サービスサポート制度を利用するのがおすすめです。納車後1年以内の故障であれば、0円で修理できます。
マカン購入時にはパワステ制御ユニットをチェック!
マカンの中古車を購入するときには、パワステ制御ユニットをチェックしましょう。マカンは通気口の防水フィルターが適切ではなく、雨水の侵入によって制御ユニットが故障することがあります。また、オイル漏れによってパワステ制御ユニットにトラブルが発生する場合もあるようです。
特に、平成27年10月~平成28年1月に輸入されたものはフィルターが適切でないケースが多いといわれており、念入りに確認したほうがよいでしょう。
ポルシェの維持費【ボクスター編】
「ボクスター」は、最高出力300馬力というパワーを発揮するオープンカーです。スポーツカー特有の馬力と同時に、燃費性能の高さも備えています。ここでは、ボクスターの特徴やスペック・維持費、さらに故障しやすい部品について見ていきましょう。
ボクスターの特徴
ボクスターは、かつてポルシェで販売されていた944や968の後継モデルとして誕生した車です。ポルシェの名車といわれる911と比べてフラットなデザインになっており、空気抵抗を最小限に抑えています。
また、水平対向4気筒のハイパワーなエンジンを搭載していることも特徴です。近年、ラグジュアリーなインテリアのスポーツカーが増えている中、ボクスターはあくまで走りにこだわったシンプルな内装に仕上げています。ハイスペックな運転性能を持ちながら、燃費にも配慮し、運転しやすいことも魅力といえるでしょう。
スペック
車体寸法 (全長×全幅×全高) |
4,385mm×1,800mm×1,280mm |
重量 |
1,360kg |
排気量 |
1,988L |
PS馬力 |
300PS |
タイヤサイズ |
フロント:235/45 ZR 18 リア:265/45 ZR 18 |
燃料タンク容量 |
54L |
新車価格帯 |
730万円 |
ボクスターは、300馬力という高い出力を誇っています。時速100kmまでわずか5秒ほどで到達するほどの性能があり、最高速度は時速275kmに達します。
固定維持費
ボクスターの自動車税は年間3万6,000円、重量税は初回車検までの3年分で3万6,900円です。さらに、自賠責保険料として37か月分の3万170円を購入時に支払います。任意保険もそれほど大きな差はなく、年間10万円前後と考えればよいでしょう。
1年あたりの固定維持費を計算すると、約16万円です。ただし、中古車なら重量税や任意保険料が抑えられます。
変動維持費
年間走行距離が1万km、オイル交換を年4回とした場合、変動維持費の中でも車種による差が少ないものがあります。オイル交換費用は年間約12万円、車検と定期点検の費用はそれぞれ約8万円とほかの車種とそれほど変わりません。
一方、燃料費は燃費によって異なります。ボクスターの燃費は約14.1km/Lで、スポーツカーとしては燃費がよいのが特徴です。ガソリン価格を150円/Lとして計算すると、年間11万円ほどしかかかりません。カイエンの燃料費が約19万円なので、かなり節約できることが分かるでしょう。
また、タイヤは718ケイマンと同じ種類で、価格は約10万円~12万円です。メーカーや性能によって価格が異なるので、予算と希望に見合うものを選ぶとよいでしょう。
世界の「最も故障率が低い車」
2005年、ボクスターはドイツの第三者試験認証機関であるテュフ(技術検査協会)から、車齢2年~3年のグループで「最も故障率が低い車」と認定されました。事実、ボクスターの故障率は2.6%と非常に低い数値です。つまり、ボクスターは定期的なメンテナンスさえしっかりとすれば、故障する可能性はかなり低い優良車種といえるでしょう。
あなたもポルシェオーナーになれる!最新情報は常にチェックしよう!
ポルシェの魅力や維持費は理解したものの、高くて買えないと諦めている方もいるのではないでしょうか。そのような方には、中古車をおすすめします。中古車なら走行距離が短い車でも手が届く価格で見つかるかもしれません。たとえば、ネクステージでは300万円台で販売されているポルシェもあります。
ただし、人気の車種や条件のよい車はすぐに売れてしまうことが多く、常に最新情報をチェックすることが大切です。憧れのポルシェを安く購入してポルシェオーナーになりたいという方は、こまめに中古車市場を調べるとよいでしょう。
まとめ
この記事では、ポルシェの維持費がどのくらいかかるのか、「718ケイマン」「カイエン」「マカン」「ボクスター」といった車種ごとにご紹介しました。ポルシェは高級車である以上、ある程度の維持費が必要なのは事実です。ただし、検査やメンテナンスを定期的に行うことで、故障を未然に防ぎ維持費を抑えられます。
ポルシェの購入をご検討であれば、ネクステージをご利用ください。サポートや保証特典が充実しており、経験豊富なスタッフも揃っています。ポルシェは決して安い車ではありませんが、ネクステージなら価格や質に満足できる車を見つけられるでしょう。
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