アルファロメオのおすすめ車種はこれ!特徴やスペックを徹底紹介
アルファロメオは、第二次世界大戦前から戦後にかけて、イタリアの高級車メーカーとして名声を獲得しました。日本国内では、アニメ「ルパン三世」の主人公ルパン三世の愛車として登場したことでも有名です。
国内外を問わず人気の高いアルファロメオですが、名前や外見は知っていても車種や車の特徴については、よく分からないという方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、アルファロメオの車種や車種別の特徴、スペックについて紹介します。どの車種を選ぶべきかの参考になるでしょう。
※目次※
・アルファロメオはデザイン性が高く、スポーティーな走りが魅力!
・経営難からフィアット傘下になったが、ブランドイメージは回復傾向にあり、国内外での人気は高まっている!
・中古車の流通量も多く、なかには最新モデルがお得な価格で販売されていることも!
アルファロメオのおすすめ車種を紹介
アルファロメオは、洗練されたデザインはもちろん、過去にはF1世界選手権に参戦し、全10回の優勝回数を記録するほどの技術力が特徴です。高級車と呼ぶにふさわしいデザイン性の高さと、技術力を結集して作られたアルファロメオの車には、「アルフィスタ」と呼ばれる熱狂的なファンがいます。
まずは、それぞれ異なる魅力をもったアルファロメオの車種5つについて詳しく見ていきましょう。
アルファロメオ アルファ159
アルファ159は、古典的なデザインと近代的なデザインの融合が特徴の車種です。先代の156のシャープさと、アルファロメオを象徴するフロントグリルの形状を残しつつ、三連丸型のヘッドライトとクーペ風の外観が、ブランドの新しいイメージを前面に押し出しています。
現在は生産終了し、後継にアルファロメオ ジュリアが発売されていますが、ジュリアにはない個性的なデザインの159はいまだに人気が根強い車種のひとつです。
また159の魅力はデザインのみにとどまりません。ゼネラルモーターズと共同開発のGM/フィアット・プレミアムプラットフォームの採用により、高い走行性能と充実した安全装備を兼ね備えています。
アルファロメオ ジュリエッタ
ジュリエッタは、シックかつモダンなデザインが特徴の車種です。丸みがあるラインやボリュームのあるリア部分のデザインが愛らしい雰囲気を醸し出しています。フロントグリルは、アルファロメオを象徴する逆三角形の「トライローブ」です。
アルファロメオといえば赤のイメージですが、ジュリエッタでは、艶感が強いブラックも人気があります。ジュリエッタのデザインのスタイリッシュさと、エレガントな雰囲気の両方を感じられるカラーでしょう。
ジュリエッタには、新開発のプラットフォームが採用されています。この「コンパクト」と名付けられたプラットフォームの採用により、最高レベルの安全性を確保しながら、低燃費かつ高い走行性能を実現しました。
アルファロメオ ジュリア
ジュリアは、広々とした車内が特徴のセダンタイプの車種です。現在販売中のジュリアは、アルファ159の後継車ですが、156から159になった際にひとまわり大きくなりました。ジュリアも159のサイズ感を引き継ぎ、車内に余裕をもたせた空間設計がされています。
ドライビングポジションは調整可能な幅が広く、運転者の好みのポジションに変更が可能です。長時間のドライブも、運転時の体勢を最適に調整することで、ストレスを感じることがありません。同乗者の安全性と快適さにもこだわっており、アルファロメオが厳選したレザー素材を採用し、機能美に満ちたインテリアが使用されています。
プラットフォームは、マセラティと共同開発した「ジョルジオ」を採用しています。これは新しいアーキテクチャで、なかでも特筆すべきは、高性能かつクリーンなディーゼルエンジンです。従来のガソリンエンジンから45%の燃費向上と優れた加速性能を実現しました。
アルファロメオ 4C
4Cは、高い加速性能を追求した唯一無二のスーパースポーツカーです。ボディの軽量化と形状の機能性向上を徹底し、アルファロメオ屈指のダイナミックな走りを実現させています。
モノコックにはF1マシンでも使用されているフルカーボンモノコックを使用し、車両重量が900kg~1,000kg程度に抑えられているのも特徴です。
エクステリアの形状は機能面を優先したため、デザインの自由が許されたのはサイドビューのみだったということですが、限られた条件のなかでもアルファロメオの優雅さとダイナミックさが表現されているといえるでしょう。
エンジンには直列4気筒ガソリン直噴ターボが採用されており、これが4Cの名前の由来になっています。従来のエンジンから改良を重ね、ボディと組み合わせることで、高い剛性と性能を実現しました。
アルファロメオ ステルヴィオ
ステルヴィオはアルファロメオ初のSUVで、快適なコーナリングが特徴の車種です。SUVでありながら、スポーツカーと遜色ないほどのグリップ力は、ほかのSUVでは感じることのできない力強さがあります。
ステルヴィオは、ドライブトレインに「アルファロメオ Q4」というシステムを採用しており、ドライバーの意思をハンドリングに正確に反映することを可能にしました。この車種の名前の由来は、イタリア北部の山にあるヘアピンカーブが多い峠の名前です。名前からも、カーブに強い車種であることがうかがえます。
車体が大きい車種ですが、そのパワーは280馬力あり、最高時速は230km/hにもなります。運転時は重さによるストレスが気になるSUVですが、ステルヴィオは車体の重さを感じさせない余裕のある走りが可能です。
アルファロメオの歴史
イタリアを代表する自動車メーカーのアルファロメオですが、過去には経営難に陥ったこともあります。創業当時は世界に名を轟かせた高級車メーカーでしたが、現在は大衆車から高級車まで手掛ける自動車メーカーとなり、フィアットの傘下となりました。ここからは、アルファロメオの創業から現在に至るまでの歴史について解説します。
20世紀初頭に創業
アルファロメオの前身は、1910年に経営不振に陥ったS.A.イタリアーナ・ダラックを買収し、イタリアのミラノで操業を開始した「ロンバルダ自動車製造株式会社」です。
社名のAnonima Lombarda Fabbrica Automobiliの頭文字を取って、A.L.F.A.と名乗るようになりました。その後、ニコラ・ロメオがA.L.F.A.の株を買い取り、1930年から社名をS.A. Alfa Romeoに変更します。
アルファロメオは初期からスポーツカーの開発に力を注ぎ、「RL」シリーズの誕生とともに名声を高めました。その後、グランプリレースに挑戦するもドライバーを事故で失い、ニコラ・ロメオの事業は失敗に終わりました。
国有企業だった時期も
1933年にアルファロメオは世界恐慌のあおりを受け、経営難に陥ります。そして、当時アルファロメオを愛用していたムッソリーニから政治的圧力を受け、イタリア産業復興公社(IRI)の支配下に入りました。事実上の国有化です。
第二次世界大戦中は軍需産業でも高い技術力を発揮し、航空機用のエンジンの開発や生産も行います。国有企業として軍需産業に従事している間も、レーシングカーやスポーツカーの開発は続けられました。
戦後は量産メーカーに
終戦後は、新しい経営陣の指揮によって経営方針が一新されました。戦前の高級路線から脱却し、大衆車の量産メーカーへと転身を図ります。戦前から培ってきたデザインと技術を組み合わせて開発した6C 2500は、「世界一優美な車」と称賛されました。
しかしその後、鋼鉄の処理の不徹底による低品質車の生産や、排気ガス規制への対応などの問題が発生し、アルファロメオの市場での信用は低下することになりました。日本企業との共同開発プロジェクトも進められましたが、失敗に終わっています。
現在はフィアットの子会社
アルファロメオの経営不振により、イタリア国有持株会社フィンメッカニカは、アルファロメオを売却することを決定します。そして1986年に、アルファロメオはフィアットに買収されました。
フィアットの傘下に入ったアルファロメオは、ブランドイメージの向上に力を注ぎ、さらに品質管理の徹底による信頼の回復にも重きが置かれます。
そして1997年に発売された156が、1998年度のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、アルファロメオのブランドイメージの向上につながりました。現在はマツダと業務提携しつつも、車両はイタリア国内での生産を徹底するなど、アルファロメオというブランドの再興を図っています。
中古で買うならコレ!アルファロメオのおすすめ中古車
アルファロメオは、最近ブランドのイメージが向上して、さらに人気が高まりつつあります。現在は大衆車の生産も行っており、昔に比べてお手頃になりましたが、国産車と比べるとやはり価格は高めです。しかし、中古車なら思った以上にリーズナブルに入手できます。ここからは、アルファロメオのおすすめ中古車を見ていきましょう。
(記載の販売情報は、2020年2月23日時点のものです)
アルファロメオ ジュリエッタ コンペティツィオーネ
ジュリエッタのコンペティツィオーネグレードは、ジュリエッタの中でもスポーツ性の高が特徴のグレードです。17インチのアルミニウムホイールとタイヤによってコーナリング性能をアップさせ、スポーツサスペンションを使用して乗り心地の向上を図っています。内装はレザーとファブリックのコンビシートが採用されています。
【取り扱い中古車例】
年式(初度登録年) |
2012(H24)年 |
走行距離 |
2.9万km |
車検 |
2021年5月 |
修復歴 |
なし |
車体色 |
アイスホワイト |
オプション |
バックカメラ |
本体価格(税込) |
99.9万円 |
アルファロメオ ジュリエッタ スポルティーバ
スポルティーバは、ジュリエッタのなかでも高級感ある乗り心地が特徴のグレードです。サスペンションにこだわり、細かい路面の凹凸による振動を吸収することで、走行中はほとんど揺れを感じることなくスムーズなドライブができます。揺れが少ないため、運転中の姿勢の変化によるストレスを感じることもありません。
【取り扱い中古車例】
年式(初度登録年) |
2014(H26)年 |
走行距離 |
2.8万km |
車検 |
車検なし |
修復歴 |
なし |
車体色 |
アルファレッド |
オプション |
- |
本体価格(税込) |
159.9万円 |
アルファロメオ ステルヴィオ 2.2 ターボ ディーゼル Q4
「2.2ターボ ディーゼル Q4」は、ステルヴィオのなかで最も新しい、ディーゼルモデルのグレードです。車体が大きく重いステルヴィオですが、ディーゼルエンジンは軽さにこだわって作られていて、車両重量の軽量化を実現しています。車体の大きさを感じさせない加速力とコーナリングが特徴です。
【取り扱い中古車例】
年式(初度登録年) |
2019(H31年) |
走行距離 |
0.8万km |
車検 |
2022年2月 |
修復歴 |
なし |
車体色 |
アルファレッド |
オプション |
バックカメラ |
アルファロメオ 4C
アルファロメオ 4Cは、車体の軽量化と形状の機能面にこだわって作られた車種です。走りの爽快感とそのフォルムの美しさは、過去にアルファロメオがF1レースに参加し称賛を浴びた時代のレーシングカーを思い起こさせます。「公道で走れるレーシングカー」と称されるにふさわしい車種です。
【取り扱い中古車例】
年式(初度登録年) |
2015(H27)年 |
走行距離 |
3万km |
車検 |
2020年4月 |
修復歴 |
なし |
車体色 |
バサルトグレー |
オプション |
バックカメラ |
まとめ
アルファロメオは過去に経営難に陥ったこともありましたが、高い技術力とほかのメーカーと違うユニークなデザインで、新たなアルファロメオのイメージを築き上げました。そして現在でも、数多くの高性能で美しいデザインの車を生み出しています。
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