フィアットのクーペが欲しい!生産終了した車を購入するポイント
フィアット社はイタリアで最大級の知名度を誇る人気の自動車メーカーです。イタリア車らしい優美なデザインの車を多数販売しており、クーペタイプのモデルも世に送り出しています。「いつかはフィアットクーペのオーナーになりたい」と、考えている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、フィアットのクーペをご紹介します。フィアットクーペの特徴やスペック、購入する際のポイントについても確認しましょう。クーペ以外のフィアット のおすすめ車やフィアット 以外のクーペもチェックできます。ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
・フィアットクーペは1994~2001年に販売された人気モデル。デザインだけでなく、走行性能も優れていた!
・現在フィアットクーペは生産していないため、新車は手に入らないが、中古車が販売されている!
・中古車のフィアットクーペを購入する際は年式や走行距離をチェックしよう!状態の確認を念入りに行うのが大切!
フィアットのクーペについて
クーペはスタイリッシュないで立ちが人気のボディスタイルです。フィアットからもクーペモデルが販売され好評を博しました。フィアット製のクーペにはどのような特徴があるのでしょうか。スペックとあわせて確認しましょう。
車の特徴
クーペとは、2ドアで主座席が1列の自動車の総称です。「切断された馬車」を意味する「カロッス・クペ」が語源といわれています。ドアの数や乗員数を抑えることでボディの剛性やスポーツ性を高めており、実用性よりも趣味性を重要視している車といえるでしょう。
近年では後部座席が設置されている4~5人乗りのクーペも多く見られますが、後部座席の空間は狭い場合が多いようです。5ドアのクロスオーバーSUVでもクーペと名づけられたモデルもあり、現在では定義があいまいになりつつあります。
車のスペック
フィアットクーペは4人乗りのFF駆動車で、1994~2001年にわたって生産されています。アメリカ人デザイナーのクリス・バングルによってデザインされたボディは、大胆なキャラクター性で注目を集めました。このデザインは高く評価され、日本でも1995年にグッドデザイン賞金賞を受賞しています。
よりスポーツ性を追求したターボプラスモデルも販売され、当時のFF車の中でも最高レベルの加速性能を獲得しました。デザイン性だけでなく走行性能にも秀でた車です。
フィアットのクーペは中古でしか買えない?
現在でも根強い人気があるフィアットクーペですが、新車を入手するのは難しいのが現状です。こちらでは、フィアットクーペの生産状況について解説します。あわせて中古車を購入する際の注意点や、フィアットクーペ特有の取り扱い上のポイントも確認しましょう。
フィアットクーペの生産状況
フィアットクーペは2001年で生産が中止されており、現在は新車購入できません。今からフィアットクーペを購入したいのであれば、中古車としてしか入手できないのが現状です。
生産中止された車はディーラーからは購入できないため、中古業者から購入することになります。中古車は前のオーナーの使用歴によって、1台ごとに状態が異なるので注意が必要です。
中古車を購入するときに注意すること
中古車を購入する際にはいくつか注意すべきポイントが存在します。年式・走行距離は中古車選びの大きなポイントです。年式が古く走行距離が多い車ほど稼働してから時間が経過していて使い込んでいることを示しており、車の各所にダメージが蓄積している傾向があります。
修復歴の有無もチェックしましょう。修復歴は、車の骨格部分を修復した際につく記録です。骨格部分は車の強度に大きな影響を与える箇所ですので、こちらに手が加えられていると車の安全性に関わる場合があります。修復歴がある車は事故車である可能性があるため、こちらの観点からも注意しましょう。
購入する前に、実際に自分で車の調子を確かめることも重要です。可能であれば試乗して、車に異常がないか想像どおりの乗り心地であるかを確認しましょう。
フィアットクーペの中古車で注意すること
フィアットクーペを中古車で購入する場合は、すでに生産中止していることを念頭に置いて車選びをする必要があります。生産中止している車はパーツが手に入りにくいため、純正品以外のパーツを使用しているケースがあるので注意が必要です。
フィアットクーペは運転を楽しむことを重視してデザインされており、通常の乗用車よりもスポーティーな運転を好むオーナーが多いことが予想されます。そのため車に蓄積したダメージが大きいこともありますので、状態のチェックは念入りにしたほうがよいでしょう。
保険に入っておくと安心
中古車と故障のリスクは、切っても切り離せない関係にあります。購入する際は保険に加入しておくと安心です。保険に入らずにいると、最悪の場合購入してすぐに故障が発生して多額の修理費用を支払わなければならない場合もあるかもしれません。
ネクステージでは軽自動車・普通車・輸入車に分けて、購入した車に合わせた最適な保証を提供しています。輸入車は1年・2年・3年からご希望の期間を選択可能です。保証が充実した輸入車をお求めの方は、ぜひネクステージをご利用ください。
フィアットのクーペが故障した際に必要な行動
大切に扱っていても、故障してしまうリスクは避けられません。輸入中古車は特に故障率が高い傾向にあるため、より注意する必要があります。車は故障しないようにすることも重要ですが、故障してからのフォローも大切です。こちらで故障した際の対応方法を確認しましょう。
故障した部分の確認
車が故障したら、まずは故障した部分を確認しましょう。故障したパーツの純正品を用意できるか、純正品がない場合は代替品で同等のスペックを維持できるかを確認する必要があります。
自分で交換できるパーツが故障していた場合は、自分で交換すれば修理費用の節約が可能です。パーツショップやインターネットなどで必要なパーツを調達して作業に臨みましょう。ただし知識が不十分なまま取り掛かかって交換作業にミスがあると、車の状態が悪化する恐れがあります。自信がないときは修理業者に依頼するのが無難です。
走行中に突然故障してしまった場合は、安全確保が最優先です。車に違和感があったらすぐに安全な場所に退避して、事故が起こらないように努めましょう。
信頼できる業者に修理の依頼
自分の手に負えない故障だった場合は、信頼できる業者に修理を依頼しましょう。フィアットは海外のメーカーのため、外車の取り扱いに慣れている業者を選ぶことが大切です。
ネクステージでもフィアットクーペの修理のご相談を承っています。修理工場から遠方に住んでいる方にも対応可能です。車の修理のことでお悩みの際は、まずはネクステージにご連絡ください。
買い替えの検討
エンジンなど高価な部分が故障した場合は、修理費用が高額になる傾向があります。場合によっては車の購入価格よりも高くなるケースもあり、廃車にして別の車を購入したほうが安く済むこともあるでしょう。故障時には修理と買い替えの見極めも重要です。
修理すれば長時間使用できるか、買い替え時に車を安く購入できるあてがあるかなども修理と買い替えの判断をするときの基準になります。買い換え時の古い車の処分方法も考慮に入れて、お得に運用できるように心がけましょう。
クーペ以外にチェックしたい!フィアットのおすすめ車種
フィアットからはクーペ以外にも魅力的なモデルが多数販売されていいます。フィアットから販売されているモデルにはどのようなものがあるのか、気になっている方もいるでしょう。こちらでは、クーペ以外の人気のフィアット車をご紹介します。クーペと性能比較ができるスペック表も確認しましょう。
フィアット500
フィアット500はフィアット社の代表的なシリーズモデルで、500を意味するチンクチェントの愛称で有名です。初代モデルの誕生から60年の歴史をもつ伝統あるシリーズでもあり、フィアットの顔として親しまれています。
全体的に丸みを帯びたボディデザインが特徴的で、かわいらしい雰囲気が人気です。最新モデルはスマートフォンと連携した近代的なシステムが搭載されており、利便性にも優れています。
フィアットパンダ
フィアットパンダは小型のハッチパックシリーズで、ヨーロッパの規格では「Aセグメント」と呼ばれる最も小さな分類に該当するモデルです。初代は1980年に発売され、現在はサイズアップされて室内空間が拡大された3代目が販売されています。
小型車の特性として小回りが利き、狭い都市部での運用に適しているのが特徴です。SUV的なコンセプトも付与されているので幅広い用途で使用できます。
フィアット500X
フィアット500Xはフィアット500の意匠を受け継ぎつつもアーバンSUVとして開発されおり、原型シリーズよりもひと回り大型化されています。SUVとしての機能や乗り心地が重視された設計で、さまざまなシーンで活躍できる1台です。荷物の積載量も多く、アウトドアでの運用にも適しています。
フィアット500C
フィアット500Cは、フィアット500のオープントップタイプとして開発されました。ルーフは前端からリアウィンドウの部分まで開閉可能なソフトトップとなっており、スライディングルーフ式オープントップを採用しているのが特徴です。折りたたまれながら開くルーフはクラシカルな雰囲気を醸し出しています。
エアバッグやESPといった安全装備も充実しており、安心してドライブを楽しめる点も魅力です。
スペック一覧表
|
車体寸法 |
車両重量 |
乗車定員 |
シート列数 |
ホイルベース |
最小回転半径 |
駆動方式 |
JC08燃費 |
フィアットクーペ |
全長4,250mm×全幅1,766mm×全高1,355mm |
1,310kg |
4名 |
2列 |
2,540mm |
5.2m |
FF |
- |
フィアット500 |
全長3,570mm×全幅1,625mm×全高1,515mm |
990kg |
4名 |
2列 |
2,300mm |
4.7m |
FF |
24.0km/L |
パンダ |
全長3,655mm×全幅1,645mm×全高1,550mm |
1,070kg |
5名 |
2列 |
2,300mm |
- |
FULL4WD |
15.5km/L |
500X |
全長4,280mm×全幅1,795mm×全高1,610mm |
1,410kg |
5名 |
2列 |
2,570mm |
5.5m |
FULL4WD |
13.1km/L |
500C |
全長3,570mm×全幅1,625mm×全高1,505mm |
1,030kg |
4名 |
2列 |
2,300mm |
4.7m |
FF |
19.4km/L |
(参考:『フィアット』)
やっぱりクーペが欲しい!フィアット以外の人気クーペ
クーペタイプの車にこだわりたい方は、さまざまなメーカーにも目を向けてみてはいかがでしょうか。視野を広げてほかのメーカーにも目を向けると魅力的な車がたくさんあります。フィアットクーペとスペック面でどのような違いがあるのかもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
ポルシェ 911
ポルシェ 911は、世界的に有名な自動車メーカーであるポルシェから販売されている同社のフラッグシップシリーズです。初代から一貫して後輪駆動を採用しており、現在では異色の存在感を放っています。
現行モデルは8代目となるポルシェ 992で、前世代の991から内装のデザインが大幅に変更されました。高性能モデルとして「カレラS」「カレラ4S」があります。
アウディTTクーペ
アウディから販売されているクーペはコンパクトスポーツカーとしてデザインされており、洗練されたデザインと走りが特徴です。駆動方式は4WDとFFが用意されています。2019年にマイナーチェンジがされ、これまではオプション扱いだったデザインを標準化するといった変更が加えられています。
現行モデルは3代目のタイプ8Sです。初代の印象を残しつつも、近年のアウディの車の特徴を取り入れた動きのあるデザインが人気です。安定感のある走行性も高く評価されています。
(参考:『アウディTTクーペ』)
メルセデス・ベンツ Cクラス
メルセデス・ベンツのCクラスは、1993年に登場したW202を初代とするシリーズです。当初は4ドアセダンタイプのみが販売されていましたが、のちにクーペタイプも追加されました。サイズはほかのベンツのシリーズと比較するとコンパクトで、ボディラインの美しさや内装の上質さが好評を得ています。
2015年以降のモデルには、ディーゼルタイプとプラグイン・ハイブリッドが採用されました。さまざまな動力源に対応している点も大きな魅力です。
(参考:『メルセデス・ベンツ Cクラス』)
スペック一覧表
|
車体寸法 |
車両重量 |
乗車定員 |
シート列数 |
ホイルベース |
最小回転半径 |
駆動方式 |
JC08燃費 |
フィアットクーペ |
全長4,250mm×全幅1,766mm×全高1,355mm |
1,310kg |
4名 |
2列 |
2,540mm |
5.2m |
FF |
- |
ポルシェ911 |
全長4,519mm×全幅1,852mm×全高1,298mm |
1,505kg |
4名 |
2列 |
2,450mm |
5.1m |
RR |
- |
アウディT T |
全長4,190mm×全幅1,830mm×全高1,380mm |
1,320kg |
4名 |
2列 |
2,505mm |
4.9m |
FF |
14.7km/L |
ベンツCクラス |
全長4,690mm×全幅1,810mm×全高1,445mm |
1,570kg |
4名 |
2列 |
2,840mm |
5.2m |
FR |
14.9km/L |
まとめ
フィアットのスタイリッシュなクーペは1994年に世に送り出されて以降、今に至るまで幅広い人々に愛されてきた人気モデルです。2001年で生産が中止いるため新車は購入できませんが、現在も中古車であれば入手できます。お求めの際はインターネットなども活用して条件に合った車を探しましょう。
ネクステージでは、人気のクーペモデルの在庫を多数取りそろえています。フィアット以外のモデルもご用意していますので、クーペをお求めの際はぜひネクステージをご利用ください。車の購入の仕方や保証に関するご相談も承っています。車のことでわからないことがあれば、ネクステージをご利用ください。
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