BMWをマットブラック塗装に!メリットや注意点まとめ
BMWの車が好きな方の中には、カラーリングにこだわりがあるという方もいるのではないでしょうか。カラーリングの候補はさまざまありますが、艶がないマットブラックは全体の印象を引き締める効果があり、迫力のある装いになります。
そこでこの記事では、BMWをマットブラックに塗装することのメリットや注意点についてご紹介します。マットブラック仕様の特別モデルや、塗装方法についても確認できます。ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
5.マットブラックに染めたBMWをコーティングする際のポイント
・BMWのi8にはマットブラック仕様の特別モデルがある!カラーリングが変更されているだけでなく、先進的な新装備も搭載されたプレミアムモデルに注目!
・マットブラック塗装の車は重厚な雰囲気で存在感抜群!艶消し効果で迫力あるビジュアルを演出したい人にぴったり!
・マットブラック塗装は汚れやすく手入れが大変というデメリットがある。コーティング処理を施して保護するのがおすすめ!
BMWのマットブラック i8特別モデルとは?
BMWからマットブラック仕様のi8特別モデルが発売されています。マットブラックのBMW車が好きな方には気になる存在なのではないでしょうか。この特別モデルを参考にすれば、マットブラックのBMW車がどのような雰囲気なのかを把握するための手がかりにもなります。
BMWのマットブラック i8の基本スペック
2017年にマットブラックの i8特別モデルが、「BMW i8 Protonic Frozen Black」の名称で20台が限定販売されました。価格は消費税込みで2,298万円です。「Protonic Frozen Black」のスペック概要は下記のとおりです。
- ・全長×全幅×全高:4,690 ×1,940×1,300(mm)
- ・車両重量:1,500kg
- ・エンジン:1.5L直列3気筒ガソリンエンジン+PHEV
- ・ホイールベース:2,800mm
- ・駆動方式:四輪駆動
i8はスポーツカーのようなフォルムですが、エンジンは小型のものが搭載されコンパクトカーと同等の低燃費性を実現しています。スーパーカーのようなピーキーさはなく、運転初心者でも走りやすい車に仕上げられました。
カーボンファイバー制の基本骨格を量販車で最初に採用するなど、先進的な技術が盛り込まれている車です。プラグインハイブリッドシステムの採用により、充電した電気のみでも走行できます。
BMWのマットブラック i8の特別装備
「BMW i8 Protonic Frozen Black」の基本スペックは通常使用のi8と変わりませんが、一部の仕様が変更されています。
- ・ボディカラー:プロトニック・フローズン・ブラック
- ・ホイール:20インチアロイホイール(内側マット加工)
- ・ヘッドライト:BMWレーザーライト
ボディカラーやホイール、インテリアに専用カラーが施されているのが大きな違いです。ヘッドライトは、LETライトからBMWレーザーライトに換装されて照射距離が大幅に伸びました。限定モデル車の証として、エディショナルネームと固有のシリアルが刻まれた専用バッジも備えています。
従来のi8よりもよりプレミアム感のある、特別仕様の名前にふさわしい高級感溢れる装いが魅力です。生産数が少ないため入手難ですが、気になった方はチェックしてみてください。
BMWをマットブラック塗装にするメリット
車をマットブラックに塗装することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。かっこいい出で立ちからマットブラックに憧れている方は多いかと思いますが、その人気の秘密はなんなのでしょう。塗装によってどのようか効果を得られるのかに目を向けていきます。
注目を集めるビジュアルになる
マットブラックは艶消し処理を施したブラック系の色です。表面をなめらかに整える光沢加工とは逆に、あえて表面に凹凸をつけることで光の反射を拡散させ、艶消し効果を発生させる手法を指します。
通常の黒よりも存在感があり、走っているのを見かけるとつい目で追ってしまうような注目されるビジュアルを演出できます。「派手な塗装で人目を集めるよりも抜群の存在感で訴えかけたい」という方にぴったりの塗装です。
車のマットブラック塗装の歴史は古く、特にアメリカのカーカスタム界では60年以上前から行われてきました。近年ではメーカーの純正カラーにも採用されるようになり、アヴェンタドールといったスーパーカーでも使われたことで話題となりました。
重厚感のあるデザインになる
マットブラック塗装を施すと、影と同化したような重厚感のある雰囲気になるのが魅力です。艶消しされたブラックのカーボディは非常に迫力があり、通常塗装の車と並んでいても抜群の風格が目を惹きつけるでしょう。
重厚感のある色は、SUVなどの大型の車種にもよく似合います。ボディカラーだけでなく、グリルやドア内をピンポイントで塗装するのも人気があり、ほかの部分の配色次第でユニークな配色パターンを作り出せるのも魅力です。どのような色とも相性がよく汎用性が高いブラック系だからこその使い方といえるかもしれません。
BMWをマットブラック塗装にする際の注意点
重厚感のある雰囲気を作り出せることから人気のマットブラック塗装ですが、施すにあたって注意したほうがよいポイントもあります。メリットだけではなくデメリットにも目を向けて、後悔しないカスタムができるように情報を集めるのが大切です。
汚れがつきやすくなる
艶消し塗装を施したことによってボディ表面がザラザラになるため、汚れや埃がつきやすくなりやすくなります。汚れや埃は拭き取ればよいと思う方もいるかもしれません。しかし、表面がザラザラしていると汚れが引っ掛かりなかなかきれいにならない場合も出てくるでしょう。
通常の塗装では付きにくいような汚れも塗装の凹凸の奥に入りやすいため、汚れやすくきれいにしにくい状態になってしまいます。油分のシミも目立ちやすく、事あるごとに跡が残ることを心配しなければいけません。マット塗装を施した車の運用は常に気をつかうことになります。
洗車に手間がかかる
艶消し塗装を施すとワックスを使用できなくなり、長時間かけて水で丁寧に水洗いをしなければいけません。ワックスを使ったり磨いたりすると、ボディに艶が出てせっかくの艶消しが台無しになってしまいます。洗車マシンも使えなくなるので、頻繁な洗車となるべく汚さないように普段からの配慮が大切です。
もしも間違えてワックスやコーティング剤などを使ってしまった場合は、その部分だけ艶がある不格好な車になってしまいます。一度落ちたマット加工は再加工を行わなければもとに戻すことはできないので、補修には費用や労力が必要になることを覚えておきましょう。
BMWにマットブラック塗装をする方法
マット塗装は自分の手で行うことも可能です。ここでは、実際にマットブラック塗装を施すときの手順を解説します。途中までは通常の塗装を施す方法と変わりありませんが、途中からは独特な手順を踏む必要があります。あまり費用をかけたくない方や、自分で愛車の世話をしてあげたいという方はしっかりと方法を確認しましょう。
艶消し塗料で塗装する
艶消し塗料を使ってマット塗装を行うときは、時間がかかる点に注意しなければいけません。塗料の乾燥に時間を要し、その間は車を使用できなくなります。車を使用しない期間を見計らって作業を始めましょう。
手順としては、まずは下地処理のために塗装する箇所を洗浄します。続いて塗料の馴染みをよくするために紙やすりなどを使って下地を磨きましょう。この「足付け」の工程を怠ると塗装が剥がれやすくなってしまいます。
その後脱脂処理をして、艶消し剤を混ぜたマットブラックで塗装していく工程に入りましょう。艶消し剤の配分で艶の度合いを調整できます。部分的に塗装する場合は、外せるパーツは外して作業するとマスキングの手間もなく、ミスも減らせるのでおすすめです。
ラッピング塗装をする
ラッピングは下地にラップフィルムを張り付けることでカラーを変更したり、イラストを張り付けたりする手法です。フィルムを剥がせば元の状態に戻せてお手軽ではあるものの、質感は艶消し塗料に比べると劣ってしまう特徴があります。
ラッピングは、洗車・脱脂・フィルム貼りの手順で行います。脱脂までの下地処理を済ませたら、用意したラップフィルムを下地の上にかぶせて必要サイズで切り出しましょう。このとき、ラップフィルムを大きめに切って余裕を作っておくのが大事です。
張り付けるときはフィルムの裏側のリケイ紙を慎重に剥がしながら、端からゆっくりと貼っていきます。大きなパーツに張り付けるときは、ひとりで行おうとせず、複数人で協力して取り組むと失敗しにくくなるのでおすすめです。ヘラを使って空気を外に押し出しながら、慎重にゆっくりと行うときれいに貼りやすくなります。
貼り終わったら、ヒートガンで熱風を当てて下地に圧着させましょう。1か所に集中して当てるのではなく、フィルムが柔らかくなる程度に熱風を当てて、ヘラで空気を押し出しながら貼り進めまるのがコツです。最後に、大きめに切ったフィルムの余白部分をパーツの裏側に折り返して同様に圧着させ、余分な部分を切除すれば完成します。
マットブラックに染めたBMWをコーティングする際のポイント
マットブラックをはじめとした艶消し塗装は、手入れが大変というデメリットがあるため、塗装後にコーティング処理を施すことをおすすめします。車の外観にこだわる方にはありがたい味方となるでしょう。こちらでは車のコーティングについて解説します。
コーティングをするメリット
コーティング処理を施すことによって汚れが付きにくくなり、きれいな状態を長持ちさせることができます。塗装やボディの耐久力を向上させる効果も期待でき、車を大事にしたい方には特におすすめです。
コーティングには、低価格なポリマー系や持続期間が長いフッ素系といった種類があります。種類によってかかる費用や仕上がりに差異があるので、自分の環境に合ったものを選択しましょう。自分でコーティングを施すこともできるので、費用を抑えたいという方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
コーティングをする際の注意点
コーティング処理を施す際に気をつけたいことは、若干の艶が出てしまうことと費用がかかることです。塗装を覆う関係上、外観に多少の変化が起こることもあるので、このことを把握してからコーティング処理を行いましょう。
費用は自分で行うか業者に依頼するかで大きく変わります。自分で行えば最小限の出費ですみますが、仕上がりや持続期間は専門家の仕事にはおよばない場合が多いでしょう。必要な道具をそろえる初期投資も必要なので、以降も継続的に自分でコーティングし続けるという方以外は業者に頼んだほうが安く済む場合もあります。
マット塗装専用のガラスコーティングもある
マット塗装を施した車には、専用のガラスコーティングがおすすめです。耐久性の向上やメンテナンスが楽になるだけではなく、艶が出ないようになっているので外観も損ねません。
ただ、専用のガラスコーティングは費用が多くかかるのがネックです。業者に小型車のコーティングを依頼した場合、通常のガラスコーティングが5万円~8万円台なのに対し、専用コーティングは10万円以上する場合もあります。利用する場合は、保証期間やアフターサポートも視野に入れてどちらがよいのか比較するようにしましょう。
まとめ
マットブラック塗装は、重厚感と迫力があるビジュアルを演出できるのが魅力です。BMWのスタイリッシュな車がさらに存在感抜群の黒いボディとなれば、道行く人々の目をひきつけるでしょう。
かっこいい反面、汚れやすかったりメンテナンスが大変だったりといった注意点もあるので、自分が車に何を求めているのかをよく考えてカスタマイズする必要があります。「ネクステージ」では、マットブラックの車も在庫を取り揃えています。マットブラックに塗装したいというときもぜひネクステージにご相談ください。
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