ポルシェケイマンの故障について気になる方へ!故障が多く報告されている箇所について
ポルシェには、1,000万円を超える金額で販売されているモデルもあります。その中で比較的手が届きやすいのが「ケイマン」です。しかし、憧れのポルシェを所有したいとケイマンの購入を検討しても、その後の故障が不安で購入に踏み切れないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ケイマンで故障が多く報告されている箇所を解説します。リスクを把握し納得できれば、不安を減らして購入できるでしょう。
※目次※
・ケイマンでは「デフオイル」「エアコン」「ウォーターポンプ」の故障が多い。日頃のメンテナンスでこの3か所を気にかけよう。
・異常を感じた場合はすぐに修理業者へ連絡。放置すると車が動かなくなる恐れも!
・ケイマンの修理や中古車の購入は、輸入車のノウハウや知識が豊富で、安心の保証も付けられるネクステージがおすすめ!
ポルシェケイマンで故障が多く報告されている箇所
世界中で多くの車が販売されていますが、車種特有の「壊れやすい箇所」があることがあります。パワーウィンドウが故障しやすかったり、エンジンオイルが漏れやすかったりと症状はさまざまです。ケイマンにも、壊れやすいと報告されている箇所があるので紹介します。知らずに購入して、後悔しないように把握しておきましょう。
デフオイル
ケイマンではデフオイルが漏れる故障が多く報告されています。デフとは「デファレンシャルギヤ」の略称であり、駆動輪の間に備わっている装置です。
カーブを曲がる際、内側のタイヤの回転数は少なく、外側のタイヤの回転数は多くなります。内側と外側のタイヤで回転数に差が生じるため、この差を吸収するのがデフの役目です。
デフはデフオイルが適正量あることで、スムーズにしっかりと稼働します。デフオイルがない状態で走行していると、最悪の場合は走行不能になり危険です。不足や漏れがないか定期的に確認するようにしましょう。
エアコン
エアコンが故障した場合、異音が発生するケースが報告されています。「コロコロ」「カラカラ」といった異音が聞こえたら、エアコンの「コンプレッサー」の故障である可能性が高いので確認してみましょう。
エアコンのコンプレッサーは、冷房で車を冷やす際に利用する装置です。エアコンの冷房はコンプレッサーによって圧縮されたエアコンガスを使って、車内に冷気を送っています。コンプレッサーが故障するとエアコンガスの圧縮が不可能になり、車内の温度が低くなりません。夏場に不快な思いをするので注意しましょう。
ウォーターポンプ
ケイマンで多い症状は、ウォーターポンプからの冷却水漏れです。冷却水が漏れて十分な量がなくなると、エンジンの熱をしっかりと冷やせなくなります。
エンジンの熱が冷めずに温度上昇を続けるとオーバーヒートとなり、最悪の場合はエンジンが焼き付いて炎上したり、爆発が起きてしまったりするかもしれません。冷却水漏れが発生すると通常は警告灯が点灯します。警告灯を発見したら、すぐに整備工場へと連絡することが重要です。
エンジンが焼き付いた場合、修理費が高額になる可能性があります。事前に防ぐためにも、注意を怠らないようにしましょう。
ポルシェケイマンが故障した際にかかる修理費用
ケイマンに多い故障は「デフオイル漏れ」「エアコンのコンプレッサーの故障」「ウォーターポンプからの冷却水漏れ」でした。では、それぞれの故障を修理した場合、どれくらいの修理費用が必要なのでしょうか。
・デフオイル漏れ
デフオイルが漏れるということは、デフケースなどの部品が壊れている可能性があります。原因の部品によって価格は変わりますが、部品代と工賃で5万円ほどかかるでしょう。
・エアコンのコンプレッサーの故障
コンプレッサーの交換費用は5万円~10万円ほどかかります。異音に気付いたら、すぐに整備工場に連絡しましょう。
・ウォーターポンプからの冷却水漏れ
ウォーターポンプの交換は2万円前後です。安い金額ではありませんが、エンジンが焼きつくとさらに高額な修理費用が必要になります。
ポルシェケイマンが故障した際に必要な行動
故障したら迅速な対応が必要です。「大丈夫だろう」と放置すると、パーツの交換が必要になり多額の修理費用が発生するかもしれません。最悪の場合は車の心臓ともいえるエンジンにダメージがおよび、走行不能になる恐れもあります。
エンジンの修理費用は高額ですから、愛車を手放さなければならない事態になりかねません。故障時の行動をしっかりと理解し、対処できるようにしておきましょう。
故障した状況を把握
まずは故障した状況を把握します。加速中か減速中か、直進中か曲がっている最中かなど、異変が発生した状況を明確に説明できるようにしましょう。故障時の状況が分かると、故障の原因を整備士が把握しやすくなります。
どこのパーツが故障したかも分かるなら整備士に伝えましょう。はっきりと分からなくても、異音がした場所や運転中に違和感がある場所などを説明できれば、原因追及の手助けになります。
修理業者をチェック
修理を依頼する業者もチェックしましょう。輸入車は車種のクセが強いことがあります。そのため、輸入車の整備になれている業者に依頼するのがおすすめです。
ネクステージは輸入車のディーラーも運営しているので、輸入車の知識やノウハウを豊富にもっています。多くの輸入中古車も取り扱っているため、自信をもってお客様のケイマンを整備可能です。修理のご依頼は、安心と信頼のネクステージにお任せください。
修理業者に事情を説明
どのような状況で故障したのか、どこのパーツが故障したのかなどを説明します。その後は修理の手続きを進めましょう。できる限り早い修理が望ましいため、業者に車を運んだらそのまま置いていくことをおすすめします。
車が必要なら事前に代車の交渉をしてみましょう。修理業者によっては、代車の貸し出しがない可能性もあります。その場合は、家族に別の車で来てもらうなどの対応が必要です。早めに家族に相談しておきましょう。
ポルシェケイマンの故障で考えられる原因
一昔前の輸入車は「国産車よりも壊れやすい」といわれることもありました。しかし、近年は輸入車に使われる部品の耐久性も高くなり、頻繁に故障することは少なくなったといっていいでしょう。普通に乗っていて故障する場合もありますが、中にはドライバーの対応が原因で故障することがあるのも事実です。
雑に扱う
ケイマンは、実は「故障に強い」という評価もあります。しかしどんなに丈夫な車でも、雑な扱いをすれば劣化は早まります。
エンジンオイルやフィルターなど、部品の交換時期になっても「面倒だから」と交換しないでいると不具合を起こすかもしれません。ブレーキから「キーキー」と異音が鳴っていても放置し続けると、ブレーキが効かなくなる可能性があります。愛情をもって、常に車のことを気にかけてあげましょう。
本体の不具合
ポルシェが公式に発表した不具合の場合、良品との交換対応などが行われます。今までに発表された不具合の一部は以下のとおりです。
・エアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合
不適切な製造管理によって、助手席側フロントエアバッグの点火剤の調合が設計どおりでないものがあるため、衝突時にフロントエアバッグが展開しない可能性があります。
・車体前方の車わくに関する不具合
溶接作業時の公差設定が不適切だったため、車体前方の強度が不十分なものがありました。その結果、衝突時の衝撃に耐えられず燃料が漏れる可能性があります。
・燃料配管取付ボルトに関連する不具合
燃料配管を取り付けるボルトの耐食性不足により、ボルトが腐食して破損する可能性がありました。それにより、燃料が漏れる恐れがあります。
ポルシェケイマンを中古で購入する際のチェックポイント
ケイマンは、ポルシェの中では手が届きやすい価格です。しかし、それでも安価とはいえず、憧れてもなかなか手を出せない方も多いのではないでしょうか。そのような方には中古車がおすすめです。新車よりもリーズナブルで購入できる可能性が高まります。中古で購入する場合は、これから解説するチェックポイントをしっかりと押さえておきましょう。
修理歴
中古車を購入する場合に重要なのが修理歴のチェックです。整備記録簿を見て、今までどのような部分を修理したかを確認しましょう。特定の箇所だけ修理が多かったり、不自然な修理があったりした場合、「修復歴あり」にはならない軽度な事故を起こしている可能性があります。
修理内容によっては、ドライバーの管理の悪さが原因の故障があるかもしれません。しっかりとチェックをして、質のよい中古車を選びましょう。
実際に車を確かめる
販売店を訪れて狙っている車に試乗し、状態を確かめることも大事です。インターネットや中古車情報誌の写真ではきれいに見えても、実際には傷やサビがある恐れがあります。内装に関してはシートの汚れや潰れ、においなどもチェックしましょう。
外装と内装のチェックが終わったら、エンジンをかけて少し走らせます。異音はしないか、ギアはスムーズに入るか、電装系は正常かなどを確認しましょう。販売店が家から遠くても、できる限り一度は実車を見ておくほうがおすすめです。
試乗した際の乗り心地
試乗した際は、自分に合った乗り心地かにも注目しましょう。車によって乗り心地は大きく異なります。ゴツゴツした固めの乗り心地、ソファに座っているようなコンフォートな乗り心地など、それぞれです。
乗り心地が自分好みでないと、ドライブをする際にストレスを感じることもあります。そうなると、カーライフの楽しさが薄れてしまうかもしれません。それほど乗り心地は重要な要素なので、納得するまで試乗させてもらいましょう。
まとめ
ポルシェのケイマンは、「デフオイル」「エアコン」「ウォーターポンプ」の故障が多い傾向にあります。故障しやすい3か所を日頃から気にかけることで、早い段階で故障に気付き大事に至る前の修理が可能です。
ネクステージでは、国家資格をもった整備士がお客様の愛車のメンテナンスをお手伝いします。ケイマンの中古車購入や整備は、ネクステージにお任せください。最大で3年間の保証もご利用いただけます。
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