「BMWアルピナ」とは?BMWとの違いやB3やB5の魅力、人気モデルを徹底解説
BMWは言わずと知れた高級車メーカーですが、「BMWアルピナ」をご存知の方は、あまり多くないかもしれません。アルピナは年間の生産台数が少なく、日本に輸入される車の量もごくわずかです。
しかしその性能やデザインに惹かれ、「いつかはBMWアルピナを所有したい」と考えている方も多いでしょう。そこで今回の記事では、BMWアルピナに関心がある方に向けて、BMWとの違いや魅力など幅広く解説します。
※目次※
・BMWアルピナはBMWをベースに独自モデルを生産しているメーカー。2022年3月にはBMWグループの傘下になった!
・BMWアルピナの特徴はエンブレムやアルピナライン、アルミホイールなどの独特なデザイン!
・BMWアルピナやBMWの車をお得に手に入れたい場合は中古車を検討してみよう。ネクステージなら輸入車の保証も充実!
BMWアルピナとは?BMWの公認メーカー
アルピナはドイツのチューナーであり自動車メーカーです。1965年に創立した当時は、チューナーだけ製造、販売していました。しかし、その後BMWの公認チューナーとなり、さらに車の製造もするようになったのです。
アルピナが作る車は独自のエンブレムが付いていて、見た目は控えめなデザインですが、BMWが認めるほどの高性能で日本でも人気の高い車種となっています。
BMWをベースに独自モデルを生産
もともとアルピナはチューニングパーツを作る会社で、アルピナの製造したエンジンがBMWにとても高く評価されたことから、その後BMWの公認チューナーとなりました。そして、さまざまなパーツを生産、販売するようになったのです。
BMWはアルピナのチューニングを用いて、世界のさまざまなレースで優勝を飾っています。
1977年にアルピナはレースでのチューニングメーカーを辞めて、車の製造を行う会社に転向することを発表し、1983年に正式に自動車メーカーとして登録され車を生産するようになりました。
アルピナが作る車はBMWの本社からも認められていて、BMWの保障を受けることも可能です。日本にも輸出されており、「BMWアルピナ」と呼ばれとても人気があります。
年間の生産台数は約1,700台
車の製造というと、大きな工場でそれぞれのパーツを組み立てていくようなライン生産で、大量の車を生産する場面を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかしアルピナは、なんと1台1台、人間の手によってパーツのセッティングを行なっています。
そのために大量に生産することができず、年間の生産台数は約1,700台ほどです。ひとつのモデルの車が世界に出回る数は限られていて、とても希少価値のある車種となっています。
日本でもアルピナの人気はとても高く、最初のモデルのころから、生産される約1,700台のうち、ごく一部の約300台が毎年日本へ輸出されています。
アルピナの車の一部が日本に輸出されていることを見ても、日本でアルピナを愛する人がどのくらいいるのかがよく分かります。
2022年3月BMWグループの傘下に
アルピナは、2022年3月に、BMWグループの傘下になりました。BMWグループの下で、戦略的再編に取り組むことになっています。
なおBMWとしては、アルピナブランドの商標権を獲得した形です。ラインアップの幅広さで知られるBMWですが、アルピナブランドを傘下に収めることで、さらに多様な商品展開が可能になるでしょう。
アルピナ車は、BMWグループとの契約に基づいた生産方法になります。つまり「BMWの生産ラインで事前に組み立て」をし、「アルピナのワークショップで最終組み立て」という流れです。
BMWアルピナとBMWの違いは?
アルピナとBMWの違いはどこにあるのでしょうか。どちらも走りや性能にこだわりのある車で、アルピナはBMW公認のメーカーでもあります。
しかし細かい部分でBMWとの違いがあり、ひとつひとつを手作業で品質を保つために限られた数の生産を続けているアルピナが欲しい、というマニアの情熱をかき立てているのです。
旧モデルはエンブレムが異なる
現在はBMWのエンブレムを使っているアルピナですが、旧モデルにはアルピナのオリジナルのエンブレムが付いていました。赤と青のカラーで、左側にはダブル・チョーク・ウェーバーのエアファンネルが、そして右側にはクランクシャフトが書かれています。
また、赤は限りない情熱の赤であり、青は知性と高い志を表している色です。ハンドメイドでひとつひとつを取り付け、生産拡大をせず確かな車を作り続けるアルピナの社訓や意志を感じられるエンブレムとなっています。
車の前後に貼ってありましたが、現在の新車にはBMWのエンブレムが付いているので、旧モデルのアルピナのエンブレムはとても価値のあるものです。旧モデルのエンブレムがよいと、旧モデルのアルピナを探す人もいます。
独特なアルミホイール
アルピナとBMWの大きな違いで、外見を見てすぐに判断できるのがホイール部分になります。アルピナのクラシック・ホイールは細い20本のスポークで作られていて、走行中の優雅な印象が特徴的です。
このアルピナのホイールはデザイン性だけで考えて作られたわけではなく、軽量化のため、また強度を上げるといった機能性の面から考えられたものです。クラシック・ホイールとして40年もの間、多くのアルピナモデルの足回りを飾ってきました。
現在もモデルによって、アルピナのクラシック・ホイールは19~20インチのサイズが展開されていて、それぞれの車種のアルピナらしさや優美さを引き立てています。
ボディの「アルピナライン」
もうひとつ、一目でBMWとアルピナの違いがわかるのがボディに描かれている「アルピナライン」です。デコセットとも呼ばれていて、ボディの両サイドにゴールドかシルバーのラインが描かれています。
雪の結晶がモチーフになった水平の二本のラインにはALPINA(アルピナ)の文字があり、ボディの色に合わせてゴールドやシルバーでアルピナラインが入っているのです。
このアルピナラインはすべての車種に描かれて出荷されるわけではなく、日本やイタリアなどいくつかの国のみなので、とても希少な車といえます。またラインは塗装ではないので、何年も乗っていると色などが劣化してきますが、貼り替えることも可能です。
BMWアルピナの現行モデルの魅力とBMWを比較
BMWアルピナの現行モデルとしては、「BMWアルピナB3」と「BMWアルピナB5」があります。「BMWの既存モデルとどう違うの?」と気になっている方も多いでしょう。
ここでは、BMWアルピナの現行モデルの魅力と、BMWとの比較を紹介します。細かいスペックなどが気になっている方は、ぜひチェックしてください。
BMWアルピナB3の魅力
BMWアルピナB3は、BMWの3シリーズをベースとした車です。直列6気筒エンジン搭載で、最⾼出⼒495PS・最⼤トルク730Nm・巡航最⾼速度305km/hとなっています。ラインアップは、LIMOUSINEとTOURINGの2種類です。
ボディは、3シリーズにかなり近いスタイルです。しかしアルピナオリジナルのエンブレムや、アルピナラインなど、アルピナ独自のデザインも多く用いられています。また先ほど紹介した、独特なアルミホイールも大きな特徴です。
BMWアルピナB3とBMW M3の違い
BMWアルピナB3とBMW M3の違いは、以下の通りです。
|
BMWアルピナB3 |
BMW M3 |
エンジン |
直列6気筒エンジン |
直列6気筒エンジン |
最⾼出⼒ |
495PS |
510PS |
最⼤トルク |
730Nm |
650Nm |
巡航最⾼速度 |
305km/h |
250km/h |
特に大きく異なるのは、最高速度です。またアルピナオリジナルのエンブレムやアルピナライン、アルミホイールなど、デザイン面での違いも多くあります。
BMWアルピナB5の魅力
BMWアルピナB5は、BMWの5シリーズをベースとした車です。V型8気筒エンジン搭載で最⾼出⼒621PS・最⼤トルク800Nm・巡航最⾼速度330km/hとなっています。アルピナB3よりも、パワフルな走りが可能です。
特にV型8気筒エンジンのサウンドは圧巻で、スポーティな車ならではの魅力を感じさせます。アルピナならではのデザインも随所に施されており、次世代的なスタイルを持つ1台です。B3と同じく、LIMOUSINEとTOURINGの2種類が展開されています。
BMWアルピナB5とBMW M5の違い
BMWアルピナB5とBMW M5の違いは、以下の通りです。
|
BMWアルピナB5 |
BMW M5 |
エンジン |
V型8気筒エンジン |
V型8気筒 Mエンジン |
最⾼出⼒ |
621PS |
625PS |
最⼤トルク |
800Nm |
750Nm |
巡航最⾼速度 |
330km/h |
250km/h |
いずれもV型8気筒エンジンを搭載しており、エンジンパワーとしては似通ったところがあります。しかし、やはりアルピナの方が、高い最高速度を持っているようです。
中古車で探すBMWアルピナの人気モデル
それでは日本で人気のあるアルピナのモデルについて見ていきましょう。性能やデザインはもちろん、ボディのカラーやシートなど車を選ぶ時にはいろいろチェックしておきたいところがあります。
またどんな用途で乗るかによっても最適なモデルは異なるので、人気のモデルを参考に、自分にぴったりのアルピナを見つけてください。
アルピナXD3
全長(mm) |
4,715 |
全幅(mm) |
1,897 |
全高(mm) |
1,665 |
エンジン |
直列6気筒/ビ・ターボ |
総排気量(cc) |
2,993 |
最高出力 (kW (PS) / 1/min) |
261(355) /4,000~4,200 |
最大トルク (Nm(kgm) / 1/min) |
730(74.4) /1,750~2,750 |
以前からのモデルを引き継いで発売されたアルピナXD3は、性能やドライビング、ハンドリングなどすべての面において先代を上回るレベルに改良されています。
ボディはBMW X3をベースに作られており、最先端のディーゼルエンジンを搭載しています。さらには最新の排出ガス処理技術によって、快適で地球や環境に優しい走りを実現しているのです。
SUVモデルで3.0リッター直列6気筒ビ・ターボ・エンジン搭載なので、燃費がよく日常生活で快適に乗れる車でもあります。パワフルな加速とどんな路面でもしっかりとした走りを楽しむことができる力強い足回りが特徴です。SUVでありながら、燃費は14.5km/L、CO2排出量は173g/kmとなっています。
アルピナB3ビターボ
全長(mm) |
4,723 |
全幅(mm) |
1,827 |
全高(mm) |
1,440(LIMOUSINE)/ 1,438(TOURING) |
エンジン |
直列6気筒/ビ・ターボ |
総排気量(cc) |
2,993 |
最高出力 (kW (PS) / 1/min) |
364(495)/5,000~7,000 |
最大トルク (Nm(kgm) / 1/min) |
730(74.4)/2,500~4,500 |
アルピナB3ビターボはBMWの3シリーズをベースに作られている車です。ボディ自体はBMWの3シリーズと同じですが、ボディの横にあるアルピナラインやアルピナの文字が刻まれたエアロパーツなどでアルピナであることを印象づけています。
エンジン自体はオリジナルのアルピナ仕様です。トランスミッションのトルクコンバーターはアルピナ製でドライブシャフトもオリジナルで改良されています。
そして、アルピナの中でももっともコンパクトな車体です。外観が控えめなのは従来どおりですが、カラーが豊富にあり、廃盤カラーからも選ぶことができるものもあります。日常に乗る車として良質で最適なコンパクトカーです。
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まとめ
BMWアルピナは、BMWをベースにした、個性的なデザインを持つ車を販売しています。アルピナはBMWと競合しているわけではなく、BMWの傘下として、独自の強みを発揮しているメーカーです。これからどのような車を発表していくのか、大きく注目されています。
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