憧れのごつい車15選!輸入車と国産車のラインアップを一挙紹介
車の形にはさまざまなタイプがあります。基本的なセダンからハードトップやハッチバック、ステーションワゴンなどが代表的なものですが、最近はSUVが人気な印象です。SUVはジープなどのオフロード4WD車から発展してきたという歴史から、迫力のあるいわゆる「ごつい」スタイルが特徴となっています。
また、もうひとつの人気ジャンルであるミニバンも大型のモデルになると「ごつい」イメージとなり、そのごつさを求めるユーザーも少なくありません。この記事ではそのような「ごつい」車について、輸入車と国産車それぞれ代表的なモデルを紹介します。
※目次※
・「ごつい車」は存在感が抜群。大きなボディだからこそのごつさもあれば、悪路走破性などを備えた力強さを感じるSUVもある
・輸入車はボディが大きめの傾向があり、ごつい車が数多く存在する
・国産車でもSUVの車種が増えたことからごつい車が選びやすくなっている
憧れのごつい車を手に入れよう!
ひとくちに「ごつい」といっても、その感じ方は人によって違います。機能を追求した結果として、ごつくなったケースもあれば、最初からごついイメージを狙って迫力のあるデザインにしたという車もあるでしょう。ここではごつい車の成り立ちの違いや、ごつい車ならではの特徴について解説します。
「ごつい」には2通りの考え方がある
ごつい車には大きく分けて2つの成り立ちがあります。ひとつは丈夫さを追求して必然的にごつくなるというもので、もともとオフロードなどで走行するために設計されたジープやそこから派生したSUVが代表的なモデルです。
また、大型車はその大きさから迫力のあるごついイメージとなりやすいですが、それをさらに強調してごついデザインを採用する車もあります。特にミニバンは背が高いため、より存在感を持たせるためにごついデザインが採用されている車も存在している印象です。
耐久性が高く悪路走行に適した車種も選べる
ごつい車の代表ともいえるオフロード4WD車は、誕生の経緯やその用途から、悪路走破性や耐久性には他の車種にはまねのできないものがあります。その一方でSUVにはオンロードや都会での使用を重視した車種もありますが、さまざまなシーンの走行に対応している耐久性が高いモデルも数多く見つかるでしょう。
また、路面に合わせた走行モードの切り替え機能やヒルディセントコントロールなど、悪路を走行するための装備も充実していて、オフロード4WD車ほどではないとしても、キャンプ場などへの往復などでは十分な性能を持っています。
ごつい車7選【輸入車】
海外では日本のような5ナンバー枠といったサイズの制約があまりないこともあり、国産車と比べてボディサイズが大きめな印象を受けるかもしれません。特に全長が同じくらいの車種同士で比べると輸入車のほうが全幅は広く、コンパクトカーと呼ばれるクラスでも3ナンバーとなるケースもあるほどです。
ここでは輸入車の中でごつい車を紹介します。SUVが中心となりますが、国産車では実現できない大きさとともに、デザインも特徴のあるものばかりです。
メルセデス・ベンツ:Vクラス
メルセデス・ベンツのVクラスは、日本に正規輸入されているメルセデス・ベンツで唯一のミニバンタイプのモデルです。3列シートの7人乗りで、全てのシートが独立していてゆったりとくつろげます。広大な室内空間のためにボディサイズは大きく、全幅は1,930mmもあり、大型のフロントグリルによってごついイメージとなっています。
また、全長は3種類あり、標準ボディでも4,905mm、ロングでは5,150mm、最長のエクストラロングでは5,380mmという輸入車ならではの大きさです。
全長 |
4,905mm |
全幅 |
1,930mm |
全高 |
1,930mm |
※2024年3月時点で発売中のV 220 d AVANTGARDEのスペックより
クライスラー・ジープ:グランドチェロキー
オフロード4WD車の老舗であるジープブランドの上級モデルがグランドチェロキーです。チェロキーよりも一回り大きく、装備や性能もチェロキーよりも一段上となっています。
ボディの大きさに加えてフロントまわりのデザインが迫力のあるデザインとなっていて、全体的にごついジープのラインアップの中でもごつさを重視する人にはおすすめです。
全長 |
4,900mm |
全幅 |
1,980mm |
全高 |
1,810mm |
※2024年3月時点で発売中のLimited 4xeのスペックより
クライスラー・ジープ:ラングラー アンリミテッド
ジープ・ラングラーは1987年に登場したモデルです。ジープの歴史の中では比較的新しいモデルですが、デザインは昔ながらのジープのイメージを残したものとなっています。
具体的には、ボンネットが狭くフロントフェンダーが独立した存在感のあるものとなり、ドアのヒンジがむき出しになっているなど、ごついデザインとなっています。
全長 |
4,870mm |
全幅 |
1,930mm |
全高 |
1,855mm |
※2024年3月時点で発売中のアンリミテッドのスペックより
キャデラック:エスカレード
キャデラックエスカレードは、アメリカの高級車ブランドであるキャデラックの大型SUVです。グレードごとに色を変えた大型のフロントグリルや長さ90cmの縦長のリアコンビネーションライトなどでごつさが演出されています。
また、エンジンの小型化が広まっている中で、6.2LのV型8気筒エンジンを搭載していて、エンジン音も含めてごつい車となっています。
全長 |
5,400mm |
全幅 |
2,065mm |
全高 |
1,930mm |
※2024年3月時点で発売中のPREMIUMのスペックより
メルセデス・ベンツ:Gクラス
メルセデス・ベンツGクラスは、1979年にゲレンデヴァーゲンとして登場したモデルです。もともと軍用車として使えるように設計されたので、ごつさは折り紙付きです。
2018年に大幅な改良がされて、基本的なデザインは変わっていないものの、ボディサイズが大型化したことから、さらにごつい車となっています。
全長 |
4,666mm |
全幅 |
1,985mm |
全高 |
1,975mm |
※2024年3月時点で発売中のGrand Editionのスペックより
ハマー:H3
ハマーH3は、メルセデス・ベンツGクラスと同様に軍用車として設計されたハマー(H1)のイメージを生かしたSUVです。基本設計は一般車両ですが、ハマーのごつさをうまく表現したデザインとなっています。
ハマーには一回り大きいH2もありますが、H3は全長4,742mm、全幅1,897mmと他の大型SUVとあまり変わらない大きさで、ハマーのごつさを無理なく体験できるモデルです。
全長 |
4,742mm |
全幅 |
1,897mm |
全高 |
1,872mm |
※2024年3月時点で発売中のH3のスペックより
ランドローバー:ディフェンダー130
ディフェンダーはランドローバーの本格的オフロード4WD車で、初代は数多くの改良をくりかえしながら70年以上も生産されていました。2代目は2020年に登場し、ボディサイズによって90、110、130の3つのモデルがあります。
初代の四角いイメージを残しながら現代的なデザインとなった2代目は、よりごつさが増して、迫力のあるスタイルとなっています。
全長 |
1,970mm |
全幅 |
4,510mm |
全高 |
1,995mm |
※2024年3月時点で発売中のDEFENDER 90 | DEFENDER S P300 AWDのスペックより
ごつい車8選【国産車】
ごつい車は輸入車だけでなく国産車にも多数あります。輸入車と同様にSUVが多くなりますが、ミニバンやピックアップトラックもありますので、用途や好みに合わせて選べます。
ここでは、国産車のごつい車を8車種紹介します。それぞれの個性や特徴を見比べて自分に合うと思った1台を探しましょう。
レクサス:LX
レクサスLXはレクサスのSUVの中でもフラッグシップモデルとして位置付けられています。ランドクルーザーゆずりの優れた悪路走破性に加えてレクサスならではの高級感のあるインテリアを持つプレミアムSUVです。
そして、大型のグリルを備えたフロントまわりやレクサス最大の22インチホイールなど、上質さの中にもごつさを備えたデザインとなっています。
全長 |
5,100mm |
全幅 |
1,990mm |
全高 |
1,885mm |
※2024年3月時点で発売中のLX600のスペックより
トヨタ:FJクルーザー
FJクルーザーは当時のランドクルーザープラドをベースにしたモデルで、販売が終了した後も根強い人気を持つランドクルーザー40系をモチーフとしたデザインを採用しています。車名の「FJ」は、当時のランドクルーザー40系(ガソリン車)の型式である「FJ40」から取られたものです。
丸型ヘッドライトによるポップな印象を持ちながらも、ランドクルーザー独特のごつさをしっかりと主張しています。
全長 |
4,635mm |
全幅 |
1,905mm |
全高 |
1,840mm |
※生産終了のため2017年時点で発売されていたFJクルーザーのスペックより
トヨタ:ランドクルーザー
ランドクルーザーは1951年に登場した「トヨタジープBJ型」以来70年以上の歴史を持つトヨタ車の中で最長のブランドです。その信頼性や耐久性、悪路走破性から海外でも人気で、サイズや用途の違う派生モデルを生み出しながら進化を続けています。
ランドクルーザー300はロングボディのワゴンの「50系」から発展したモデルで、オフロード性能はもちろん、トヨタの最上級SUVとしての豪華さも備えています。歴代モデルから続くごつさは健在で、他のトヨタ車にも設定されている「GRスポーツ」ではそのごつさがさらに際立っています。
全長 |
4,985mm |
全幅 |
1,980mm |
全高 |
1,925mm |
※2024年3月時点で発売中のZXのスペックより
トヨタ:アルファード
アルファードはトヨタのミニバンの中で最上級モデルとなります。兄弟車としてヴェルファイアがあり、以前はヴェルファイアのほうがごついイメージでしたが、徐々にアルファードのごつさが増していき、現行モデルはスマートでスポーティーなヴェルファイアに対して豪華でごついというのがアルファードのイメージです。
大きなボディによる広々とした室内空間と上質なインテリアにより快適な移動空間を実現しています。また、シートアレンジも豊富で、ごついだけでなく実用性も十分なモデルです。
全長 |
4,995mm |
全幅 |
1,850mm |
全高 |
1,935mm |
※2024年3月時点で発売中のExecutive Loungeのスペックより
三菱:デリカD:5
デリカD:5はSUVとミニバンを融合させた三菱の大型ミニバンです。デリカは2代目の頃からパジェロと同様の4WDシステムを搭載したモデルが存在し、SUVがブームになる前からごついワンボックスカー/ミニバンとして独自のポジションを確立していました。
デリカの名に恥じない悪路走破性を持ちながら、ミニバンならではの豊富なシートアレンジを持ち、日常からアウトドアまで幅広いシーンで活躍できるミニバンです。2019年にフロントを中心に大幅にデザインが変更され、さらにごついイメージとなりました。
全長 |
4,800mm |
全幅 |
1,795mm |
全高 |
1,875mm |
※2024年3月時点で発売中のPのスペックより
トヨタ:ハイラックス
ハイラックスはトヨタのピックアップトラックです。かつては一般の商店などで使われるトラックとして販売されていましたが、4WDモデルを中心にごついグレードもありました。いったん国内での販売が中断した後に国内での販売が再開された時には、海外向けに設計されたこともあり、よりごつい外観となりました。
ピックアップトラックといってもダブルキャブの5人乗りで、フレキシブルなシートを採用するなど、ボディの大きさを除けば実用性もしっかりと確保されているといえるでしょう。
全長 |
5,320mm |
全幅 |
1,900mm |
全高 |
1,840mm |
※2024年3月時点で発売中のGR SPORTのスペックより
トヨタ:ハイエースワゴン
ハイエースはトヨタのワンボックスカーですが、街中でよく見かけるのは4ナンバーサイズの普通のバンなので、ごついというイメージを持つ人は少ないかもしれません。しかし、スーパーロングボディのバンやワゴンはワイドボディになるとともにフロントのデザインもごついものとなります。
スーパーロングのワゴンは10人乗りで、マイクロバスのコミューターと同じボディなので大型免許でないと運転できないのではと思うかもしれませんが、定員10人以下であれば普通免許で運転ができるので問題はありません。
全長 |
5,380mm |
全幅 |
1,880mm |
全高 |
2,285mm |
※2024年3月時点で発売中のグランドキャビンスーパーロングのスペックより
マツダ:CX-8
CX-8はマツダの大型SUVで、その後登場するCX-60よりも全長は長くなっています。その長い全長を生かして他のCXシリーズにはない3列シートを採用しています。そのため、SUVとは思えないミニバンのような高い居住性が魅力となっています。
大柄なボディサイズならではのごつさも魅力である一方で、全幅はCX-5と同等でCX-60よりも狭いため、ごつい車でありながら日常の取り回しに苦労するようなことはないバランスの良さも持っています。
全長 |
4,900mm |
全幅 |
1,840mm |
全高 |
1,730mm |
※生産終了のため2021年時点で発売されていた25S Proactive Black Tone Editionのスペックより
まとめ
車選びのポイントとして、燃費や居住空間、安全装備などを上げることが多いでしょう。しかし、車の性能がどのモデルも良くなっている現代では、デザインで選ぶという方法も十分意味があるのではないでしょうか。
そして「ごつい」という基準で選ぶというのは、他にはない個性的な車に乗りたいという希望にとても合う選択基準かもしれません。最近のSUVブームから、輸入車だけでなく国産車でもごつい車が増えています。それらの中に自分に合った車があるかもしれません。
▼ライタープロフィール
岩本佳美
漠然と「車関係の仕事がしたい」という想いのもと、飲食業界から自動車メディア業界に飛び込むという破天荒な人生を歩んでいる。愛車がスバルのWRXということもあり、主にスバル系の記事をWebや紙媒体に寄稿。モータースポーツが大好きで、レース観戦はもちろん、サーキット走行や24時間耐久のカートレースにも出場するなど、自らも走ることでその楽しさや面白さなどを経験しながら情報発信している
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