ベンツ Gクラスを徹底分析!歴史や旧モデルのスペック、中古車価格を紹介
メルセデス・ベンツ Gクラスは、力強いボディデザインと走行性能の高さが人気の最高級クロスカントリービークルです。1979年の誕生から長年愛され続けているモデルということで、Gクラスがどのように進化してきたのかを知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Gクラスの誕生から現在までの歴史と旧モデルの基本スペック、最新の中古車価格、買取相場を紹介します。新型Gクラスの最新情報も紹介しますので、ベンツ Gクラスの購入または買い替えを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
2.メルセデス・ベンツ Gクラスの旧モデルのスペックをチェック
5.メルセデス・ベンツ Gクラスの中古車をネクステージで探そう!
・ベンツ Gクラスは、軍用車をルーツにした本格オフローダーとして現在でも高い人気がある。
・欧州で発表された6年ぶりとなる新型モデルは、マイルドハイブリッドシステム搭載車とBEV(電気自動車)のラインアップ。
・Gクラスを購入するのであれば、旧モデルを売却する人が増えるこれからの時期がおすすめ。
メルセデス・ベンツ Gクラスとは?モデルチェンジの歴史
メルセデス・ベンツ Gクラスは、軍用車として開発されたモデルが乗用車として進化したことで誕生しました。オフローダーとしての高い走破性はもちろん、上質なインテリア空間や快適な装備、優れた安全性能も兼ね備えています。
ここでは、Gクラス誕生から現在までのモデルチェンジの歴史と、欧州で発表された新型Gクラスの情報を見ていきましょう。
1979年:初代Gクラス「ゲレンデヴァーゲン」W460型が登場
初代Gクラスは、メルセデス・ベンツとシュタイア・プフ(オーストリアの自動車メーカー)の共同開発により、1970年に軍用車用として開発された「ゲレンデヴァーゲン」W460型のことを指します。
「ゲレンデヴァーゲン」とは、ドイツ語で「オフロードビークル」や「クロスカントリービークル」の意味です。軍用としての高い走破性を実現しており、後に軍用車W461型とW462型が発売されています。1981年にはバンパーの大型化やフォグランプの装着がなされ、乗用車としての需要が拡大しました。
(参考:『Gクラスのおすすめな年式とは?グレードごとの違いや魅力をご紹介|新車・中古車の【ネクステージ】』)
1991年:フルタイム4WDのW463型が販売開始
本格的な乗用車であるW463型が登場したのは、1991年のことです。パートタイム4WDからフルタイム4WDへと変更されたことに加え、ABSや電子制御デフロックによって走行性能が向上しました。
ラジエーターグリルやフェンダーなどの大幅変更により、洗練されたデザインへ変更されたことも特徴です。
1992年のマイナーチェンジでは、V8型エンジン搭載の500GEが登場しました。1995年にはG320、1998年にはG500に変更されるなどさまざまな変遷を経ています。2013年9月には、クリーンディーゼルモデル「G350 Blue TEC」も追加されました。
2018年:W463型の大幅改良
2018年には、Gクラスの歴史の中で最も大幅な改良がなされています。新開発のラダーフレームや専用のサスペンションを採用したことにより、悪路走行時の強度・剛性・安全性が高まったことに加え、走破性も向上しました。
ボディサイズの大型化で室内各部のサイズも広くなり、居住性も大幅に向上しています。先進の安全運転支援システムも搭載され、安全性と利便性が向上したことも特徴です。
2024年:新型Gクラスが登場
メルセデス・ベンツは、2024年3月に欧州で新型Gクラスの発売を発表しました。新型Gクラスは全てマイルドハイブリッド車となり、Gクラス初のBEVもラインアップします。
ボディサイズを大型化して室内空間の広さを確保し、空力性能を配慮したデザインに変更したことにより、走行安定性と車内の快適性が大幅に向上しました。日本での発売は、2024年7月時点では公式発表されていません。
メルセデス・ベンツ Gクラスの旧モデルのスペックをチェック
メルセデス・ベンツ Gクラスは、2024年3月に欧州で新型が公表されました。2018年の大幅改良以来、6年ぶりの改良モデルです。欧州ではすでに2月ごろから受注を開始していますが、スペックは公式に公開されていません。
ここでは、新型Gクラスのベースになるであろう旧モデルのスペックをグレード別に紹介します。
(参考:『中古車「ベンツ・Gクラス」の賢い購入方法や探し方を徹底解説!|新車・中古車の【ネクステージ】』)
G400d
G400dは、高い静粛性とスムーズな加速を実現するクリーンディーゼルエンジン「OM656」を搭載しています。
機能や装備はG350d同等ですが、12色のボディカラーや左ハンドルと右ハンドルが選べることが特徴です。内装色と特別感を高める「G manufakturプログラム」の対象モデルでもあります。
全長×全幅×全高(mm) |
4,660×1,930×1,975 |
ホイールベース(mm) |
2,890 |
車両重量(kg) |
2,490 |
エンジン種類 |
直列6気筒DOHC ICターボ |
最高出力【kW(PS)/rpm】 |
243(330)/3,600~4,200 |
最大トルク【N・m(kgf・m)/rpm】 |
700(71.4)1,200~3,200 |
総排気量(L) |
2,924 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
トランスミッション |
9AT |
(参考:『Gクラス(メルセデス・ベンツ)のモデル・グレードカタログ一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
G550
G550は、初代からラインアップされているGクラスのベースグレードです。2018年の改良で大幅に進化し、4.0LのV8DOHCツインターボと9速ATの組み合わせにより高い走行性能を実現しています。
全長×全幅×全高(mm) |
4,660×1,930×1,975 |
ホイールベース(mm) |
2,890 |
車両重量(kg) |
2,450 |
エンジン種類 |
V型8気筒DOHCツインターボ |
最高出力【kW(PS)/rpm】 |
310(422)/5,250~5,500 |
最大トルク【N・m(kgf・m)/rpm】 |
610(62.2)/2,000~4,750 |
総排気量(L) |
3,982 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
トランスミッション |
9AT |
G350d
G350dは、G400d同様のクリーンディーゼルエンジンを搭載しています。搭載エンジン「OM656」は、欧州におけるRDE(実路走行試験)の規制に適合した環境性能の高いものです。
排出ガスの浄化システム「EGR(マルチウェイ排出ガス再循環)」を配置したことで浄化効率の低下を防ぎ、高い静粛性を持ちつつスムーズな加速を実現しています。
全長×全幅×全高(mm) |
4,660×1,930×1,975 |
ホイールベース(mm) |
2,890 |
車両重量(kg) |
2,460 |
エンジン種類 |
直列6気筒DOHCターボ |
最高出力【kW(PS)/rpm】 |
210(286)/3,400~4,600 |
最大トルク【N・m(kgf・m)/rpm】 |
600(61.2)/1,200~3,200 |
総排気量(L) |
2,924 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
トランスミッション |
9AT |
AMG G63
AMG G63は、Gクラスのオフロード走行性とAMGのモータースポーツのテクノロジーを搭載したパフォーマンスモデルです。最高出力430kW、最大トルク850N・mを発揮する4.0Lツインターボエンジンと9速ATの組み合わせにより、高い走行性能を実現しました。
AMG強化ブレーキやAMGモデル専用サスペンションなど、AMG専用装備を採用していることも特徴です。
全長×全幅×全高(mm) |
4,665×1,985×1,975 |
ホイールベース(mm) |
2,890 |
車両重量(kg) |
2,530 |
エンジン種類 |
V型8気筒DOHCツインターボ |
最高出力【kW(PS)/rpm】 |
430(585)/6,000 |
最大トルク【N・m(kgf・m)/rpm】 |
850(86.7)/2,500~3,500 |
総排気量(L) |
3,982 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
トランスミッション |
9AT |
(参考:『Gクラス(メルセデス・ベンツ)の燃費情報|新車・中古車の【ネクステージ】』)
新型メルセデス・ベンツ Gクラスの最新情報
欧州で発表された新型Gクラスは、全てのモデルにISGと48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載されています。G440dはG450dへ、G550はV8から直列6気筒のG500へ変更され、G63と合わせて3種類のグレードがラインアップとなりました。
また、Gクラス初のBEVも追加されています。ここでは、欧州で発表された新型Gクラスの最新情報を確認しましょう。
※ 新型Gクラスの日本導入時期は未定です
※ 日本に導入するラインアップは未定です
(2024年7月時点の情報です)
迫力のフロントグリルで立体感のあるデザイン
新型Gクラスは従来のGクラスの四角いボディを少し変更し、フロントグリルやスポイラー、バンパーの形状を変えて空力性能の向上を図っています。フロントウインドー上部にスポイラーを配置しているモデルもあるほどです。
力強いデザインと目立つよう配置されたスペアタイヤリングなど、Gクラスの武骨なデザインを強調しながら、平面ではなく立体感のあるデザインに変更されました。
ラグジュアリーさをアップさせた装備内装
新型Gクラスのインテリアは、丁寧に仕上げられたレザーインテリアによりラグジュアリーさが増し、装備品も最新のものに変更されています。特に、インフォテインメントシステムに音声認識機能付きのMBUXが採用されたことは大きな変化です。
他にも、タッチ式液晶パネルやタッチコントロール式のステアリングホイール、パッド式のコマンドコントローラーなど、さまざまなものが刷新されました。これにより、ゆったりとくつろげる快適性の高い室内空間を実現しています。
Gクラス初の電気自動車も登場予定
新型Gクラスには、初のBEV「G580 with EQテクノロジー」が設定されました。搭載された駆動用バッテリーは116kWhの容量があり、最高航続距離は473kmです。モーターは各車輪にひとつずつ装備され、最高出力432kW、最大トルク1,164N・mを発揮します。
オフロード走破性を下げないように、従来のラダーフレームを共有していることも特徴です。BEVでありながら、走行性能にもこだわっています。
メルセデス・ベンツ Gクラスの中古車価格と買取価格
Gクラスは、本格オフローダーとしての走行性能や他にはないエクステリアデザインから人気があります。日本での新型発売はいまだ発表されていないことから、旧モデルの購入を検討している方や、買い替えのために売却を検討している方もいるでしょう。
ここでは、ネクステージで取り扱っているGクラスの現在の中古車価格と買取相場を紹介します。
Gクラスの中古車価格
Gクラスは高級車のため、中古車で探す場合でも500万円以上の予算を見ておきましょう。ネクステージで販売しているGクラスの中古車価格は以下の通りです。
グレード名 |
中古車価格(税込み) |
G350 |
642万9,000円 |
G350d(ラグジュアリーパッケージ/AMGラインラグジュアリーパッケージ) |
849万9,000円~1,553万4,000円 |
G400d(AMGライン manufakturプログラム/プロフェッショナルエディション) |
1,714万9,000円~2,409万9,000円 |
G550 |
732万9,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『Gクラス(メルセデス・ベンツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
Gクラスの中古車買取価格
Gクラスの売却を検討している方は、買取業者の買取実績を参考にするのがおすすめです。
ネクステージの最新の買取実績で確認すると、高年式のモデルであれば1,500万円以上の価格で買取されています。しかし、買取価格はあくまでも目安です。車両状態によって大きく変わることを理解しておきましょう。
グレード名 |
年式 |
走行距離 |
買取価格 (税込み) |
G350d |
2022年式 |
18,569km |
1,400万円 |
G400d |
2023年式 |
2,681km |
1,739万2,000円 |
G400d AMGライン |
2023年式 |
3,408km |
1,678万2,000円 |
G400d AMGライン |
2022年式 |
8,081km |
1,780万8,000円 |
(2024年7月時点の情報です)
(参考:『Gクラス(メルセデス・ベンツ車)の買取相場・査定実績一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
メルセデス・ベンツ Gクラスの中古車をネクステージで探そう!
メルセデス・ベンツ Gクラスの中古車を探すのであれば、ネクステージがおすすめです。ネクステージは中古輸入車も豊富に取り扱っています。独自の保証サービスを用意しているため、安心してご購入いただけることも特徴です。
ここからは、ネクステージの魅力とネクステージでGクラスを購入するメリット、充実した保証内容を紹介します。
人気の高級輸入車が豊富にそろう
ネクステージの中古車総在庫は、全国に約3万台もあります。全国の店舗にある車両を最寄りの店舗に取り寄せできるため、写真では分からない細かな傷もしっかりチェックし、納得いただいた上での購入が可能です。
車種別に専任の熟練バイヤーを配置し、高級輸入車も売れ筋モデルを中心にバリエーション豊富に取りそろえています。
修復歴車は販売しておらず、徹底的な品質管理と第三者機関による品質鑑定も実施しているため、購入後のトラブルが心配な輸入車でも安心してご購入いただけます。
輸入車の保証も充実!愛車に合った保証を選ぼう
独自の保証サービスを用意していることも魅力です。ネクステージでご購入いただいた車は、一部の車を除いて無料保証を付帯させており、輸入中古車には1か月/走行距離無制限の保証が付いています。
無料保証以外では、メンテナンスパック付きの有料保証「サービスサポート」にも加入が可能です。輸入車は33機構320項目のメンテナンスが無料で受けられることに加え、ロードサービスやトラブル時の帰宅支援も受けられます。
まとめ
メルセデス・ベンツ Gクラスは、武骨なエクステリアデザインとオフローダーとしての高い走行性能が特徴のクロスカントリービークルです。
新型モデルの日本発売時期とラインアップは2024年7月時点では未定ですが、公式Webサイトにはドイツで発売された新型モデルが公開されており、情報解禁が待ち望まれています。
高級車であるGクラスを新車で購入するのが難しい方は、中古車で探しましょう。ネクステージは、Gクラスを含むメルセデス・ベンツの車を豊富に取りそろえています。
旧モデルであれば予算に合う車両も探せるため、ぜひネクステージの中古車在庫を確認し、お気軽に見積もりをご依頼ください。
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