マイバッハのモデルには購入条件が設けられていた?歴史を振り返ってみよう
マイバッハはメルセデス・ベンツの最上級モデルを販売しているサブブランドです。2000年代前半にはマイバッハブランドとして現在とは異なるモデルを販売していました。
マイバッハのうわさのひとつに購入条件の設定があり、格式の高い車両のみを取り扱っていたため、制限を設けていたと言われています。
メルセデス・ベンツやマイバッハブランドの購入を検討している人の中には、どのような購入条件が設けられているのかについて知りたいという方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、マイバッハの特徴や歴史についてご紹介します。
※目次※
1.購入条件を設けていた?旧マイバッハは超高級ブランドだった
・マイバッハは1900年代に設立したエンジンの製造会社。現在ではメルセデス・マイバッハとして超高級車を販売している
・1990年代~2000年代にかけて販売されたマイバッハのモデルには購入条件が設けられていた可能性が高い。
・メルセデス・マイバッハなどの高級車を購入するなら中古車がおすすめ。圧倒的な在庫数を誇るネクステージなら車選びがしやすい
購入条件を設けていた?旧マイバッハは超高級ブランドだった
現在ではメルセデス・ベンツの最上級車のみを販売するサブブランドとして活動していますが、歴史のスタートは1900年代です。
ドイツでも有数の高級ブランドとしての地位を得ましたが、他の自動車メーカーへの買収という結果に終わります。
1990年代には超高級ブランドとして復活を果たしますが、2000年代前半には生産終了の危機を経験しました。ここでは、マイバッハの誕生から現在までの歴史を振り返りましょう。
マイバッハはドイツで誕生したエンジンの製造会社
マイバッハは1909年にヴィルヘルム・マイバッハによって設立された会社です。エンジンの設計や製造をメインにしており、設立直後には巨大飛行船のエンジンを製造していました。1912年には会社名をマイバッハ・モトーレンバウに変更します。
最初の転機が訪れたのは第一次世界大戦後です。ヴェルサイユ条約による航空機の製造禁止に伴い、マイバッハは自社のエンジンを搭載した自動車の開発を目指します。1921年にはマイバッハ初となる自動車「マイバッハ W3」が公開されました。
その後もドイツ車では初めてとなる12気筒エンジンを搭載した自動車などを発売しましたが、ビジネスとしては失敗に終わります。
超高級車のブランドとして確固たる地位を得る
自動車販売事業から撤退した後もエンジンの製造を続けていましたが、1960年にダイムラーに買収されました。買収後からはメルセデス・ベンツの超高級仕様を手掛ける特設企業として、独自の道を歩みます。
1990年代に入ると新たな転機が訪れました。ハイエンドブランドとしてマイバッハが復活を果たします。1997年に開催されたた東京モーターショーでは「メルセデス・ベンツマイバッハコンセプト」が披露されました。
2002年にはダイムラー・クライスラーの傘下で「57」と「62」を発売します。超高級車の仕様になっており、多くのマスコミやユーザーからの注目を集めました。
現在ではメルセデスのサブブランドとして復活
超高級車としての確固たる地位を得たマイバッハでしたが、2000年代になると業績が低迷します。
メルセデス・ベンツで販売しているSクラスの上級版というイメージが強くなってしまい、ロールスロイスやベントレーなどのメーカーには歯が立ちません。2002年に誕生した新生マイバッハは2012年に終わりを迎えました。
一時的にマイバッハのブランドは消滅しますが、2015年にはメルセデス・ベンツのサブブランドとして復活を果たします。Sクラスの上級グレードとして、マイバッハの名称が用いられるようになりました。現在ではSクラスとGLSでマイバッハのモデルが販売されています。
マイバッハの購入条件とは?
2002年に復活を果たしたマイバッハは、生産終了する2012年にまでに複数のモデルを販売しました。最終モデルの当時の新車販売価格は4,850万円~1億4,350万円となっており、通常の自動車メーカーとは一線を画するラインアップです。
ここでは、過去に販売していたマイバッハやメルセデス・バイバッハとして販売している現行モデルの購入条件の有無についてご紹介します。
当時マイバッハを手に入れるには審査が必要だった?
超高級車を販売している自動車メーカーでは、購入条件を設けているのが一般的です。例えば高級スポーツカーを販売するフェラーリでは、ハイブリッドスーパーカーのラフェラーリを2013年に発売しました。
販売価格は1億6,000円ほどでしたが、購入条件を設けています。5台以上の購入経験、458スペチアーレの購入経験、2年以上の所有などの条件があり、購入後には18カ月の転売禁止とされていました。
マイバッハについても職業、社会的地位、利用目的に関する条件が設けられていたと言われています。
旧マイバッハモデルは中古車のみ入手が可能
超高級車のみを販売していたマイバッハは、専用のショールームを東京に設置していました。しかし、マイバッハの生産終了に伴って、ショールームも閉鎖されています。
現在のマイバッハのモデルは、メルセデス・ベンツのサブブランドであり、純粋なマイバッハブランドではありません。過去に販売していた「57」や「62」などのモデルを新車で手に入れるのは極めて難しいでしょう。
マイバッハのモデルを手に入れる方法は中古車のみです。中古車販売店の中には中古のマイバッハを取り扱っているケースがあります。
現行モデルはメルセデス・ベンツで購入可能
現在ではメルセデス・マイバッハとしての販売のみです。新車についてはメルセデス・ベンツの販売店で購入できます。
2022年11月時点でのラインアップは「メルセデス・マイバッハ Sクラス」と「メルセデス・マイバッハGLS」です。「メルセデス・マイバッハ Sクラス」には2つのグレードが設定されています。
メルセデス・マイバッハ Sクラス |
メルセデス・マイバッハS580 4MATIC |
メルセデス・マイバッハS680 4MATIC |
サイズ(全長×全幅×全高) |
5,470mm×1,920mm~1,930mm×1,510mm |
5,470mm×1,920mm~1,930mm×1,510mm |
総排気量 |
3,982cc |
5,980cc |
最高出力 |
370kW |
450kW |
最大トルク |
700N・m |
900N・m |
新車販売価格 |
2,730万円 |
3,300万円 |
メルセデス・マイバッハGLS |
メルセデス・マイバッハGLS600 4MATIC |
サイズ(全長×全幅×全高) |
5,210mm×2,030mm×1,840mm |
総排気量 |
3,982cc |
最高出力 |
410kW |
最大トルク |
730N・m |
新車販売価格 |
2,827万円 |
サブブランドとなったマイバッハの特徴を確かめよう
メルセデス・マイバッハはメルセデスの中でも最上ランクに位置するモデルです。サブブランドとして販売していますが、マイバッハで培われた技術が取り入れられています。
メルセデス・マイバッハの購入を検討している方は特徴を押さえておくと車選びがしやすくなるでしょう。ここでは、サブブランドとなったマイバッハの3つの特徴についてご紹介します。
エクステリアデザインはSクラスと同じ
1つ目の特徴は洗練されたエクステリアデザインです。マイバッハSクラスはセダンの最上位グレードにあたるSクラスをベースにしています。
フロントには縦ルーバーがアクセントになったハイグロスクロームグリル、足元には美しい装飾を施した専用のアルミホールが標準搭載です。
マイバッハGLSはSUVの最上位にあたるGLSをベースにしています。ハイグロスクロームグリルや23インチのマルチスポークアルミホイールを装備しており、躍動感を与えるデザインを採用しました。
過去のマイバッハを継承した豪華な内装
2つ目の特徴は豪華なインテリアです。過去のモデルでは上質な素材や先進の機能が搭載されていましたが、サブブランドのマイバッハでも継承されています。
運転席のシートはリラクゼーション機能、シートベンチレーター、リラクゼーション機能が標準搭載です。高級素材を使っており、快適なロングドライブを楽しめます。
後部座席についてもリクライニング機能が標準搭載です。高品質のレザーを使っており、ホテルのスイートルームのように快適に過ごせるでしょう。
トップクラスの安全装備を搭載
3つ目の特徴は先進の安全装備です。ベンツではアクシデントフリーを目指しており、世界最高基準の安全装備を搭載しています。
Sクラスに搭載されている機能はアクティブブレーキアシストや緊急回避補助システムなど、歩行者や自転車運転者などとの衝突の恐れがある場合でも、ブレーキ圧を補助したりステアリング操作をアシストしたりします。
GLSに搭載されている機能は、緊急回避補助システムや渋滞時緊急ブレーキ機能です。衝突の恐れが発生したときでも、ブレーキが自動的に作動するように設定されています。
メルセデス・マイバッハを購入するなら中古車がおすすめ
メルセデス・マイバッハを購入する際の選択肢は新車と中古車の2つです。新車には最初のオーナーになれるというメリットがあります。購入時にはボディカラーやオプションを選べるので便利です。
一方で中古車には価格、選択肢の数、納車期間に関するメリットがあります。ここでは、中古車のメリットについて詳しく見ていきましょう。
中古車なら新車よりも安く購入できる可能性がある
中古車を購入するメリットのひとつは価格の安さです。中古車は新車と比較すると安い価格で販売しており、コストパフォーマンスに優れています。ローグレードの予算で、ハイグレードのモデルを狙うことが可能です。
メルセデス・マイバッハなどの高級車は初期費用が高額になる傾向にあります。一方で中古車ならお得な価格で手に入れることが可能です。購入の予算が限られる方や初期費用をできるだけ抑えたい方は、中古車を購入の選択肢に含めるとよいでしょう。
中古車なら予算に合わせた車選びが可能
中古車を購入するもうひとつのメリットは選択肢の数です。新車は車両販売価格が設定されています。グレードでの価格差はありますが、車両については一律です。
一方で中古車は車両ごとに価格が異なります。一般的に走行距離の長い車両や年式の古い車両は安く販売する可能性が高いでしょう。ボディカラーや搭載されているオプションで価格が変わるケースもあります。
中古車なら予算に合わせた車選びが可能です。メルセデス・マイバッハのような高級車でも、予算内で手に入れられるかもしれません。
現物を取り扱っているため納期が早い
中古車を購入する3つ目のメリットは納期の早さです。最近では新型コロナウイルス感染症の広がりが原因で、世界的な半導体不足が続いています。半導体は車の製造に欠かせないパーツのひとつです。半導体不足の状態が続くと生産がストップしてしまいます。
中古車は半導体不足や流通の混乱などの影響を受けません。現物を商品として取り扱ってからです。書類がそろえば2週間~3週間での納車も可能でしょう。早めの納車を希望する方には中古車がおすすめです。
マイバッハをはじめとする高級車もネクステージにお任せ!
中古車ならメルセデス・マイバッハのような高級車でもお得に手に入れられるでしょう。ただし、中古車は車両ごとに品質が異なるため、慎重な車選びが求められます。
中古車の車選びをする際には、購入する販売店を決めておくと良いでしょう。国内にはさまざまな中古車販売店がありますが、販売店選びで悩んでいる方はネクステージでの購入を検討してください。ここでは、ネクステージの強みを2つご紹介します。
豊富な在庫の取りそろえにより人気の高級車を見つけやすい
1つ目の強みは豊富な在庫です。ネクステージは全国に200以上の店舗があり、約3万台の在庫を有しています。
売れ筋のモデルから現在では手に入りにくいレアな車両まで取りそろえており、予算や使用目的に合わせた購入が可能です。高級車や輸入車も多数そろえており、気軽に車選びができます。
ネクステージでは遠方の店舗にある車両のお取り寄せが可能です。最寄りの店舗で車両をチェックできるため、実際の車両を確認しながら購入計画が立てられます。
(参考:『GLSクラス(メルセデス・ベンツ)の中古車一覧』)
無料から有料まで自分に合った保証を選べる
2つ目の強みは充実した無料保証と有料保証です。ネクステージでは輸入車を含む全車を対象にした無料保証を提供しています。
輸入車については1か月が保証期間となっており、走行距離については無制限です。対象となる保証にはエンジン機構、燃料機構、冷却機構、制御機構が含まれており、万が一のときにも安心して対応できます。
ネクステージではロードアシストサービスやエンジンオイル交換などの特典を付帯した有料保証への加入も可能です。本体機構や燃料機構が保証の範囲に含まれており、急なトラブルが起きた場合でも落ち着いて対応できます。
まとめ
現在はメルセデス・ベンツのサブブランドとして認知されているマイバッハですが、かつては超高級車を販売していました。当事は購入のための条件が設けられていたと言われています。
メルセデス・マイバッハはマイバッハの技術を継承したモデルです。新車販売価格は高く設定されていますが、中古車ならお得な価格で購入できる可能性があります。
ネクステージは国内や海外の高級車を取りそろえており、気軽に車選びが可能です。Webサイトを利用すれば全国の店舗にある車両を自宅で探せますので、中古の高級車をお探しの方はネクステージをご利用ください。
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