【節約可能】ベンツの維持費はいくらかかる?安くする方法と価格を解説
「ベンツの維持費はいくらなのか」「維持費にはどんな費用がかかるのか」「安くする方法はあるのか」こういった思いを抱えていませんか。
ベンツのような外車は維持費が高い傾向にあり、購入後もお金がかかってしまいます。ベンツを買いたいけど、どれくらい費用がかかるのか気になっている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、ベンツの維持費について詳しく解説していきます。気になっている人はぜひ参考にしてみてください。
※目次※
・ベンツの維持費には車両価格以外に税金や維持費など5つの費用がかかってしまう
・環境性能で自動車税が変動するので、ベンツがクラスごとに維持費が異なる
・購入から3年間修理やメンテナンスにかかる費用が無料になるメルセデス・ケアなどのサービスを使うことで抑えられる維持費もある
車の維持費で必要になる5つの費用
車は車両代以外にも、さまざまな費用が必要です。どんな費用がどれくらいかかるのか理解していないと、購入後になって想定していない出費が出て負担となってしまうかもしれません。
維持費として支払うのは、以下の費用です。
- 1.税金
- 2.車検代
- 3.保険料
- 4.ガソリン代
- 5.駐車場などその他の費用
順番に見ていきましょう。維持費がどのくらいかかるのか、ぜひ参考にしてみてください。
【維持費1】税金
車の利用には税金がかかってきます。必要となる税金は以下のとおりです。
・自動車税
・自動車重量税
自動車税は、毎年4月1日時点で車の所有者に対して発生する税金です。金額は車の総排気量によって決まり、毎年4月下旬に届く納税通知書で支払います。
自動車重量税は、その名のとおり車の重量に応じて発生する税金です。金額は車の重量0.5tずつ上がっていきます。
自動車重量税は車検時(初回は登録時)にまとめての支払いです。その後は車検の年数に合わせて2年分、3年分をまとめて支払っていきます。
ただし自動車重量税に対しては、環境性能割が適用されます。2019年10月の消費増税と同時に導入されたもので、2021年3月31日までの間に買った車は環境性能割の軽減対象です。
排気量の少ない車ほど割引額が大きいです。ベンツの割引額は、この後解説していきます。
【維持費2】車検代
車検の正式名称は「自動車検査登録制度」です。新車を購入したら3年後、それ以降は2年ごとにディーラーなどで検査を受ける必要があります。
なお車検は「道路運送車両法第62条」で定められた運転者の義務です。車検を受けていない車での走行は法律違反となり、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金の刑事処分を受けます。
もし国の基準を満たしていない車で走行していた場合、故障などが原因で大きな事故を起こしてしまうかもしれません。車検は自分と周りの安全を守ることにもつながるので、必ず受けましょう。
【維持費3】保険料
車には、以下の保険料がかかります。
・自賠責保険
・任意保険
自賠責保険は正式名称を「自動車損害賠償責任保険」といい、交通事故が発生した際の対人補償です。自動車損害賠償法によって、すべての車が加入を義務付けられています。そのため無加入で運転することは自動車損害賠償保障法違反となり、以下の罰則にかせられます。
・1年以下の懲役
・50万円以下の罰金
・違反点数6点=免許停止
新車なら3年、その後は2年ごとにまとめて納めていきます。国が定めたものなので保険料は一律で、加入していないと車検も受けられません。任意保険は、加入が義務付けられていない保険です。以下の2つに分かれます。
・対物対人保険(事故で相手をケガ・死亡させた、車など相手のものに損害を与えたときの保険)
・車両保険(事故で自分の車が壊れた時に補償)
自賠責保険にも対物対人保険は受けられますが、限度額の3,000万円では補償が足りない場合があります。過去には、後遺症がある事故により3億以上の支払いが命じられた判決もあるほどです。
万が一起きた場合の損失が大きいので、事故に備えて対物対人保険には入っておきましょう。
【維持費4】ガソリン(軽油)代
ガソリンや軽油といった燃料代は、車に乗るなら必ずかかる費用です。車に乗る機会が多ければ多いほど、費用がかさんできます。
また、重量が多い車ほど燃費がよくなく燃料を消費します。車体が大きい分、動かすために必要な燃料も多くかかるからです。そのため大型車の方が同じ距離を走っても燃料の消費率が高くなります。
今は車によってはガソリンではなく軽油を使うディーゼル車もあり、ベンツの中にもディーゼル車が含まれています。ディーゼル車の燃料である軽油はガソリンよりも20円ほど安く、燃費がいいです。
さらに運転中の音や振動が少なく、静粛性が高くなっています。車両価格が高くなりますが、燃料代を抑えるならディーゼル車を選ぶのも有効です。
【維持費5】駐車場などその他の費用
ここまでに紹介したもの以外に駐車場など、その他の費用もかかります。駐車場代は全国平均で月8,000円ほどです。
さらに車は乗り続けていくと、タイヤが消耗していきます。消耗した状態で走っていると、スリップ事故の可能性もあるので危険です。雪が積もるほど多く降る地域であれば、スタッドレスタイヤも買わないとならず、消耗してきたら交換費用が別途必要です。
タイヤの交換は運転の頻度にもよりますが、目安として5年に1回は交換しておきましょう。
ベンツの維持費を4つのクラスごとに解説
ベンツの維持費は車種によって変化します。小型・大型と様々で、それぞれ必要となる税金などが違ってくるからです。
ここからはベンツの維持費を4つのクラスごとに解説していきます。
1.ベンツSクラス
2.ベンツAクラス
3.ベンツCLAクラス
4.ベンツGLAクラス
分かりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
【モデル1】ベンツSクラスの維持費
自動車税(環境性能割) |
5万~8万7,000円 |
自動車重量税 |
2万500円 |
自賠責保険(24か月契約) |
2万1,550円 |
車検代(車検基本料) |
5万2,380~5万6,160円 |
駐車場料金(月8,000円計算) |
9万6,000円 |
ガソリン代(ハイオク1L140円・年間10,000km走行の場合) |
9万4,000円~ |
合計(年間) |
約33万4,430~37万5,210円 |
Sクラスの現行モデルは2,924〜5,980ccの排気量のため、自動車税は5万〜8万7,000円です。環境性能割は2,500cc以上の車に該当するので、Sクラスは1,000円の割引となります。
Sクラスの重量は2,070〜2,290kgです。2〜2.5t未満は同じ重量税なので、維持費として2万,500円が必要です。
【モデル2】ベンツAクラスの維持費
自動車税(環境性能割) |
3万500~3万6,000円 |
自動車重量税 |
1万2,300~1万6,400円 |
自賠責保険(24か月契約) |
2万1,550円 |
車検代(車検基本料) |
4万500~4万5,360円 |
駐車場料金(月8,000円計算) |
9万6,000円 |
ガソリン代(ハイオク1L140円・年間10,000km走行の場合) |
9万4,000円~ |
合計(年間) |
約29万4,850~30万9,260円 |
Aクラスの排気量はガソリン車で1,360cc、ディーゼル車は1,949〜1,991ccです。そのため自動車税は1~1.5L以下と1.5~2L以下の金額が適用され上記の金額となります。
重量はガソリン車とディーゼル車で1,360~1,640kgほどです。1~1.5tと1.5~2tの金額の重量税が適用されるため、維持費としてかかるのは12,300~16,400円です。
【モデル3】ベンツCLAクラスの維持費
自動車税(環境性能割) |
3万,500~3万6,000円 |
自動車重量税 |
1万2,300~1万6,400円 |
自賠責保険(24か月契約) |
2万1,550円 |
車検代(車検基本料) |
4万1,580~4万8,060円 |
駐車場料金(月8,000円計算) |
9万6,000円 |
ガソリン代(ハイオク1L140円・年間10,000km走行の場合) |
9万4,000円~ |
合計(年間) |
約29万5,930~31万2,010円 |
CLAクラスの排気量は1,331~1,949ccです。自動車税は1~1.5L以下と1.5~2L以下の金額が適用され、3万,500~3万6,000円です。
重量は1,420~1,680kgです。自動車重量税は1~1.5t以下と1.5~2t以下の金額が適用されるため、12,300~16,400円かかります。
【モデル4】ベンツGLAクラスの維持費
自動車税(環境性能割) |
3万6,000円 |
自動車重量税 |
1万6,400円 |
自賠責保険(24か月契約) |
2万1,550円 |
車検代(車検基本料) |
4万3,740~48,060円 |
駐車場料金(月額8,000円として計算) |
9万6,000円 |
ガソリン代(ハイオク1L140円・年間10,000km走行の場合) |
9万4,000円~ |
合計(年間) |
約30万7,690~31万2,010円 |
ここまでに解説してきたものと違い、GLAクラスは1種類のみです。排気量は1,949ccなので、自動車税は1.5〜2Lが該当し3万6,000円となります。重量は1,710kgなので、自動車重量税は1.5t〜2t金額が適用されて1万6,400円です。
ベンツを買うなら「メルセデス・ケア」の加入がおすすめ
ベンツを買うなら「メルセデス・ケア」に加入しておきましょう。メルセデス・ケアは、ベンツの購入から3年間修理やメンテナンスにかかる費用が無料になるサービスです。保証内容は以下のとおりです。
・一般保証・メンテナンス保証
・24時間ツーリングサポート
・地図データ・COMANDソフトウェア無料更新サポート
法定点検などのメンテナンス費用・修理費が無料になるのに加えて、万が一車が走行不能になった場合は24時間365日体制でサポートしてもらえます。さらにメルセデス・ケアの期間中は、地図データ・COMANDソフトウェアの更新が無料です。
3年の期間をすぎてからも、有料ではありますが「メンテナンスプラス」によって2年間延長できます。ベンツの維持費を節約できるので、購入する際はぜひ加入しておきましょう。
ベンツの維持費を安くする3つの方法
車の維持費は大きな出費となりますので、できるだけ節約し負担を減らしたいのではないでしょうか。
維持費を減らすことは難しいと感じるかもしれませんが、先ほど紹介したメルセデス・ケアの他にも以下の方法で安くできます。
・不要な保険は外す
・エコカー減税を利用する
・中古車で購入する
それぞれについて、分かりやすく解説していきます。
【方法1】不要な保険は外す
車の利用に不要な保険は外しておきましょう。なくても比較的問題ない保険は、「搭乗者傷害保険」と「車両保険」です。搭乗者傷害保険は、自分を含めた車に乗っていた人が死傷した場合に死亡保険金・後遺障害保険金・医療保険金が支払われるものです。
万が一の場合に必要なものに思えますが、保証内容が「人身傷害補償保険」と重複しています。そのため、人身傷害補償保険に加入している場合は不要です。
車両保険は事故で車が故障した場合に、修理費用を保証してくれる保険です。自動車保険には「等級」という制度があり、事故を起こして保険を使うと3年間金額が高くなります。
ボディが凹んだなどの軽い故障でも、保険金を請求すれば金額が上がっていきます。その結果、保険料が修理費以上に高額になる可能性もあるのです。
【方法2】エコカー減税を利用する
ベンツには、エコカー減税の対象となる車種があります。エコカー減税とは、国土交通省が定める排ガス・燃費基準をクリアした車に適用され、自動車税・自動車重量税が25〜100%減税されるというものです。
ベンツでエコカー減税の対象となる車種は、以下のものです。
・Aクラス
・Aクラスセダン
・Bクラス
・CLAクーペ
・CLA Shooting Brake
・Gクラス
・Sクラス
2020年10月現在のエコカー補助金は、自治体が独自に交付する制度に支給です。都道府県や市町村で独自の支援制度を設けているので、お住まいの地域で確認してみましょう。
また、上記の車は自動車税のグリーン化の特例対象車もあります。これは排出ガスに窒素酸化物や二酸化炭素をあまり含まない、環境負荷の小さい車を対象とした税制度です。クリーンディーゼル車はおおむね75%、ディーゼル車は50〜75%の自動車税が軽減となります。
【方法3】中古車で購入する
新車よりも中古車で買うとお得な額で購入可能です。車両価格が安い分、維持費を含めた総額を安く抑えられます。
例えばベンツのSクラスは新車だと1,215万円かかりますが、中古だと2020年10月現在239万〜499万で購入できます。中古だと1,000万円近く安くなるので、維持費を含めた総額を大幅に節約できるのです。
さらに中古であっても、対象車種ならエコカー減税が適用されます。中古価格で新車より大幅に安く購入し、エコカー減税で税金が免除になればさらに安く利用できます。
その他にも中古は在庫がある分納車が早いといったメリットもあるので、新車より中古での購入がおすすめです。
ベンツを中古で買うなら「ネクステージ」がおすすめ
維持費を安くするにはエコカー減税や保険の見直しといった方法もありますが、中古で買うことで簡単に費用を抑えられます。
ベンツを中古で買うなら、中古車販売の「ネクステージ」がおすすめです。
・修復歴のある車は一切なし
・365日どこよりも安い価格で提供
・最大3年で33機構320項目もの保証がついてくる
このような強みを持っているため、中古で購入する際はぜひ利用してみてください。
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