ベンツCクラスvs国産vs輸入車!ベンツ車種間で乗り心地に違いはあるのか徹底比較
モデルチェンジを経て軽量化されたベンツCクラスは、スポーティで流れるような走りを実現しています。それに対抗するのは、「日産スカイライン」「トヨタクラウン」の国産車2車種、「BMW3シリーズ」「アウディA4」「VWゴルフ」の輸入車3車種です。
国産車の高い技術は、優れた走行性能と高い安全性を持っています。乗り心地もよく、ベンツの持つ独特な風格とはまた別の魅力があります。ベンツCクラスと他輸入車とを比較すると走りはもちろん、その車の持つ雰囲気によって優劣は異なります。
ベンツが好きで購入を検討している方は、それぞれの乗り心地はどうなのか気になっているのではないでしょうか。そこでこの記事では、ベンツCクラスと国産車・ベンツ以外の輸入車で乗り心地を徹底比較します。
ベンツCクラスは、ベンツの中でも最高峰と呼ばれるセダンです。日本の環境に合わせた設計ではありませんが、見えない新しい魅力が発見できるかもしれません。
※目次※
4.乗り心地のよい高級車ベンツをお手頃価格で手に入れるには?
・ベンツCクラスの安定性・静寂性に優れた乗り心地はライバル車とも遜色ない
・ベンツは車種ごとに異なる乗り心地を楽しめる
・ベンツを安く手に入れるなら信頼できる中古車販売店選びが重要
乗り心地が固いは本当か!ベンツCクラスと国産車で比較
ベンツCクラスといえば、非常に世間認知度の高いコンパクトセダンですが、その乗り心地は国産車と比較してどうなのか、気になりませんか。元々どっしりとした走りが魅力だったベンツCクラスは、代を経て軽量化されてきました。現行のモデルでも重厚感漂う走りですが、軽量化により、固さがいい感じになくなりました。
このベンツCクラスと、それに匹敵する国産車での乗り心地の違いについて比較し、解説していきます。
ベンツCクラスに匹敵する国産車とは?
コンパクトセダン最高峰と思われるベンツCクラスに匹敵する国産車といえば、「日産スカイライン」「トヨタクラウン」でしょう。この2車種は、いわずと知れたトップレベルの国産車セダンです。乗り心地を解説する前に、それぞれのスペックを比較してみました。
|
ベンツCクラス |
日産スカイライン |
トヨタクラウン |
排気量 |
1,496cc |
2,997cc |
1,998cc |
シフト |
9AT |
7AT |
8AT |
駆動方式 |
FR |
FR |
FR |
定員 |
5名 |
5名 |
5名 |
ボディカラー |
10カラー |
10カラー |
12カラー |
シート |
4カラー |
2カラー |
7カラー |
ボディサイズ (mm) |
4,690×1,810×1,425 |
4,810×1,820×1,440 |
4,910×1,800×1,455 |
ホイールベース (mm) |
2,840 |
2,850 |
2,920 |
価格 |
6,070,000円~ |
4,353,800円~ |
4,691,500円~ |
以上のように、スペックにもそれぞれ違いがあります。
ベンツCクラスの乗り心地
ベンツCクラスは、その車両重量に合った安定性のある乗り心地が特徴です。車線変更やコーナー時にも、軽快に操舵が可能です。フィーリングもよく、アクセルペダルを踏み込んだ瞬間からスッと走り出す感覚を味わえます。
ただし、直進時の安定性にとくに優れているので、その感覚のままコーナリングを行うと、少し旋回軌跡が膨らんでしまう傾向にあります。バランスのいい足回りは、ベンツCクラスユーザーを魅了する大きな要因として「もっと走りたい」という気持ちを生み続けています。
日産スカイラインの乗り心地
スポーティな走りが魅力の日産スカイラインは、2.0Lダウンサイジングターボエンジンで、パワフルかつ滑らかな走行が特徴です。その走りは長距離の運転でも疲れにくく、快適に走行ができます。
吸収性の高いサスペンションで路面の凹凸や段差にも柔軟に対応することができるので、滑るような感覚で運転を楽しめます。また、ホールド性が高いサイドサポートは実際に座ってみると窮屈な印象はなく、渋滞時でも快適に過ごせるでしょう。
トヨタクラウンの乗り心地
トヨタクラウンは、重厚感のあるボディながら最小回転半径が5.3mと小回りが利き、非常に運転しやすい車だといえます。また、素直なハンドリングとタイヤの接地バランスのよさから、フラットな走りが可能です。
少し荒れたアスファルトでも、よく動くサスペンションが路面ギャップを吸収してくれ、まろやかな走り味を実感できます。ドライブモードセレクト機能搭載で、自分の好きなテイストの走りに切り替えができるので、よりドライブが楽しくなる車だといえるでしょう。
ベンツCクラスとライバル外車で乗り心地の違いは?
ベンツCクラス以外にも、もちろん素晴らしい外車はたくさん存在します。なかなか選べないという方も多いかもしれませんが、それらのライバル外車との乗り心地を比較していくことで、これから車の購入を考えている方にとってよりわかりやすい指標になるでしょう。乗り心地は車を選ぶうえで重要な基準になるので、ぜひご参考にしてください。
ベンツCクラスのライバル車とは?
ベンツCクラスレベルといえば、認知度も人気も高い高級車となるでしょう。ここで挙げる3車種はスペックや走行性能が高く、ベンツCクラスに引けを取らない車となっています。
- ・BMW3シリーズ
- ・アウディA4
- ・VWゴルフ
乗り心地の違いを解説する前に、まずはそれぞれのスペックを比較してみましょう。
|
BMW3シリーズ |
アウディA4 |
VWゴルフ |
排気量 |
1,995cc |
1,394cc |
1,968cc |
シフト |
8AT |
7AT |
7AT |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
FF |
FF |
定員 |
5名 |
5名 |
5名 |
ボディカラー |
5カラー |
9カラー |
6カラー |
シート |
5カラー |
11カラー |
4カラー |
ボディサイズ (mm) |
4,709×1,827×1,442 |
4,750×1,840×1,430 |
4,265×1,800×1,480 |
ホイールベース (mm) |
2,851 |
2,825 |
2,635 |
価格 |
5,330,000円~ |
4,550,000円~ |
4,691,500円~ |
ベンツCクラスとBMW3シリーズの乗り心地の違い
BMW3シリーズは天井が低めですが、閉塞感はありません。運転席に入ると腰が沈み込みますが、視界は優れているのでリラックスして運転ができます。小柄ながら、安定した走行性能を実感できるでしょう。
重厚感のあるベンツCクラスと違って、BMW3シリーズの遊びの少ないステアリングは、素早いハンドリングが可能です。安定したスピード走行が楽しめるBMW3シリーズは、幅広い年齢層のユーザーから支持される車だといえるでしょう。
ベンツCクラスとアウディA4の乗り心地の違い
アウディA4の走りは、まるで車と自分が一体化したかのような快適性があります。高性能のサスペンションにより、路面のデコボコによる衝撃を吸収して不快感なく走りを進めることができます。
ベンツの中ではかなりスポーティな走りを実現しているベンツCクラスですが、重厚感が魅力のベンツとアウディA4では、違う走りだといえるでしょう。静粛性を誇るベンツCクラスですが、アウディA4も振動ノイズや風切り音が少なく、快適にドライブを楽しめます。
ベンツCクラスとVWゴルフの乗り心地の違い
軽いハンドリングでスイスイと走れるVWゴルフは、安定感と正確なライントレース性で楽に運転ができます。どちらかというと硬い印象のあるVWゴルフの走りですが、それが安定感へとつながっています。
「急発進に弱い」という声も多いですが、街で走るには十分なパワーもあり、日常で急発進する場面はそれほどないので不安材料にはなりません。車体重量のあるベンツCクラスでもパワー不足を心配している人が多くいますが、こちらも十分な加速が実現されているのでほぼ心配ないでしょう。
ベンツ車種の中で乗り心地のよい車は?
軽量化を経てベンツ車種の中ではスポーティな走りが魅力となっているベンツCクラスは、ハンドリングも比較的軽くバランスのいい足回りが組んであります。静粛性が高く、不快な音がないので、長時間にわたる運転でも終始快適に運転できるでしょう。
このように素晴らしい走りが魅力のベンツCクラスですが、他のベンツ車種の乗り心地はどのようなものなのでしょうか。それぞれの乗り心地をまとめてみました。
Aクラスの乗り心地
滑らかな立ち上がりと、そこからの加速の気持ちよさが魅力のAクラスは、フラットな路面では、静かで心地よい走りを感じることができます。しかし、路面の状態が悪い道路では多少の突き上げ感があり、「運転疲れにつながる」という声も少なくありません。
Aクラスには走り以外に、インフォテイメントシステムが搭載されており「ハイ、メルセデス」という言葉で自然対話型の機能コントロールが可能となっています。この優れたインターフェイスは、運転をより快適にしてくれるツールとして人気があります。
Bクラスの乗り心地
インテリア・エクステリアともに進化しているベンツBクラスでは、バランスがよく、安定性に優れた走りを楽しむことができます。エンジンパワーも、Aクラスと遜色ない仕上がりです。
地面をとらえて離さない感覚は、快適な走りを演出しています。ノーマルモデルでも日常的に使用するのに使い勝手がいいのですが、オプションを付けるごとに高級車の風格が表に現れるファミリーモデルです。着座位置は、アイポイントが高くて見晴らしがいいのもメリットです。乗り降りも負担がないため、お子さんも乗り降りしやすいでしょう。
Eクラスの乗り心地
Eクラスは、優秀な基本構造があるため、184~612馬力までのエンジンを乗せることができます。4WDにすると、どんな道でも快適に走れる性能を手に入れることも可能です。
シートが広く背中にフィットするので疲れにくく、長時間の運転でも安心して乗ることができます。さらにしっかりとしたサスペンションのおかげで、わずかな路面情報も確実に、さらに心地よく伝えてくれます。強すぎず弱すぎないトルク感は、まさにラグジュアリーモデルといえるでしょう。
Sクラスの乗り心地
Sクラスは、ロングボディスタイルなので後部のスペースが広く、運転席はもちろんリアシートも快適に走行を楽しむことができます。上質な加速はスッと路面を滑るような感覚です。さらに高度な安全運転支援機能搭載なので、事故や二次被害のリスクをぐっと下げています。
CLシリーズの乗り心地
CLシリーズの大きな魅力といえばそのラグジュアリーなデザインが特徴ですが、走りも最高峰だといえます。加速から高速走行はもちろん、急な坂道さえも難なくウルトラスムーズに走ります。路面に吸い付いているような安心感と、路面から浮いているようなスムーズ感が両立した不思議な感覚を味わえます。
GLシリーズの乗り心地
ベンツ車種の中で最大のSUVであるGLシリーズは、その動力性能が大きな魅力となっています。坂を坂とも思わないその走りは、乗っていて爽快感があって気持ちよく走れる1台です。
大きな車体の中は広々とした7人乗りで、大人数で遠出する際にも最適でしょう。直進安定性を極めたトルクコントロールは、突進力を含め快適なドライブが約束されています。
SLシリーズの乗り心地
スポーツカーとして人気のあるSLシリーズは、スポーツカーとしての魅力もさることながら、快適性も高いことが最大の特徴です。オープンカーとして楽しんでも快適性は失わないその走りは、メルセデス・ベンツが考えに考え抜いたバランスの上に成り立っています。
高級車としての重厚感とラグジュアリーなデザインで、乗る人を魅了する力を持った1台です。
Vクラスの乗り心地
プレミアムミニバンとして人気を集めているVクラスは、ミニバンであるのにクールでスタイリッシュな佇まいが特徴です。日常で活躍する反面、高級車としての風格は失わないので乗り心地・使い勝手ともに高レベルなミニバンだといえます。
シートの2列目以降は着脱が可能なので、さまざまな用途に対応できてシートアレンジを楽しめるという点でも優秀な車です。もちろん、搭載しているエンジンも重量のあるVクラスに不足を感じさせないパワフルなものとなっています。
乗り心地のよい高級車ベンツをお手頃価格で手に入れるには?
お手頃価格でベンツを手に入れる手段といえば、中古車販売でしょう。中古ベンツの購入を考えているのであれば、まずは優良な中古車販売店を見極めるところからはじめなくてはなりません。中古車販売店でチェックするポイントは、以下のとおりです。
- ・試乗が可能である
- ・販売店の規模
- ・営業員との会話
以上のポイントをチェックした上で、まずはしっかりと信頼できる販売店を選択しましょう。新車・中古車販売店ネクステージでは、安心の保証サービスと良心的な価格で、優良な中古車ベンツを販売しています。
お手頃価格で乗り出し可能なおすすめ中古車ベンツ
ここからは、価格も良心的でかつ人気の高いおすすめ中古車ベンツや、ベンツがはじめての方にもおすすめの中古車ベンツをご紹介していきます。一口にベンツといっても、それぞれに特徴があるため、まずは特徴を理解してお好みのものを絞り込んで検討してみましょう。これから購入をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ベンツ初心者にもおすすめ:メルセデス・ベンツ Aクラス
2020年2月現在の価格相場:155.9万円
(走行距離: 2.9万km 年式:2013年)
メルセデス・ベンツ Aクラスは、滑らかでしっとりとした乗り心地が特徴です。ステアリングは従来のものよりも軽くなっていますが、ベンツならではの重みのある乗り味も味わえます。メルセデスのなかでも安いグレードに位置するため、ベンツ初心者にもおすすめの1台となっています。
また、フロアが「サンドイッチコンセプト」といわれる二階建て構造となっているのが特徴です。
Aクラスをベースとした:メルセデス・ベンツCLAクラス
2020年2月現在の価格相場:266.9万円
(走行距離: 0.2万km 年式:2017年)
特徴的なボディラインを持つCLAクラスはAクラスをベースとしているため、スポーティな印象を受けます。「C」が入っているのでCクラスだと思われることが多いですが、実はAクラスから派生したベンツです。
またメルセデスでは珍しく、メルセデスの4輪駆動システムと4MATIC前輪駆動を採用しています。高速走行時にとくによさを発揮する走りは、ドライブの楽しみを教えてくれるでしょう。
Sクラス同等の先進機能を搭載:メルセデス・ベンツ Bクラス
2020年2月現在の価格相場:135.9万円
(走行距離: 5.1万km 年式:2015年)
メルセデス・ベンツ Bクラスは、上級モデルにも引けを取らないインテリアとSクラス同等の先進機能です。走りはもちろん、使い勝手や安全性にも長けている1台です。ボディサイズ自体はAクラスとほとんど同じですが、全高を高くしているため快適な車内空間になっています。
高速道路をハイスピードで走っても、高い直進安定性と落ち着いたフラット感を実感できるでしょう。
プレミアムセダンの代表車種:メルセデス・ベンツ Cクラス
2020年2月現在の価格相場:315.9万円
(走行距離: 2.7万km 年式:2016年)
すっきりとしたフォルムが美しく、プレミアムセダンの代表とも呼ばれるCクラスは、1993年から20年近く製造販売が続くロングセラー商品です。安定感がある紳士的な車と言え、Cクラス以上が世界的な高級車として認識されることが一般的です。静粛性に優れた流れるような走りは、ドライブをより心地よいものしてくれるでしょう。
ベンツのコンパクトSUV:メルセデス・ベンツ GLAクラス
2020年2月現在の価格相場:218.9万円
(走行距離:1.9万km 年式:2015年)
メルセデス・ベンツ GLAクラスは、Aクラスから基本設計を受け継ぐ5ドアクロスオーバーSUVです。ほかのクラスよりも車高の高いGLAクラスですが、絶妙なバランスの足回りとサスペンションで、不快な揺れの少ない落ち着いた走りを実現しています。
また、長時間運転したときに休息を促す、アテンションアシストも完備しています。運転の快適性を重視する方におすすめできるベンツです。
発売開始以来大ヒットしている:メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン
2020年2月現在の価格相場:279.9万円
(走行距離:2.4万km 年式:2015年)
発売開始以来ファンを魅了し続けている、メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴンは、「これこそがメルセデス」と言わせる高級感あるエクステリア・インテリアが特徴です。また、高い走行性能も併せ持っています。
Cクラスステーションワゴンは、ドライブアシスト機能にも優れているため、安心して乗ることができるだけでなく軽快なハンドリングで運転を楽しむことも可能です。
まとめ
ベンツCクラスは、いわずと知れたプレミアムセダンの代名詞と呼べる車ですが、それの比較対象となり得る国産車の乗り心地も、かなり快適なものです。日産スカイラインやトヨタクラウンといった国産車の安全性と走行性能は世界に誇れる技術で、現在も向上し続けています。
「ベンツ」というブランドを重視しなければ、この2車種のような国産高級車も、十分価値のある走りを見せてくれるでしょう。ベンツにはCクラス以外にも多彩なラインナップを揃えています。それぞれが独自の素晴らしさを持っている車なので、自分の購入背景や用途に応じて選択するといいでしょう。
中古車購入の際は、優良な販売店選びがポイントとなります。ネクステージでは、豊富な在庫台数はもちろん、輸入車に特化した保証サービスを展開しています。ベンツ購入を考えている方は、ぜひネクステージにご相談ください。
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