憧れの「ベンツマーク」!エンブレムの意味や歴史とは?
メルセデス・ベンツのフロントに輝く「ベンツマーク」に憧れをもっている方も多いのではないでしょうか。ベンツマークは、現在はフロント部分にありますが、かつてはボンネットの先端に立体的なエンブレムとして輝いていました。ベンツマークは、メルセデス・ベンツを製造しているダイムラー社を象徴するエンブレムだといえます。
メルセデス・ベンツのエンブレムには、車に込められた意味やダイムラー社とともに歩んできた歴史があるのです。ベンツマークの意味を知ることで、メルセデス・ベンツの歴史や魅力について知ることができるでしょう。この記事では、ベンツマークの意味や歴史についてご紹介します。
※目次※
・ベンツマークのスリーポインテッド・スターは、メルセデス・ベンツを象徴する世界的に有名なエンブレム!
・ダイムラー社の創業当時のエンブレムは、前身である「ベンツ社」と「ダイムラー・モートレーン・ゲセルシャフト社」の2つのエンブレムを組み合わせたエンブレムだった
・ベンツマークがついているメルセデス・ベンツに乗りたい方におすすめの中古車をご紹介!
車を象徴するエンブレム!ベンツマークの意味とは?
エンブレムは、車の「顔」ともいえる存在ではないでしょうか。車についているエンブレムを見ただけで、その車がどこのメーカーの商品であるかを即時に判断できるからです。メルセデス・ベンツのエンブレムの形は知っているけれど、名称までは知らない方も少なくありません。ここでは、ベンツマークの名前について詳しくご紹介します。
エンブレムは車の「顔」
車メーカーは世界中にたくさん存在しているため、他社との差別化を図るためにメーカーごとの個性が必要です。車のヘッドライトやグリルなど、車の前方部分はメーカーごとにさまざまなデザインが採用されています。
特にエンブレムは、車の前方のデザインの主役でもあり「顔」と呼べるでしょう。エンブレムは、メーカーの思いや歴史が込められている場合が多くあります。
例えば、同じメーカーでも、車種ごとにエンブレムが異なる場合もあります。エンブレムは、メーカーの個性や特徴、車に込めた想いを表現するための重要なエクステリアだといえるでしょう。
ベンツマークの名前は「スリーポインテッド・スター」
ダイムラー社は、カール・ベンツ氏とゴッドリーブ・ダイムラー氏が共同で創業した会社です。2人は別々の会社を経営していましたが1926年に合併し、メルセデス・ベンツが誕生しました。
「ベンツマーク」と呼ばれているエンブレムですが、実は「スリーポインテッド・スター」という正式名称があります。
ダイムラー社のシンボルともいえるスリーポインテッド・スターは、星を意味します。頂点はそれぞれ「陸・海・空」を表現しており、優れた自社の理念や製品が業界の頂点にあることを強調する意味が込められています。ほかにもダイムラー氏は、会社繁栄の願いを込めてスリーポインテッド・スターを使用していたともいわれています。
ベンツマークの歴史
ベンツのエンブレムといえばスリーポインテッド・スターですが、メルセデス・ベンツの創業当時はほかにも多くのエンブレムデザインがありました。スリーポインテッド・スターが正式にベンツのエンブレムとして採用された後も、デザインの変更などが実施されています。
ベンツマークの歴史を見ることで、メルセデス・ベンツを販売しているダイムラー社についてより詳しく理解できるでしょう。ここでは、ベンツマークの歴史についてご紹介します。
1909年:「BENZ」の文字に月桂樹を使用
ダイムラー社の前身は、1886年にドイツの技術者であるカール・ベンツ氏が創業したベンツ社です。1886年に世界で初めて自動車としての特許を取得しています。しかし、ベンツ社の創業当初、エンブレムは使用されていませんでした。
ベンツ社でエンブレムが使用されるようになったのは、1909年です。ベンツ社のエンブレムは、「BENTZ」のロゴに月桂樹を使用したデザインでした。ベンツ社はこのマークのほかにも複数のエンブレムを使用していたとされています。
1909年:ダイムラーはスリーポインテッド・スターを使用
ダイムラー社のもうひとつの前身であるダイムラー・モートレーン・ゲセルシャフト社は、1890年にドイツの技術者であるゴットリープ・ダイムラー氏によって創設されました。こちらも創業当初、エンブレムは使用していなかったとされています。
1909年にようやく現在の「スリーポインテッド・スター」が意匠登録されました。ベンツ社と比べ、ダイムラー・モートレーン・ゲセルシャフト社は当初からスリーポインテッド・スターのみを会社のエンブレムとして使用していました。
1926年:2社の合併により「メルセデス・ベンツ」が誕生
1926年ベンツ社とダイムラー・モートレーン・ゲセルシャフト社は、第一次世界大戦の敗戦により経済が破綻したドイツ国内に台頭してきた輸入車と攻勢するために合併します。合併後のダイムラー社のエンブレムは、2社のエンブレムの特徴を取り入れたデザインが採用されました。
合併当時のダイムラー社のエンブレムマークは、スリーポインテッド・スターの外側に月桂樹の葉をあしらっており、エンブレムを見ると2つの会社が合併したことがすぐに分かるようになっています。
2008年:現在の「ベンツマーク」へ
ベンツのエンブレムが現在のデザインとなったのは、2008年のことです。2007年に社名を「ダイムラー・ベンツ」から、「ダイムラー」へと社名変更を行いました。その翌年エンブレムのデザイン変更が行われています。
スリーポインテッド・スターの外側にあしらわれていた月桂樹が取り除かれ、円の中にスリーポインテッド・スターのみのシンプルなデザインになりました。現在、ベンツマークとしてなじみのあるデザインです。ベンツマークは、ダイムラー社の本社があるドイツのシュトゥットガルト駅舎の屋根にも掲げられています。
ベンツのような立体エンブレムが減った理由
ベンツのエンブレムは、かつて車のボンネットについており、立体的なそのフォルムは一目でメルセデス・ベンツだと分かるほどでした。昔は、こうした立体的なエンブレムをボンネットにつけていたメーカーは多くありました。
しかし、最近では車のボンネットにエンブレムがついている車は少なくなりました。なぜ、ベンツマークのようにボンネットにエンブレムがついている車が減ったのでしょうか。その理由について説明します。
国際基準で規制された
車のボンネットに取りつけられたエンブレムは、立体エンブレムと呼びます。立体エンブレムは、車のメーカーが一目でわかるというメリットがある一方でデメリットもありました。
例えば、人やバイク、自転車などと接触事故を起こした場合、立体エンブレムによって人がけがをする可能性があります。日本では道路運送車両の保安基準等の改正にともない、2001年9月に「乗用車の外部突起」にかかわる法律(道路運送車両の保安基準 第18条)が導入されました。
つまり、エンブレムは「外部突起」にあたるため、この法律の施行により立体エンブレムがついている車の製造ができなくなりました。
立体エンブレムを規制する動きは日本だけではありません。2009年以降に製造されたすべての車には、国際基準によって、歩行者保護の観点から立体エンブレムを取り締まる方向になりました。こうした世界の流れによって、立体エンブレムをつけている車は減っています。
ベンツのエンブレムは立体でもいい?
現行のメルセデス・ベンツから発売されている車のモデルを見てみると、一部の車に立体エンブレムを採用しているモデルがあります。「突起物規制法」があるにもかかわらず、メルセデス・ベンツは、立体エンブレムを付けられるのでしょうか。
メルセデス・ベンツの立体エンブレムは、後ろに押すとしなやかに倒れます。「道路運送車両保安基準」には特別規定が設けられており、これによるとベンツマークはこの規定を満たしているので、突起物規制の対象外になっています。
メルセデス・ベンツの現行モデルの中でもSクラス、EクラスやCクラスなどの上級・限定モデルには立体エンブレムが採用されています。昔から変わることなく立体エンブレムが取りつけられたモデルの車には、今も一定のニーズがあります。
憧れのベンツに乗ろう!おすすめ中古車5選
ベンツマークの意味について理解すると、さらにメルセデス・ベンツの魅力を感じて、メルセデス・ベンツに乗ってみたいと思う方もいるのではないでしょうか。メルセデス・ベンツの中古車であれば、お得に乗り換えたり、2台目の車として迎えたりできるでしょう。ここでは、おすすめのメルセデス・ベンツの中古車をご紹介します。
メルセデス・ベンツ Cクラス C200
Cクラス C200は、日本人が乗りやすいと感じるコンパクトタイプの車です。現行4代目のモデルですが、中古車も販売されています。現行モデルであるCクラス C200の基本スペックを表にまとめました。
車体寸法 |
4,690×1,810×1,445mm (全長×全幅×全高) |
車両重量 |
1,570kg |
乗車定員 |
5人 |
使用燃料 |
無鉛プレミアムガソリン(ガソリン車) 軽油(ディーゼル車のみ) |
JC08燃費 |
13.9km/L |
ガソリンエンジンのモデルはもちろんのこと、ガソリンエンジンと高出力のモーターを組み合わせた「Blue TECエンジン」というハイブリッドモデルも発表されています。従来のモデルよりもアルミを多く使用しており、燃費性能がアップしているのが特徴です。
C200は、Cクラスで唯一の四輪駆動やディーゼルエンジン搭載のモデルがあるのも特徴だといえるでしょう。「LEDライト」や「スモークガラス」などが標準装備されるのもC200からです。ほかにも、本革シートや空気清浄機能などの装備オプションがついているレザーエクスルーシブも選択できるようになっています。
Cクラス C200は、足回り、エンジン、安全装備が従来のものから大幅に改良されています。従来のCクラスと比べて、現行モデルである4代目Cクラス C200の中古車はお買い得だといえるでしょう。
メルセデス・ベンツ Aクラス A180
メルセデス・ベンツAクラスはミドルサイズの車で、現行で販売されているのは4代目のモデルです。ここでは、中古車でお買い得の3代目Aクラス A180についてご紹介します。
モデルが古いからといって、性能に問題はありません。4代目モデルにはない、3代目モデルの魅力があります。3代目モデルAクラスA180の基本スペックを表にまとめました。
車体寸法 |
4,300×1,780×1,435mm (全長×全幅×全高) |
車両重量 |
1,430kg |
乗車定員 |
5人 |
使用燃料 |
無鉛プレミアムガソリン |
JC08燃費 |
17.6km/L |
Aクラスは、3代目から高級感のあるスポーティーなデザインに一新されています。ミドルサイズの車なので、コンパクトカーよりも車内が広いという利点もあります。内装も一新されており、デザインや質感も上質さを感じられるものになりました。
ダイナミックセレクトと呼ばれるエンジン、トランスミッション、ステアリングを統合的に制御可能な機能が搭載されており、走りも十分に楽しめます。
メルセデス・ベンツ Eクラス E250
メルセデス・ベンツ Eクラス E250は現行モデルが5代目です。Eクラス E250を中古車で購入しようとすると、4代目モデルが候補にあがるでしょう。性能は5代目とほとんど差はありませんのでおすすめです。4代目Eクラス E250の基本スペックを表にまとめました。
車体寸法 |
4,890×1,855×1,455mm (全長×全幅×全高) |
車両重量 |
1,750kg |
乗車定員 |
5人 |
使用燃料 |
無鉛プレミアムガソリン |
JC08燃費 |
15.5km/L |
4代目Eクラス E250は販売期間が2009~2015年と比較的短いモデルです。2009~2013年までを前期モデル、マイナーチェンジがあった2013~2015年までを後期モデルとしています。
前期モデル最大の特徴は、先代モデルとは異なる上品な顔つきです。2013年の後期モデルから顔つきが変更されているので、4代目前期モデルだけに見られるデザインといえるでしょう。後期モデルは、豪華なインテリアや装備が特徴です。特に安全装備が充実していて、燃費も前期モデルに比べると向上しているとされています。
メルセデス・ベンツ Sクラス S400
メルセデス・ベンツの最高級クラスであるSクラス S400の現行モデルは2013年から発売されていて、中古車市場でも現行モデルのSクラスS400が販売されています。Sクラス S400の基本スペックについて表にまとめました。
車体寸法 |
5,120×1,900×1,495mm (全長×全幅×全高) |
車両重量 |
2,010kg |
乗車定員 |
5人 |
使用燃料 |
無鉛プレミアムガソリン |
JC08燃費 |
15.4km/L |
メルセデス・ベンツの中でも最上級クラスであるSクラス S400は、「王者」と呼ばれるにふさわしい車といえるでしょう。走りの面では、高い加速力と切れ味のよいハンドリングが味わえます。
路面の起伏をフロントガラスに搭載されたステレオカメラであらかじめ先読みすることで、サスペンションを油圧で制御する「マジック・ボディ・コントロール」を搭載しているのも特徴です。大きな段差でも抜群の快適さを誇る乗り心地を実現しています。
メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン C200
Cクラスから発売されているステーションワゴンの現行モデルは2014年から発売されている4代目です。中古車市場には、現行モデルのCクラスステーションワゴンが販売されています。Cクラスステーションワゴン C200について基本情報を表にまとめました。
車体寸法 |
5,120×1,900×1,495mm (全長×全幅×全高) |
車両重量 |
2,010kg |
乗車定員 |
5人 |
使用燃料 |
無鉛プレミアムガソリン |
JC08燃費 |
15.4km/L |
Cクラスステーションワゴン C200の走りはとても軽快です。上級モデルにしか搭載していなかったエアマチック・サスペンションを搭載しており、これまでになかった機敏な動きを実現しています。
安全装備が充実しているのも特徴です。レーダーセーフティングパッケージを標準装備しているので、走行中の追突を防止してくれます。車がアクセルとブレーキを操作して車間距離を一定に保つ機能もあり、長時間の運転でも快適に過ごせるでしょう。
(参考:『メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン C200』)
まとめ
メルセデス・ベンツのエンブレムについてご紹介しました。メルセデス・ベンツを製造しているダイムラー社がエンブレムに込めた意味について深く理解できた方も多いでしょう。メルセデス・ベンツに乗りたいと、強く感じた方も多いのではないでしょうか。
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