メルセデスベンツAMGとは?読み方や通常モデルとの違い!人気なAMGモデルの魅力とは?
ドイツの自動車メーカーとして高い人気を誇るのが「メルセデスベンツ」です。このベンツから出ているサブブランドが「AMG」になります。最近、注目が集まっているブランドですが「どういう魅力があるのか分からない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、AMGについての基本情報や人気のモデルを紹介していきます。この記事を読むことで、新たな特徴や魅力を発見することができるでしょう。今のうちにチェックしてみてはいかがでしょうか。
※目次※
・メルセデスベンツのチューニングメーカーとして有名なAMGは、現在はベンツのサブブランドとして展開している
・AMGだけでなく他にもたくさんのチューニングメーカーがあり、それぞれがベンツの魅力をさらに引き立てている
・チューニングカーまで含めた幅広いモデルのメルセデスベンツからお気に入りの1台を見つけたいなら中古車がおすすめ
メルセデスベンツ「AMG」とは
海外の有名な自動車メーカーの1つである「メルセデスベンツ」は、これまでさまざまな車を世に出してきました。その中でも近年、注目を集めているのが「AMG」です。
しかし、「基本的なことも全く知らない」という方もいるのではないでしょうか。ここではそんな「AMG」の基本情報を紹介していきます。読み方やエンブレムなどを把握しておきましょう。
「AMG」の読み方
まずは「AMG」の読み方です。そのまま記載されているとおりに読むと「エーエムジー」と読むことになります。そのまま読むのは正解で、正式名称も「エーエムジー」とされているようです。
ただし、日本では「アーマーゲー」とも呼ばれています。あくまでも一説ではありますが、日本の漫画でAMGが出てきたときに「アーマーゲー」と言っていたことが由来とされているようです。一方、製造国のドイツでは一般的に「アーエムゲー」と呼ばれています。このように、いくつかの呼び方があるので、自分の好きな呼び方を覚えておくとよいでしょう。
AMGはメルセデスベンツのサブブランド
AMGの始まりは、レースエンジンを手掛けるエンジニアリング会社です。AMGがチューニングしたエンジンでメルセデスのレーシングカーがスパ・フランコルシャン24時間レースでクラス優勝すると、その名声は広く知れ渡ることとなりました。
その後は、多くのレーシングチームに愛されるエンジンメーカーとして成長し、様々なレースで結果を出しています。中でも、特に力を注いだのはメルセデス車のチューニングです。AMGがチューニング・カスタムしたメルセデス車は「AMGモデル」と呼ばれるようになりました。
ダイムラーとの協力協定から吸収を経て、現在はメルセデスベンツのサブブランド「メルセデスAMG」として活躍しています。
もともとは後輪駆動車のみの販売だった
AMGは、もともとFR車両だけを発表していました。FRとはフロントエンジン・リアドライブの略で、後輪駆動の車のことをいいます。エンジンは車両の前にありますが、駆動輪は後輪にあるのが特徴です。
もともと、このFR車両以外は発表していなかったのですが、2013年に変化が起こります。それは、Eクラスのマイナーチェンジです。この2013年のEクラスのマイナーチェンジに伴い、AMGから4WDなどのモデルが出てきました。これをきっかけに、現在では、精力的に4WD車を展開しています。
AMGのエンブレム
様々なモチーフがちりばめられたAMGの丸いエンブレムは印象的でしょう。中心円の左半分にはリンゴの木と小川が描かれています。これは、上部に刻印されている「AFFALTERBACH(リンゴの木と小川の意)」を表すモチーフです。ドイツの南東に位置するAffalterbach という町は、AMGエンジンの生産拠点となっています。
中心円の右側にはカムとバルブが描かれており、これはエンジン開発の象徴です。中心円を月桂樹が囲むデザインは、古代ギリシャの競技会で勝者に与えられた冠をイメージさせます。メルセデスベンツと共にレースで勝利する強い意気込みを感じさせるモチーフです。
AMGのエンブレムには、エンジン開発に携わるマイスターたちの誇りと強い意志が込められているといえるでしょう。
また、AMGのエンブレムは、つける位置が決まっています。その場所は、リアエンド右上とリアエンド左上です。リアエンド右上にはAMGエンブレムをつけ、リアエンド左上には数字2桁のエンブレムがつきます。基本情報として覚えておくとよいかもしれません。
メルセデスベンツの最上級グレード「AMG」の特徴
メルセデスベンツには様々なグレードがありますが、その中でもAMGモデルは最上級グレードとして位置付けられています。高級感を前面に打ち出す「メルセデス・マイバッハ」とは対極をなすと言われるものがAMGです。それでいて最上級とはどのような意味なのか、詳しく解説します。
通常モデルとAMGモデルの違い
ベンツのサブブランドとして出ているAMGですが、通常モデルとの違いはあるのでしょうか。代表的な特徴の1つに「サーキット仕様であること」が挙げられます。サスペンションやエンジンを調整していて、サーキット走行で高いパフォーマンスを発揮できるようになっているのが魅力です。
また、サーキット仕様であることから、通常よりもハードな乗り心地が楽しめます。それだけではなく、一部の日本販売モデルではパフォーマンスパッケージが用意されていたり、AMGロゴ入りスピードメーターは300kmまで刻まれていたりするのも特徴です。通常モデルとは一味違った、乗り心地やエンターテインメントを楽しめます。
通常のEクラスと AMG仕様のEクラスを比較
通常のベンツと、AMG仕様を比較してみましょう。今回はEクラスセダンから通常モデルの最上級グレード「E 450 4MATIC EXCLUSIVE」とAMGモデル最上級グレードの「Mercedes-AMG E 63 S 4MATIC+」を比較します。
|
通常のベンツ |
AMG仕様 |
車種 |
E 450 4MATIC EXCLUSIVE |
Mercedes-AMG E 63 S 4MATIC+ |
新車車両本体価格 |
1,144万円 |
1,867万円 |
車体サイズ |
全長4,935mm×全幅1,852mm×全高1,467mm |
全長4,984mm×全幅1,907mm×全高1,460mm |
ホイールベース |
2,939mm |
2,939mm |
駆動式 |
4WD |
4WD |
エンジン |
DOHC直列 6気筒ターボチャージャー付 |
DOHC V型8気筒ツインターボチャージャー付 |
排気量 |
2,999cc |
3,982cc |
最高出力 |
270Kw(367PS) |
450Kw(612PS) |
最大トルク |
500N・m |
850N・m |
車両重量 |
1,880kg |
2,070kg |
走りに重点を置いているAMGモデルの排気量は3,982ccに対し、E450が2,999ccです。AMGモデルの最高出力や最大トルクを見れば、力強い走りを楽しめることが分かるでしょう。
メルセデスベンツAMGの人気な車の魅力と価格
多くのモデルを発表しているAMGですが、その中でも特に人気車の魅力と価格をあわせて紹介していきます。ここにある5つのモデルをチェックしておけば、AMGグレードの車について、どういった特徴や魅力があるのかが分かるようになります。購入を検討している方は、お気に入りをチェックしてみましょう。
メルセデスAMGのGLCクーペ「GLC43」
はじめに紹介するのがGLCクーペ「GLC43」です。新車価格は800万円以上しますが、中古価格では400万円代から購入できます。
4WDの駆動方式で、排気量は2,966ccです。ベースモデルの快適性はそのままにしながらも、390hpの最高出力と3.0LV型6気筒ツインターボを搭載しています。このスペックのとおり、スポーツモデルに負けないような走行性能を実現しているのが魅力です。
注目すべきは走行性能だけではありません。LEDのヘッドランプは新デザインで、ラジエーターグリルはクロムメッキ仕上げなので、上品でスタイリッシュな外観も楽しめます。インテリアのシートにはスポーツシートを採用しているので、運転者をしっかりとホールドしてくれる仕様です。
このような魅力がありながらも、居住性は高く、ラゲッジルームも使い勝手がいいというメリットがあります。
メルセデスAMGのCクラス「C43」
Cクラスの「C43」も人気モデルの1つです。新車価格は900万円代から購入でき、中古価格では500万円代のものもあります。
C43は、LEDテクノロジーを搭載したヘッドライト機能や、大画面ディスプレイを使用した「コクピットディスプレイ」など、さまざまな新機能が搭載されているのが特徴です。
インターボ付きの3L V6ユニットは、390psの最高出力を実現しています。
AMGだからこそできる高い走行性能で、どのような場面でも快適な運転を楽しむことができます。また、ベンツ特有のなめらかでスタイリッシュな外観も魅力です。一目でベンツとわかるデザインは、あなたの所有感を満たしてくれます。外観だけではなく、高級感あふれるインテリアも、車に乗る楽しみの1つとなるのではないでしょうか。
メルセデスAMGのAクラス「A45」
いくつかあるベンツのクラスの中でも、コンパクトな車に分類されるのが「Aクラス」です。そのようなAクラスからは「A45」というAMGモデルが出ています。新車本体価格は798万円からですが、中古価格だと300万円以下で買えることもあるので、比較的手の届きやすいモデルといえるでしょう。
1,991ccもの排気量があり、4WD駆動方式となっています。エンジンは直列4気筒ターボで、最高出力は310Kwです。これまで紹介した車と比べると性能は低く見えるかもしれませんが、通常の運転では十分な走りを見せます。
ステアリング上にあるAMGドライブコントロールスイッチでドライブモードを切り替えることが可能です。コンフォート、スポーツ、レースなど、4つのモードで走行できるため、アクティブ走行が好きな方に向いています。
(参考; 『AMG A45の在庫一覧』)
メルセデスAMGのEクラス「E63」
4つ目に紹介する車は「E63」です。このE63はEクラスに分類されており、ベンツのクラスの中では高いグレードに位置しています。新車価格は2,000万円近い高級車ですが、中古では1,000万円以内で買えることもあるので、中古車もチェックしてみてはいかがでしょうか。
E63はここで紹介してきた車の中でも、特に強力な最高出力600psオーバーのターボエンジンを搭載しているので、とても力強い走りが可能です。E63にもドライビングモードがついています。コンフォートやスポーツ、レースモードと各モードに切り替えて走行を楽しめます。
走行性能が高いとエンジン音も強いと考える方もいますが、E63の走りは静かです。通常のドライブでは音を気にすることなく、快適に走ることができるでしょう。インテリアも素晴らしく、革シートの採用やシステムの操作デバイス搭載など、運転がより楽しく快適になる工夫が施されています。
メルセデスAMGのCLAクラス「CLA45」
最後に紹介するモデルはCLAクラスの「CLA45」です。新車本体価格は865万円からで、中古車では350万円以下でも販売されています。搭載されているのは2L直列4気筒ターボエンジンです。CLA45に搭載されているエンジンは、世界でもトップクラスの4気筒エンジンとして有名で、310Kwの性能を発揮します。
街中では余裕をもった走りを、スピードが必要になる高速道路では力強い加速と走行性能を見せてくれるでしょう。走行性能が高いと燃費が心配になるかもしれません。しかし、ピエゾインジェクターによるスプレーガイド式直噴やマルチスパークイグニッションといった機能のおかげで、燃費も11.5km/Lと安心の燃費率です。
(参考; 『AMG CLA45の在庫一覧』)
ベンツのチューニングメーカーは他にもたくさん!
ベンツの名を冠しながらも独自のスタイルを打ち出すAMGのように、既存モデルとは違った視点から新たなチューニングを施すメーカーは他にもあります。そのいくつかをご紹介しましょう。なお、「チューニング」という言葉は見た目だけでなく機能や性能をアップさせる際に使われるものです。
AMG
AMGの強みは、スポーツカーブランドとしての技術力です。エンジンのチューニングはお墨付きで、走りにこだわる多くのユーザーに選ばれています。
外観も同様に爽快な走りをイメージしたもので、ベンツの通常モデルよりスポーティーで躍動感のあるデザインが多いことも特徴です。現在はチューニングメーカーの枠を飛び出して展開する、メルセデスベンツのサブブランドです。
ロリンザー
ドイツに本社を置くロリンザーは、老舗のチューニングメーカーです。メルセデスベンツとの付き合いも長く、多くのチューニングカーを世に送り出してきました。
また、チューニングパーツも人気が高く、アルミホイールやエアロパーツ、サスペンション、シート等などが販売されています。デザイン性の高さが魅力のチューニングメーカーといえるでしょう。
ブラバス
ブラバスもドイツに本社をかまえるチューニングメーカーです。ブラバスは多くのベンツ車をチューニングしていますが、チューニングカーにベンツのエンブレムは付けず、ブラバスのエンブレム「B」のマークを取り付けています。
パワーやボディを強化したワイルドなチューニングが人気の理由のひとつです。AMGがチューニングしたベンツ車をさらにブラバスがチューニングした製品も販売されているので、気になった方はチェックしてみましょう。
カールソン
カールソンもチューニングメーカーです。現在は韓国のサンボモータースの傘下にあります。
ベンツのチューニングメーカーとしてだけでなく、ベンツやレクサス用に製造しているホイールメーカーとしても有名です。バラエティーに富んだカールソンホイールは、ベンツとの相性も良く多くの車好きに愛されています。
チューニングメーカーで差をつける!
ベンツならではの魅力は多くの人を惹きつけてきました。そこにオリジナルパーツや走行性能を強化するチューニングが加わることで、さらなる特別感がプラスされるでしょう。
各チューニングメーカーにはそれぞれ違った個性とコンセプトがあります。長くベンツと関わってきたからこそ、自社の魅力を表現しながらもベンツの良さを引き立てるノウハウがあり、それこそが老舗チューニングメーカーの魅力です。
メルセデスベンツのチューニングカーなら中古車がおすすめ
AMGを始めとするチューニングカーを視野に入れると、メルセデスベンツのラインアップは大幅に広がります。そこで、中古車にも注目してみましょう。
現行車だけでなく、過去モデルにも魅力的なチューニングが施されたベンツはたくさんあります。モデル違いやチューニングメーカーの違い、チューニングパーツによるカスタムなど個性は様々です。
中古車から納得のいく車を探すには、販売店選びが欠かせません。在庫数が多いことや保証、メンテナンスなど、信頼できる販売店を利用できれば安心です。
まとめ
ここまで、メルセデスベンツAMGの基本情報や人気の車種などを紹介してきました。AMGの車には、通常のモデルと一味違った魅力があり、ファンからも人気が高いブランドです。AMGのモデルから、自分の目的や理想に合った車を見つけていくのも楽しいのではないでしょうか。
新車価格では購入が難しいモデルも、中古車では手に入れやすい価格になっている可能性があります。「ネクステージ」ではAMGの中古車も多く、公式サイトから価格やスペックなどを簡単に確認することが可能です。気になるモデルがある方は、在庫が豊富なネクステージにご相談ください。
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