マイバッハ Sクラスの内装の魅力は?通常クラスとの違いも解説
メルセデスのサブブランドであるメルセデス・マイバッハというブランドをご存じでしょうか。メルセデス・ベンツよりもさらに高級な位置付けのブランドです。
超高級車ブランドのメルセデス・マイバッハということで、どのような仕様なのか気になる方も多いでしょう。本記事では、そんな究極のエクスクルーシブ性を追求したメルセデス・マイバッハについて解説します。
この記事を読むことで、メルセデス・マイバッハの価格や特徴が分かるでしょう。ぜひ、憧れの高級車の魅力をご確認ください。
※目次※
・2002年に復活したマイバッハは2012年にブランド廃止後、2014年メルセデス・マイバッハSクラスとして復活
・メルセデス・マイバッハはメルセデス・ベンツのSクラスと比べて全長が長い。ラグジュアリーな空間や走行性能も魅力的!
・マイバッハやベンツなどの高級セダンをお得に手に入れたい場合は、中古車の購入がおすすめ。ネクステージなら幅広い在庫がそろう!
メルセデス・ベンツの頂点マイバッハとは?
メルセデス・ベンツといえば高級車ブランドとして有名ですが、車種としてはAクラスやCクラスといった呼び方で、「マイバッハ」という名前にはなじみのない方もいるかもしれません。
マイバッハは「メルセデス・マイバッハSクラス」として販売されており、通常のSクラスよりもさらに上の超高級車に位置付けられます。まずは、メルセデス・ベンツで販売されているマイバッハの概要を確認していきましょう。
復活を遂げたマイバッハ
ヴィルヘルム・マイバッハと息子のカール・マイバッハが、1909年にエンジン製造会社として設立したのがマイバッハです。
高級車メーカーとして活動した後、1966年に「ダイムラー・ベンツ」の傘下となりました。1997年、当時のダイムラークライスラーは、東京モーターショーにて高級コンセプトカーを出展し「マイバッハ」ブランドを復活させることを決定します。「メルセデス・ベンツ・マイバッハ」として超高級車の製造を2002年に開始しました。
しかし販売状況が厳しく、2012年にマイバッハブランドは廃止されます。その後、2014年にメルセデスのサブブランド「メルセデス・マイバッハ」として復活しました。
現行マイバッハはSクラスのみ
2021年12月現在、新車で購入できるマイバッハはSクラスのみです。ラグジュアリーさを極めた1台で、新車購入価格は3,060万円~です。輸入車は一般的に高額な車として知られていますが、その中でも突出した高級車となっています。
上質さを重視するのではなく、最先端テクノロジーを駆使し、唯一無二の乗り心地を追求しているのもマイバッハの特徴です。最上級の素材と技術が見事に融合し、マイバッハにしかない魅力を創り上げています。
マイバッハ Sクラスがもつ内装の魅力
メルセデス・マイバッハ Sクラスは、メルセデス・ベンツのラグジュアリーモデルの頂点に位置するモデルです。
オーナー自身が運転するよりも、運転手を雇ってオーナー自身は後席でくつろぐような使い方が多いと言われているモデルで、「ショーファードリブンカー」と位置付けられています。
平たく言えば、VIPをお出迎えするのがマイバッハ Sクラスの務めです。そのため、VIPを運ぶにふさわしい内外装となっています。そのラグジュアリーな内外装を見ていきましょう。
高級感あふれるデザイン
メルセデス・ベンツ Sクラスは最高級のセダンとして世界で認知度の高いモデルです。その上をいくのが、マイバッハ Sクラスで世界最高の高級車の一台で、選ばれた超富裕層向けのウルトララグジュアリーカーと言って差し支えないでしょう。
そのため、メルセデス・ベンツの中でも最高級のデザインと素材を使用しています。車のベースは、メルセデス・ベンツのSクラスですが、専用のカラーリングはもちろんフロントグリルの加飾、専用ホイール、高級家具のようなエグゼクティブシートを装備するなど、通常のSクラスとは一線を画する風格をまとっています。
プレミアム感あるエンブレム使い
メルセデス・ベンツといえば、スリーポインテッドスターという独自のエンブレムを使用しています。しかしマイバッハは、さらに独自のエンブレムを採用しています。また、「MAYBACH」のロゴもさまざまな場所に施されています。
エクステリアでは後席ドアのすぐ後ろにエンブレムを配置しています。そしてインテリアでは、シートバックトリムに配置しています。
ユニークな点は、フロントグリルにロゴが備わっている点です。このように随所にエンブレムやロゴを入れることで、マイバッハの存在感を強調しています。これらの仕様はオーナーを最上級にもてなしてくれることでしょう。
快適な乗り心地
メルセデス・マイバッハ Sクラスは、エアサスペンションと油圧式の可変サスペンションを採用しています。昨今の多くの高級車は、これらの可変サスペンションを採用していますが、マイバッハのものは、あくまで究極的に滑らかな乗り心地を追求している点で、他とは違うシステムの可変サスペンションということがいえるでしょう。
路面状況を瞬時に検知し瞬時にサスペンションに反映します。常にフラットな姿勢を崩さないため、乗員は常に安心感に包まれているでしょう。
利便性を高めるパッケージオプション
メルセデス・マイバッハ Sクラスにはオプション装備の用意もあります。とはいっても、マイバッハの場合はさらにラグジュアリーさを追求するという趣向のオプション装備といえます。例えば、左右独立シートやクーリングボックス、格納式テーブル、シャンパングラスをセットにしたファーストクラスパッケージはマイバッハSクラスならではのオプションといえるでしょう。
他にもサラウンドシステムやインテリアトリムなど乗員のためのリッチなオプションもあります。
充実した内装カラー
メルセデス・マイバッハSクラスは内装色も充実しています。定番のブラックはもちろん、高級感あふれるホワイトやブラウン、ベージュ、グレーと、シートだけでも5色を用意しています。
さらにここに、ハイグロスポプラウッド、ピアノラッカーフローイングライン、ハイグロス・スレートポプラウッド、オープンボアウォールナットウッド、ブラックのインテリアトリムとルーフライナーのカラーリングなどを組み合わせられるので、住宅の内装を決める感覚で好みを細かく反映していくことが可能です。
こだわりの強いVIPに向けた特別な内装設定と理解して良いでしょう。
マイバッハ Sクラスは内装以外も魅力がたくさん
高級車であるメルセデス・ベンツのさらにハイエンドなモデルのメルセデス・マイバッハの内装以外の魅力も追っていきましょう。
マイバッハには優美な空間だけでなく、超高級車ならではの魅力があります。ここではメルセデス・マイバッハのデザインや装備に関して解説します。
威厳に満ちた風格
マイバッハのフロントグリルはクローム加工がされた縦ルーバーの大型のものが装着されています。グリル以外にもクローム加工が多数施されており、専用デザインの21インチアルミホイールがオプションで設定されるなど、特別なモデルであることが随所で表現されています。
また、ボディカラーも豊富で、標準のカラーが8色、オプションを合わせると31色ものラインアップがそろっています。オプションのカラーにはさまざまなタイプがあり、特にツートーンのペイントはオプション価格が253万8,000円と、どこまででも高級さを追求できる点もオーナーの心をくすぐることでしょう。
存在感のあるロングボディ
マイバッハSクラスの車両サイズは、全長5,470mm×全幅1,920mm×全高1,510mmです。通常のSクラスの全長と比べると290mmも長く、圧倒的な存在感を放ちます。
エンジンは、S580は4リッターのV型8気筒にISG(モーター)を組み合わせたもので、
最高出力503ps、最大トルク700Nm、S680には6リッターのV12気筒にツインターボを組み合わせており、最高出力612ps、最大トルク900Nmの性能を備えています。
マイバッハ SクラスとSクラスの違いは?
マイバッハSクラスは、メルセデス・ベンツSクラスをベースにしています。それゆえ、両車のデザインやボディサイズは似ています。ここでは通常のSクラスとマイバッハSクラスの違いを見ていきましょう。
サイズの違い
まずはボディサイズを比較します。
|
メルセデス・ベンツ S400 4MATIC |
メルセデス・マイバッハ S680 4MATIC |
ボディサイズ |
全長5,180mm×全幅1,920mm×全高1,505mm |
全長5,470mm×全幅1,920mm×全高1,510mm |
ホイールベース |
3,105mm |
3,395mm |
マイバッハの方が、290mm全長の長いことがわかると思います。その理由はホイールベースに隠されていることをお気付きでしょうか。同じく290mm伸びています。これは単純に室内距離が290mm伸びていることを指しています。なお、Sクラスにはロングもラインアップされており、こちらは全長が5,290mmです。
ちなみにマイバッハSクラスの乗車定員は5人ですが、ファーストクラスパッケージなどの後席独立シートのオプションを選択すると4人となります。乗車定員は減るものの、その分飛行機のファーストクラスのような後部座席となります。
エクステリアデザインの違い
車のエクステリアデザインとは、外観・全景のことです。外から見えるすべてをエクステリアデザインと呼びます。
マイバッハとSクラスのエクステリアデザインの大きな違いは「ボディサイズ」と「エンブレム」です。
ボディサイズについては、全長とホイールベースがともにSクラスより拡大されています。この拡大により、後席の快適性が高くなっています。
エンブレムについては、サイドのCピラー(キャビン後端に位置する車の柱)に「マイバッハエンブレム」があります。フロントグリルには「マイバッハバッジ」が付けられています。
インテリアデザインの違い
マイバッハのダッシュボードには、IWC製アナログ時計を装備しています。この装備されたIWC製アナログ時計は、職人により研磨・塗装されたものです。
さらにマイバッハには、リアシートの配置をドア開口部より後方にしています。これにより外からの視線を気にすることなく、路上にいることを忘れてくつろげるでしょう。リアシートをドア開口部より後方に配置するというデザインにより、差別化を実現しているのです。
ファーストクラスパッケージでは、フロント・リアのアームレストにはメルセデス・マイバッハSクラス専用のクーリングボックスやエンボス、専用シャンパングラスを装備しています。これらの点で、Sクラスと大きく差をつけているといえるでしょう。
価格の違い
マイバッハ SクラスとSクラスの大きな違いのひとつに価格差が挙げられます。ハイレベルな装備のマイバッハの方が当然車体価格は高く、両車の間では約1,000万円の差があります。
3000万円を超えれば、郊外で立派な新築が買える値段ともいえます。
メルセデス・ベンツ Sクラス |
メルセデス・マイバッハ Sクラス |
1,415万円〜2,080万円(税込) |
3,060万円〜3,570万円(税込) |
マイバッハ以外におすすめの高級セダン4選
マイバッハ Sクラスは、非常に高価な車です。マイバッハに匹敵するセダンは、なかなかないといっても過言ではありません。しかし、世界のラグジュアリーメーカーにも、高級車のラインアップがあります。ここでは、高級車と位置付けられている人気のセダンを紹介します。
メルセデス・ベンツ・Sクラス
現在のメルセデス・マイバッハ Sクラスのベースとなるセダンです。ただし、マイバッハの廉価版という位置付けではないといえます。
そもそもSクラス自体が、メルセデス・ベンツの中でも、そして世界の高級車の中でも特別のポジションにあるラグジュアリーカーと言えます。高級感や走行性能、乗り心地は世界最高レベルと思っても良いでしょう。
何よりSクラスであれば、希少価値の高いマイバッハに比べて中古車の台数や購入価格を抑えられます。
ネクステージでのSクラスの中古車価格は、229万9,000円〜619万9,000円です(2023年5月現在)
ジャガー・XJ
ジャガー・XJは、ジャガー伝統のエレガントな姿と最新技術によるパワフルな走りが見事に融合した1台です。独特の低いフォルムと流れるようなルーフラインは印象的で、インテリアも上質な素材を使い、丁寧に造り込まれています。
2020年9月現在で現行モデルは新車本体価格1,170万円からとなっています。中古車なら走行距離3万km程度の2011年式で200万円台から、走行距離3万km程度の2019年式でも700万円台で購入可能です。
ジャガー・XJは今まで何度もモデルチェンジを繰り返しており、時代とともにその姿を変えてきたため、中古車にも根強い人気があります。古典的なデザインから近代的なアレンジまで、自分の好みに合わせて選択できるのもジャガーの魅力です。
ネクステージでのXJの中古車価格は、198万9,000円〜638万9,000円です(2023年05月現在)。
(参考:『XJ(ジャガー)の中古車一覧』)
BMW・7シリーズ
BMW・7シリーズは特徴的なフロントグリルが圧倒的な存在感を醸し出す、ラグジュアリーセダンです。きりりとした男性的な見た目通りのパワフルでダイナミックな走りが特徴です。上品で優雅な質感のインテリアと最新のテクノロジーが融合した機能的な造りとなっています。
パワートレインは、ガソリン、ディーゼル、プラグイン・ハイブリッドと多数をそろえています。
ネクステージでの7シリーズの中古車価格は、347万9,000円〜389万9,000円です(2023年05月現在)。
(参考:『7シリーズ(BMW)の中古車一覧』)
レクサス・LS
レクサスのLSは、シャープなデザインが特徴の人気セダンです。スピンドルグリルやサイドラジエーターグリル、アルミホイールなど、レクサスならではの洗練されたデザインになっています。マルチステージハイブリッドシステムも採用されており、運転時の静粛性が高い車です。
ネクステージでのLSの中古車価格は、49万9,000円〜1,069万9,000円です。
(参考:『LS(レクサス)の中古車一覧』)
マイバッハなどの高級セダンは中古車がおすすめ!
メルセデス・ベンツやマイバッハなどの高級セダンは値段が非常に高いため、新車購入はハードルがかなり高いといえます。
しかし中古車であれば、よりお得に手に入れることが可能です。こちらの項目では、中古車の魅力やネクステージのサービスを紹介します。
中古車ならお得に買える
新車購入価格が高額な高級セダンでも、中古車であればリーズナブルな価格で購入できる場合もあります。また中古車は購入価格が安いだけでなく、全体的な維持費を安く抑えられたり、納期が早かったりとメリットも多彩です。
中古車の中には、ほとんど新車に近いようなものもあるため、クオリティを求める人にもおすすめです。高級セダンを特に手に入れたい場合は、まず中古車の購入を検討してみましょう。
ネクステージで気になる一台を探してみよう
ネクステージは全国に店舗を展開しており、多数の在庫をそろえています。また、正規輸入車ディーラーとしての事業も行っているため、輸入車の品ぞろえも豊富です。さらに、修復歴車は一切販売していないため、輸入車が初めてのお客様が持つ不安を極力少なくしています。
ネクステージで販売している車には無料保証が付帯しており、万が一のトラブルへの対応も充実しています。輸入車についても保証が充実しているので、ぜひネクステージをご検討ください。
PR憧れの高級輸入車
※価格は支払総額
まとめ
メルセデス・マイバッハや、メルセデス・ベンツSシリーズは、いわずと知れた高級セダンです。新車価格にどうしても手が届かない場合は、中古車の購入を検討してみましょう。
ネクステージでは、高級セダンを幅広く取り扱っています。良質な中古車を多数取りそろえており、修復歴車のようなリスクのある車両は一切販売していません。気に入った1台が見つかったら車両紹介ページからぜひお問い合わせください。
▼ライタープロフィール
北野晶夫
オートバイ雑誌と自動車WEB媒体の編集部員を経験後に独立し、フリーの記者・編集者となり現在に至る。
新車取材のほかチューニングカーやレースの取材等も行う。写真撮影も行い、撮影・執筆・編集と一連の制作を担当することが多い。読者のカーライフを応援できる記事づくりがモットー。
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