ランドローバー レンジローバーイヴォークの新型の特徴!中古で買うなら?
街中で遭遇するとひときわ存在感があるランドローバーは、SUVのキングともいうべき存在です。そのランドローバーからレンジローバーイヴォークの新型が登場しました。SUVの購入を検討している方の中には、レンジローバーイヴォークの新型にしようかと迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、新型の種類やグレード・特徴・スペック・価格相場などをご紹介します。あわせて、中古車の情報も見ていきましょう。ランドローバーの大きさに戸惑いを感じていた方も、レンジローバーイヴォークの実用性に魅力を感じるようになるでしょう。
※目次※
・ランドローバーレンジローバーの現行モデルは「イヴォーク」「Rダイナミック」「ファーストエディション」の3種類!
・ランドローバーレンジローバーイヴォークを購入するなら低価格の中古車がおすすめ!
・旧型モデルの基本スペックは新型モデルにも劣らないため中古車でも安心!
ランドローバーレンジローバーイヴォークの基本
ランドローバー レンジローバー イヴォークは、「ランドローバー」「レンジローバー」と似ている音が続くため、ただ聞いていると車種名なのかブランド名なのかあやふやになりやすいでしょう。
ランドローバーは自動車メーカーの名前で、レンジローバーは車のモデル名です。ここでは、しっかりブランドと商品を理解してもらうため、ランドローバー社の歴史とレンジローバーのラインアップをご紹介します。
ランドローバーはイギリスの高級四輪駆動車のメーカー
ランドローバーとはイギリスの自動車メーカーで、高級四輪駆動車を専門としています。もともとローバー・モーター社が1948年に開発したオフロード向けの車の名前が「ランドローバー」でした。
開発された車は、当時終結した第2次世界大戦で活躍したアメリカ製のジープを目標にしたものです。当時イギリスには国産のジープがなかったため、ローバー・モーター社が開発しました。
その後「ランドローバー」は、オフロード車やSUVを包括するブランド名へと変わります。1994年にBMW社の傘下となり、現在ではインドのタタ自動車傘下でジャガーとともにジャガーランドローバー社としてイギリスブランドを引き継いでいます。
ランドローバーのレンジローバーシリーズ
レンジローバーは、1970年にランドローバーの次のコンセプトとして誕生しました。ランドローバーはオフロード専用のモデルに対して、レンジローバーは高級クロスオーバーSUVです。
オフロード機能を維持したまま高級感と実用性を兼ね備えたモデルとして人気があり、誕生から4回のモデルチェンジを成し遂げました。現在4代目レンジローバーには、主要モデルが4種類と特別モデルが4種類あります。
■レンジローバーファミリー|主要モデル
- ・オリジナルモデル「レンジローバー」
- ・スポーツSUV「レンジローバー スポーツ」
- ・ラグジュアリークロスクーペ「レンジローバー イヴォーク」
- ・レンジローバーファミリーのミドルクラス「レンジローバー ヴェラール」
■レンジローバーファミリー|特別モデル
- ・ハイブリッド仕様「レンジローバー ハイブリッド」
- ・ランドローバー独自技術搭載「レンジローバー スポーツSVR」
- ・プレミアム設計「レンジローバー SVAutobiography」
- ・オープンモデル「レンジローバー イヴォーク コンバーチブル」
最高グレード:ファーストエディションP250の特徴
ボディ・機能・内装・エンジンや走行性能など、レンジローバーイヴォーク最高グレードのファーストエディションP250にはどのような特徴があるのでしょうか。項目を分けて細かく見ていくことで、最高グレードの魅力が各所に散りばめられていることが分かります。
初代の特徴も受け継ぐボディ
初代のデザインを受け継ぎながらも、丸みを帯び美しさが強調されました。勾配が大きなショルダーラインなど「イヴォーク」らしいシルエットは、初代の特徴を受け継いでいます。よい部分は継承しながらも変更された部分もあり、より美しさが強調されたといえるでしょう。
傾斜のあるルーフラインとリアに向かって上がるウエストラインなどは、モダンな仕上がりです。さらにシャープに仕上げた超薄型マトリックスLEDヘッドライトにより、美しいボディが際立っています。
ドアハンドルが自動で出てくる
「デプロイアブルドアハンドル」を採用しており、エンジンを切ると自動的にドアハンドルが出てきます。せり出したドアハンドルは、走りだすと自動的にボディに格納されることが特徴です。
乗車時は、せり出したドアハンドルによりスムーズにドアを開閉できるでしょう。施錠時や走行中はボディに格納されるため、外観デザインのよさを損なうことはありません。
後席のスペースが見直された内装
余裕がない後席のスペースは、先代モデルでは弱点といわれていた部分です。しかしホイールスペースを20mm伸ばすことで、大人が座っても余裕のあるニールームやヘッドルームとなり、弱点を改善しました。ラゲッジスペースもボディサイズ相応の容量を確保しています。
レザーシートなど高級感のあるインテリア、「First Edition」のロゴがあしらわれたトレッドプレートやトリムフィニッシャーなど、内装デザインも細部までこだわっています。
走行性能も抜群
「ファーストエディションP250」のモデル名にもあるように、最大出力ほぼ250ps(正式には249ps)の2リッター直列4気筒エンジンを搭載しています。
わずか1,500rpmから最大トルク365N・mを発生するとカタログ上にありますが、その実力は軽くアクセルを踏むだけでも感じられるでしょう。スムーズな動き出しで、アクセルをより踏み込むと4,500rpmほどまで力強く加速します。
レンジローバーイヴォークSE D180の特徴
ここでは、レンジローバー イヴォークのディーゼルエンジンの中でも上級の「レンジローバー イヴォークSE」の特徴をひとつずつ見ていきましょう。エンジンや走行性能・ボディサイズや外観そのほかの性能など、細かい項目に分けてご紹介します。最上級グレードとの違いを把握することで、最適なグレードを見極められるでしょう。
2リッター4気筒クリーンディーゼル搭載
エンジンは、2リッター4気筒クリーンディーゼルを搭載しています。ボディに2t近い重さがあることも感じさせないほど加速する力が強く、ディーゼル車ならではのエンジンの力強さが魅力です。最高出力は180ps、最大トルクは430N・mを発生します。
静かで滑らかなエンジンは、パワーがありながらも車内騒音と車外騒音ともに小さいため、マナーのよさでもトップクラスといえます。
ボディサイズや外観の特徴
全高は1cm低くなっていますが、ホイールベースやボディサイズは先代モデルとほとんど変わりません。オリジナルのクーペコンセプトを受け継ぐルーフのラインは、まるでスポーツクーペのように屋根の上が見えることが特徴です。本格的な4WD SUVの外観にスポーティな雰囲気もプラスされました。
最大渡河水深が10cm量上げ
最大渡河水深 (さいだいとかすいしん)とは、車両が走行できる水の深さの限界値です。最大渡河水深はランドローバー車のスペックではお馴染みですが、モデルチェンジしたことで10cm量上げされました。
道路が冠水しても、10cm程度であれば安心して走れます。豪雨や台風などが起こっても、レンジローバーイヴォークSE D180に乗っている状態であれば冷静でいられるでしょう。ただしあくまでも目安です。道路の状況や水流の勢い、川底や路面の形状などさまざまな状況によって変わるため注意しましょう。
デジタル化された運転席
液晶モニターなどのスイッチ類は少なくなり、タッチスクリーンが増えました。空調の操作やドライブモードの選択をタッチスクリーンで行うなど、よりデジタル化しています。
先代モデルと比べて外観にはそれほど大きな変化はありませんでしたが、エンジンをかけたときに車内の変化を感じるでしょう。ダッシュボードにはメーター、センターパネルの液晶モニターにはイヴォークの側面図が出るなどまるでバーチャルな世界です。
ランドローバー レンジローバーイヴォークの基本スペック
ランドローバーレンジローバーイヴォークの特徴を確認したら、最後に基本スペックをおさえておきましょう。「ファーストエディションP250」と「SE D180」のボディサイズ・ホイールベース・エンジン・最高出力・最大トルク・燃費・車重などをご紹介します。
ファーストエディションP250のスペック
- ・ボディサイズ (全長×全幅×全高):4,380mm×1,905mm×1,650mm
- ・ホイールベース:2,680mm
- ・エンジン:DOHC直列4気筒
- ・燃料:ガソリン
- ・最高出力:132kW/180ps/5,500rpm
- ・最大トルク:365N・m/1,500rpm~4,500rpm
- ・燃費 (WLTCモード):8.9km/L
- ・車重:1,840kg(10/8ウェイシート)/ 1,900kg(16/14ウェイシート)
ボディサイズは先代モデルとそれほど差はありませんが、ホイールスペースが先代モデルより20mm大きくなり2,680mmになったことで、スペースが広くなり実用性が増しました。また、DOHC直列4気筒エンジンは最大出力249ps/5,500rpm、最大トルク365N・m/1,500rpm~4,500rpmもありパワフルです。加速する力も満足できるでしょう。
レンジローバーイヴォークSE D180のスペック
- ・ボディサイズ (全長×全幅×全高):4,380mm×1,905mm×1,650mm
- ・ホイールベース:2,680mm
- ・エンジン:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
- ・燃料:ディーゼル
- ・最高出力:132kW/180ps/4,000rpm
- ・最大トルク:430N・m/1,750rpm~2,500rpm
- ・燃費 (WLTCモード):12.8km/L
- ・車両重量:1,890kg(10/8ウェイシート)/ 1,950kg(16/14ウェイシート)
ファーストエディションP250とボディサイズ、ホイールベースは同じです。ただし、エンジンが異なるため走行性能などにも違いが出ます。最高出力や最大トルクも、ファーストエディションP250と比べると低くなりますが、ディーゼル車にしてはパワフルといえます。
ランドローバー レンジローバーイヴォークの値段の相場
レンジローバーイヴォークの特徴を知った次は、価格をご紹介します。この記事では主に、最上級グレードのファーストエディションP250とレンジローバー イヴォークSE D180について触れてきましたが、エンジンタイプによって価格が異なります。ディーゼルとガソリンの価格もチェックしてみましょう。
- ・レンジローバー イヴォークSE D180:6,790,000円~ (消費税込)
- ・レンジローバー イヴォークSE P200: 6,160,000~ (消費税込)
- ・レンジローバー イヴォークSE P250: 6,580,000~ (消費税込)
- ・ファーストエディションD180:8,360,000円~ (消費税込)
- ・ファーストエディションP250:8,140,000円~ (消費税込)
どちらのグレードもディーゼルエンジンのほうが高くなります。では、中古車市場ではどうでしょうか。ディーゼルエンジン搭載車ですと、300万円台後半~600万円台後半で販売されています。一方のガソリン車は、300万円台前半~600万円台後半とディーゼル車と開きがありません。(2020年4月時点の価格)
中古で買うならおすすめのレンジローバーイヴォーク
レンジローバーイヴォークは、中古で買うならおすすめの車です。たとえば「SEプラス」や「HSEダイナミック」は、新型ではなくても十分なスペックを持っています。ここでは、特徴やスペックなどをそれぞれ解説していきます。中古車の購入もぜひご検討ください。
新型にも負けない「SEプラス」
SEプラスは、明るいキセノンヘッドライト、17インチから18インチへと大きくなったアルミホイール・レザーシート・フロントのシートヒーター・ナビゲーションなどが標準装備されます。大きくなったアルミホイールによる足元のかっこよさや、レザーシートを重視する方に向いているでしょう。
- ・ボディサイズ (全長×全幅×全高):4,355 mm×1,900 mm×1,660mm
- ・乗車人数:5名
- ・エンジン:2L 直列4気筒ターボ
- ・燃料:ガソリン、ディーゼル
- ・排気量:1,995cc~1,999cc
- ・燃費 (JC08モード):10.6km/L
現在新車ではSEプラスはありませんが、中古市場で入手することが可能です。SEプラスの中古車価格は359万9,000円という一例がありました(2020年4月26日現在)。こちらの中古車の年式は2017年、走行距離は1万5,000km、車検整備付きで修復歴なし、ハンズフリーゲート付きです。
エンジンが刷新された「HSEダイナミック」
20インチのアルミホイールが標準装備で、SEプラスよりも足元が大きくなっています。そのほか、ナルヴィックブラックボンネットルーバーなども標準装備です。
- ・ボディサイズ (全長×全幅×全高):4,355 mm×1,900 mm×1,660mm
- ・乗車人数:5名
- ・エンジン:2L 直列4気筒ターボ
- ・燃料:ガソリン、ディーゼル
- ・排気量:1,995cc~1,999cc
- ・燃費 (JC08モード):13.4km/L
新車ではRダイナミックHSEと名称を変えています。新車価格は、ディーゼル車で713万円~、ガソリン車で692万円~です。一方で、HSEダイナミックの中古車価格は428万9,000円という一例がありました(2020年4月26日現在)。こちらの中古車は、年式2016年の走行距離1万km、車検が2021年11月まであり修復歴なしです。
まとめ
ランドローバーレンジローバーイヴォークの新型は、モダンな見た目やパワフルな走行性能など多くの方が満足できることでしょう。しかし決して安い買い物ではないので、安く買える中古車も候補に入れながら検討してみてはいかがでしょうか。
ネクステージでは、ランドローバーレンジローバーイヴォークの良好な中古車を数多くそろえています。ご相談やご要望などがございましたら、全国に店舗を展開しているネクステージへお気軽にお問い合わせください。また、ネクステージはランドローバーの正規ディーラーでもありますので、新旧の比較がしたい場合でも丁寧にサポートいたします。
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