BMW Z1の特徴とは?その他の希少車や個性的なデザインの車を紹介!
オープンスポーツカーは、国産車・輸入車問わずさまざまな車メーカーが販売しています。その中のひとつ、精錬された先進的フォルムデザインが特徴のBMW Zシリーズをご存じでしょうか。現行車種は、Z4です。
Zシリーズの元祖であるZ1は、1989年3月から1991年6月まで販売されました。非常に希少で、今でも多くのオープンスポーツモデルファンを魅了しています。他にも個性的なデザインの車が、過去に販売されていました。過去の車を振り返るとともに、現在購入できる個性的な車をご紹介します。
※目次※
4.中古車でも買えるBMW Z1のようにデザインが個性的な車
・生産台数が限定されていたBMW Z1は個性的なドアなどの特徴があり希少価値が非常に高い。
・過去に販売されていた個性的なデザインでドアが無い希少車5種をご紹介。
・BMW Z3やZ4であれば中古車市場で手に入れやすいのでチェックしてみよう。
BMW Z1とはどんな車?
BMWのロードスターモデルZシリーズは、Z1から始まりました。1987年にフランクフルトで発表された後、1989年から2年間のみの販売でしたが、個性的なスタイルがファンの心をつかんでいます。
実験的な要素が濃いとの声が多いモデルですが、当時のBMW先端技術が注ぎ込まれているモデルです。Z1独特の特徴や魅力を見てみましょう。
かなりの希少車種
BMW Zシリーズの「Z」は「未来」を意味する、ドイツ語「Zukunft(ツークンフト)」の頭文字から取られています。先進技術を投入し続けている、BMWのコンセプトが感じられるネーミングです。
Z1は、大部分がハンドメイドで、1日あたり6台ほどのみの生産だったと言われています。世界における総数生産台数は8万台です。少数生産で高価な販売価格だったこともあり、生産は2年で終了しました。日本には100台流通しているかどうかというほどの希少モデルです。
日本の販売は並行輸入車だけ
少数生産で希少モデルだったため、日本での販売は正規輸入はありませんでした。業者が直接買い付ける、並行輸入車のみの販売です。そのため、日本では部品調達が難しく、メンテナンスや維持が難しいと言われています。
BMW Z1の特徴
Z1には、どのような特徴があるのでしょうか。他のロードスターモデルや、現行モデルとは異なる点が多々あります。Z1の特徴を調べてみましょう。
最大の特徴はドアの仕組み
最大の特徴は、何と言ってもドアの作りではないでしょうか。通常の自動車ドアはヒンジドアですが、Z1のドアは上半分がサイドシルに電動で収納される仕組みです。ドアの横にある鍵穴ボタンを強く押し込むと、パワーウインドウのようなシステムでサイドシルに吸い込まれる独特のドアとなっています。
ドアが横に開くスライドドアや、上に開くガルウィングなどは時々見られますが、下部収納システムのドア採用はBMW Z1のみです。ドア上部を収納するサイドシルは太く、全開状態でも開口下部が高いため、乗り降りの難易度が非常に高い特徴があります。
コンパクトで印象的なデザインのボディ
Z1のボディは、目を見張るほどのインパクトがあるわけではないものの、シンプルながらも印象的なデザインとなっています。伝統あるロングノーズ・スモールキャビン・ショートデッキが特徴です。
鋼板モノコックシャシーと樹脂製ボディパネルの組み合わせという特異な構造ゆえに、当時のオープンスポーツカーとしては非常に高い剛性を実現しました。ボディサイズは、全長3,921mm×全幅1,690mm×全高1,227mmで、コンパクトサイズのスポーツカーです。
BMW Z1同様にドアに特徴がある希少車
Z1の特徴あるドアは、開けたまま走行可能であることを前提に頑丈に設計されています。ドアを開けた状態だけを見ると、ドアがまるで無いかのような印象を受けるのではないでしょうか。
過去には、実際にドアが無い自動車が販売されていました。そのような個性的な希少車5選をご紹介します。
ホンダ バモスホンダ
現在、ホンダ バモスと言えば、軽自動車ワゴンタイプを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。実は、1970年に画期的な車としてバモスホンダが販売されていました。
あらゆる用途において機動性が良いことをコンセプトにしており、乗り降りが簡単なようにあえてドアを付けていません。建設現場や牧場など、屋外作業で活躍したようです。
スマート クロスブレード
マイクロコンパクトカーのスマートは、メルセデスベンツのノウハウを活かして開発・設計されました。狭い街中をストレスフリーで走れる、2人乗り用自動車です。2001年のジュネーブモーターショーでクロスブレードを発表し、話題になったことをご存じでしょうか。
ベースは初代フォーツーで、ドアだけでなく、屋根やフロントウインドウまでもが取り払われています。車内は防水対策が施されているため、多少の雨なら心配ありません。日本では2002年と2003年に、合計59台のみ正規輸入されました。希少価値が高い車です。
ロータス 3-Eleven
イギリスのスポーツメーカーであるロータスが、2017年に日本で販売した3-Elevenも、ドアやフロントウインドウがありません。サイドシルが頑丈で太いのが特徴で、またいで乗り降りします。
世界総生産台数は、311台のみです。全高が低く、人目を惹く大きなフロントスポイラーやリヤウイングは、紛れもなくレーシングマシンそのものという印象を受けます。もちろん、街乗りも可能です。
三菱 ジープ/スズキ ジムニー
1975年~1998年まで、三菱がジープを生産していたことをご存じでしょうか。現在でも中古車市場で購入可能で、コアなファンに愛されている車です。軍用車にルーツを持ち、ドアが無いモデルがあります。
1970年には、ジープのスタイルやメカニズムを忠実に縮小したスズキ ジムニーが販売されました。ジープ同様、幌や安全バーが搭載されているだけのドア搭載モデルがあります。現行モデルのスズキ ジムニーとは、ひと味違う良さを味わえるでしょう。
ダイハツ フェロー バギー
1960年代末に、アメリカ西海岸ではサンドバギィが流行していました。その流行に乗りダイハツは、1970年にサンドバギィをモデルとしたフェロー バギーを限定100台で販売しています。
フェロー バギーは、2人乗りで積載量150kgと定められた軽トラック扱いです。中古車市場には、ほとんど流通しない希少モデルとなっています。
中古車でも買えるBMW Z1のようにデザインが個性的な車
レトロな雰囲気が好きな場合や、他の人とは違う個性を表現したいと思っている場合、デザイン面から車を選ぶのはいかがでしょうか。先にご紹介したドアなどに特徴がある個性的なデザインの車は、中古車市場への流通台数は少ない傾向です。
しかし、現行モデルの中にも素敵なデザインの車がたくさんあります。代表的な車5選をご紹介しますので、参考にしてください。
フィアット 500
イタリア自動車メーカーのフィアットは、レトロ感あふれる可愛いデザインで、世界中の人から愛されています。フィアットの代表的なコンパクトカーが、500(チンクチェント)です。ルパン三世の映画でも、使用されていたことをご存じかもしれません。2009年には、ワールド・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
現在の中古車相場価格は、本体価格70万円~180万円ほどです。可愛いカラーリングも魅力となっています。好きなボディカラーをチェックしてみましょう。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『500(フィアット)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
三菱 アイ
2006年に三菱は、画期的で人目を惹く近未来的なボディデザインのアイを発表しました。5ドアハッチバックの軽自動車ですが、エンジンをリア側に搭載した珍しいミッドシップレイアウトです。
写真から分かるように、タイヤが前後の端に極限まで寄っているデザイン設計となっています。そのおかげで、コルトよりも長いホイールベースを実現しました。現在、本体価格30万円前後でも中古のアイが手に入ります。入れ替わりも激しいため、こまめにチェックしましょう。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『アイ(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ルノー トゥインゴ
国産車とはひと味違う魅力的なデザインが特徴の車は、ルノー トゥインゴです。フランスのパリジェンヌから愛されている、エレガントで可愛い雰囲気を醸し出すデザインとなっています。ボディカラーに合わせて内装色をコーディネートできるなど、自分らしい個性を表現可能です。
見た目は2ドアですが、リアドアハンドルがサッシュに隠れた5ドアという特徴があります。そのようなこだわりが、パリのエスプリを感じられるポイントです。中古車相場は、本体価格100万円~200万円ほどとなっています。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『トゥインゴ(ルノー)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スマート フォーフォー
ポップで個性的なデザインがお好みの方には、スマート フォーフォーがおすすめです。2004年に登場し2007年に一旦生産終了しましたが、2015年に復活しました。
RR車の利点を発揮し、全長3,5mながらも4人乗りを実現しています。最小限のボディサイズで安全性や快適性を求めているコンセプト通りです。現在中古車市場では、本体価格200万円前後が相場で販売されています。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『フォーフォー(スマート)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ミニ ミニ
街中で、思わず振り返る個性的なデザイン車のひとつに、ミニ(MINI)があります。2001年にBMWが設立した自動車ブランドのミニは、プレミアムコンパクトモデルです。国内でも非常に人気が高い輸入車として、毎年数多く販売されています。
クラシックな雰囲気と優雅さを兼ね備えた、愛くるしいデザインが魅力です。コンパクトサイズを活かした、きびきびとした走りを楽しめます。
現在の中古車相場は、本体価格80万円~456万円ほどです。新車販売台数が多いため、中古車市場にもたくさん流通しています。好きなデザインをチェックしてみましょう。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『ミニ(ミニ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW Z1は中古車で買える?
ドアの仕組みを含め、個性的なデザインが人気のBMW Z1は中古で購入できるのでしょうか。デザインと走りの良さを両立しているZシリーズについて、中古車市場の傾向を見てみましょう。
Z1は中古車で手に入れるのは難しい
Z1は全世界での生産台数が少なく国内での販売数も少ないため、中古車市場にはほとんど流通していません。中古車検索サイトで販売されたり、フリマアプリ出品されたりしている場合がありますが、ほとんどの場合が1台ずつです。
世界的に見ても中古車流通は少なく、オークションに出品・落札されたケースがあります。気になる場合はこまめにチェックしてみましょう。
Z3はタイミングが合えば手に入ることも
Z1の後に発売されたZ3 ロードスターは、1997年~2003年に販売されました。BMWらしい特徴が取り込まれたレトロ外観が魅力で、クラシックスポーツカーとして今でも人気があります。サスペンションは、セミトレーリングアーム式採用で、リーズナブルな価格で販売されたことが特徴です。
タイミングが良ければ、走行距離がさほど多くない良質な中古車が見つかる場合があります。本体価格100万円以下で手に入るケースもあるため、気になる場合は検索してみましょう。
(2021年10月時点での情報です)
Z4なら手に入りやすい
Z3の上位グレードとして開発されたモデルが、Z4です。ロードスターやクーペ形状ボディは、Zシリーズのデザインコンセプトを受け継いでいます。Z3よりもひと回り大きいボディサイズが特徴です。
現行型は2019年式モデルで、第3世代G29となっています。中古車市場にも流通してきており、手が届く価格設定の場合があるためチェックしてみましょう。ネクステージでは、現行モデルが本体価格478.9万円で販売されています。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『Z4(BMW)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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自動車は、車種ごとにさまざまなデザインがあります。好みに合ったデザインの車に乗れたら、毎日のカーライフはさらに楽しくなることでしょう。
どのようなデザインが好きなのか、何が自分に合うのか分からない場合もあります。そのような場合は、豊富な種類を在庫している中古車販売店で探しましょう。いくつかの車を見ているうちに、好きな車に出会える可能性が高くなります。
ネクステージでは、さまざまなジャンルの車を、常時豊富に品揃えしていることが強みです。ぜひネクステージでお探しください。
まとめ
車は、単なる移動手段とみなすこともできますが、自分らしい個性を表現する手段でもあります。どちらのケースでも、購入する際に後悔することがないよう、信頼できる販売店で購入することは重要です。
選択肢が豊富な販売店で選ぶことで、満足のいく車がきっと見つかるでしょう。全国に店舗展開しているネクステージでは、お客様の好みに合わせて車選びをお手伝いしています。BMWをはじめ輸入車も取り扱っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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