BMW カブリオレはオープンカーの代表格!生産終了モデルも含めたお得な選び方を解説
BMWのカブリオレといえば、高級感あふれるオープンカーとして人気を誇っています。ほかのメーカーのオープンカーにくらべてやや大きく、スポーティなクーペ型の外観が特徴です。
いつかはBMWのカブリオレに乗ってみたいという方もいるのではないでしょうか。カブリオレの各シリーズを詳しく知ることで、自分に合ったカブリオレはどれなのかを絞り込むことができます。そこでこの記事では、各シリーズのスペックなどを詳しく解説するとともに、お得に購入する方法についてもご紹介します。
※目次※
・カブリオレの語源は「幌馬車」。既存車種をベースにゆとりある車内を確保したオープンカーのこと
・BMWのカブリオレは各シリーズやグレードで性能に違いはあるものの、いずれもスタイリッシュなクーペタイプのオープンカー!
・BMWのカブリオレを購入するなら中古車がおすすめ!生産終了したシリーズも含めて選択肢が広がる!
BMWのカブリオレってどんな車?
「カブリオレ」という言葉は知っていても、どのような車か正確にはわからないという方もいるのではないでしょうか。車に詳しい方なら、オープンカーであることは少なくとも理解しているかもしれません。カブリオレの語源を知ると、どのような車を指すのかがよくわかります。まずは、カブリオレの定義をおさえておきましょう。
カブリオレはオープンカーの一種
カブリオレは、代表的なオープンカーのひとつです。オープンカーは大きく2つの種類に分けられます。ひとつはカブリオレやコンバーチブルと呼ばれるものです。これらのオープンカーは既存車種をベースとしています。車内が比較的広く、居住性が高いのが特徴です。
これに対してロードスターやバルケッタ、スパイダーと呼ばれる車は、車体もオープンカー専用につくられています。
カブリオレの語源
カブリオレという用語の由来は、ドイツ語またはフランス語といわれています。ドイツ語では「カブリオ」、フランス語では「キャブリオーレ」という単語で、どちらも幌馬車という意味です。
ここから派生して、折りたたみ式の幌をもつオープンカーをカブリオレと呼ぶようになったと見られています。ドイツやフランスでは、現在でもオープンカーの意味でカブリオレという言葉がよく使われるといえるでしょう。
カブリオレとコンバーチブルの違い
カブリオレとコンバーチブルは、車としての違いはありません。言語圏や国よって呼び方が異なるだけといえます。どちらも屋根の開け閉めができる車で、屋根を閉じると一般の車と変わらない車内の快適さが特徴です。
コンバーチブルは英語で、アメリカやイギリスで主に使われています。コンバーチブルは「変換可能な」という意味です。ルーフを開け閉めしてオープンカーにも密閉型の車にも変換できることから、この名称が使われるようになりました。
BMWのカブリオレとは?
BMWのカブリオレのベースはクーペで、現行モデルでは4シリーズと8シリーズのみで設定されています。ちなみに以前は、2・4・6の偶数シリーズでラインアップされていました。さらに以前は3シリーズにもありましたが、現在は販売終了となっています。
カブリオレの特徴は、ルーフを開けて走行中でも快適にドライブが楽しめるよう、ウインドディフレクターと呼ばれる風の向きを変える装置が備わっていることです。これにより、正面から受ける強い風を制御できるようになっています。シリーズによっては直列4気筒や6気筒のツインターボエンジンなどを搭載しており、力強い加速力や俊敏性が持ち味です。
BMW 2シリーズのカブリオレは生産終了している
2シリーズのカブリオレは、スポーティでコンパクトな車体が特徴です。新車が600万円台で販売されていて、比較的手頃に変えるモデルでした。しかし、現在では生産終了になっています。そのため購入する場合は中古車限定となります。
1シリーズのクーペカブリオレの後継車で、2シリーズから8速のスポーツATを採用しています。2.0Lの直列4気筒ツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーで大賞を受賞したこともあります。2シリーズはLuxuryとM Sportの2つがありました。
2シリーズ カブリオレの基本スペック
・Luxuryのスペック
ボディサイズ |
全長4,440mm×全幅1,775mm×全高1,415mm |
ドア数 |
2ドア |
乗車定員 |
4人 |
エンジン |
直列4気筒エンジン |
総排気量 |
1,998cc |
トランスミッション |
電子油圧制御式8速スポーツAT |
駆動方式 |
後輪駆動 |
新車本体価格 |
生産終了 |
燃費(JC08モード) |
15.8km/L |
M Sportも同じく2ドアの4人乗りです。ボディサイズや性能などはほとんど変わりません。Luxuryとの大きな違いは採用されているタイヤ、ホイールの部分です。新車価格は651万円でした。
2シリーズ カブリオレの特徴
2シリーズのカブリオレは、スポーティなデザインによりクーペらしい力強い走りを実現しています。後輪駆動ながらも前後の重量配分は50:50というBMWならではの設計も安定した走行感覚につながっているといえるでしょう。
路面状況などに応じてサスペンションを自動で調整する電子制御式ダンパーも採用され、快適な走行ができるようになっています。
BMW 3シリーズのカブリオレには根強いファンが残る
3シリーズのカブリオレは2012年の1月に販売が終了となりましたが、根強いファンが残っています。海外のドラマにでも登場しそうな、エレガントなフォルムが人気です。
それまでのBMWのオープンカーはソフトトップでしたが、3シリーズはBMWとしては初めて開閉式のハードトップを採用しました。スタイリッシュなオープンカーという評価がふさわしい3シリーズは、中古車市場で今でも人気の車です。
3シリーズ カブリオレの基本スペック
ボディサイズ |
全長4,610mm×全幅1,780mm×全高1,385mm |
ドア数 |
2ドア |
乗車定員 |
4人 |
エンジン |
直列6気筒ターボエンジン |
総排気量 |
2,979cc |
トランスミッション |
電子油圧制御式7速DCT |
駆動方式 |
後輪駆動 |
新車本体価格 |
生産終了 |
燃費(JC08モード) |
10.6km/L |
トラクションコントロールが標準装備となり、タイヤがしっかり路面をつかんで安定した走行ができるのが特徴です。コーナリング・ブレーキコントロールやスタビリティ・コントロールも装備され、安全性や安定性が高められています。
3シリーズ カブリオレの特徴
3シリーズのカブリオレの特徴は、重厚感ある車体でしょう。国内で販売されているほかのオープンカーにくらべてやや大きめの車体は、大きな存在感があります。海外の広い道路を走っているオープンカーをそのまま日本に持ち込んだような、ゴージャス感が人気です。
3シリーズのカブリオレはクーペと一線を画しているといわれます。俊敏性よりも、ラグジュアリー感を味わえるのが魅力です。
BMW 4シリーズのカブリオレは2タイプ
4シリーズは、「スタンダード」「Mスポーツ」「M440i xDrive」の3タイプがあります。「スタンダード」「Mスポーツ」の基本的な構成は同様であり、装備品などでわずかに差がある程度です。
M Sportはとにかく外観のスポーティな印象にこだわりました。高速走行でも衝撃をやわらげるため、サスペンションがやや硬いつくりとなっているのも特徴です。「M440i xXDrive」は直列6気筒エンジンを搭載しています。
4シリーズ カブリオレの基本スペック
・420iカブリオレ
ボディサイズ |
全長4,775mm×全幅1,850mm×全高1,395mm |
ドア数 |
2ドア |
乗車定員 |
4人 |
エンジン |
直列4気筒ターボエンジン |
総排気量 |
1,998cc |
トランスミッション |
電子油圧制御式8速AT |
駆動方式 |
後輪駆動 |
新車本体価格 |
641万円 |
燃費(JC08モード) |
15.4km/L |
エンジンは、スタンダードモデルとMスポーツが4気筒DOHCを採用し、総排気量は1,998ccです。M440i xDriveカブリオレは、直列4気筒DOHCを採用し、総排気量は2,997ccとなります。また、スタンダードモデルは、8速ATですが、MスポーツとM440i xDriveカブリオレでは、8速スポーツATを搭載しています。
4シリーズ カブリオレの特徴
4シリーズのカブリオレは、専用開発されたコンパクト・ソフトトップが特徴です。ハードトップの快適さと、ファブリックトップのクラシカルでスポーティなスタイリングを両立しています。また、閉じている状態から約18秒で開閉可能で、50km/h以下なら走行中でもオープン/クローズの操作が可能です。
M4 カブリオレの基本スペック
・M4カブリオレ
ボディサイズ |
全長4,768mm×全幅1,852mm×全高1,384mm |
ドア数 |
2ドア |
乗車定員 |
4人 |
エンジン |
直列6気筒ターボエンジン |
総排気量 |
2,992cc |
トランスミッション |
電子油圧制御式8速AT |
駆動方式 |
後輪駆動 |
新車本体価格 |
1,089万円~ |
燃費(JC08モード) |
- |
エンジンには、直列6気筒DOHCエンジンを採用しています。M440i xDriveで最高出力374ps、0~100km/h加速4.9秒です。さらにハイスペックなM xDrive搭載モデルは510ps、0-100km/h加速3.7秒を誇ります。他の4シリーズカブリオレに比べ、パワフルな走りが実現するでしょう。
M4 カブリオレの特徴
M4カブリオレ最大の特徴は、BMWらしい洗練された高級感と、アスリートのようなクーペの特性を兼ね備えていることです。M4カブリオレは、モータースポーツでの走行性能をアレンジして取り入れています。スタイリッシュさを大切にしながらも、俊敏性あふれる走りを重視しているのも魅力です。
フルオートのルーフを全開にすると、まるで違う車に乗っているかのような錯覚に陥ります。風をきって走る喜びが味わえる1台です。
BMW 6シリーズ カブリオレはひっそりと生産終了
6シリーズのカブリオレは、2017年に生産を終了しました。人気の車種だっただけに、驚いた方も多いのではないでしょうか。
生産終了の理由は明らかにされていませんが、クーペの販売不振が背景にあると見られています。当時は、モデルチェンジを控えているためではないかという臆測も飛び交いました。6シリーズには4つのグレードがあり、どれも比較的大きなボディが存在感を高めています。
6シリーズ カブリオレの基本スペック
ボディサイズ |
全長4,895mm×全幅1,895mm×全高1,365mm |
ドア数 |
2ドア |
乗車定員 |
4人 |
エンジン |
直列6気筒ターボエンジン |
総排気量 |
2,979cc |
トランスミッション |
8速スポーツAT |
駆動方式 |
後輪駆動 |
新車本体価格 |
1,203万円 |
燃費(JC08モード) |
11.6km/L |
最高出力は235Kw/5,800rpm、最大トルクは450N・m/1,300rpm~4,500rpmです
6シリーズ カブリオレの特徴
6シリーズのカブリオレの特徴のひとつはボディの大きさです。カブリオレのシリーズのなかでも、後部座席にゆとりが感じられます。同乗者の居住性も高まり、長距離ドライブも楽しめる設計です。
ルーフはソフトトップを採用しています。ルーフトップを閉めた際には静寂性が保たれるよう工夫され、クーペの美しい曲線も表現される独特のデザインです。
BMW 8シリーズ カブリオレは6シリーズの後継
6シリーズのカブリオレの後継としてデビューしたのが8シリーズです。カブリオレがラインナップされているシリーズのなかでは最高級のグレードといえます。
先進技術を取り入れ、重厚感とスポーティなクーペらしさを融合しています。走行性能はほかの車種の追従を許さない高いレベルです。外観や内装も、見る人をひきつける官能的なデザインとなっています。高級感あふれる8シリーズは、これまでのカブリオレの集大成ともいえるでしょう。
8シリーズ カブリオレの基本スペック
・840iカブリオレ
ボディサイズ |
全長4,855mm×全幅1,900mm×全高1,340mm |
ドア数 |
2ドア |
乗車定員 |
4人 |
エンジン |
直列6気筒ターボエンジン |
総排気量 |
2,997cc |
トランスミッション |
8速スポーツAT |
駆動方式 |
後輪駆動 |
新車本体価格 |
1,308万円 |
燃費(JC08モード) |
- |
最もベーシックな840iカブリオレは、最高出力250Kw/5,000rpm、最大トルク500N・m/1,600rpm~4,500rpmです。xDriveカブリオレには四輪駆動が採用されています。トランスミッションは、電子油圧制御式8速ATです。
8シリーズ カブリオレの特徴
8シリーズ最大の特徴は見ための豪華さです。選択の幅の広いオプション装備で自分だけの空間演出が可能になっています。ルーフを閉めた状態は、高級クーペそのものです。
ドライバーをサポートする技術も結集しています。ドライバーの要望に沿って情報提供を進化させるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントや走行スタイルによってモードが選べるドライビング・パフォーマンス・コントロールなどが、楽しく快適なドライブを演出してくれるでしょう。
8シリーズの主要な市場はアメリカといわれているだけあり、車体の大きさやずっしりとした重厚感が持ち味です。
M8 カブリオレの基本スペック
M8は全長4,870mm、全幅1,905mm、全高1,355mmで、ホイールベースは2,825mmとなっています。2ドアの4人乗りで、新車の価格は2,349万円、Competitionは2,553万円です。
エンジンはV型8気筒DOHCが採用されています。総排気量は4,394cc、最大出力は441Kw/6,000rpm(Competitionは460Kw/6,000rpm)、最大トルクは750N・m/1,800rpm~5,600rpm(Competitionは750N・m/1,800rpm~5,860rpm)です。
駆動方式は四輪駆動、トランスミッションには電子油圧制御式8速ATが採用されています。
M8 カブリオレの特徴
・M8カブリオレ
ボディサイズ |
全長4,870mm×全幅1,905mm×全高1,355mm |
ドア数 |
2ドア |
乗車定員 |
4人 |
エンジン |
V型8気筒ターボエンジン |
総排気量 |
4,394cc |
トランスミッション |
電子油圧制御式8速AT |
駆動方式 |
4輪駆動 |
新車本体価格 |
2,378万円 |
燃費(JC08モード) |
- |
M8カブリオレの新車価格は2,349万円、Competitionは2,553万円です。エンジンはV型8気筒DOHCで、最大出力は441Kw/6,000rpm(Competitionは460Kw/6,000rpm)、最大トルクは750N・m/1,800rpm~5,600rpm(Competitionは750N・m/1,800rpm~5,860rpm)です。
BMWのカブリオレを購入するなら中古車市場がおすすめ
BMWのカブリオレは、走行性能や居住性が高く、一度は乗ってみたい車ではないでしょうか。ガレージに置いておくだけでも、ステータスシンボルとして存在感を放ちます。
購入を検討している方におすすめなのは中古車です。新車ではなかなか手の届かないモデルが、中古車ではリーズナブルな価格で販売されています。BMWは国内で流通台数が多いため、中古車市場での在庫台数も豊富で、選択肢が広がることもメリットです。
希少なモデルに出会える喜びがある
中古車の利点は、希少なモデルに出会える可能性があることでしょう。BMWのカブリオレのなかには、生産が終わってしまったモデルもあります。新車では買えない車も、中古車なら見つかるかもしれません。
希少価値の高い車を見つけるなら、ネクステージにご相談ください。全国に販売ネットワークがあり、約2万台の豊富な在庫から希望の車を探せます。
求めやすい価格がうれしい
中古車のもうひとつのメリットは価格面です。車体価格が安いのはもちろんですが、税金面でもお得になる可能性があります。新車と同等の未使用車も販売されているため、コンディションを気にする方にもおすすめです。
前オーナーが大切に乗っていたワンオーナー車や、人気オプション装備のある車なども割安の価格で販売されています。ネクステージなら、修復歴のある車は扱っていないので安心です。
まとめ
BMWのカブリオレはクーペとオープンカー両方の特徴を兼ね備えた車です。各シリーズのモデルにはそれぞれ個性があり、ライフスタイルや予算に応じて選ぶことができる魅力もあります。
選択肢を広げるなら、中古車を選ぶのがよいでしょう。ネクステージは全国で130店舗以上を展開しているため、豊富な在庫の中から気に入った車を選ぶことができます。最長3年間の保証がついているのも安心です。興味のある車があるときはぜひ一度ネクステージにご相談ください。
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