BMW3シリーズのF30はどんな車?中古車で人気の理由や中古車相場をチェック!
F30は、ドイツの高級自動車メーカー「BMW」がかつて販売していた車種です。日本でも人気の高いF30は、どのような魅力があるのでしょうか。
この記事では、F30がどのような車なのか概要や人気を集めている理由を紹介します。F30は新車販売が終了しているため、購入したい方は中古車をチェックしましょう。中古車の相場も紹介していますので、BMWの車を所有してみたい方や、F30に興味のある方はぜひ参考にしてください。
※目次※
・BMWのF30は、2012年に誕生した3シリーズセダンの6代目に当たるモデル。
・キドニーグリルなどスポーティーなデザインでありながら、女性ドライバーにも嬉しい操作性が魅力。
・F30の中古車は流通台数が多いタイミングが狙い目。F30の中古車ならネクステージへ。
BMWのF30(3シリーズ)とは?
まずはBMWのF30がどのような車か、概要を紹介します。F30はBMWがラインアップする3シリーズのセダンモデルです。F30が誕生するまでの歴史と、F30がどのような車なのか紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
第6世代のF30とは
6代目のF30は2012年に発売された3シリーズセダンです。一般的なガソリンエンジンやディーゼルエンジンの他に、ハイブリッド・オプションが初めてラインアップされたモデルとなっています。
特徴的な点は、ヘッドライトがキドニーグリルと接している点です。キドニーとは、英語で腎臓を意味します。フロントグリルが2つ並んでいる点が特徴のBMWでは、フロントグリルが腎臓のように見えることからフロントフェイスをキドニーグリルと呼びます。
外観だけでなく、F30は環境問題対策にも重点を置いて開発された車です。従来車に搭載されている多気筒エンジンから一転して、小型化されたエンジンを搭載することで、低燃費でありながら高出力を目指して開発されました。エンジンは小型化されましたが、ターボチャージャーと直噴エンジンを組み合わせ、従来モデルと遜色ない高スペックを維持しています。
3シリーズの歴代セダンについて
世代 |
開発コード |
発売年 |
1代目 |
E21 |
1975年 |
2代目 |
E30 |
1982年 |
3代目 |
E36 |
1990年 |
4代目 |
E46 |
1998年 |
5代目 |
E90 |
2005年 |
6代目 |
F30 |
2012年 |
7代目 |
G20 |
2019年 |
3シリーズの歴代セダンは上表のとおりです。1975年に発売されたE21から現行モデルのG20まで、モデルチェンジを繰り返しながら製造・販売し続けています。
アルファベットと数字の組み合わせで表記されているものは、開発コードやモデルコードと呼ばれるものです。特定の車種を示す文字列なので、BMWの車に関する情報を収集するときはチェックしておきましょう。
BMW F30(3シリーズ)が人気の理由
F30をはじめとするBMWの3シリーズは人気が高い車種です。F30などの3シリーズセダンは、なぜ人気が高いのか気になっている方もいるのではないでしょうか。ここでは人気の理由を6つご紹介します。
人気の理由1:スポーティさが際立つキドニーグリル
前述したように、BWMの大きな特徴といえるのがフロントグリルです。2つに分かれたグリル「キドニーグリル」は、一見しただけでBMWだと分かる象徴的なデザインといえるでしょう。
F30では、従来車種と比較してキドニーグリルがややワイドになるとともに、ヘッドライトと一体化したデザインになっています。ヘッドライトと一体化したことで、スタイリッシュでスポーティーな印象に仕上がっている点が印象的です。
人気の理由2:操作性を重視したコックピット
F30のインテリアは、操作性を重視したレイアウトにこだわっています。直線主体のシンプルな作りは、トータル的に落ち着いた雰囲気を作り出している点は印象的です。
センターコンソールが運転席側に傾いた設計となっていることで、運転席からの操作がスムーズな点も魅力となっています。運転席からセンターコンソールの操作がしにくいと感じていた方にとって、この部分は見逃せないポイントです。
コンソールだけでなく、スイッチやレバー類も操作しやすいよう計算された配置となっています。利便性の向上によって、ストレスなく運転を楽しめる点も人気の理由です。
人気の理由3:タウンユースに適した低燃費エンジン
前述したように、F30はエコロジーなモデリングで燃費を向上させた点も大きな特徴です。欧州では主流となっているエンジンのダウンサイジングによる燃費向上だけでなく、ターボチャージャーを搭載したことで従来と変わらない出力を確保しています。
F30では、ハイブリッドモデルが加わりました。ハイブリッドでの燃費性はもちろん、ガソリンエンジンでも1.5Lクラスでの燃費は17.2 km/L、ハイパワーモデルの3.0Lでも13.5km/Lと高い性能を示していることが分かるでしょう。
燃費とトルクを両立しているため、急な坂道を走行したり高速走行したりする機会があるタウンユースに適している点も人気の理由です。
人気の理由4:女性ユーザーにも扱いやすいステアリング
F30はハンドリングにも特徴があります。まるでスポーツカーのように軽快に反応し、想像通りの走りを実現してくれるステアリングは魅力です。。
軽快さを実現しつつも、必要以上に機敏に反応することがない安定性も維持しているため、女性にも扱いやすいステアリングとなっています。リヤセクションの造りを前50:後50という配分にしたことで実現した優れたステアリングは、純粋に運転を楽しみたい方にもおすすめです。
人気の理由5:充実した安全装備
車の安全装備は、事故防止の観点からも重要な装備といえるでしょう。F30には、カメラやレーダーを利用したドライバー支援機能を搭載しています。事故防止のため、前車や歩行者が接近した場合の警告だけでなく衝突軽減ブレーキも搭載している点が特徴です。車線逸脱にも警告を鳴らしてくれます。
渋滞時には運転の疲労がたまりやすくなりますが、F30には前車との距離を一定にしつつ停車までアシストしてくれるACC(アダプティブクルーズコントロール)まで搭載された充実の装備が魅力です。
人気の理由6:立体駐車場に入るサイズ
BMWはドイツの自動車メーカーです。BMWは、欧州だけでなくアメリカや中国などさまざまな国でシェアを拡大しています。世界から人気を集めるBMWは、古い時代から日本の自動車市場への参入も重視してきました。
日本の道路事情や生活環境に合うように、専用設計されているのが特徴です。例えば、ドアアウターハンドルを日本に合うよう設計し直したことで、ボディー幅は本国モデルよりも11mm短縮しています。日本独自の機械式駐車場にも適応するよう、BMWの日本ユーザーへの配慮です。
人気の理由7:カスタムパーツでオリジナリティをアピール
F30が人気の理由として、カスタムパーツの充実性も挙げられます。他のユーザーと差別化するために、カスタムパーツを装備したいと考える方もいるでしょう。カスタムパーツを利用すれば、簡単にオリジナリティーをアピールできます。
自分好みの車にアレンジしたいと考えている方にとっては、カスタムパーツの充実は魅力のひとつです。次の項目ではより具体的なパーツについて解説します。
BMW F30(3シリーズ)の人気カスタムパーツ
前述したように、F30には充実したカスタムパーツがそろっています。F30をカスタマイズしてオリジナリティーをアピールしたい方にとって、どのようなカスタムパーツがラインアップされているかは重要なポイントです。ここでは、F30の人気カスタムパーツをいくつかご紹介します。
フロントバンパー
フロントバンパーは特に目立つパーツとなるため、オリジナリティーを出すためにカスタマイズする方が多くいます。M3タイプのバンパーへの変更も可能です。ウレタン製のフロントバンパーなど、個性的なパーツが数多くリリースされています。アフターパーツのフロントバンパーを装着する際は、塗装を楽しむことも可能です。
アルミホイール
足回りのカスタマイズでは、ホイール交換を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。サイズアップしたり好みのデザインに交換したりするだけでも、F30のイメージを大きく変えられるのが魅力です。
ホイールは、サイズアップするだけでも印象が大きく変わります。エレガントにするのか、スポーティーにするのか自分好みの足回りにカスタマイズできるのもポイントです。ただし、ホイールのカスタマイズは車高や乗り心地にも影響を与えるので注意しましょう。軽いホイールを装着すれば燃費の向上にもつながります。
スポイラー(フロント/ハーフ/リア)
バンパーそのものは純正のままで、スポイラーだけを交換するカスタマイズ方法も人気です。大掛かりなカスタマイズではなく、フロントリップやハーフスポイラー、リアスポイラーを取り付けるだけでイメージは変わります。初めてカスタマイズする方にもおすすめです。
FRP製やPP製などさまざまな素材のパーツが販売されているため、好みのものを探してみましょう。BMW M Performanceなどの純正パーツも用意されています。
キドニーグリル・カスタムパーツ
BMWの特徴のひとつであるキドニーグリルをカスタマイズすると、より個性的な印象に仕上げられるでしょう。メッシュタイプのパーツを装着すればよりスポーティーな印象になり、カラフルなパーツを装着すれば華やかな印象になります。
キドニーグリルは周りからも注目されるパーツなので、オリジナリティーをアピールしたい方はカスタマイズしてみましょう。純正パーツも用意されているので必見です。
マフラー・カスタム
走行時のエンジン音にこだわる方は、マフラーのカスタマイズがおすすめです。マフラーには、ワンオフ製作のものや、チューニングパーツメーカーの量産タイプの製品があります。
ワンオフは、特注に近いため高額になりますが、サウンドやパワー&トルク特性なども注文できるので、性能や音質へのこだわりが強い方にはおすすめです。量産タイプでも各メーカーがテストを行い、音質や性能のパフォーマンスアップを図っています。価格はワンオフよりも安価なものが多い点が特徴です。
純正のマフラーも存在していますが、よりエンジン音にこだわりたい場合は、「KAKIMOTO RACING」などのサードパーティーパーツを利用するとより楽しめるでしょう。
車高調キット
サスペンションなどの車高調キットを利用して車高を調節すると、スポーティーな印象に仕上がるだけでなく、乗り心地も変わります。車高を下げるとグリップ力の向上にもつながるので、よりスポーティーな走りを楽しみたい方にぴったりです。また、ドレスアップにもつながります。
ヘッドライト交換
ヘッドライトの色味を調整したり、明るさを変更したりするだけでも雰囲気が変わります。ライトには、明るさを求めるものや消費電力を削減するものなどさまざまな種類があるため、目的に応じて適切なものを選ぶのがポイントです。
ヘッドライトは車検でチェックするパーツのため、交換するときは光軸の調整や光量が基準に達しているか確認しておきましょう。
BMWの中古車を買うならF30モデルが狙い目!
F30以外にも、BMWの中古車を探したり、比較したりする方もいるのではないでしょうか。BMWの中古車を狙うなら、F30が狙い目です。ここからは、F30の中古車市場の現状を紹介します。BMWの中古車を探している方は、ぜひ参考にしてください。
流通量があり価格が落ち着いている
前述したように、F30は2012年から販売が開始されたモデルです。2019年からはG20へモデルチェンジしています。モデルチェンジされたことで、F30から買い替えるユーザーも増え、中古車市場へ流通する台数も増加しているのが特徴です。
中古車市場の流通台数が増えてきたことで、現行モデルに比べ価格も落ち着いている傾向にあります。BMWの中核モデルを豊富なバリエーションから探せる、ベストなタイミングです。BMWの中古車を探している方は、ぜひこのタイミングをおすすめします。
多様なバリエーションがある
F30には見た目や性能の異なる、複数のバリエーションがあります。ラインアップしているのは、スポーツ・モダン・ラグジュアリー・Mスポーツ・xDriveです。
ベースモデルとは異なった雰囲気を楽しみたい方は、これらのグレードも選択肢に入れましょう。xDriveとは、BMW独自の4輪駆動システムが搭載されていることを意味しています。電子制御技術によって、前後のトルク配分を素早く行える機能です。
BMW F30(3シリーズ)中古車市場の相場
F30を中古車で購入しようと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは、年式別にF30の中古車価格をご紹介します。F30の後継モデルであるG20についても併せて紹介しますので、3シリーズセダン全般に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
2012年~2015年型のF30
年式 |
2012年~2015年 |
ボディサイズ (全長×全幅×全高) |
4,625 mm × 1,800 mm × 1,440 mm |
ホイールベース |
2,810 mm |
エンジン |
1.5 L 直列3気筒ターボ 2.0 L 直列4気筒ターボ |
ネクステージ中古車価格 |
約89万円~258万円 |
初期タイプのスペックと中古車価格は上表のとおりです。年式や走行距離によっては、販売価格が100万円台前半となるため、安くF30を購入したい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
(2022年11月時点の情報です)
(参考:『3シリーズ(BMW)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
2015年マイナーチェンジ後のF30
年式 |
2015年~2019年 |
ボディサイズ (全長×全幅×全高) |
4,625 mm × 1,800 mm × 1,440 mm |
ホイールベース |
2,810 mm |
エンジン |
1.5 L 直列3気筒ターボ 2.0 L 直列4気筒ターボ アクティブハイブリッド3 プラグインハイブリッド(330e) |
ネクステージ中古車価格 |
約129万円~439万円 |
2015年5月にF30のマイナーチェンジがあり、エンジンの変更とプラグインハイブリッドの導入が行われました。マイナーチェンジ前の車と比較すると価格は高く、200万円台がメインです。ただし、走行距離を多少妥協できるのであれば、100万円台から探せます。
(2022年11月時点の情報です)
(参考:『3シリーズ(BMW)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
F30からフルモデルチェンジしたG20
年式 |
2019年~ |
ボディサイズ (全長×全幅×全高) |
4,715 mm × 1,825 mm × 1,440mm |
ホイールベース |
2,850 mm |
エンジン |
2.0 L 直列4気筒DOHCガソリン |
ネクステージ中古車価格 |
約339万円~459万円 |
2019年にF30のフルモデルチェンジが行われ、新しい3シリーズセダンの名称はG20になりました。G20はボディサイズがやや大型化し、ホイールベースも長くなっています。スタンダードモデルの320iのスペックは上の表のとおりです。
発売から間もないため、中古車にしては400万円前後と高い設定となっています。中古車は現行型でも新車より価格が安くなるため、新しいモデルが欲しい方におすすめです。
(2022年11月時点の情報です)
(参考:『3シリーズ(BMW)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
中古のBMW F30をお探しならネクステージへ!
BMW F30の中古車を探す際には、ぜひネクステージをご利用ください。ネクステージは全国に展開する中古車販売店です。Web上から全国に流通しているBMW F30の中古車の在庫や価格のチェックが簡単にできます。
BMW F30の各グレードがラインアップ
ネクステージはBMW F30を含む3万台の中古車を取り扱っています。豊富な在庫台数があるからこそ、スポーツやMスポーツといったさまざまなバリエーションから選べるのが魅力です。
ネクステージは全国に200以上の店舗を展開しています。中古車を探す際には「希望に合った車が見つかったけど自宅からは遠い場所にある」といったこともあるかもしれません。
ネクステージなら、希望に合った車が遠方にある場合でも取り寄せが可能です。気になる車が見つかりましたら、お気軽にお問い合わせください。
どこにも負けないプライス設定
ネクステージは、中古車の販売価格にも自信があります。ネクステージでは、毎日他の中古車販売店の価格をリサーチしているためです。どの中古車販売店にも負けない自信を持って販売しています。
例えば「他の中古車販売店と比較してから」といった手間も必要ありません。圧倒的な在庫台数の中から、車選びに集中していただけます。
まとめ
BMWのF30は、2012年から販売が開始された3シリーズの6代目モデルです。F30は開発コードであり、3シリーズのセダンであることを意味しています。カスタムパーツを購入してエレガントな外観にしたり、よりスポーティーな印象に仕上げたりできる点も魅力のひとつです。
ネクステージでは、F30のみならずモデルチェンジ後のG20の中古車も取り扱っています。Web上から簡単に在庫確認や見積もりができますので、ぜひご利用ください。
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