BMW i8 の魅力について徹底解説!Z4との比較結果も必見
BMW i8 クーペは、BMW iシリーズの2番目のモデルとして、2014年に登場しました。その4年後である2018年には、オープンモデルのロードスターが誕生し、ラインナップが充実し始めています。「BMW i8シリーズが気になっている」という方も多いでしょう。
今回の記事では、BMW i8シリーズの購入を検討している方に向けて、車種の特徴や魅力を解説します。中古車の状況もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
・BMW i8 クーペは2014年に登場したスポーツカー。しなやかなボディが特徴で、プラグイン・ハイブリッドと4WDも採用されている!
・BMW i8 ロードスターは2018年に登場したオープンモデル。電動開閉式のソフトトップや約100リットルの収納スペースが特徴!
・Z4はお手頃価格の中古車が購入できる。中古車を検討している人はZ4にも注目してみよう!
BMW i8 クーペの他にない魅力とは
BMW i8 クーペは、2014年に販売を開始しました。BMW iブランドとしては2番目のモデルであり、エクステリアデザインやしなやかなボディなど、他にはない魅力で溢れています。
BMW i8 クーペの良さが気になっている方も多いでしょう。ここではBMW i8 クーペの歴史を辿りながら、その魅力を解説します。
2014年に発表されたスポーツカー
BMW i8 クーペは、2014年に発表されたスポーツカーです。BMW iブランドは、2011年2月11日に誕生し、「Born electric(ボーン・エレクトリック)」というコンセプトを掲げていました。ブランドの中で最初に発売されたモデルが、BMW i3です。
BMW i8 クーペは、BMW i3に続く、BMW iブランドの2番目のモデルとして発売されました。デビュー当初はロードスターモデルが存在せず、クーペのみの取り扱いでした。ロードスターの販売が開始されたのは2018年です。
未来感のある外装デザイン
BMW i8 クーペは、コンセプトを具現化したような未来感のある外装に仕上げられています。美しい流線型のボディや車体全体に伸びるブラックベルトが目を引きますが、BMWが一押しするポイントは特別な存在感があるシザー・ドアです。
縦に大きく開閉するシザー・ドアは、周囲の人々の注目を集めるでしょう。内部の素材にはカーボンファイバー樹脂(CFRP)が採用されており、重厚な見た目とは裏腹に軽くスムーズに開閉します。
フルLEDのヘッドライトが並ぶフロントやストリームフロー・ラインが形成されたボディサイドなど、細部に至るまで未来を意識したデザインが施されています。
プラグイン・ハイブリッドかつ4WDを採用
BMW i8 クーペの特徴は、プラグイン・ハイブリッドのドライブトレインが搭載されている点です。史上最高のBMWエンジンとも名高いこちらのパワートレインで、スポーツカーに並ぶ走行性能と、高い燃費性能を両立しています。サステナビリティが重視される現代で重宝される性能でしょう。
また4WD(全輪駆動)が採用されているのもポイントです。すべての車輪に動力が伝わるため、悪路でも問題なく走行できるポテンシャルを持っています。走行性能と環境性能を高いレベルで実現した、BMWのブランド力をより一層高める車です。
軽量で高剛性なボディ
BMW i8 クーペは、軽量で高剛性のボディを備えています。カーボンやアルミニウムのようなハイテク素材だけでなく、最新のレーザー・ライトもそうびされています。高級車らしいデザインだけでなく、こうしたボディの強さもBMW i8 クーペの魅力です。
「タフなボディはドライビングに悪影響を及ぼすのでは?」と考える方もいるでしょう。しかしBMW i8 クーペのしなやかなボディによって、走行の楽しさが失われることはありません。
【2018年】BMW i8にロードスターが登場
BMW i8 クーペ登場の4年後、2018年にロードスターが誕生します。ロードスターの主な特徴は、電動開閉式のソフトトップと、約100Lの大容量スペースの2つです。
ロードスターがどのような特徴を持っているか、気になっている方も多いでしょう。ここではロードスターの電動開閉式ソフトトップと、収納スペースについて解説します。
電動開閉式のソフトトップが特長
ロードスターのインテリアはスポーティなデザインになっており、スイッチやタッチスクリーンなどが直感的に操作できるように配置されているのが特徴です。i8 クーペにあったリアシートは撤廃されており、ソフトトップの格納場所になっています。
ロードスター最大の特徴が、この電動開閉式のソフトトップです。約15秒でフルオート開閉ができ、50km/h以下の走行時であれば、走行を邪魔せず操作できます。スリルのあるドライビングが味わえる絶好の装備です。
約100Lの収納スペースを確保
ロードスターのもう1つの特徴が、オープンモデルとは思えない収納性の高さです。一般的にオープンモデルは「収納スペースの確保が難しい」と言われていますが、ロードスターには約100Lの収納スペースが確保されています。
生活スタイルによっては、荷物が多くなる日もあるでしょう。比較的大きな荷物でも収納できるため、ちょっとした買い物での利用も可能です。オープンカーの可能性を広げる大容量モデルとなっています。
BMW i8の基本情報
この記事を読んでいる人の中には、新車価格やボディサイズなど、BMW i8の基本情報が気になっている方も多いでしょう。
ここではBMW i8 クーペとBMW i8 ロードスター、それぞれの新車価格やボディサイズ、基本スペックをまとめています。2022年1月時点の情報になりますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
i8 クーペとロードスターの新車価格
BMWの公式サイトによると、BMW i8 クーペの新車価格は2,093万円(税込)、BMW i8ロードスターの新車価格は2,231万円(税込)です。これは車両本体のみの価格であり、税金や保険料・自動車リサイクル料金といった諸経費が別途かかります。なお、上記の価格情報は、2022年1月時点のものです。
i8 クーペとロードスターのボディサイズ
BMW i8 クーペと、BMW i8ロードスターのサイズや重量を見てみましょう。それぞれの数値は以下の表の通りです。
|
BMW i8 クーペ |
BMW i8ロードスター |
サイズ(全長x全幅x全高) |
4,690mmx1,940mmx1,300mm |
4,690mmx1,940mmx1,290mm |
重量 |
1,590㎏ |
1,650㎏ |
両者に大きな差はありません。どちらもカーボンなどの素材を使用しているため、車体の重量が抑えられています。
なおロードスターは、全長4,690mm x全幅1,940mmと中型車程度のサイズですが、シザー・ドアが上に跳ね上がるように開くため、駐車場所には注意が必要です。
i8 クーペとロードスターのスペック
BMW i8ロードスターは、排気量1,499ccのDOHC直列3気筒エンジンを搭載しています。電気モーターと内燃エンジンという2つの動力源を備えているため、燃料消費を最小限に抑えることを可能にしたのが大きなメリットです。電気モーターでの走行は55kmまで可能です。排出ガスを出すことのない、ゼロエミッション走行を実現しています。
スペックを表にまとめました。
型式 |
CLA-2Z15U |
燃料 |
ハイオク |
燃料タンク容量 |
42L |
排気量 |
1,499cc |
エンジン型式 |
B38K15T0 |
エンジン種類・シリンダー数 |
DOHC直列3気筒 |
エンジンモーター最高出力 |
170kW [231PS]・5,800rpm |
エンジンモーター最高トルク |
320N・m[32.6 kgf・m]・3,700rpm |
エンジンモーター過給機 |
ターボチャージャー |
モーター総電力量 |
12kWh |
モーター最高出力 |
105kw[143ps] |
モーター最高トルク |
250 N・m [25.5 kgf・m] |
充電走行距離 |
55km |
BMW i8シリーズは新型の開発も行われている
BMW i8シリーズは、2020年4月で生産終了とされていました。しかし、複数の海外メディアが、i8の後継モデルが開発されているとの情報をキャッチしています。本当に新型i8が開発されているなら発売がいつになるのか気になる方もいるのではないでしょうか。そこで、新型i8の情報について調査しました。
新型は2023年ごろといわれている
2016年に「Automobile Magazine」が、BMW i8シリーズの新型が開発されていると報じています。2017年にも海外メディアが新型i8の走行テスト中の画像を公開したため、新型i8への期待が高まっていました。
しかし、2020年3月11日にBMWからBMW i8シリーズの生産終了が決定したことが発表されました。BMW i8シリーズの生産終了は当初の予定通り2020年4月で、世界限定200台の最終モデル「アルティメット・ソフィスト・エディション」をもってBMW i8シリーズは幕を閉じます。
BMW i8シリーズについては、完全EV型の新車種が2023年ごろに登場するのではないかと海外メディアが報じていることから日本のファンの間でも期待が寄せられているのが現状です。
限定モデルも登場している
世界限定200台の最終モデルで生産が終了するBMW i8シリーズですが、2017年にも限定モデル「i8 プロトニック フローズン ブラック」が発売されています。販売台数は右ハンドル10台、左ハンドル10台の計20台と少なく価格は2,298万円です。
ボディやホイールなどは全体的に光沢を抑えたマットな質感に仕上げられており、クールで存在感があります。インテリアもブラックを基調としていますが、所々にアクセントカラーとしてイエローが使われており個性的な印象です。
特別仕様車の証明として、シリアルナンバー入りのバッジとエディションネームが装着されています。販売台数が少ないため手に入れるのは難しいと思いますが、中古車が出ないか注目しておくとよいでしょう。
BMW i8ロードスターと人気の高いZ4の違いについて
BMWのロードスターといえば、人気の高い「BMW Z4」が存在します。このBMW Z4とBMW iシリーズから登場したBMW i8ロードスターは、何が違うのでしょうか。BMW i8ロードスターとBMW Z4の共通点と異なる点を見ていきましょう。
新車ではなかなか手が出せない車でも中古車であればお手頃価格で購入できることがあります。そこで、BMW i8ロードスターとBMW Z4の中古車についても紹介します。
8ロードスターとZ4の比較
BMW i8ロードスターとBMW Z4の共通点です。2019年に発売されたBMW Z4には4種類のモデルがありますが、今回はM40iと比較します。
- ・オープンモデル(ロードスター)
- ・2ドア、2シーター
- ・燃料はハイオク
- ・トランスミッションはAT
上記のとおり、BMW i8ロードスターとBMW Z4にはあまり共通点がありません。異なる点はどうでしょうか。
- ・BMW i8ロードスターの動力はプラグイン・ハイブリッド、BMW Z4はエンジン
- ・BMW i8ロードスターの駆動方式は4WD、BMW Z4はFR
- ・BMW i8ロードスターは左ハンドル、BMW Z4は右ハンドル
- ・BMW i8ロードスターの燃費(JC08モード)は15.9km/L、BMW Z4は13.2km/L
- ・BMW i8ロードスターの排気量は1,499cc、BMW Z4は2,997cc
このように動力や駆動方式・燃費など、ほとんどの点が異なります。車体のサイズやタイヤの大きさなども異なっており、同じBMWのロードスターといってもまったく別タイプであることがわかるでしょう。
Z4はお手頃価格な中古がある
BMW i8ロードスターとBMW Z4は、新車価格も大きく異なります。公式に発表されているBMW i8ロードスターの新車価格は2,276万円(税込)ですが、BMW Z4(M40i)の新車価格は851万円(税込)です。
BMW i8ロードスターの半額以下であるため、BMW i8ロードスターには手が届かなくても、BMW Z4であれば買えるという人もいるのではないでしょうか。
BMW i8ロードスターは中古車でも1,500万円1900万円ほどの金額で販売されています。新車価格ほどではないものの、誰にでも購入できる金額ではないでしょう。一方BMW Z4(M40i)の中古車価格は700万円前後であるため、比較的購入しやすいのではないでしょうか。
BMW Z4を中古で買う際の選び方
BMW Z4は中古車でも安い買い物ではないため、後悔しない車選びをしたいところです。質の良い中古車を探すにはさまざまな項目に目を向ける必要があるため、選び方が分からないという方もいるでしょう。ここでは、3項目に分けて中古車選びのポイントを解説します。
年式での選び方
年式と価格は密接な関係にあります。基本的に年式が新しいほど価格が高くなる傾向があるため、安く買いたい場合は年式が古い車を探しましょう。
300万円以下でZ4に乗りたい方には2011年式がおすすめです。ネクステージでは人気のホワイト系カラーの2011年式Z4を取り扱っています。年式と価格のバランスが良く、価格を抑えてZ4を楽しみたい方にぴったりの一台といえるでしょう。
比較的新しく状態が良い車をご希望の方には、2015年式が良いでしょう。こちらもリセールバリューが高いホワイト系カラーで、新しい分だけ品質も良好です。
また、Z4にはスポーツ性能が求められることが多いため、走行距離が短い車を選ぶことも大事です。同じ年式の車から選ぶなら、価格とのバランスを比較して低走行車を選びましょう。
保証の有無
中古車は車両ごとに状態が異なるため、保証のしっかりしている業者から購入することが大切です。BMW Z4の中古車は、特にエアコン・コンプレッサーが故障すると修理費の負担が大きいので注意しましょう。
エアコンのコンプレッサーが焼き付きを起こすと修理費が10万円以上かかる場合があります。不意の出費を避けるには、エアコンの故障が保証範囲に含まれているか確認することが大切です。
ネクステージでは輸入車専用の保証プランをご用意しているので、安心してBMW・Z4を購入していただけます。
輸入車は故障しやすいとされているため、国産車と比較すると保証が物足りない場合が見られますが、ネクステージでは国産車と同様に充実した内容をご用意しているのが特徴です。
ネクステージの輸入車保証の補償範囲は33機構320項目に及び、内容にはエアコンもしっかりと含まれています。保証期間は1年、2年、3年から自由に選択でき、保証期間内は無料ロードサービスや無料エンジンオイル交換をご利用いただける充実したサポートプランです。
走行距離と年式のバランス
BMW Z4の中古車を探す際は「どの程度の走行距離と年式の車を選べば良いのか」と悩む方が多いでしょう。年式が古く走行距離が多い車は価格が安くなりますが、品質の面で不安があります。
BMWの中古車を選ぶ際は、走行距離は7万km、年式は5年以内の車両を目安に選びましょう。走行距離10万kmをオーバーすると消耗パーツや電装系各種パーツの劣化が現れ始める傾向があります。車の機能に不具合があると利便性に関わるだけでなく、安全面でも不安が出てくるでしょう。
旧式モデルや走行距離が多い中古車は、故障のリスクが高く維持費にも影響を与えます。このような中古車を買う場合は、保証内容が充実している業者を選ぶことがより重要になるといえるでしょう。
まとめ
BMW i8 クーペとBMW i8 ロードスターは、高級車メーカーならではの哲学が活かされており、非常に完成度の高い車です。それぞれの魅力を理解するために、今回の記事をぜひ参考にしてください。
BMW i8シリーズは新型の開発も行われており、今後さらなる製品展開が予想されます。気になっている方は、こまめに情報をチェックしておきましょう。
またBMW i8シリーズに比べて、Z4はお手軽に中古車が購入できます。新車購入に踏み切れない方は、中古車市場にも目を向けてみると良いでしょう。
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