BMWのグレード法則とは?3シリーズ・5シリーズ・7シリーズのグレードを一挙公開!
BMWにはさまざまな車種があります。3シリーズや5シリーズなどのシリーズ名を聞いたことがある方もいるでしょう。各シリーズには、さらにいくつかのグレードが存在します。「車種名やグレード名が多すぎるため、違いがよく分からない」と感じる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、BMWのグレードの法則についてご紹介します。スペック表も使いながら説明するので、BMWの車種やグレードの違いをはっきり理解できるでしょう。
※目次※
・グレード名を確認するだけで、車のシリーズや排気量、エンジンのタイプなどが分かる!
・同じセダンでも、3シリーズ・5シリーズ・7シリーズではコンセプトが大きく違う
・お得にBMWを買える中古販売店では、車の状態と保証内容をチェックしよう!
BMWのグレードはシリーズ化されている?
BMWのグレードを確認する際は、まずシリーズの違いに着目するのがおすすめです。シリーズごとにグレードを分けられるからです。各シリーズはそれぞれ排気量やコンセプトなどによって分けられています。
たとえば、1シリーズはハッチバック車です。プレミアムコンパクトのコンセプトで設計されています。グランツーリスモとして販売している6シリーズは、大きな車体が魅力です。広くて高級感あふれるインテリアデザインを追求しています。
リアのエンブレムに隠れるBMWのグレード法則
BMW車のリア部分にはグレード名を示したエンブレムがついています。普段車の外観には注目していても、グレード名には気を留めない方もいるのではないでしょうか。このグレード名を見るだけでも、車の特徴を知ることができます。ご紹介する法則をマスターすれば、BMWのグレード名をさっそくチェックしたくなるでしょう。
数字は車種とエンジンの排気量を表すもの
まずは、グレードに入っている数字に注目します。数字が表しているのは車種やモデル、排気量です。たとえば、グレードに使っている数字が320の場合、最初の3は3シリーズを表します。20という数字は排気量が2,000ccという意味ですが、ぴったり2,000ccではありません。約2,000ccという意味で、車によって1,998ccや1,995ccなどの場合があります。
グレードの数字を見るだけで排気量が分かるため、どの車がパワフルかを見分けられるでしょう。数字が大きいほうが、基本的にパワフルです。たとえば、グレードの数字が320の車と340の車では、340のほうがよりパワフルなエンジンを搭載していることになります。
「i」はインジェクション「d」はディーゼルのこと
グレード名にiやdが付くこともあります。320iや320dなどです。iはインジェクションの略で、ガソリンで走る車を表します。dは、軽油を燃料とするディーゼル車です。
320iは、直列4気筒DOHCガソリンタイプのエンジンを搭載しています。320dは、直列4気筒DOHCディーゼルタイプのエンジンです。最高出力や最大トルクに違いがあるため、それぞれにメリット・デメリットがあるといえます。
数字の前にiが付く場合、意味しているのはiシリーズです。iシリーズにはi3シリーズやi8クーペ、i8ロードスターなどがあります。iシリーズの車はどれも環境に配慮している電気自動車です。
「SE」は特別仕様のこと
グレード名にSEが付く場合もあります。たとえば、3シリーズのセダンやツーリングのグレードである320i SEです。SEは特別仕様であることを意味します。対して、標準仕様のタイプがスタンダードです。また、スポーティなデザインや装備が特徴的なMスポーツもあります。
320iセダンのSEタイプとスタンダードタイプを比べると、まず気づくのは値段の違いです。SEタイプは461万円なのに対し、スタンダードタイプは533万円となります。SEタイプのほうが安いのは装備を厳選しているからです。
たとえば、スタンダードタイプに搭載されているハイビーム・アシスタントやパーキング・アシストはSEタイプには付いていません。買うときには装備の違いに注意する必要があるでしょう。
「X」は4輪駆動のこと
グレードに付いているXは4輪駆動を意味します。Xが付くパターンのひとつは、xDriveのようにDriveの前にXが付くタイプです。320d xDriveやM340i xDriveなどは、3シリーズの4輪駆動車であることを示します。xDriveシステムという4輪駆動を制御するシステムを導入している車種です。
Xが付くもうひとつのパターンは、X1やX2のように最初に付くタイプです。これはXシリーズに付くXで、SUVやSAVのシリーズを示しています。X1 xDrive18dやX2 xDrive18dなど、Driveの前にXが付く場合も4輪駆動車です。
一方、X1 sDrive18iやX2 sDrive18iのようにDriveの前にsが付く場合は前輪駆動車であることを意味します。この場合は4輪駆動ではないため確認しておくとよいでしょう。
ハイグレード「M」
グレードMは、Mモデルとも呼ばれているBMWのハイグレード車です。M2やM4、M8などのMシリーズがあります。Mシリーズの車種はクーペやカブリオレなどのタイプです。Xシリーズのなかにも、MモデルのX3 M40dやX4 M40iなどのグレードがあります。
Mモデルは、M社が開発したエンジンを搭載したモータースポーツ仕様の車です。モータースポーツのためのレーシングカーを生み出すために、M社は1972年に事業をスタートしました。実際にM社が設計した車は数々の大会でよい成績をあげています。
2000年以降もM社が車作りにかける情熱は変わりません。2003年にM3 CSLを製造し、そのあともさまざまなMモデルの車を世に出してきました。今でも性能にこだわり、スポーティな走りを可能にしています。
高級仕様の「Luxury」
高級感にこだわった上質なひとときを提供しているのがLuxuryです。芸術的ともいえる外観・内観が乗る方を出迎えてくれるでしょう。
7シリーズの740iには、スタンダードやMスポーツとは別にLuxuryがラインナップされています。Luxuryがスタンダードと違うのは標準装備とオプションです。
Luxuryの標準装備には電動ガラス・サンルーフやソフト・クローズ・ドア、4ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナーが付いています。
Luxuryのオプションで付けられるのが、マルチファンクション・レザー・ステアリング・ホイールやリヤ・マッサージ・シートなどです。オプションを付けると、乗り降りするときや室内で過ごす際に快適に感じるでしょう。
「e」はプラグインハイブリッド
330eや745eなどに付いているeは、プラグインハイブリッド(PHEV)を意味します。プラグインハイブリッドとはガソリンと電気を両方使って走るシステムです。ガソリンを給油するのはもちろん、定期的に充電する必要があります。BMWのPHEV車をチェックすると、給油口のほかに普通充電ポートや普通充電用車載ケーブルを確認できるでしょう。
PHEV車は、電気を定期的に充電することでより長い走行が可能になりました。燃費がよくなり家計にも環境にも優しい車です。
BMW3シリーズ・5シリーズ・7シリーズのグレード一覧
BMWで人気のある3つのシリーズを比較してみましょう。3シリーズと5シリーズ、7シリーズです。一般的に需要が多いのはセダンですが、ほかのラインアップも見逃せません。また、シリーズ自体がグレードであるといえるため、同じ車種でもシリーズが違えば価格も異なる場合があります。それぞれの特徴や価格を表にまとめたのでご紹介しましょう。
3シリーズ
3シリーズにはセダンやツーリングなどの車種があります。3シリーズのセダンは人気があり、スポーティなセダンとしてインポート・カー・オブ・ザ・イヤーなどの賞も受賞しました。320i SEを除くセダンには、高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシストが付いています。こうした運転支援機能が充実しているのがおすすめポイントです。
ツーリングにも、ドライブレコーダーなどの心強い機能を付けられます。BMWに搭載しているカメラで録画できるため、万が一のトラブルにも対応できるでしょう。
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320i |
320d xDrive |
330i |
330e |
M340i xDrive |
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|
SE |
Standard |
M Sport |
Standard |
M Sport |
M Sport |
M Sport |
- |
型式 |
B48B20A |
B47D20B |
B48B20B |
B58B30B |
||||
排気量(cc) |
1,998 |
1,995 |
1,998 |
2,997 |
||||
エンジン種類 |
直列4気筒DOHCガソリン |
直列4気筒DOHCディーゼル |
直列4気筒DOHCガソリン |
直列6気筒DOHCガソリン |
||||
最高出力 Kw 〔ps〕 / rpm |
135〔184〕/5,000 |
140〔190〕/4,000 |
190〔258〕/5,000 |
135〔184〕 /5,000 |
285〔387〕/5,800 |
|||
最大トルク N・m 〔kgm〕 / rpm |
300〔30.6〕/1,350~4,000 |
400〔40.8〕/1,750~2,500 |
400〔40.8〕/1,550~4,400 |
300〔30.6〕 /1,350~4,000 |
500〔51.0〕/1,800~5,000 |
|||
燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値)(km/L) |
15.6 |
18.9 |
15.7 |
15.4(ハイブリッド) |
12.4 |
|||
車両価格 |
461万円 |
533万円 |
594万円 |
589万円 |
641万円 |
644万円 |
667万円 |
980万円 |
5シリーズ
5シリーズにもセダンやツーリング、コンペティションなどの車種があります。3シリーズのセダンに比べると、高級感がアップしているのが5シリーズのセダンです。BMWツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用することで、力強い走りを可能にしました。
5シリーズがターゲットにしているのは「ビジネスアスリート」です。公私ともにアグレッシブに行動する方を、最新のテクノロジーでサポートしています。
|
523i |
523d xDrive |
530i |
530e |
540i xDrive |
||||
|
Standard |
M Spirit |
M Sport |
M Spirit |
Luxury |
M Sport |
M Sport |
M Sport |
|
型式 |
B48B20A |
B47D20B |
B48B20B |
B48B20A |
B58B30C |
||||
排気量(cc) |
1,998 |
1,995 |
1,998 |
2,997 |
|||||
エンジン種類 |
直列4気筒DOHCガソリン |
直列4気筒DOHCディーゼル |
直列4気筒DOHCガソリン |
直列6気筒DOHCガソリン |
|||||
最高出力 Kw 〔ps〕 / rpm |
135〔184〕/5,000 |
140〔190〕/4,000 |
185〔252〕/5,200 |
135〔184〕 /5,000 |
250〔340〕/5,500 |
||||
最大トルク N・m 〔kgm〕 / rpm |
290〔29.6〕/1,350~4,250 |
400〔40.8〕/1,750~2,500 |
350〔35.7〕/1,450~4,800 |
290〔29.6〕 /1,350~4,250 |
450〔45.9〕/1,500~5,200 |
||||
燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値)(km/L) |
14.4 |
15.8 |
15.1 |
17.4(ハイブリッド) |
12.3 |
||||
車両価格 |
663万円 |
712万円 |
811万円 |
765万円 |
833万円 |
858万円 |
872万円 |
1,099万円 |
7シリーズ
BMWのなかでも高級感を追求したモデルのひとつです。高級感を出すためのパーツやデザインを、車内外ともに惜しげもなく用いています。V型12気筒DOHCガソリンを搭載しているM760Li xDriveに付けられるオプションは、アンビエント・エア・パッケージです。車内の香りにまでこだわって、高級感を演出できます。
|
740i |
740Li |
740d xDrive |
740Ld xDrive |
||||||
|
Standard |
Luxury |
M Sport |
Excellence |
M Sport |
Luxury |
M Sport |
Excellence |
M Sport |
|
型式 |
B58 B30 C |
B57 D30 B |
||||||||
排気量(cc) |
2 ,997 |
2 ,992 |
||||||||
エンジン種類 |
直列 6気筒DOHCガソリン |
直列 6気筒DOHCディーゼル |
||||||||
最高出力 Kw 〔ps〕 / rpm |
250 〔340 〕 / 5 ,500 |
235 〔320 〕 / 4 ,400 |
||||||||
最大トルク N・m 〔kgm〕 / rpm |
450 〔45 . 9 〕 / 1 ,500~5 ,200 |
680 〔69 . 3 〕 / 1 ,750~2 ,250 |
||||||||
燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値)(km/L) |
12.1 |
12.3 |
14.3 |
14.5 |
||||||
車両価格 |
1,111万円 |
1,180万円 |
1,309万円 |
1,518万円 |
1,226万円 |
1,355万円 |
1,564万円 |
|
745e |
745Le xDrive |
750i xDrive |
750Li xDrive |
M760Li xDrive |
|||||||
|
Luxury |
M Sport |
Excellence |
M Sport |
Luxury |
M Sport |
Excellence |
M Sport |
M760Li xDrive |
M760Li xDrive V12 Excellence |
||
型式 |
B58B30C |
N63B44D |
N74B66C |
|||||||||
排気量(cc) |
2,997 |
4,394 |
6,591 |
|||||||||
エンジン種類 |
直列6気筒DOHCガソリン |
V型8気筒DOHCガソリン |
V型12気筒DOHCガソリン |
|||||||||
最高出力 Kw 〔ps〕 / rpm |
210〔286〕/5,000 |
390〔530〕/5,500 |
448〔609〕/5,500 |
|||||||||
最大トルク N・m 〔kgm〕 / rpm |
450〔45.9〕/1,500~3,500 |
750〔76.5〕/1800~4,600 |
850〔86.7〕/1,550~5,000 |
|||||||||
燃料消費率JC08モード(国土交通省審査値)(km/L) |
11.7(ハイブリッド) |
11.8(ハイブリッド) |
8.6 |
8.4 |
6.9 |
|||||||
車両価格 |
1,221万円 |
1,346万円 |
1,579万円 |
1,589万円 |
1,705万円 |
1,862万円 |
2,570万円 |
ハイグレードをお得に入手するなら中古販売店!
BMWのハイグレード車種に興味がある方も多くいるのではないでしょうか。ハイグレードは値段が高いのが一般的ですが、お得に入手できるのが中古販売店です。憧れの車種も高いからと諦める必要はありません。ここからは、ハイグレード車を中古販売店で選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介します。
得するポイント1. Mスポーツ・ラグジュアリーを選ぶ
BMWのハイグレードといえば、Mスポーツやラグジュアリーです。Mスポーツは名前のとおりスポーツ仕様の車なので、ドライビングの喜びを感じることができます。高級感が乗る方をよい気分にさせる、ラグジュアリー車もおすすめです。
ハイグレードの車は新車だと1,000万円以上となり2,000万円を超えることもあります。この価格帯では、お金に余裕がないとなかなか手が出せません。
しかし、中古販売店ならMスポーツが100万円以下の価格で販売していることもあります。ハイグレード車でも手が届く価格のものが多いので、ぜひお気に入りの車を見つけてください。
得するポイント2. 未使用車を選ぶ
中古車のなかでおすすめが未使用車です。未使用車とは、新車登録は済んでいるもののまだ使われていない車を意味します。展示場にずっと置いてあった車などならば、ほとんど新車の状態です。走行距離がごくわずかなため、通常の中古車に比べ故障のリスクが低いともいえます。未使用車の魅力は、新車に比べると値段が下がることです。
一般の中古車より値段は高くなりますが、予算的に問題がなければ未使用車を探してみるのもよいでしょう。
BMWの中古車を購入する際のポイント
中古販売店では、購入前に入念に車をチェックしましょう。場合によっては、購入後に故障するなどのトラブルに直面することがあるからです。後悔しない車選びをするためには、中古販売店でどのようなことをチェックすればよいのでしょうか。
BMWの中古車を買うときには、確認するべきポイントが3つあります。ぜひすべての項目を確かめて、不安要素をなくした状態で車を買いましょう。
試乗した際の感覚
車は見るだけでなく、実際に試乗することが大切です。乗ってみないと車の特徴を理解できません。シートやハンドルの感触は心地よく感じるかどうかや、アクセルを踏んだときの反応もチェックしましょう。スムーズに加速しないとBMWのよさを感じにくくなります。
ブレーキの利き具合も重要なチェックポイントです。実際に運転して、しっくりくるかをチェックします。ハンドルが重たくないかという点や、安定しているかどうかも運転すれば確認できるでしょう。オプション品がついている場合、故障や動作の遅れなどがないかもチェックします。
車自体の状態
まずは外観を見渡して大きな傷やへこみがないかを確認しましょう。大きな傷やへこみがある場合は、事故車である可能性があります。目立つ傷やへこみがない場合でも、修復歴を確認するのは大切です。修復歴がある車は、フレームなどの修復が行われており、走行に問題を抱えていることがあります。
マフラーがさびているのも問題です。塩害のリスクがあるだけでなく、交換しようとすると高額になるので避けたほうがよいでしょう。また、車内のにおいが自分の好みではないこともあります。タバコやペットの臭いなどがついている場合もあるので、慎重に検討しましょう。
業者の保証が充実しているかどうか
買った後にどのような保証を受けられるかも確認します。万が一エンジンやブレーキなどに問題が見つかったとき、業者が対応してくれれば安心だからです。
保証には無料のものと有料のものがあるので、付いている保障の条件を確認しておきましょう。1か月や1年などを区切りとして、保証が切れるものもあります。保証期間を延長できるのかについてもチェックしておくと安心です。
業者の保証のなかには、車の故障以外に点検やオイル交換などのサービスが付いているプランがあります。安心できる保証を提供していて、末永く付き合える業者を探すのもおすすめです。
まとめ
BMWは、シリーズやグレードごとにさまざまな特徴があります。ハイグレードのMやLuxuryも、グレード名を見れば一目瞭然です。ハイグレード車は新車で買うと高いですが、中古販売店ならお得な車を見つけられるでしょう。予算に合わせて登録済み未使用車も選択肢に入れて探してみてください。
BMWの人気グレードを買いたい方にはネクステージがおすすめです。ネクステージでは、BMWのさまざまなグレードを幅広く取りそろえています。インターネットで簡単にBMWの中古車や未使用車を探すことも可能です。希望に応じて付けられる1年~3年の保証についてもお気軽にご相談ください。
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