BMWシリーズの簡単な見分け方|車種名にある数字とアルファベットの意味とは?
BMWは世界共通同一車種を販売するドイツの自動車メーカーです。スペックはもちろん、洗練されたデザイン、エクステリアでほかの競合ブランドにも対抗しています。
幅広いシリーズを展開しているため、それぞれの主だった特徴がつかめない……と車種選びに困っている方もいるのではないでしょうか。シリーズの特徴を知っていれば、自分にぴったりの車種を絞り込みやすくなります。
そこでこの記事では、BMWシリーズの意味や特徴を踏まえながら、ワンランク上のシリーズを手に入れるにはどうすればよいかをご紹介します。
※目次※
・BMWの車種名の1桁目はシリーズ、2・3桁目は排気量、4桁目はエンジンの種類を表している
・BMWにはコンパクトカーから大型のSUVまでさまざまなシリーズがラインナップされている
・より高いグレードの車を手に入れるには新車よりも中古車の購入がおすすめ!BMWの中古車ならネクステージにおまかせ
BMWのシリーズってどんな意味?
世界的にも有名なドイツ車メーカーであるBMWは、幅広いシリーズ展開が特徴的です。シリーズの豊富さを強みにして世界中に車を販売しています。とはいえ、1シリーズ、2シリーズと数字のみがついたシリーズ表記に疑問や違和感を持つ方もいるでしょう。BMWの基本知識を身につけるために、まずはシリーズの意味について確認していきましょう。
車の特徴を表すもの
BMWの車には、1~8までの数字やXなどのアルファベットを使って特徴を表す決まりがあります。この決まりを採用しているメーカーはBMW本社があるドイツでは多く見受けられます。
数字が大きくなるにつれて、車体価格も高くなると覚えておきましょう。同時に、車の性能もよくなります。数字やアルファベットが何を意味しているかを理解できれば、車種を見るだけでサイズや基本スペックなど、どのような車かすぐに分かるようになります。
BMWの車には「名前」がない
日本車は「プリウス」「マーチ」と車に名前をつけて販売しますが、BMWはそうではありません。数字やアルファベットを用いてシンプルに車種を示します。日本人からすると不思議に感じるかもしれません。車に名前がないことに慣れるまでは味気なさを感じる人もいるでしょう。
しかし、世界共通の車種を販売する場合はシンプルな表記の方が好都合です。販売する国の商標などに引っかかると国ごとに車の名前を変える必要があります。シンプルな表記は、スムーズに車を売り出すという点においても意味を成しているのです。
車種名からシリーズや排気量が読み取れる
BMWの車はいくつかの数字とアルファベットから構成されています。
- ・1桁目:シリーズ
- ・2、3桁目:排気量
- ・4桁目:エンジンの種類
1桁目はシリーズ、2・3桁目は排気量、4桁目はエンジンの種類を表しています。以前は排気量がそのまま表記されていましたが、現在はおおよその数値が記載されるように変わっています。参考までに「i」はガソリン車を、「d」はディーゼル車を意味しています。
たとえばBMWの118iであれば、シリーズは1シリーズ、排気量は1499cc、iなのでガソリン車で8速ATです。この読み取りができるようになれば、BMWの車種もスムーズに理解できるでしょう。
BMWのシリーズごとの特徴とは?
BMWにはグレードごとにさまざまなシリーズが存在します。BMWの場合、「グレード=シリーズ」と捉えて問題ありません。車体サイズ、駆動方式、エンジン方式など特徴はいくつもあります。シリーズによってはガソリン車やディーゼル車の選択も可能です。ここからは、BMWのシリーズごとの特徴を解説していきましょう。
1シリーズ
1シリーズは、5ドアのハッチバックコンパクトカーが特徴のシリーズです。BMWのエントリーモデルとしても人気があります。以前のモデルは小回りが効きやすいよう唯一FR(後輪駆動)を採用していましたが、現行モデルとなる3代目の2019年8月のモデルからは、駆動方式をFF(前輪駆動)に変更しました。
先進的なデザインが目を引くエクステリアは、街乗りしても圧倒的な存在感を放ちます。インテリアにモダンな雰囲気をふんだんに取り入れ上質にまとめているため、BMWらしさをうまく表現することに成功しました。価格は300万円前半からです。
2シリーズ
2シリーズには、ファミリーカーとして活用しやすい車種がラインナップされています。クーペ、グランクーペ、カブリオレ、コンペティション、アクティブツアラー、グランツアラーのタイプがあります。2シリーズクーペは1シリーズクーペの後継モデルとして開発されました。
5人以上で利用するときは、アクティブツアラーやグランツアラーが便利です。アクティブツアラーは、ラゲッジルームが広くたくさん荷物が積める上に5人乗りと実用性の高さが期待できます。グランツアラーは、7人乗りでBMWでは初めての3列シートを取り入れており、どちらもファミリー世帯におすすめです。
3シリーズ
3シリーズは、BMWの中でも高い人気を誇るシリーズです。セダン、ツーリング、グランツーリスモがあります。販売段数も世界的に見ても右肩上がりで、今やすっかりBMWの主力シリーズになりました。人気シリーズということもあって、エンジンモデルの選択肢もほかのシリーズに比べて充実しています。
Dセグメントの余裕あるサイズ感は、居住性も高く快適なドライブを楽しめると人気です。駆動方式もFF(前輪駆動)とFR(後輪駆動)があります。MT車へのこだわりがある方にもうれしい6速MTの選択も可能です。現行モデルでは、セダンとステーションワゴンの2つが存在します。
4シリーズ
4シリーズは、3シリーズのクーペモデルが派生してできたシリーズです。基本的なエクステリアやエンジン部分はE92クーペに共通しています。ただし、それ以外の部分に変更を加えているためE92クーペの面影を感じられるモデルと考えればよいでしょう。
具体的には、4ドアのグランクーペ、カブリオレなどがあります。FR(後輪駆動)搭載で軽快な走り心地が楽しめるのも魅力です。スポーツカーを思わせるデザインと流れるような美しいデザインを取り入れた見た目に憧れる方もいるでしょう。4シリーズには、オープンカーにもなるカブリオレが設定されています。
5シリーズ
3シリーズよりもワンランク上のグレードに匹敵するのが5シリーズです。5シリーズは、セダンとツーリングの2つがラインナップされています。同シリーズは、商品ランクが上がると販売価格が数百万単位で変わってきます。
価格が高い分、高級車だとすぐに分かるグレードの作りになっているのはいうまでもありません。ボディサイズを見ても、3シリーズに比べると大きいため一般道を走行しても十分存在感があります。悪路でも抜群の安定性を保ちながら走行できるように、サスペンションの調節にも力を入れているこだわりようです。
6シリーズ
6シリーズは、5シリーズをベースにサイズを大型化したシリーズです。グランツーリスモは、居住性と快適性をあわせもっているのが特徴といえるでしょう。息を飲むようなデザインの美しさは誰もが認めるレベルです。
価格は1,000万円を超えています。車体も全体的にサイズアップしているため、重厚な造りを感じさせます。200kmのハイスピードでもぶれることなく安定した運転ができるため、スポーティーさとラグジュアリーさのどちらも譲れない方におすすめです。
7シリーズ
7シリーズは、最先端のテクノロジーを搭載したフラッグシップモデルです。5シリーズをベースにしながら、さまざまなデザインが施されています。高級セダンシリーズである7シリーズでは、6種類のエンジンが用意されています。価格は2,000万円近くになり、かなりの上級グレードといえるでしょう。
中でもBMW 750Liは「V型8気筒BMWツインパワー・ターボエンジン」と「xDrive」を搭載しており、快適で上質なドライブを実現可能にしました。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」は超高速画像処理プロセッサーと3眼カメラの搭載した日本初導入の機能です。
8シリーズ
8シリーズは、BMWの最上級モデルでオーブンカーも展開しているシリーズです。カブリオレ、グランクーペ、クーペが登場しました。「ツインスクロール・ターボエンジン」を搭載しているため、走り心地も爽快です。「xDrive」で適切なトルク配置ができるため、走行性の高さも期待できます。
高級感漂うデザインでありながらも、スタイリッシュさも兼ね備えた見た目は、ほかのシリーズとは一味違う大人の雰囲気を感じることができるでしょう。従来の6シリーズのクーペから高い完成度を得た8シリーズは、最上級モデルとしてはもちろん、新たなBMWの走りを楽しめるシリーズだといえます。
Xシリーズ
Xシリーズは、BMWのSUVシリーズです。Xシリーズは、スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)のX1、X3、X5とスポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)のX4とX6の2つに分けられます。それぞれシリーズ1~6をベースにしてデザインされているため、フロント部分の見分けもつきやすいでしょう。
アメリカンサイズのX5、X6、その上をゆくX7は、一般道では街行く人たちの視線を独り占めするレベルの大きさなので、普段よく走る道幅を考えながら慎重に選ぶとよいでしょう。オフロードとオンロード、どちらでも変わらない走行性を誇り、スポーティーにドライブを楽しみたい人におすすめのシリーズです。
BMWi
BMWiシリーズは、2013年に登場した比較的新しいBMWシリーズです。コンパクトカー、クーペ、ロードスターの電気自動車やハイブリット車をラインアップしています。MBWのサブブランドとしての位置づけです。発売当初はタイミングが早すぎたのか飛ぶように売れることはありませんでした。
BMW i3は電気自動車、BMW i8 クーペとBMW i8 ロードスターはハイブリット車として販売されています。それぞれ次世代を思わせるデザインが印象的です。現在は、発売当初に比べて電気自動車やハイブリット車を魅力的に感じる人も増えており、売れ行きも好調のようです。
BMW M
BMW Mシリーズは、BMWのレース部門を手掛けるBMW M(モータースポーツ)社が開発しているシリーズです。長距離走行を前提に作られているため、基本スペックはナンバリングシリーズに手を加えたものになっています。それにともない、ハイパフォーマンスを実現しています。
ハイスペックであるため、価格は通常のシリーズの2倍~3倍に跳ね上がるのも特徴です。スポーツカーという位置づけのBMW Mは、コーナーを力強くダイナミックに曲がることができます。通常シリーズでは表現できないスポーティーさを大胆に表現した、BMWの中でも別格のシリーズだといえるでしょう。
BMW X5M・X6M
BMW X5M・X6Mは、BMW M社が開発した4輪駆動の高級SUVモデルです。2009年にデビューしたX5MとX6Mは、BMW M社が初めて手掛けた記念すべきモデルだといえるでしょう。Xシリーズの分け方で見ると、X5MはSAV、X6MはSACとなります。
「xDrive」 と「4.4L8気筒ツインパワー・ターボエンジン」が搭載されているのも特徴です。コーナリング性もよいので軽快な走行性を維持しながら、街乗りで曲がり角が多い道や山道もストレスなく走行できます。どちらも1,500万円を超える価格なので、憧れの存在になりがちですがファンからすると一度は乗ってみたいモデルだといえるでしょう。
ワンランク上のシリーズを手に入れるには?
新車だとなかなか手が届かない高額なシリーズも、中古車であれば値段も下がり購入できる可能性も出てきます。BMWの中古車は市場に比較的多く出回っているため、お気に入りの一台が見つかるかもしれません。ここからは、BMWの中古車を購入するにあたり知っておくとよい知識をご紹介します。
中古車でも選びやすいBMW
BMWは数字に合わせてグレードが上がる仕組みなので、中古車を絞り込みやすいでしょう。どのシリーズ以上を購入したいのかさえ決めていれば、希望の車種があるかすぐに調べられます。
高級自動車メーカーであるBMWの車は、新車の場合一番低いグレードでも300万円以上ですが、中古車であればワンランク上のシリーズを手にできる可能性が高まります。新車では1シリーズしか買えないけれど中古車だと2シリーズが買えた、という可能性も十分あります。
BMW取扱実績豊富な中古車販売店なら安心
BMWの中古車を買うと決めたら、次は中古車販売店選びです。販売店選びに失敗しないためには、取扱実績に注目しましょう。外国産の車をたくさん扱っている業者なら購入後も安心です。スタッフも外車に関する知識があるため、自分に合った一台もみつけやすいといえます。
BMWの中古車の購入ならネクステージがおすすめです。BMWの取扱実績が豊富な上に、保証サービスも充実しています。ネクステージ規定の整備や点検を実施した車両に限り、納車日から1年間は無料で保証がついてきます。ほかにも、1年、2年、3年の中から保証期間を選ぶことも可能です。
BMWのおすすめ中古車を紹介
最後に、中古で買えるBMWの人気車種をチェックしてみましょう。新車よりも低価格で購入できる中古車は、希望グレードよりも高いグレードを手に入れるには最適だといえるでしょう。ここからは、BMWのおすすめの中古車を1~6シリーズに限定して基本情報とともにご紹介します。
1シリーズ 116i
中古車であれば、1シリーズを100万円台で手に入れることができます。こちらの「1シリーズ 116i」は修復歴なしの禁煙車、走行距離も3万kmと好条件で、本体価格約110万円です。人気カラーのホワイトでもこのお値段で手に入ります。
さらにバックカメラ、ETC、純正ナビ付きなど、装備も申し分ありません。装備にこだわりのある人でも満足できる車といえるでしょう。外車好きの方にはもちろん、家族で乗れるファミリーカーをお探しの方にもおすすめです。
2シリーズ 218d
こちらの「2シリーズ 218d」は、2019年式でまだ1年も経っていない新しさです。走行距離は0.3万kmのため、部品もそれほど消耗していない良好な商品だといえるでしょう。
ミネラル・ホワイト(メタリックカラー)で、修復履歴はありません。車検は2022年4月と2年ほど期間があるため、その間に車検に向けてお金を貯めたい方にはよいでしょう。ワンオーナーで、バックカメラや純正ナビも装備されています。本体価格は約260万円です。
3シリーズ 320d
こちらの「3シリーズ 320d」は2013年式で、車検が2020年12月に控えていますが走行距離はかなり少なめの1.3万kmです。
カラーはアルピン・ホワイトⅢで修復履歴はありません。ETCや純正HDDを搭載しています。ナビは装備されていないので、購入後好きなものをつけるのもよいでしょう。本体価格は約210万円です。
5シリーズ 523i
こちらの「5シリーズ 523i」は2014年式で、走行距離は5.1万kmです。装備が充実していて、フルセグTV、純正HDD、バックカメラなど快適にドライブを楽しめる環境が整っています。
カラーはカーボン・ブラック(メタリックカラー)で、修復歴はありません。本体価格は約200万円です。BMWの中でも人気のスポーティーな車種をお探しの方は、お早めにチェックしてみてください。
6シリーズ 640i
こちらの「6シリーズ 640i」の年式は2014年で、走行距離は6.1万kmです。カラーは白で修復歴はありません。純正ナビがついているのも嬉しいポイントです。人気のスマートKEYやコーナーセンサーがついているため、快適に運転したい方向けだといえるでしょう。
本体価格は約300万円です。ハイスペックな6シリーズをこのお値段で購入できるのは、中古車販売店ならではです。ぜひ違いを味わってみてください。
まとめ
BMWの車種の表記は、1桁目はシリーズを、2桁目と3桁目は排気量を、4桁目はエンジン方式を示します。たくさんのシリーズがあり、大きさもタイプも幅広いので、好みの車種を選べるでしょう。
BMWを中古で手に入れたい方は、ぜひネクステージにご相談ください。1シリーズからXシリーズまで、さまざまな車種を取り扱っています。在庫を公式サイトから気軽に閲覧することもできます。ネクステージは外国車の取扱実績が豊富で、選べる保証サービスもあります。BMWに関するお問い合わせは、ネクステージにお任せください。
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