BMW 218dはアクティブ ツアラーを含めて3種類!種類ごとの特徴を解説
2022年6月にフルモデルチェンジし、新型のBMW 2シリーズが登場しました。エクステリアには大型化したキドニーグリルや、スリムなフルLEDヘッドライトの採用など、インテリアではBMWカーブド・ディスプレイが採用されるなど、近年のBMWのトレンドが取り入れられています。
本記事では、BMW 2シリーズのアクティブ ツアラーとグラン クーペ、グラン ツアラーの魅力やライバル車種について紹介します。
※目次※
6. BMW 218dをお得に乗るなら中古車で!探すときのポイント
・BMW 218dにはアクティブツアラーとグランクーペ、グランツアラーと3種類のボディタイプが展開されている。
・2022年にフルモデルチェンジした際にグラン ツアラーはなくなっている。
・新型のBMW 2シリーズは新車価格が500万円以上と少し高価な車種だが、中古車ならリーズナブルな価格で手に入る。
BMW 218dは全部で3種類ある
BMWの2シリーズから展開している218dは、大きく分けてグラン ツアラーとアクティブ ツアラー、グランクーペの3種類があります。さらにそれぞれ複数のグレードに分類されるため、ひとつひとつ異なる特徴を知ることが大切です。基本スペックと魅力のポイントをふまえて、218dの概要を解説します。
BMW 218d アクティブ ツアラーの特徴
218d アクティブ ツアラーは広々と5人が乗車できる、コンパクトサイズのミニバンです。大人5人が乗っても、それぞれがゆったりと座れます。
ディーゼルエンジンを搭載した218dで、「7速DCT(ダブル クラッチ トランスミッション)を採用し、走行性能が最適化されているのも特徴です。効率的なシフトチェンジで快適なドライブを楽しめます。
以下が、218d アクティブ ツアラーのスタンダードグレードのスペックです。
グレード |
Exclusive |
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高) |
4,385mm × 1,825mm × 1,565mm |
ホイールベース |
2,670mm |
車両重量 |
1,600kg |
乗車人数 |
5人 |
新車価格 |
551万1,000円 |
BMW 218d グラン クーペの特徴
218d グランクーペは、利便性の高いクーペといえるモデルです。一般的には、クーペは2ドア、セダンは4ドアが主流でした。しかし、218d グランクーペは4ドアを採用し、スポーティーでありながら実用性も備えている車です。
また、全幅を1,800mmに抑え、多くの機械式駐車場へ入庫できるように設計されています。駐車場に困ることも減るので、場所を選ばず出かけることが可能です。
以下が、218d グランクーペのスタンダードグレードのスペックです。
グレード |
Play |
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高) |
4,535mm × 1,800mm × 1,430mm |
ホイールベース |
2,670mm |
車両重量 |
1,510kg |
乗車人数 |
5人 |
新車価格 |
569万1,000円 |
BMW 218d グラン ツアラーの特徴
グラン ツアラーは、218dで唯一3列シートを採用し高い実用性がありながら、スポーティーな走りも可能としているモデルです。7人乗りの広い室内空間は、一人ひとりがゆったりと座れるスペースが確保されています。長時間のドライブでも、快適に過ごせるでしょう。
しかし、2022年に2シリーズ アクティブツアラーがフルモデルチェンジした際に、ラインアップから消えています。グランツアラーの購入を考えている方は中古車を探しましょう。
以下が、218d グラン ツアラーのスタンダードグレードのスペックです。
グレード |
xDrive |
ボディサイズ(全長 × 全幅 × 全高) |
4,585mm × 1,800mm × 1,640mm |
ホイールベース |
2,780mm |
車両重量 |
1,740kg |
乗車人数 |
7人 |
新車価格 |
495万円 |
BMW 218d アクティブ ツアラーの魅力
218d アクティブ ツアラーは、これまでBMWと距離を置いていたファミリー層の注目を集めたミニバンです。5人が乗車しても窮屈に感じにくい室内空間に加え、ラゲッジスペースにも十分なスペースを設けています。
車内での過ごしやすさだけでなく、走行性能や安全性能もおさえるべきポイントでしょう。BMW 218d アクティブ ツアラーの魅力を4つご紹介します。
ディーゼルエンジンのトルク感を感じられる
218d アクティブ ツアラーの魅力は、ディーゼルエンジンを搭載したことでトルクの強さを実感できる点です。山間部のように坂道が続く道でも、アクセルを踏むと一気に加速します。加速性が弱ければストレスの要因にもなりますが、218d アクティブ ツアラーであれば快適に走行できるでしょう。
カーブが連続する道でも、ディーゼルエンジンならではの強いトルクを発揮してくれます。ハンドリングの性能も優れているため、複雑なルートでもスムーズな走行が可能です。
室内空間が広く快適
7人乗りの218d グラン ツアラーと大きく変わらないボディサイズに2列シートを搭載し、圧迫感の少ない室内空間が実現しています。チャイルドシートを載せても広いスペースを残せる点は、ファミリー層も魅力に感じるでしょう。
ラゲッジスペースは、スタンダードグレードで約468Lの容量を設けています。リアシートを倒すと最大1,455Lにもなるため、スーツケースのような大型の荷物も気軽に載せることが可能です。
ブランド、走り、居住空間、安全性能、全て合格点
標準装備機能には、以下のようなセーフティシステムが搭載されています。
・車線逸脱警告システム
・衝突回避・被害軽減ブレーキ
・前車接近警告機能
車に乗る機会が多いほど事故のリスクを考慮する必要があるため、このような機能は安心感を高められる魅力のひとつです。走行性能・室内空間・安全性能に加えて、BMWのブランドも価値を高めています。複数の観点から見てもデメリットの少ない車とも言えるでしょう。
室内のラグジュアリー感が◎
快適な室内空間に加え、目で楽しめるラグジュアリーなデザインも魅力的です。インパネ周りには、メーターパネルとコントロール・ディスプレイを一体化した「BMWカーブド・ディスプレイ」を採用しています。
ディスプレイ全体が運転席側に傾けられ、視認性や操作性が向上しています。また、ダイヤル式のコントローラーのiDriveも姿を消し、トグルスイッチ風のシフトレバーへと変更されました。
シート・ドア部分で控えめに主張するステッチもラグジュアリーな雰囲気を際立たせています。コックピットに座るドライバーはもちろん、リアシートの同乗者もぜいたくな時間が過ごせる車と言えるでしょう。
BMW 218d グラン クーペの魅力
218d グランクーペは、室内空間にこだわっている他の2種類とは異なり、スポーティーなフォルムが魅力のモデルです。より俊敏性を高めるためのシステムが搭載され、高い走行性能が期待できます。
また、先進の運転支援システムや安全機能を備えているので、快適なドライビングを楽しめるでしょう。ここでは、BMW 218d グランクーペの魅力を3つご紹介します。
スポーティーで独創的なフォルム
218d グランクーペの魅力は、スポーティーな造形美で独創的なフォルムのエクステリアです。BMWを象徴するグリル「キドニー グリル」は、メッシュでデザインされ、高貴な印象を与えてくれます。
フレームレス ドアを採用し、洗練されたスポーティーな個性を感じられるのも魅力ではないでしょうか。フレームレスにより、優雅で上品なフォルムが引き立てられています。
ダイナミックなリヤビューを主張するLEDテールライトを採用し、夜間にはそのスタイリッシュなフォルムを際立たせているのも特徴です。テールライトが最適な光を放つので、後続車への配慮にもつながります。
コンパクトで高い俊敏性
コンパクトで俊敏性が高いことも魅力です。218d グランクーペは、7速DCT(ダブル クラッチ トランスミッション)と、4輪駆動システムxDriveが搭載されており、コンパクトながら高い俊敏性を実現しています。
最新モデルには、8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションが採用され、素早いシフトチェンジによって快適なクルージングから、スポーティーな走りまで実現可能にしています。
4輪駆動システムxDriveは、オーバーステアやアンダーステアなどを運転者よりも早く察知して、瞬時に駆動トルクを最適に可変分配するシステムです。走行時の車体の安定感が増すので、快適なドライビングが可能になります。
ドライビング・アシストで負担軽減
218d グランクーペにはドライビング・アシストが搭載されているのも魅力です。これにより、ドライバーの負担を軽減させ快適性や安全性を向上させています。
ドライビング・アシストは走行中の危険を防ぐだけでなく、事故による影響を最小限に抑えるための支援システムです。
例えば、車線から逸脱しそうなときには「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」で警告し注意を促します。「レーン・チェンジ・ウォーニング」は、死角から接近する車両を認識し知らせてくれるシステムです。
このように、さまざまなアシスト機能でドライバーを危険から守ってくれます。また、パーキング・アシストやACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)など、快適性を高めるためのシステムが採用されているのも魅力です。
BMW 218d グラン ツアラーの魅力
218d グラン ツアラーでは、BMWならではの魅力が数多く感じられます。最大7人が乗れるシート設計だけでなく走行性能や快適性の高さを知ると、よりグラン ツアラーへの憧れが強くなるでしょう。ふだんの生活から高速道路の走行、アウトドアまで幅広く活用できる車です。BMW 218d グラン ツアラーの魅力を3つご紹介します。
高速道路でのブレない直進安定性に驚き
218d グラン ツアラーの特徴は、全長4.585mに対してホイールベースを2.78mに設計した点です。ホイールベースに十分な長さを確保することで、速度を上げた際にも安定感を保ちやすくなっています。
高速道路を走るときには、車体のブレを感じることもあるでしょう。218d グラン ツアラーは、このようなブレを最小限に抑えられる点が大きな魅力と言えます。
アクセルへの追従性や静寂性が秀逸
xDriveは、BMWが独自開発した4WDシステムです。さらにDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を組み合わせることで、優れたコントロール性能とアクセルへの追従性を実現しています。
ディーゼルエンジンを搭載しているため、「運転中の音が大きいのではないか」とイメージする方もいるかもしれません。しかし、ディーゼルエンジン特有の騒音もそれほど気にすることなく、静寂に近い環境で運転できるでしょう。
燃費の良さにも大満足
218d グラン ツアラーの中でもとくに大きな魅力は、全てのグレードで燃費が良い点です。スタンダードグレードのxDrive グラン ツアラーでも、JC08モードで1L17.4kmを記録しています。
燃費の良さは、ディーゼルエンジンモデルならではの魅力とも言えるでしょう。短時間の街乗りだけでなく、遠方への旅行や高速道路での走行時にも燃料消費によるストレス軽減につながります。現在燃費の悪さに悩んでいる方も、性能の高さを体感できるでしょう。
BMW 218dとライバル車を比較してみよう
BMW 2シリーズがカテゴライズされるプレミアムコンパクトは、世界的に人気の高いカテゴリーであるため、BMW以外にも多くの自動車メーカーから同クラスの車種が登場しています。各モデルで特徴が異なるため、比較しながら把握しましょう。
ここではBMW 2シリーズのライバル車となる4台を紹介します。
メルセデス・ベンツ Bクラス
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーのライバルとなるのが、メルセデス・ベンツ Bクラスになります。ミニバンとコンパクトカーの「いいとこどり」をコンセプトとして作られた車種で、BMW 2シリーズ同様に、ガソリンとディーゼルの2種類のエンジンモデルが展開されています。
室内の居住性や快適性を確保しつつ、メルセデスらしいしっかりとした足回りで高い走行性能も併せ持っています。
2024年1月現在、メルセデス・ベンツ Bクラスの新車販売価格は537万円~となっています。
アウディ A3 セダン
BMW 2シリーズ グラン クーペのライバルとなるのは、アウディ A3 セダンです。コンパクトなボディながら、アウディらしいダイナミックなデザインとスポーティーな走りを楽しめるモデルとなっています。
フルモデルチェンジしたのが2021年と比較的最近なので、革新的なテクノロジーやセーフティシステムが多く搭載されています。
2024年1月現在、アウディ A3 セダンの新車販売価格は355万円~となっています。
プジョー2008
SUVでありながらコンパクトなボディを持つプジョー2008は、BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーのライバル車の1台です。プジョーのシンボルである、ライオンの「カギ爪」をイメージしたデイタイムラニングライトなど他メーカーにはない特徴的なデザインが魅力です。
SUVのため室内空間が広く、オンロード・オフロード問わず高い走行性能を発揮します。
2024年1月現在、プジョー2008の新車販売価格は419万8,000円~となっています。
日産 セレナ
7人乗りであるグラン ツアラーのライバル車となるのは、ワンボックスワゴンの日産 セレナになります。2022年11月に6年ぶりにフルモデルチェンジし、最先端技術の搭載や安全装備が充実しました。パワートレインには「e-Power」を採用したことで、快適性と静粛性が向上しています。
またインパネ周りが大きく変わり、シフトのセレクターがスイッチ式に変更され、先代モデルと操作感が異なるので注意が必要です。
2024年1月現在、日産 セレナの新車販売価格は276万8,700円~となっています。
BMW 218dをお得に乗るなら中古車で!探すときのポイント
BMWの218dは、グラン ツアラー・アクティブ ツアラー・グランクーペいずれも新車価格が400万円を上回ります。上級グレードでは500万円以上になるものもあるため、「高額だから……」と諦めかけている方もいるのではないでしょうか。
中古車でも視野を広げると、218dを安価で手に入れられます。中古車を探すときのポイントをおさえて、お気に入りの車をお得に購入しましょう。
車を選ぶ際には試乗する
「218dを買いたい」と決めている場合でも、まずは実際に運転をして相性を確かめることが大切です。とくに外車に初めて乗る方は「日本車と乗り心地が違う」と感じる可能性もあります。
・ハンドル操作がしやすいか
・ペダルにはしっかり足が届くか
・手足が疲れないか
・周辺の景色を見渡せるか
上記のようなポイントが重要です。また、ボタンやパネル操作がスムーズにできるよう、乗車前にスタッフに確認をしてから試乗するとよいでしょう。
中古車相場の傾向を確認する
新車価格はメーカーが決定しますが、中古車の価格は各業者が決めています。なかにはコンディションの悪い中古車を高額で販売するケースもあるため、中古車市場での相場を調べることも大切です。
購入する業者が決まっている方は、業者に直接価格を聞いてもよいでしょう。さらに広い範囲から相場を知るためには、インターネットからの検索が簡単です。
2024年1月現在、BMW 218d アクティブ ツアラーの中古車相場は約180万円で、ネクステージでの在庫はアクティブ ツアラー1台のみとなっています。
まとめ
フルモデルチェンジしたことで、上位モデル同様の最新デザインをエクステリアとインテリアに取り入れています。デザイン面だけでなく、シフトセレクターやナビ操作などの機能を集約したセンターコンソールや、AI音声対話機能が採用されて利便性が大きく向上しました。
2シリーズ アクティブ ツアラーの強みである室内空間の広さと合わさり、普段使いから遠出まで幅広く使用しやすいモデルへと進化しています。
▼ライタープロフィール
真鍋裕行
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。
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