BMWの640iの種類とは?特徴や中古車選びのポイントもご紹介
BMWの優雅なフォルムと走りに魅力を感じ、購入を検討する人も多いでしょう。BMWにはたくさんのシリーズがあります。
例えば、6シリーズだけをみてもいろいろな車種があるため、いざ購入しようと思っても何にしようか迷ってしまうことでしょう。新車購入はもちろんのこと、中古車の購入でも高額な買い物となるため、失敗しないように特徴などをよく調べておくことが大切です。
そこでこの記事では、「BMWの640i」について紹介します。人気があるグランクーペとカブリオレの特徴を徹底解説しているので、好みの「BMW 640i」を見つけることができます。ぜひ参考にしてください。
※目次※
・グランクーペは4ドアタイプの高級スポーツカー、カブリオレは2ドアタイプのオープンカー
・カブリオレはグランクーペよりパワーがあり、グランクーペはカブリオレより燃費が良い
・グランクーペとカブリオレの中古車を購入するなら、保証が付けられる安心のネクステージがおすすめ
BMWの6シリーズとは
BMWの6シリーズは、2、4、6シリーズの中でもラグジュアリーな雰囲気が強いモデルです。美しいフォルムは人目を惹きます。
1977年に誕生して以来、モデルチェンジを繰り返しながら現在でも高い人気を誇っていますが、それはなぜでしょうか。次に紹介するBMW6シリーズの特徴などから、人気の理由を紐解いていきましょう。
世界一美しいクーペが1977年に誕生
BMW6シリーズは、ドイツの自動車メーカーであるBMWが売り出している車です。1977年に初代クーペが生産され、「世界一美しいクーペ」と称されて人気を博しました。誕生から現在まで生産され続けており、現在は4世代目まであります。
生産時期は、初代が1977年~1989年、2世代目は2003年~2011年、3世代目は2011年~、4世代目は2017年~です。640iシリーズは3世代目以降で、車種にはクーペやカブリオレなどがあります。
2017年から640iに新しくグランツーリスモも追加されましたが、今のところ定番人気はクーペやカブリオレです。選び方としては、王道はクーペ、遊び心を入れたいならカブリオレといったところでしょうか。
感じ方の基準は人それぞれですが、クーペはベーシックでありながら存在感もあることが魅力です。一方でカブリオレは、オープントップの仕様が不可価値を与えています。
6シリーズの車の特徴
6シリーズのボディサイズは、全長と全幅は大きめですが、全高が低いことが特徴です。例えば640iグランクーペは「全長5,010mm×全幅1,895mm×全高1,39mm」で『ワイド×ロー』のフォルムが際立っており、存在感があります。
しかし、悪目立ちするようなことはなく、デザインはシンプルで美しいため、ラグジュアリーで上品な雰囲気です。
室内は広々としているわけではありませんが、インパネとシートが低くセッティングされていて余裕があるため、狭く感じることはないでしょう。また、標準装備のダコタレザーのパワーシートは体にフィットしやすく、高級感があります。
BMWの640iは第三世代で登場
3世代目から登場したBMW640iは、「カブリオレ」「クーペ」「グランクーペ」「グランツーリスモ」の4種類です。さらに、オプションのラインナップとしてM Sportシリーズもあります。
この中でも特に注目したいのは「カブリオレ」と「グランクーペ」です。カブリオレはオープンカータイプ、グランクーペは4ドアのクーペとなっており、それぞれに大きな特徴があります。
他にも魅力的なポイントがいろいろあるので、2つのより詳しい特徴を見ていきましょう。
BMWの640iカブリオレ
カブリオレの最大の特徴は、屋根を開けられるタイプのオープンカーであることです。ドアは2ドアで、遮音性と断熱性に優れた「サイド・フィン・ルーフ」というソフトトップに変更したモデルとなっています。
ルーフを閉めても美しいシルエットになるようにこだわった、独特のデザインにも注目です。オープンの状態では開放的でエレガントなスタイルに、クローズの状態ではクーペと同じように美しいシルエットをつくり出します。
ソフトトップは、時速40キロメートル以下であれば走行中でも開閉が可能です。また、走行性能と装備はクーペと変わりありません。見た目の美しさだけでなく、乗り心地や走りに関しても満足できることでしょう。
BMWの640iグランクーペ
クーペは2ドアタイプのスポーティーな車というのが一般的ですが、グランクーペは4ドアタイプであることが特徴です。ベンツやアウディなど、他メーカーの4ドアクーペより後に発表されており、メルセデスベンツなどに対抗してつくられたモデルとなっています。
ライバル社の4ドアクーペは、セダンをベースに車高を低くしたスタイルが特徴です。一方で6シリーズのグランクーペは、あくまでも2ドアクーペをベースにサッシレスドアのまま、2つドアを追加しており、クーペらしいスタイルを引き継いでいます。
リアシートのサイズを大きくして3人掛けになったことも特徴ですが、センターの足元にコンソールがあるため、実際には2人乗りとして使用することになるでしょう。
BMW 640iグランクーペの特徴と魅力
640iグランクーペは、重厚かつ上品なフォルムが魅力的なモデルで、中古車市場では300万円以下で出回っているものもあります。
エンジンや排気量といったパワートレインの他、視覚的な満足感を左右するデザインも重要なチェックポイントなので、具体的にどのような特徴があるのか把握しておきましょう。スペックを紹介した上で詳しく解説します。
640iグランクーペのスペック
640iグランクーペのスペックは以下の通りです。
型式 |
DBA-6A30 |
エンジン排気量 |
2,979cc |
エンジン最大出力 |
235kw(320ps)/5,800rpm |
エンジン最大トルク |
450Nm(45.9kgm)/1,300~4,500rpm |
パワーユニット |
3.0L直6DOHCツインパワー・ターボ |
サイズ |
全長5,010mm×全幅1,89mm×全高1,390mm |
ドア数 |
4 |
シフト |
8AT |
駆動方式 |
FR |
定員 |
5名 |
燃費 |
12.4km/L |
(参考: 『640iグランクーペの中古車一覧』)
エクステリア
BMWのアイデンティティともいえる「キドニーグリル」はそのままに、クーペらしいスタイリッシュなフォルムにデザインされています。全高は1,390mmと、1,400mm以下に抑えたボディ設計も特徴です。
2015年式の640iグランクーペは、さらにスポーティーなエクステリアとなっています。フロントに備えられたライトからは、俊敏な走り心地を想像できるでしょう。ダイナミックで高級感のあるフォルムは、プレミアムモデルである640iグランクーペが持つ魅力のひとつです。
ホイール
2016年に発売されたモデルは、ホイールに18インチを採用しました。18インチの大きいホイールは、16インチ~17インチと比べて高級なイメージを与えやすいといえます。標準装備として18インチを装着している点は、高級車ならではの特徴でしょう。
ホイールのサイズが大きくなると、剛性が高くなる特性も魅力です。スポーティーさが求められがちなクーペは、ホイールサイズも重視したいポイントといえます。見た目にもスポーツカーらしい印象が強まるため、気になる方はホイールにも注目してみましょう。
インテリア
全幅1,895mmに設計された640iグランクーペは、全高が低いにもかかわらず広々とした室内空間を実現しています。シンプルかつ繊細なデザインが施されたインテリアは、視覚だけでなく触り心地からも高級さを体感できるでしょう。
サンルーフを搭載したモデルでは、さらに居心地の良さを感じられます。コックピットに座るドライバーだけでなく、助手席やリアシートの同乗者も気持ちよくドライブを楽しめるでしょう。
エンジン
3,000ccクラスのエンジン排気量は、輸入車のクーペならではともいえるスペックです。日本車は排気量を抑えたモデルが多いため、国産車とはひと味違う豪快な走りを体感できるでしょう。さらに、235kWの出力と450N・mのトルクが加速性の高さを示しています。
また、燃費性能が10.0km/Lを下回るクーペも多い中、12.4km/Lを誇る点も魅力的です。実燃費は環境や劣化具合などにより変動しますが、ガソリン代などの維持費が気になる方にもおすすめといえます。8速ATでは、低速から高速まで、スムーズな変速が楽しめるでしょう。
BMW 640iカブリオレの特徴と魅力
走行中の開放感やラグジュアリーなデザインを求める方は、オープンカータイプの640iカブリオレがおすすめです。パワートレインを強化し、出力やトルクを向上させた点が魅力といえます。
外観・内観などに複数の特性を兼ね備えているため、基本的なスペックも含めてチェックしておきましょう。640iグランクーペとの比較もピックアップしながら解説します。
640iカブリオレのスペック
640iカプリオレのスペックは以下の通りです。
型式 |
CBA-YP44 |
エンジン排気量 |
4,394cc |
エンジン最大出力 |
330kw(450ps)/5,500rpm |
エンジン最大トルク |
650Nm(66.3kgm)/2,000~4,500rpm |
パワーユニット |
3.0L直6DOHCツインパワー・ターボ |
サイズ |
全長4,895mm×全幅1,895mm×全高1,365mm |
ドア数 |
2 |
シフト |
8AT |
駆動方式 |
FR |
定員 |
4名 |
燃費 |
11.6km/L |
(参考: 『640iカブリオレの中古車一覧』)
エクステリア
640iカブリオレは、ソフトトップを備えたオープンカータイプとして誕生しました。ソフトトップを開けると、オープンカー特有のラグジュアリーな空間が実現します。オープンカーであることが瞬時に分かるソフトトップは、電動で開閉可能です。年式によっては、一定速度内であれば走行中の操作もできます。
640iグランクーペに比べ、小柄なボディサイズを採用した点も特徴です。2ドアタイプの型式もあるため、1人~2人での乗車がメインになる場合は、このドア数を基準に選んでも良いでしょう。
インテリア
内観は640iグランクーペと同様、細部までこだわりが見られるシンプルなデザインです。操作しやすいボタンの配置や、視認性の高いメーターレイアウトも魅力的な要素といえます。車や歩行者が多いエリアでも運転しやすいでしょう。
本革を採用したモデルでは、高級感あふれる感触も堪能できます。新車価格1,000万円を超える、高級車ならではの魅力といえるでしょう。おしゃれなデザインに加え、操作性の高さも魅力のひとつです。
走り
640iカブリオレの魅力は、クーペタイプよりも優れた走行性能を発揮するスペックです。排気量や出力などのパワートレインの数値では、ほとんどの面でクーペを上回っています。パワフルで迫力ある走りを体感したい方も、十分な魅力を堪能できるでしょう。
トルクの高さは、加速性能の向上に影響します。ブレーキを踏んでからスムーズに加速するため、信号や踏切が多いエリアでもストレスを軽減しやすいでしょう。小さめに設計されたボディも、走り心地のよさにつながるポイントといえます。
BMW 640iは中古車のみで手に入る
BMW 640iは、グランクーペとカプリオレ共にそのデザインだけでなく、走行性能や安全性能の観点からも人気の高い車種として、2022年現在もユーザーから支持されています。
ただ、残念なことにすでに新車販売は終了していて、中古車を購入する方法しか残されていません。ここでは、BMW 640iの現状や過去に販売されていたモデルについて紹介します。
BMW640iを含めた6シリーズは生産終了
BMW640iは、BMWの6シリーズの中の一つで、「世界一美しいクーペ」とも評されています。ただ、2022年現在は6シリーズに属する車種すべてが生産終了となっていて、新車販売は行われていません。
6シリーズで培われた技術や伝統などは、1989年より展開している8シリーズに受け継がれました。2022年現在では、8シリーズにてさらにグレードアップされたグランクーペやカプリオレなどのモデルが、新車販売されています。
スポーツモデルも登場していた
BMW6シリーズの原点は、1976年にBMW 6シリーズE24が発表されたことにまでさかのぼります。当時の4シーターのクーペタイプの中では、世界最速との呼び声高いスポーツカーです。
その後、第3世代ではグランクーペモデルに、さらに走行性能を追求したスポーツカータイプとなるMモデルも追加されました。
2017年には、BMW 5シリーズ で販売されていたグランツーリスモモデルが刷新され6シリーズで販売されます。軽量化とサスペンションなどの改良でよりスポーティーな走りが楽しめる一台として話題となりました。
中古車のBMW640iを探すときのポイント
2022年現在では生産終了しているため、BMW640iを新車で購入することは残念ながらできません。しかし中古車であれば、まだまだ購入するチャンスはあります。BMW640iが欲しいという方は、中古車の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
中古車を購入するなら、選び方を理解することがポイントです。中古車で買うメリットと注意点も紹介します。
中古車なら価格が安い
中古車で買う最大のメリットは、価格が安いことです。例えば、640iグランクーペMスポーツの新車購入価格は1,170万円~1,238万円ほどですが、中古車になると500万円前後でも販売されています。
次に640iカブリオレの新車購入価格と中古車価格も比較してみましょう。640iカブリオレMスポーツの新車購入価格は1,232万円ほどですが、中古車になると400万円以下で販売されていることもあります。
>>詳しく知りたい方はクリック
このように、新車と中古車では価格がまるで違います。中古車になると半額以下で手に入ることもあるため、新車購入を諦めていた方にもおすすめです。
年式や走行距離などをよく確認するなど、選び方さえ間違えなければ中古車でも十分楽しめます。これから中古車選びの注意点を紹介するので、最後まで確認してから中古車を購入しましょう。
走行距離は3万km ~7万kmのものだと良い
走行距離が長いと価格は安くなりますが、すぐに走れなくなるリスクがあるので気をつけましょう。少しでも長くきれいな車に乗りたいなら、走行距離は3万km~7万kmをおすすめします。
なぜ3万km以内を外しているのかというと、中古車市場にほとんど流通しておらず、あったとしても新車とほとんど価格が変わらないからです。
一般的には、走行距離が10万kmになると中古車の寿命だといわれています。10万kmを超えても、15万kmまでくらいなら走れる車は多いですが、走行距離が長いほど車の機能は劣化していくため注意が必要です。
なお、ネクステージでは、走行距離が3万km~7万kmの640i中古車を扱っています。
修復歴はないものを選ぶ
事故などで車の骨格部分を損傷し、修理したことがある車は「修復歴あり」の車として取り扱われます。修復歴があると価格は安くなりますが、後に不具合や故障をするリスクがあるため、おすすめできません。
「修復歴なし」の車として販売されていても、あまりにも安く販売されている車は問題を疑ったほうが良いでしょう。
例えば、水没車や塩害・雪害を受けた車である可能性もあります。水が染みたラインがあったり、泥のような臭いがしたりする車は水没歴のある車だと考えましょう。また、サビのある車は、塩害・雪害を受けた可能性があるため、避けたほうが賢明です。
保証が付けられる業者がより良い
以前は、保証が付けられるのは新車というイメージでしたが、最近は中古車を保証付きで販売する業者が増えています。新車よりも中古車のほうが故障などのリスクがあるため、中古車ほど保証は大事です。
一方で、保証期間や内容は業者によりさまざまなので、内容をよく確認しましょう。保証期間は、半年より長く付けられることはあまりありませんが、有償プランにすると期間を延長できることもあります。不明なことがあれば、業者の担当者に確認しましょう。
信用できる中古販売店を選ぶ
中古車は決まった値段がないため、信用できる販売店を利用することが大切です。信頼度を見極めるためには、「こちらの疑問に全てしっかり応えてくれる」「過剰な利益などを載せて請求してこない」「対応がきちんとしている」などをチェックすると良いでしょう。
逆に、「傷の具合を細かく教えてくれない」「車両価格は安いが諸費用が不明」といったケースは気をつけましょう。諸費用が不明な場合、後に過剰な利益を請求されるリスクがあります。
また、実際に電話や対面などで対応を確認する前に、口コミを見ておくのもおすすめです。口コミが必ずしも真実だとは限りませんが、良いことだけでなく、悪い点も指摘している口コミは参考にできるでしょう。
ネクステージなら生産終了した中古車が購入できる!
全国に店舗を構える中古車販売店のネクステージでは、輸入車も取り扱っています。豊富なラインナップと在庫数が強みなので、生産終了した輸入車の中古車もネクステージなら購入可能です。
ここでは、ネクステージで購入することのメリットを紹介します。
修復歴車なしの6シリーズがある
ネクステージでは、修復歴車はもちろんのこと、メーター改ざん車や水害車など、トラブルの起きやすい車両の仕入れは一切行いません。また、公正中立な第三者機関による品質鑑定も行っており、品質管理にも余念がありません。
この仕入れへのこだわりを持ちながら、輸入車も数多く取り揃えていますので、BMWでは6シリーズのみならず、他のモデルのラインナップも豊富です。ネクステージなら希望の1台が見つかる環境が整っています。
輸入車の購入も保証の対象
ネクステージは、充実した無料保証と有料保証をご用意しています。無料保証では、輸入車は年式、走行距離問わず1カ月間走行距離無制限で付帯されます。
また、有料保証となる「サービスサポート」は、33機構318項目にわたる保証範囲で幅広く車のトラブルをカバーし、バッテリーや電装品なども無償で交換するのが魅力です。
そのほかにも、「10年保証」や「Nextageサポート」など、お客様の希望に添えられる保証をご用意していますので、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
BMWの640iグランクーペは、BMWシリーズ初の4ドアタイプのクーペで、ライバルとされているメルセデスベンツなどとも違う魅力があります。カブリオレは、2ドアタイプのオープンカーで、クローズした状態でも美しいスタイルになることが魅力的です。
いずれにしても高級車であり、「憧れはあるが手が届かない……」と悩んでいるなら、中古車の購入を検討してみてはいかがでしょうか。走行距離や修理歴のチェックなどをして、選び方を間違えなければ、中古車でも十分に楽しめるでしょう。
ネクステージでは、保証付きで640iグランクーペやカブリオレなどの中古車を扱っています。ネクステージのWebサイトでは、全国の店舗にある車両を検索でき、気になる車があれば、その詳細ページからお問い合わせいただくことも可能です。ぜひご検討ください。
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