アウディA1には3ドアと5ドアのスポーツバックがある!特徴を見てみよう
ドイツを代表するプレミアムブランドとして知られているのがアウディ(AUDI)になります。フォーリングスと呼ばれる4つの輪がブランドロゴになっていて、販売店や車などで見掛けたことがあるのではないでしょうか。
プレミアムブランドといっても入門用のモデルも用意されていて、それが2010年から発売されているアウディA1になります。コンパクトモデルならではの魅力を持ちつつ、アウディらしい高級感も味わえるモデルです。ここではアウディA1のモデルや特徴を紹介していきます。
※目次※
・アウディのエントリーモデルとなるA1には3ドアと5ドアの2タイプがある
・A1とA1スポーツバックには省燃費性に優れた1.0TFSIが搭載される
・現行モデルは5ドアのみなので、3ドアを求めるならば先代A1となる
アウディA1には3ドアと5ドアのスポーツバックがある
フォルクスワーゲングループのプレミアムブランドを担っているのがAUDI(アウディ)になります。アウディはメルセデスベンツやBMWなどと並んで高級モデルをラインアップするメーカ-ですが、エントリーモデルも用意されています。コンパクトなA1がそれにあたり、中古車では手の出しやすい価格帯となっています。
コンパクトで低価格のアウディ
アウディのエントリーモデルとなるA1は、国内では3ドアのA1、5ドアのA1スポーツバックの名称で販売されました。初代が登場したのは2010年で、日本では2011年から販売が始まりました。
プラットフォームはフォルクスワーゲンのポロと共用されていて、ボディサイズは全長が4,000mm以下に抑えられていました。2018年から現行の2代目にフルモデルチェンジされ、国内では2019年より発売されています。全長は4,040mmと4,000mmを超えましたが、それでも十分にコンパクトでアウディの末っ子として人気となっています。
アウディA1の歴史
アウディは2011年に初代A1発表後、幾度もマイナーチェンジを繰り返してきました。大きく分けても5度の改良を加えていて、2011年1月~2012年1月、2012年1月~2014月4月、2014年4月~2014年6月、2014年6月~2015年6月、2015年6月~2019年10月の生産モデルに別れています。
ドイツ本国や欧州での発表・発売時期と、アウディジャパンの発表・発売時期には若干のずれがありますのでご注意ください。いずれにしても、マイナーチェンジのスパンが短いモデルになります。現在販売されている2代目A1は、日本では2019年11月以降に販売されています。
3ドアの生産は終了している
2011年に登場した初代アウディA1は3ドアと、5ドアのスポーツバック、ワイドフェンダーのスポーツクワトロ、電気自動車のe-tronなどさまざまな派生モデルが存在しました。
日本国内でも2011年から3ドアのモデルが導入され、翌年に5ドアのスポーツバックが追加されました。現行モデルは5ドアのスポーツバックのみの設定となっているので、コンパクトで流麗な3ドアモデルが欲しいユーザーは初代A1から探すことになります。
3ドアのアウディA1の特徴
アウディA1が日本国内へ導入された2011年のモデルでは、エンジンは直列4気筒1.4LのTFSIが搭載されていました。複数のグレード展開はありましたが、搭載されるエンジンは1.4Lの1種類のみで、2015年のマイナーチェンジで3気筒1.0LのTFSIがはじめて採用されました。このマイナーチェンジでアウディA1は、1.0Lと1.4Lの2種類のエンジンが選べるようになったのです。
A1 1.0TFSIのスペック
アウディのラインアップでもっとも小排気量となるのがA1に搭載されることになった「1.0TFSI」になります。アウディA1に搭載されるようになったのは、2015年のマイナーチェンジ以降で、それまでは直列4気筒1.4Lの「1.4TFSI」が積まれていました。
1.0TFSIは、直列3気筒DOHCインタークーラー付きターボチャージャーを採用していて、最高出力が95PS(70kW)で最大トルクが160N・mとなっていました。
燃費性能の向上
アウディの歴史の中でももっとも経済性に特化させたエンジンが1.0TFSIでした。2015年にマイナーチェンジされたアウディA1に初搭載されて、省燃費性能にも注目されました。車重が1120kgと軽量だったことや7速ATを組み合わせたことなどで、JC08のモード燃費では22.9km/Lを達成していました。
アウディA1はエントリーモデルという意味合いもありますが、優れた経済性という面でも優等生といえます。
手の出しやすい中古車相場
アウディA1の1.0TFSIは当時の販売価格で249万円~265万円でした。ネクステージでの在庫では現在(2023年2月)1台のみとなっていますが、129万9,000円と新車の販売価格の半値となっています。
一方で、初代A1スポーツバックは6台の在庫があり、89万9,000円~137万9,000円となっています。5ドアは流通量があり、3ドアのA1は希少で流通量が少ない傾向です。どちらも在庫があればすぐにチェックしてみましょう。
(参考:『A1(アウディ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『A1スポーツバック(アウディ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
アウディA1の3ドアと5ドアの違いとは?
2011年から販売されていた初代のアウディA1は、3ドアと5ドアのA1スポーツバックの2種類がありました。どちらも全長4m以下に抑えていて、使い勝手の良いコンパクトモデルとなっています。3ドア、5ドアともに全長が変わらないため室内スペースにも変化なく、使用用途によって3ドアか5ドアを選ぶことになるはずです。
サイズ感が変化している
アウディA1は3ドアのベース車から多くの派生モデルが存在したと記載しましたが、5ドアのスポーツバックと3ドアを比べると、ボディサイズはともに全長3,970mm×全幅1745mm×全高1440mmで変わりません。ただ、マイナーチェンジによりA1の全高が低くなっています。
2019年に国内で発売された現行のA1スポーツバックは全長4040mm×全幅1740mm×全高1435mと全長がわずかに長くなっています。
5ドアなら新車の購入もできる
A1は2018年にフルモデルチェンジを実施して2代目となり、3ドアが廃止されました。日本国内では2019年から発売が始まり、5ドアのみとなり名称はアウディA1スポーツバックと初代を引き継いでいます。
現行モデルは「A1 Sportback 25 TFSI」「A1 Sportback 25 TFSI advanced」「A1 Sportback 25 TFSI S Line」の3グレードで展開されていて、引き続きアウディのエントリーモデルとなっています。
アウディA1の中古車購入で確認したい3つのポイント
アウディA1に一度は乗ってみたいと思う場合、中古車で購入するという選択肢を検討してみましょう。輸入車を中古で購入する際には、国産車とは異なる特徴があることを覚えておく必要があります。例えば、故障やトラブルが生じた場合、どうすれば良いかなどです。
メカトロニクス不具合の対応状態
どの車メーカーでもいえることですが、時々メーカー公式サイトによりリコール情報が出される場合があります。アウディジャパンは、2020年8月26日にメカトロニクス(自動変速機油圧制御システム)の不具合に関してリコール情報を出しました。A1も含まれています。このリコールは、2011年3月28日~2012年10月29日に輸入したものが対象車両です。
中古車で購入しようと検討している場合、リコール対象車両かどうか、そうであれば改善措置の対処が完了しているかを確認しましょう。
エンジンオイルの交換頻度
どの車も、エンジンオイルを定期的に交換しているかどうかで、車の寿命や状態の良し悪しが異なります。一般的に、輸入車は国産車よりもオイル交換時期の目安が長いスパンで設定されていることにお気づきかもしれません。これは、欧州ならではの走行環境や、環境問題への配慮重視という違いに基づいています。
日本で輸入車に乗る場合は走行環境の違いが大きいため、国産車同様のスパンで交換するようにしましょう。また、アウディの一部車両ではエンジンオイルの消費が早い車があるとの報告があります。こまめにチェックして交換するようにしましょう。
電装系のトラブル
メルセデスベンツやBMW同様、アウディも電装系のトラブルが起きやすい傾向にあると言われています。国産車と異なり消耗品と考えるパーツが多いことが原因のひとつになります。トラブルというよりは交換の時期がきたと考えるべきでしょう。
中古で購入しようとしているアウディ車については、パワーウインドウやエアコンなど、電装系がきちんと作動しているかをチェックするようにしましょう。
アウディA1と近いモデルならA3もおすすめ!
アウディのCセグメント車A3にも、ハッチバックコンパクトモデルがラインアップしています。A1スポーツバックとA3スポーツバックには、どのような違いがあるのでしょうか。サイズの違いや性能の違いという視点で、2023年2月時点で発売されている2つのモデルを比較してみましょう。
サイズの違い
A1スポーツバックのボディサイズは、全長4,040mm~1,450mm×全幅1,740mm×全高1,435mmです。一方、A3スポーツバックは全長4,345mm~4,350mm×全幅1,815mm×全高1,435mm~1,450mmとなっています。A3スポーツバックのほうが、ひと回り大きいサイズです。車両重量は、A1スポーツバックは1,170kg~1,180kg・A3スポーツバックは1,320kg~1,560kgと異なる車重となっています。
ラゲッジスペースの容量は、A1スポーツバックが335L・A3スポーツバックが325L~380Lと違いがあり、やはりA3のほうが容量的に多いことが特徴です。両方とも、リヤシートをアレンジすることにより、さらにスペースを確保できます。
性能の違い
エンジン性能にも相違点があります。A1スポーツバックには、25 TFSIエンジンのみです。A3スポーツバックには、30 TFSIと40 TFSIエンジンが搭載されています。どのモデルも、TFSIエンジンに7速Sトロニックを組み合わせることにより、加速が滑らかで高性能と高効率を両立しています。40 TFSIエンジンになると、最高出力・最大トルクともによりパワーアップしていることが相違点です。
燃費性能には、若干の違いがあります。A1スポーツバックに搭載している25 TFSIエンジンの場合、WLTCモード平均値15.2km/Lです。A3スポーツバックに搭載している30 TFSIではWLTCモード平均値17.9km/L 、40 TFSIの場合13.5km/L となっています。
向いている人の違い
A1スポーツバックとA3スポーツバックは、どちらもコンパクトカーカテゴリーに収まるサイズなので、小回りが利きます。自宅の駐車スペースや普段走る道幅などを考慮して、どちらが自分の生活環境に合っているか選んでみましょう。
燃費性能に関しては、A3スポーツバックの40 TFSIエンジン搭載モデルになると、少し低くなります。しかし、最高出力・最大トルクのパワフルさを考慮すると納得できるでしょう。
A1・A3のどちらも、精かんなスポーティさと上質さを兼ね備えています。A3シリーズには、運転支援装備が標準搭載されています。どのような性能や装備内容を重視するかを考えつつ、両モデルを比較検討してみましょう。
アウディA1の中古車探しはネクステージにお任せ!
国産車にも共通することですが、輸入中古車の場合は特に、信頼できる販売店で購入することが重要です。万が一、購入後に故障やトラブルが生じた場合、気軽に相談できる店舗があることは安心につながります。
全国に店舗展開しているネクステージは、これまでの販売実績が豊富です。故障やトラブルにつながりかねない、粗悪な車両は一切排除していますのでご安心ください。他にもおすすめポイントがあります。
流通の少ない車種にも出会いやすい環境がある
ネクステージは、全国に200店舗展開している大手の中古車販売店です。圧倒的な品ぞろえを誇っています。全国ネクステージの在庫から車両探しを行えるため、中古車市場に流通が少ない車種にも出会える可能性が高いことがポイントです。
ネット検索で気になった車を見つけた場合、最寄りのネクステージ店舗に取り寄せて、実車を確認することもできます。
正規ディーラーも行っている
車を利用する全ての方が満足して購入していただけるよう、お客様ファースト精神で商品とサービスを提供することが、ネクステージのモットーです。その精神のもと、アウディなど輸入車の正規ディーラーを行っています。
「AAA」と呼ばれる、アウディ認定中古車も購入可能です。車全般の知識と経験が豊富なスタッフが自信を持って販売しているため、輸入車購入時の不安を軽減できます。
まとめ
アウディA1は2011年に日本国内で発売が開始され、翌年に5ドアのスポーツバックが導入されました。どちらも経済性や使い勝手のよさで人気を集めてきたモデルです。現行モデルは5ドアのA1スポーツバックのみのラインアップになっているので、3ドアを求めるならば先代のA1になります。
ネクステージでは全国の店舗で在庫車を確認することができるサービスも行っています。アウディA1を探すなら、近隣のネクステージを訪れてみてください。
▼ライタープロフィール
真鍋裕行
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。
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