アウディQ7ってどんな車なの?ラインアップや中古車相場とライバル車3選
世界的にニーズが高いSUV車は、各車メーカーがそれぞれの個性を打ち出したモデルを発表しています。アウディも同じく、プレミアムSUV Q7をラインアップしていることをご存じでしょうか。
アウディのSUVモデルQ7にはどのような特徴があるのか、スペック・デザイン・装備内容などを詳しく解説します。新車のみならず、中古車やライバル車についても事前に把握しておきましょう。SUV車を選ぶ際の選択肢としてお役立てください。
※目次※
・アウディQ7現行モデルは55 TFSI quattro、55 TFSI quattro S line、45 S line limitedの3種類。
・アウディQ7は内外装デザイン、走行性能、安全性能において高い評価を得ている。
・アウディ以外のSUVや中古車も選択肢に入れて検討してみよう。
アウディQ7ってどんな車なの?
世界的にも高級車ブランドのひとつとして認知されているアウディですが、幅広いニーズに応えるため豊富なラインアップが特徴です。予算やボディサイズにより、自分好みのモデルを選べることが魅力となっています。
欧州仕様と日本仕様とでは若干の違いがありますが、気品漂うたたずまいは変わりません。豊富なラインアップの中から、Q7とはどのような特徴や魅力がある車なのか、詳しく解説します。
(参考:『Q7(アウディ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アウディQ7について
アウディQ7は、クロスオーバーSUVの中でも最上級クラスのプレミアムSUVです。SUVとしてのスポーティな機能性に加え、セダンのような乗り心地を感じさせる高級感あふれる車内空間が人気を集めています。
アウディQ7は「きゅうなな」と読むため、検索する際に「アウディ 97」と認識している方もいるかもしれません。しかし「アウディ 97」と入力して検索したとしても、Q7についての記事がすぐに表示されます。
アウディQ7の歴史
アウディQ7は、2006年10月に初代モデルが発売されました。2016年3月にフルモデルチェンジされた2代目が現行モデルであり、改良が重ねられ常に進化し続けています。2020年8月にビッグマイナーチェンジが行われ、新型Q7として日本で発表されました。
直近のマイナーチェンジは、2020年12月です。エクステリアデザインや最新安全装備搭載など、アウディらしさを打ち出しています。
新たなモデルの登場予定がある
2021年5月にアウディの欧州市場は、Q7とQ8について「コンペティションプラス」が設定された2022モデルを発表しました。Q7にはブラック装飾トリムが装備され、Q8にはカーボンバンパーを使用するなど、ダイナミックフォルムがさらに際立つデザインです。
アウディバーチャルコックピットをはじめとした、さまざまな改良がされています。今後の日本仕様発表を楽しみにできるでしょう。
アウディQ7の現行ラインアップは3種類ある!
2021年9月現在、アウディQ7現行モデルは、55 TFSI quattro、55 TFSI quattro S line、45 S line limitedの3種類となっています。45 S line limitedは、310台のみの特別限定車です。モデルごとの主なスペックを下記表に記載していますので、モデル選びの参考にしてください。
Audi Q7 55 TFSI quattroのスペック
エンジン種類 |
V型6気筒ガソリンターボチャージャー |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
5,065mm×1,970mm×1,735mm |
総排気量 |
2,994cc |
車両重量 |
2,120kg |
最高出力 |
250kW(340PS)/5,200~6,400rpm |
最大トルク |
500N・m(51kgm)/1,370~4,500rpm |
トランスミッション |
8速ティプトロニックトランスミッション |
タイヤ |
255/55/R19 |
WLTCモード燃費 |
9.3km/L (市街地6.9km/L:郊外9.4km/L:高速道路10.9km/L) |
乗車定員 |
5名/7名 |
(2021年9月時点での情報です)
Audi Q7 55 TFSI quattro S lineのスペック
エンジン種類 |
V型6気筒ガソリンターボチャージャー |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
5,065mm×1,970mm×1,705mm |
総排気量 |
2,994cc |
車両重量 |
2,160kg |
最高出力 |
250kW(340PS)/5,200~6,400rpm |
最大トルク |
500N・m(51kgm)/1,370~4,500rpm |
トランスミッション |
8速ティプトロニックトランスミッション |
タイヤ |
285/45/R20 |
WLTCモード燃費 |
9.3km/L (市街地6.9km/L:郊外9.4km/L:高速道路10.9km/L) |
乗車定員 |
5名/7名 |
(2021年9月時点での情報です)
Audi Q7 45 S line limitedのスペック
エンジン種類 |
直列4気筒ガソリンターボチャージャー |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
5,065mm×1,970mm×1,705mm |
総排気量 |
1,984cc |
車両重量 |
2,120kg |
最高出力 |
185kW(252PS)/5,000~6,000rpm |
最大トルク |
370N・m(37.8kgm)/1,600~4,500rpm |
トランスミッション |
8速ティプトロニックトランスミッション |
タイヤ |
285/40/R21 |
JC08モード燃費 |
11.0km/L |
乗車定員 |
7名 |
(2021年9月時点での情報です)
アウディQ7の特徴【外装・内装デザイン】
Lセグメントのセダンに匹敵するくらいの快適な乗り心地が評価されているアウディQ7ですが、各部分にはアウディらしい様々な特徴があります。まず、外装・内装デザインについて見てみましょう。
クロームバーが力強い顔を演出
アウディQ7で印象的なのは、やはり正面の特徴的なフロントマスクです。Qシリーズを表す八角形(オクタゴン)のシングルフレームグリルには、縦のクロームバーが施されており、堂々たる風格の力強い存在感を放っています。
街中ですれ違っただけでもすぐにアウディと認識できるほど、見る人に鮮烈な印象を残すデザインです。リヤビューも、クロームラインのおかげで力強く引き締まった印象を与えます。
ボディの曲線にシャープなアクセント
エアインレットを拡大することにより、立体的かつシャープなエレメントとの組み合わせが際立っています。アローデザインのマトリクスLEDヘッドライトダイナミックターンインディケーターも、シャープな印象にひと役買っていると言えるでしょう。
デイタイムランニングライトなど、LED光源と光学デバイスを組み合わせたカメラシステムにより、状況に合わせた配光を制御しています。視認性に優れており、常に理想的でクリアなライト環境を得られることは、先進性を主張したアウディQ7の特徴です。
機能性だけでなく、全体的に曲面仕上げのボディにストップランプ・テールランプのシャープなデザインがアクセントになっています。
シンプルで洗練された車内空間
インテリアには、最新のインフォテインメントシステムがインストールされています。トーンが揃っているインパネ周りは、シンプルで洗練された車内空間という印象です。
前モデルと比較すると車体は軽くなったものの、室内長は大きくなっています。広くてくつろげる車内空間のため、アウトドアや長距離ドライブの際にも快適です。
シートアレンジしやすい大空間が魅力
Q7は、シートアレンジ可能なことも魅力です。2列目シートはベンチシート採用で、個別にスライドしたりリクライニング調節したりできます。3列目は、電動分割可倒式シート2席をオプション選択可能です。
ゴルフバックやアウトドア用品など、積みたい荷物の量に合わせてシートアレンジできるため、車内空間を最大限無駄なく活用できます。ドライブシーンごとに、さまざまな使い分けができることはポイントです。
好きなライティングカラーで空間を演出
Q7は、規定のボディカラーのみならず、Audi exclusiveという有料の特別なサービスが用意されています。エクステリアからインテリアまで、50種類以上のアウディ限定カラーの中から選び、自分だけのアウディを作れるというサービスです。
加えて、マルチカラーアンビエントライティングもあります。これは、30色のカラーチャートから自分の感性に合う色を選択し、室内スペースやマテリアルの空間をエレガントな光で演出をしてくれる機能です。車内の上質な空間がよりドラマチックになるでしょう。
アウディQ7の特徴【燃費・走行性能】
アウディQ7の魅力は、内外装デザインだけではありません。燃費性能や走行性能においても、アウディの技術が光っています。具体的に、どのような性能が搭載されているのかを調べてみましょう。
力強いパワフルな走り
Q7現行モデルの55 TFSI quattro・55 TFSI quattro S lineには、V型6気筒ツインスクロールターボエンジンに48V電源、マイルドハイブリッドドライブシステムが組み合わされています。この組み合わせにより高効率化を実現し、圧倒的なパフォーマンスを発揮することが可能です。
採用している8速ティプトロニックトランスミッションレスポンスに優れています。機械式センターディファレンシャル搭載クアトロ駆動により、思い通りの軽快なハンドリングと安定性が両立していることもおすすめポイントです。
可変ステアリングで小回りが利く
全長5mを超えているQ7は、意外にも小回りが利きます。それが可能である理由は、可変ステアリングと連動するリアステアが理由です。アウディA4の最小回転半径は5.5mであるのに対し、Q7の最小回転半径は5.3mです。
視認性が良い運転席と相まって、思い通りのハンドリングを行えるため、大きいボディサイズにもかかわらず運転しやすい車となっています。
燃料消費とCO2排出量をカット
前述の通り、Q7は48Vマイルドハイブリッドシステム搭載のため高効率です。搭載しているベルト駆動式オルタネータースターターとリチウムイオンバッテリーが、高いエネルギー回生を可能にしてくれます。
走行中に必要な動力は48V電源システムが補ってくれるため、約55km/h~160km/hの惰性走行中はエンジンを止めた状態でも走行可能です。このシステムにより、燃料消費やCO2排出量の低減につながっています。
アウディQ7の特徴【安全性能・運転支援システム】
近年、安心安全なドライブを楽しめるよう、各車メーカーが最新安全技術を搭載した車を発表しています。アウディも例外ではありません。これまで先進テクノロジーの分野で、モビリティの未来をリードしてきた実績があります。
アウディQ7に搭載している、安全性能や運転支援システムについてご紹介しましょう。
事故予防や衝突防止のシステムが標準装備
Q7には、さまざまな危険を事前に見極め、事故予防や衝突防止につながる先進テクノロジーが標準装備されています。例えば、先行車との距離を一定に保つアダプティブクルーズコントロールや、前方を横切る車を検知して注意喚起してくれるフロントクロストラフィックアシストなどです。
死角を走っている車を検出して危険を知らせてくれるアウディサイドアシストや、前方・後方の障害物を検出して警告してくれるアウディパーキングシステムも事故を防ぐことに役立ちます。
運転支援で快適で安全なドライビング
車を運転する方であれば、天気や昼夜など環境の変化により、運転のしやすさが異なることを実感されているでしょう。アウディQ7には、そのような変化を自動で感知して、快適で安全なドライビングを行える運転支援システムが搭載されています。
LEDヘッドライト、マトリクスLEDヘッドライト、アウディレーザーライトなどは、太陽光や夜間に合わせてクリアな視界をサポートしてくれることが特徴です。トラフィックジャムアシストは渋滞時のストレスを、パークアシストやサラウンドビューカメラは駐車時のストレスを軽減してくれます。
他にも、さまざまなアウディ独自の先進安全技術が搭載されていますのでチェックしてみましょう。
アウディQ7はいくらで買えるの?
プレミアムSUVであるアウディQ7は、いくらで購入できるのか気になるのではないでしょうか。現在アウディ公式サイトより購入可能な、3モデルの新車価格を下記項目でご紹介します。あわせて、前モデルも含めたQ7全体の中古車相場もご紹介しますので参考にしてください。
新車で購入する場合の価格の目安
現行の3モデル新車価格は、下記表の通りです。エクステリアやインテリアのカラーオプション、その他アクセサリー次第で金額が異なってきます。
モデル |
新車価格 |
55 TFSI quattro |
947万円 |
55 TFSI quattro S line |
1,020万円 |
45 S line limited |
975万円 |
(2021年9月時点での情報です)
中古車で購入する場合の相場の目安
中古車市場にもQ7が流通しており、初代2006年モデルは価格がだいぶ下がってきました。2016年モデルも、年式や走行距離によってはリーズナブルです。エクステリア・インテリアなどオプション内容により、価格差が生じますのできちんと確認しましょう。
ネクステージでは、現在Q7の取り扱いはございません。随時入荷はしておりますが、人気が高くすぐに売り切れてしまうため、気になる方はこまめなチェックがおすすめです。
(2021年9月時点での情報です)
アウディQ7のライバル車の中古車相場も見てみよう!
新車・中古車問わず、購入を決める前にはアウディQ7と同じようなタイプの他社SUVをチェックしてみましょう。それぞれの特徴や中古車相場を把握することにより、後悔しない車選びを実現できます。
BMW X5
Q7と同じプレミアムSUVのひとつは、BMW X5です。輸入車プレミアムSUVカテゴリーでは、販売台数No.1を記録したことがあります。力強さだけでなく、エレガントな雰囲気を醸し出す風貌が人気です。
自動車安全性を評価するユーロNCAPの衝突安全試験にて、最高評価である総合5つ星を獲得しています。ネクステージで取り扱いのある中古車の相場は、本体価約249.9万円~789.9万円です。さほど流通台数が多くないため、こまめにチェックしてみましょう。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『X5(BMW)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
レクサス RX
ラグジュアリーSUVとして人気があるのは、レクサスRXです。エクステリアはSUVのアグレッシブな個性を残しつつも、エレガンスなスタイリングを醸し出すレクサスの独創的なデザインが特徴となっています。
インテリアにはより上質なくつろぎをもたらしてくれるシートが採用されており、満足ゆくドライブを楽しめることが魅力です。操縦安定性にも優れています。ネクステージで取り扱いのある中古車の相場は、本体価格約119.9万円~699.9万円です。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『RX(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ランドクルーザープラド
トヨタ ランドクルーザープラドもライバル車として比較できます。高出力・大トルクを叩き出し、パワフルな動力性能を発揮している本格SUVです。
ディーゼルエンジン搭載モデルでは、クリーンな排出ガスと優れた燃費性能を両立しています。ガソリンエンジンモデルでも、動力性能と燃費性能がバランスよく保たれており、快適な走りを楽しめることが魅力です。
どのような道であっても路面状況に適した走行が可能で、高い走破性と安全性を誇っています。ネクステージで取り扱いのある中古車の相場は、本体価格約203.9万円~527.9万円です。流通台数は多く、走行距離が少ない中古車も多数販売されています。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『ランドクルーザープラド(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
人気SUVの中古車を狙うならネクステージへ!
SUVの良さはたくさんありますが、車購入の際には予算を考慮に入れる必要があります。アウディQ7を含め、どの車も新車価格に手が届かないとしても、中古車であれば選択肢が広がることを覚えておきましょう。
中古車であれば、自分好みのオプション搭載車がリーズナブルな価格で販売されている場合があります。中古車販売に特化しているネクステージは、SUVも含め圧倒的な品揃えです。バリエーション豊富な売れ筋モデルを取り揃えておりますので、予算内での車選びにはぜひネクステージをご利用ください。
PR輸入車SUVの品揃えも豊富
まとめ
プレミアムSUVのアウディQ7には、惹きつけられる魅力ある特徴がいくつもあります。カラーバリエーションなどを上手に活用することにより、自分だけのアウディに仕上げられることも魅力です。自分に合う車を選ぶ際には、新車だけでなく中古車にも選択肢を広げてみましょう。
中古車市場では、アウディに限らずオプション内容により販売価格に開きがあります。どれが自分に合うのか分からない場合もあるかもしれません。ネクステージでは、SUVも含め車に関する専門知識が豊富なスタッフがいます。ぜひお気軽にご相談ください。
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