アウディ A5シリーズ2代目を刷新!改良ポイントや価格を徹底解説
美しいデザインとスポーティな走りが融合している実用性が高いクーペとして存在感を放つアウディ は世界的に人気を博している車だどいうことはご存じかもしれません。なかでもA5シリーズはアウディのイメージリーダーらしく実用的ながらも贅沢でラグジュアリーな雰囲気を醸し出しているとして愛されています。
A5シリーズは2017年に初代からフルモデルチェンジした2代目が発売されましたが今回新たに刷新されました。デザイン・走行性能などの改良ポイントや価格を解説します。
※目次※
・アウディ A5シリーズ2代目モデルグレードごとの魅力とスペックについてご紹介
・現在のアウディ A5シリーズとライバル車の中古相場とは?
・刷新されたA5シリーズ 2代目のポイントを押さえておこう!
アウディ A5シリーズ2代目とは
初代アウディ A5クーペはDセグメントのミドルクラスで2007年に従来のFFモデルクーペの常識を変える衝撃的デビューを果たしました。続いてA5カブリオレ・A5スポーツバックがモデルラインナップに追加されアウディを代表するA5シリーズとなっています。
その後2017年にフルモデルチェンジしたのが現行モデル2代目です。精悍な堂々たる存在感はA4より上位に位置するスタンスとして確立されたのではないかと思うかもしれません。A5シリーズのモデルラインナップとそれぞれの魅力・スペックについて押さえておきましょう。
2代目アウディ A5モデルのラインナップ
2代目A5シリーズは2ドア「クーペ」・オープンモデル「カブリオレ」・4ドアクーペ「スポーツバック」の3モデルラインナップとなっています。海外では2016年に発表されていましたが日本市場では2017年4月に3モデル同時発表されました。
日本で発表された3モデルはすべてガソリンモデルで2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンに7速Sトロニックの組み合わせとなっています。発売当時の最新先進装備が搭載されていたことも特徴です。
A5クーペ|魅力とスペック
「クーペ」は初代モデルからロングホイールベースとショートデッキのパッケージが特徴的でした。2ドアの4人乗りでセダンとはまた違う上質感と風格が漂うシルエットが魅力と言えるでしょう。シングルフレームグリルはワイドで立体的デザインですがキャラクターラインは美しいシルエットで工芸品のような繊細さを感じさせます。
クワトロシステムによる力強い加速はFRクーペとは違う安定した走りを楽しむことができる事もポイントです。先進機能も搭載されておりトータルバランスの取れた車と言えるかもしれません。
【A5 クーペ 2.0 TFSI クワトロ スポーツ 2017年4月カタログスペック】
全長×全幅×全高(mm) |
4,690×1,845×1,365 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
排気量 |
1,984cc |
燃費(JC08モード) |
16.5km/L |
燃料 |
無鉛プレミアムガソリン |
車両重量 |
1,570kg |
最高出力 |
252ps(185Kw)/5,000~6,000rpm |
A5 スポーツバック|魅力とスペック
「A5 スポーツバック」は「クーペ」の走行性能と同じであることに下記の表からお気づきでしょう。異なるのはエクステリアとインテリアデザイン・ボディサイズ・車両重量です。エクステリアは流麗なフォルムのクーペデザインを踏襲しモータースポーツの流れを汲んだ力強さが加わっている印象を受けます。
インテリアはシンプルで洗練されたインパネ周りとなっており、足元が広いリアシートや使い勝手の良い480L容量ラゲッジスペースも人気の理由でしょう。
【A5 スポーツバック 2.0 TFSI クワトロ スポーツ 2017年4月カタログスペック】
全長×全幅×全高(mm) |
4,750×1,845×1,390 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
排気量 |
1,984cc |
燃費(JC08モード) |
16.5km/L |
燃料 |
無鉛プレミアムガソリン |
車両重量 |
1,610kg |
最高出力 |
252ps(185Kw)/5,000~6,000rpm |
A5 カブリオレ|魅力とスペック
「A5 カブリオレ」は『4シーターオープン』という日本ではあまりないモデルです。クーペの美しい流線型を活かしたボディラインで、リヤはトランク上でスポイラー形状となっています。幌を閉じている時の美しいルーフラインも魅力的です。
アコースティックソフトトップの幌は耐候性・耐熱性に優れており、遮音性に優れたウレタンフォームのおかげで閉じているとオープンカーであることを忘れるほどの静粛性を感じることができます。幌の開閉はスイッチ操作ですぐに行うことが可能です。上質でシンプルなインテリアと余裕ある室内空間で快適なドライブを楽しむことができるでしょう。
【A5 カブリオレ 2.0 TFSI クワトロ スポーツ 2017年4月カタログスペック】
全長×全幅×全高(mm) |
4,690×1,845×1,375 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
排気量 |
1,984cc |
燃費(JC08モード) |
13.8km/L |
燃料 |
無鉛プレミアムガソリン |
車両重量 |
1,790kg |
最高出力 |
252ps(185kw)/5,000~6,000rpm |
A5 カブリオレは販売終了
快適なオープンモデルのA5 カブリオレですが、公式発表はないものの日本市場では2019年5月頃に販売が終了しているようです。欧米ブランドでは長年の歴史がある『4シーターオープン』モデルですが、あまりなじみのない日本では根付かなかったのかもしれません。
ライバル車はBMW 4シリーズカブリオレ
アウディ A5カブリオレのライバル車として比較されることが多いのはBMW 4シリーズカブリオレでしょう。BMW 4シリーズカブリオレは2014年に発売されました。中古車情報サイトの人気ランキングでは2009年モデルA5カブリオレとの比較のため一概に図ることができません。
参考までに述べてますと、全モデル人気ランキングにおいてBMW 4シリーズカブリオレは633位・アウディ A5カブリオレは660位となっています。ボディサイズはあまり変わらないものの室内空間はアウディ A5カブリオレの方が若干広く、車両重量はアウディ A5カブリオレの方がやや重い事が特徴です。
2代目アウディ A5の中古相場は?
一般的にモデルチェンジが行われた場合、前モデルの価格が低くなる傾向が観察されています。2代目アウディ A5もマイナーチェンジが行われましたので現在の中古車相場価格が気になることでしょう。各モデル「2.0 TFSI クワトロ スポーツ」の新車価格と中古相場をご紹介しますので参考にしてください。
2代目A5 クーペ|中古相場をチェック
「A5 クーペ 2.0 TFSI クワトロ スポーツ」の新車価格は2017年モデル686万円・2018年モデル675万円・2019年モデル696万円となっています。一部仕様変更などに伴い新車販売価格が若干変化していることにお気づきでしょう。2021年2月時点での中古車相場価格は369万円~598.9万円です。
2代目A5 スポーツバック|中古相場をチェック
「A5 スポーツバック 2.0 TFSI クワトロ スポーツ」の新車価格はクーペと同じ設定で、2017年モデル686万円・2018年モデル675万円・2019年モデル696万円となっています。他のグレードは500万円台ですので予算に合わせて考えることができるでしょう。
2021年2月時点での中古車相場価格は278万円~648万円です。単純に走行距離が多いものが安いというわけではありません。グレードや装備内容等全体的にチェックしてみましょう。
2代目A5 カブリオレ|中古相場をチェック
「A5 カブリオレ 2.0 TFSI クワトロ スポーツ」の新車価格は2017年モデル757万円・2018年モデル765万円となっています。2021年2月時点で2017年以降発売2代目A5 カブリオレの中古車は市場にあまり出回っていないようです。
2010年以降発売の初代モデル中古車相場価格は157万円~388万円です。こだわりのあるオープンモデルを探している方にとっては初代モデルをお得に購入できるチャンスかもしれません。
BMW 4シリーズカブリオレは?
ライバル車と位置づけられている「BMW 4シリーズカブリオレ」は新車価格はグレードにより異なりますが978万円~997万円です。2021年2月現在の中古車相場価格は338~823万円となっています。中古車市場への流通台数はあまりありません。
現在のところ1台のみ823万円という高額で販売されており、その他は500万円台以下となっていますので予算に合わせてチェックすることができるでしょう。
2代目アウディ A5がモデルチェンジ!改良点は?
アウディ ジャパンは2021年1月7日にA5 クーペとA5 スポーツバックのビッグマイナーチェンジを行うことを発表しました。1月13日より発売開始しています。プレミアムミドルサイズの中で存在感をさらに高めていくことでしょう。主な改良点について解説します。
モデルグレード構成と価格
今回発売開始された新型A5シリーズのモデルグレード構成と価格を下記の表にまとめましたので参考にしてください。後でも述べますが2月からはディーゼルモデルもラインナップしています。
|
グレード |
新車価格 |
クーペ |
45 TFSI クワトロ Sライン |
707万円 |
|
40 TDI クワトロ Sライン |
692万円 |
|
40 TDI クワトロ アドバンスト |
643万円 |
スポーツバック |
45 TFSI クワトロ Sライン |
707万円 |
|
40 TDI クワトロ Sライン |
692万円 |
|
35 TDI Sライン |
665万円 |
|
40 TDI クワトロ アドバンスト |
643万円 |
|
35 TDI アドバンスト |
616万円 |
クワトロのみにクーペを設定
上記の表を見てお気づきの通りクーペにはクワトロ(4WD)のみの設定です。クワトロゆえの高出力・高トルクが実現され、美しいラグジュアリーな外観だけでなく走りを楽しみたい方におすすめと言えるでしょう。
新グレード構成:アドバンスト/Sライン
今回の大きな分かりやすい変更はクーペ・スポーツバック共に「アドバンスト」と「Sライン」という新たなグレード設定です。
「Sライン」はスポーツモデル「RS5」のデザイン要素が盛り込まれています。「アドバンスト」は「Sライン」よりもさらにスポーティな要素を取り入れており、大型フロントブレードレート・マトリクスLEDヘッドライトが標準装備です。
改良点:エクステリアデザイン
エクステリアデザインも大きく刷新されました。流線美のボディラインはそのままで幾つかのパーツデザインをアップグレードしています。
A5シリーズ全グレード共通装備はハニカムメッシュグリル・ボンネットスリット・ボディ一体型サイドスカート等です。流麗なデザインの中にもよりスポーティ要素を盛り込んでいることがポイントになっています。また、A5全グレードにこのシリーズ初「レザーライトパッケージ」がオプション設定されたことも嬉しいポイントでしょう。
改良点:インテリア
インテリアでは10.インチサイズタッチ式センタースクリーンで各種操作が可能な「MIB3」という最新インフォテインメントシステムをA5シリーズに初採用しました。操作性が向上しただけでなくシンプルで精錬されたコックピットデザインが魅力です。
Sラインにはブラックグラスルックコンソールパネルやアーティフィシャルレザー仕様センターコンソール・ドアアームレストが採用されています。より質感高い内装との印象を受けるでしょう。先進運転支援システムも充実しています。マッサージ機能付Sスポーツシート標準装備により疲れにくい快適なドライブを満喫できるでしょう。
改良点:パワートレイン
今回採用されたパワートレインは2.0L直列4気筒ガソリンエンジン「45 TFSI」と2種類の2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジン「35 TDI」「40 TDI」です。「35 TDI」はスポーツバックのみとなっています。「35 TDI」と「45 TFSI」には12Vリチウムイオンバッテリー使用マイルドハイブリッドシステムが組み合わされており環境性能に配慮されていることが特徴です。
「35 TDI」はFFモデルで「40 TDI」「45 TFSI」は4WDモデル搭載となっており、トランスミッションはどれも7段Sトロニックが採用されています。AWDクラッチ付クワトロシステムは従来よりもエネルギー回生効率が高まっており燃費性能・走行性能共に満足のいくものとなっていることが改良点です。
足回りも刷新されダンピングコントロールSスポーツサスペンションを採用しました。これにより反応が良い俊敏なハンドリング性能となっています。
A5シリーズ初のクリーンディーゼル搭載
2021年2月にはA5シリーズ初となるクリーンディーゼル搭載モデルが設定されたことで話題を呼びました。2.0L直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンと12V MHEVの組み合わせの「35 TDI」は 最高出力120kW(163ps)・最大トルク380N・mの力強さを発揮します。
さらに同じエンジンにクワトロ四輪駆動システム搭載の「40 TDI」は最大トルク400N・mですので加速の良さを体感することができるでしょう。
新設定:ボディカラー
今回新しいボディカラーもラインナップしました。両グレード共に「ディストリクトグリーンメタリック」が追加され「グレイシアホワイトメタリック」「アイビスホワイト」「ミトスブラックメタリック」「ナバーラブルーメタリック」の全5色から選択することができます。
新色「ディストリクトグリーンメタリック」は日本車にはあまり同じような色合いがありません。ヨーロッパの雰囲気を醸し出す落ち着いたグリーンですので個性豊かな自分らしさをアピールすることができるでしょう。
まとめ
この記事では世界的にも人気が高いアウディ A5シリーズの魅力やスペックについてご紹介しました。国産車とは違う雰囲気を醸し出しているアウディならではの良さがあります。新車ではなくて気に入ったグレードやスペックの車を中古で購入するという選択肢もあることでしょう。
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