アウディS5はスポーツバック・クーペ・カブリオレの3種類!各モデルを紹介
S5は、アウディが展開するスポーツモデルです。スタイリッシュな外観や高い走行性能に大きな魅力があります。アウディS5のラインアップはスポーツバック・クーペ・カブリオレの3種類です。それぞれどのような魅力を備えているのでしょうか。
この記事では、アウディS5のタイプごとの特徴やスペックをご紹介します。「アウディS5の購入を検討している」「どのタイプが自分に合っているか明確にしたい」といった方の疑問も解決するでしょう。
※目次※
6.リーズナブルな価格でS5シリーズに乗るなら中古車がおすすめ
・S5はA5をベースにスポーツチューニングを施した高性能モデル
・S5にはクーペ・スポーツバック・カブリオレの3つのボディタイプがある
・S5の3つのボディタイプそれぞれのライバル車種を紹介
アウディS5はA5シリーズのハイパフォーマンスモデル
アウディS5は、2005年に登場したスポーツモデルです。フルモデルチェンジを経て現在は2代目に進化し、デザインや性能、存在感を高めることに成功しています。S5にはベースモデルがあり、さらに合計3グレードの展開があります。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。詳細を見ていきましょう。
S5シリーズの車両は3タイプ
・Audi S5 Coupé(クーペ):走行性能に優れていてスタイリッシュな2ドアクーペ
・Audi S5 Sportback(スポーツバック):クーペとワゴン、スポーツカーを融合させた4ドアクーペ
・Audi S5 Cabriolet(カブリオレ): 「Audi S5 Coupé」をベースにした2ドアカブリオレ
この中でカブリオレは2019年8月に販売終了しているため、これから購入する場合は中古車を探す必要があります。2024年1月時点で販売されているS5の税込販売価格は、クーペ・スポーツバックいずれも987万円~です。
フルモデルチェンジを経て現在は2代目
初代S5が登場したのは、2008年2月です。ベースモデルはA5(同年)で、BMW 3シリーズやメルセデス・ベンツ Cクラスが属する「Dセグメント」というカテゴリに属する高級車であり、それらのライバルに当たります。
初代S5はマイナーチェンジにより性能を向上しつつ、2017年には2代目にフルモデルチェンジされました。A5とともにS5も新型となり現在も販売が続いています。S5は高級スポーツモデルという立ち位置であり、A5の高級感はそのままにハニカムメッシュのフロントグリルや19インチホイールといったスポーツ感を高める装備を採用しています。
アウディ S5スポーツバックの特徴・スペック
スポーツカーらしい走行性能と実用性を両立させたいと考えている方は、S5スポーツバックを選ぶと良いでしょう。ここからは、S5スポーツバックがどのような車なのかについて詳しく見ていきます。S5スポーツバックが自分に合うか気になっている方は要チェックです。
乗り心地に優れたスポーツモデル
S5スポーツバックはスタートからパワフルな走りを実現するスポーツモデルです。3.0L V型6気筒TFSIエンジンが搭載されました。エンジンサイズと重量を大幅に抑えているため、効率性にも優れています。
さらに、8速ティプトロニックトランスミッションにより、素早くスムーズな変速を実現しました。ローギアは理想の加速力を発揮する一方で、ハイギアはエンジン回転数を抑えて低燃費かつ静粛性の高い走りを実現させます。
また、スポーツカーでありながら2ドアではなく4ドア+ハッチゲートを採用しているため、実用性にも優れたモデルです。スポーティーな走りを楽しむだけでなく、複数人での利用や荷物の積載といった日常使いにも適しています。
アウディS5スポーツバックのスペック
全長 |
4,765mm |
全幅 |
1,845mm |
全高 |
1,390mm |
ホイールベース |
2,825mm |
駆動方式 |
4WD |
エンジン形式 |
V型6気筒インタークーラー付ターボ |
排気量 |
2,994cc |
最高出力 |
354PS |
最大トルク |
500N・m |
トランスミッション |
8速ティプトロニック(AT) |
燃費 |
10.6km/L(WLTCモード) |
アウディS5スポーツバックは、S5クーペより全長をやや長くすることによって積載性を確保しています。アウディ独自のフルタイム4WDシステム「quattro(R)」を標準搭載しているため、さまざまな路面状況で安定した走りを楽しめる車です。
3.0Lクラスのターボエンジンを搭載しており、パワー不足を感じることも少ないでしょう。スペックを一通りチェックすると、スポーツカーとして必要な走行性能を備えていることを理解できます。
より走りを楽しみたい方は、走行状況に応じてステアリングの操作性を自動的に調整してくれる「ダイナミックステアリング」オプションを装備するのも良いでしょう。
アウディS5クーペの特徴・スペック
スポーツカーを購入するなら、走行安定性に優れたクーペが欲しいと思う方もいるのではないでしょうか。「S5クーペ」と呼ばれる伝統的な2ドアクーペもラインアップされているため、クーペを購入したい方はこちらをチェックすることをおすすめします。S5クーペの特徴やスペックについても詳しく見ていきましょう。
ハイパワーな高性能モデル
アウディS5クーペは、美しさを追求した流麗なプロポーションの2ドアスポーツカーです。伝統的なクーペにアウディの名車として知られる「Audi quattro(R)」を組み合わせて開発されました。
減衰力を制御する「ダンピングコントロールSスポーツサスペンション」や、ロードホールディング力を高める「リヤスポーツディファレンシャル」が搭載されているため、よりスポーツカーらしい走りが楽しめるでしょう。S5スポーツバックは車高が低くサイズがコンパクトになるため、走りも安定します。
走りに特化した性能に感じるかもしれませんが「アダプティブクルーズコントロール」や「アクティブレーンアシスト」など安全装備も充実した内容です。
アウディS5クーペのスペック
全長 |
4,705mm |
全幅 |
1,845mm |
全高 |
1,365mm |
ホイールベース |
2,765mm |
駆動方式 |
4WD |
エンジン形式 |
V型6気筒DOHCインタークーラー付ターボ |
排気量 |
2,994cc |
最高出力 |
354PS |
最大トルク |
500N・m |
トランスミッション |
8速ティプトロニック(AT) |
燃費 |
10.6km/L(WLTCモード) |
S5クーペに搭載しているエンジンは3.0LクラスのV6ターボエンジンで、基本的な性能はS5カブリオレと同等です。このエンジンはターボチャージャーを搭載することによって最大出力やトルクを向上させ、よりパワーのある走りを実現しています。
さらに「Audiドライブセレクト」と呼ばれる、支援システムを搭載していることも特徴的なポイントです。走行状況に応じて自動的にステアリングの操作性とギア比を調節してくれるため、より快適に運転できるでしょう。
燃費性能もS5と同等なので、スポーティーな走りと燃費性能を両立させたいと考えている方にもおすすめの1台です。
アウディS5カブリオレの特徴・スペック
S5シリーズには、2019年8月までカブリオレ(オープンカー)もラインアップされていました。スポーティーな走りを楽しめるカブリオレとして人気が高い車ですが、これから購入する場合は中古車を探さなければなりません。S5カブリオレの特徴や詳しいスペックについても比較・検討しましょう。
安定感のあるオープンカー
アウディS5カブリオレはスポーティーな走りを楽しめるオープンカーです。実用性を重視した車というよりは、ロマンを追い求めた車と言えるでしょう。走行時の安定性が高く、爽快感がある走りを楽しみたい方におすすめの1台です。
ステアリングの追従性が良く、操作に機敏に反応してくれるので思い通りに車を操作できるでしょう。スポーツカーらしい走りを楽しめるのみならず、普段のドライブをより楽しくしてくれる車とも言えます。
クーペよりもロマンがあるオープンカーでドライブを楽しみたいと考えている方は、S5カブリオレの購入を検討してみてはいかがでしょうか。高い走行性能とオープンカーならではの爽快感を同時に味わえる車です。
アウディS5カブリオレのスペック
全長 |
4,705mm |
全幅 |
1,845mm |
全高 |
1,365mm |
ホイールベース |
2,765mm |
駆動方式 |
4WD |
エンジン形式 |
V型6気筒DOHCインタークーラー付ターボ |
排気量 |
2,994cc |
最高出力 |
354PS |
最大トルク |
500N・m |
トランスミッション |
8速ティプトロニック(AT) |
燃費 |
10.6km/L(WLTCモード) |
ボディサイズやエンジンのスペック、駆動方式などを見てみると、S5クーペと同等であることが分かります。S5カブリオレを一言で表現すると、S5クーペがオープンカーになったものと言えるでしょう。燃費性能は数値上の差がわずかに存在していますが、気になるほどの差ではありません。
このようにしてスペックをチェックすると、S5クーペとS5カブリオレのどちらを購入するか迷ってしまうかもしれません。そのような時は「S5のオープンカーに魅力を感じるか」を考慮して選択すると良いでしょう。
アウディS5シリーズのライバル車の特徴・スペック
アウディS5は3つのボディタイプをラインアップしていますが、それぞれにライバルが存在します。それらを全て挙げると多数あるので、今回は3つのボディタイプに対して1台ずつ国内外の高級スポーツモデルをピックアップしました。ライバルを見ればS5がどのようなモデルなのかイメージしやすいでしょう。
S5スポーツバックのライバル車「BMW 3シリーズ ツーリング」
3シリーズツーリングは、S5スポーツバックとは異なるツーリングワゴンですが、荷物を多めに載せられるという点ではライバルと言える存在です。
3シリーズツーリングには数個のグレードが存在しますが、中でも現行型ではM340i xDriveがライバルとなり得る存在です。M340は、BMWのモータースポーツ部門のM社がチューニングを施したスポーツモデルで、走行性能の高さに定評があります。
スペックを見ても、S5のV6エンジンに対してM340は直6、駆動方式もAWDと共通項が多いことに気づきます。M340i xDriveの新車価格は1,104万円となっています。ネクステージでの中古車の取り扱いは、2024年1月時点でありません。なお、参考までにM340i xDriveツーリングのスペックを記載します。
全長 |
4,725mm |
全幅 |
1,825mm |
全高 |
1,450mm |
ホイールベース |
2,850mm |
駆動方式 |
4WD |
エンジン形式 |
直列6気筒DOHCターボ |
排気量 |
2,997cc |
最高出力 |
387PS |
最大トルク |
500N・m |
トランスミッション |
8速AT |
燃費 |
10.6km/L(WLTCモード) |
S5クーペのライバル車「レクサス IS」
S5クーペのライバル車も多数存在しますが、今回は日本車からレクサスISを選びました。ISにもたくさんのグレードがありますが、S5と直接のライバルとなり得るのは、自然吸気のV型8気筒エンジンを搭載したIS500 F SPORT Performanceと言えそうです。
ロングノーズと流れるようなルーフラインを持つISは、美しいプロポーションが特徴のひとつです。もちろん走行性能も熟成を重ね、欧米各国のDセグメントセダンに並ぶ性能を持っていると言えます。特に自然吸気のV型8気筒エンジンを回す楽しみは、希有な存在でしょう。
IS350 F SPORT Performanceの新車価格は850万円で、ネクステージでの取り扱いはありません(2024年1月現在)。現行型のスペックは下記の表にまとめました。
全長 |
4,760mm |
全幅 |
1,840mm |
全高 |
1,435mm |
ホイールベース |
2,800mm |
駆動方式 |
FR |
エンジン形式 |
V型8気筒DOHC自然吸気 |
排気量 |
4,968cc |
最高出力 |
481PS |
最大トルク |
535N・m |
トランスミッション |
8速AT |
燃費 |
9.0km/L(WLTCモード) |
S5カブリオレのライバル車「メルセデス・ベンツ SL」
オープンカーであるS5のライバルを同じドイツ車から選ぶと、メルセデス-AMG(メルセデス・ベンツ)のSLもその1台に挙げられます。ただ、両車はオープンカーかつ高性能スポーツカーという共通点がありますが、成り立ちに違いがあります。S5は、A5クーペをベースとしたバリエーションモデルですが、SLはオープン専用のモデルです。
ボディメイクも面白い対比ができます。S5は、アウディらしい質実剛健とした雰囲気が生かされています。そしてSLは、空気抵抗が少なそうな凹凸の少ないデザインを採用しています。同じ高性能モデルでも、開発者の意図の違いが如実に出ていると言えるでしょう。
そしてS5と直接のライバルとなるグレードは、メルセデス-AMGのSL43と言えそうです。エンジンは直列4気筒ですが、400PSに迫るハイパワーさが特徴となっています。SL43の新車価格は1,648万円で、ネクステージでの中古車の取り扱いはありません(2024年1月時点のデータです)。
全長 |
4,700mm |
全幅 |
1,915mm |
全高 |
1,370mm |
ホイールベース |
2,700mm |
駆動方式 |
FR |
エンジン形式 |
直列4気筒ターボ |
排気量 |
1,991cc |
最高出力 |
381PS |
最大トルク |
480N・m |
トランスミッション |
9速AT |
燃費 |
10.8km/L(WLTCモード) |
リーズナブルな価格でS5シリーズに乗るなら中古車がおすすめ
アウディS5の新車価格は安いものではありません。購入を検討する際は、中古車も視野に入れてみてはいかがでしょうか。車の状態は新車に勝るものはありませんが、中古車はきちんと選べば新車以上にバリューのあるものが見つかる場合があります。中古車の魅力を確認していきましょう。
本体価格を抑えられる
中古車は、基本的には新車よりも値段の設定が安い傾向にあると言えます。さらに、展示車や試乗車といった走行距離が短く新車の状態に近い個体もあります。新車よりも価格が安いため、場合によってはひとつ上のグレードを選択することも可能です。同じ予算なら、少しでも価値の高いほうがお得感があるのではないでしょうか。
しかし、価格が手頃だからといって安すぎるものは疑ったほうが良いと言えます。中古車を選ぶ際は、信頼できるディーラーかどうかもチェックをしましょう。
初代や販売終了モデルも選べる
新車は必然的に現行型となりますが、中古車であればそれ以前のモデルを選択肢に含めることが可能です。過去のモデルに限定車の設定があれば、中古車でそれを手に入れることもできます。
また、モデルチェンジして間もない時期は中古車が狙い目と言えます。新車ディーラーがそれまでの展示車を中古車として売り出す可能性が高いのがその理由です。モデルチェンジ前のモデルは、その型では熟成が極まった状態とも言えます。最高のモデルがお得に買えるチャンスでもあります。
アウディS5シリーズは幾らで乗れる?
アウディS5の新車価格は、クーペもスポーツバックも987万円からの設定となっています。カブリオレに関しては、現在は生産終了となっています。
中古車に関しては2024年1月時点でのネクステージでの取り扱いはなく入荷待ちとなっています。ただ、ネクステージはアウディの正規ディーラーも運営しているため、他社よりも安心して相談できる環境となっています。
まとめ
アウディS5はいいとこどりのスポーツモデルではないでしょうか。流麗なクーペはビジネスマンがスーツで乗ってもとても似合うでしょうし、スポーツバックは長距離の移動や旅にも使用にも最適で、カブリオレは休日のドライブをさらに楽しいものにしてくれるでしょう。
そしてどのグレードも走りは最高級のパフォーマンスを持っています。移動時間を至極のひと時に変えてくれるのが、S5ではないでしょうか。
▼ライタープロフィール
北野晶夫
オートバイ雑誌と自動車WEB媒体の編集部員を経験後に独立し、フリーの記者・編集者となり現在に至る。
新車取材のほかチューニングカーやレースの取材等も行う。写真撮影も行い、撮影・執筆・編集と一連の制作を担当することが多い。読者のカーライフを応援できる記事づくりがモットー。
豊富なラインアップのネクステージ中古車情報をチェック!
いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。
アウディの新着在庫をチェック
■世界のクルマを360°画像でチェックする (universe-cars.jp)
■オシャレな輸入車カタログ|supreme_cars
