アウディS8ってどんな車?新型情報やA8とのスペック比較を解説
アウディから、ハイパフォーマンスなセダンモデルとして「S8」が販売されています。2019年には海外で新型の発売も公表されましたが、日本での情報が少ないため最新の動向が気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アウディS8に関する基本概要から新型情報まで詳しく解説します。ベースとなったA8と比較すると、相違点も理解しやすくなるでしょう。後半では、中古車でおすすめのアウディ車を5種類ご紹介しています。
※目次※
・A8をベースに、ハイパフォーマンスなスポーティモデルとして販売されたのが「S8」。2019年にはヨーロッパで新型モデルの販売をスタート
・瞬時に時速100kmに到達するパワートレインと、乗り心地の良い走行性能が魅力。より高性能な走りを求めるならSラインパッケージがおすすめ
・中古車なら、高級モデルもリーズナブルな価格で手に入る。S8以外の人気車種もチェックしよう
アウディS8とは
1997年、人気シリーズのA8をベースに、パフォーマンスを向上させた「S8」が誕生しました。2019年には新しいモデルが発表されているため、最新の情報をチェックしておきましょう。A8との違いを知るためには、スペックの比較が重要です。S8の起源や特徴を踏まえた上で、最新モデルの魅力、A8との相違点を詳しく解説します。
A8がベースのスポーティモデル
S8のベースモデルとなったのは、アウディのフラッグシップモデルでもあるA8です。ボディの全長は5,000mmを超える大柄なフォルムで、Fセグメントに分類されています。よりスポーティなシステムを整えるため、サスペンションやグリルなどにはS8専用のパーツが採用されました。
2代目以降、駆動方式にクワトロ(4WD)を装備した点も特徴的です。高級かつ優れた走行性能はA8でも感じられますが、さらなるパフォーマンスを実現したモデルともいえるでしょう。
2019年新型が発表された
2019年11月、新たに進化したS8の発売が発表されました。ヨーロッパでの販売をスタートしていますが、2020年6月現在日本での発売を公表されていません。今後導入する可能性もあるため、気になる方は情報を収集しておきましょう。主な特徴・変更点は以下のとおりです。
- ・571PS/800Nmの最大出力
- ・エンジンは4L V型8気筒ツインターボ
- ・3.8秒で時速100kmに到達
- ・燃費は最高値8.8km/L
- ・プレディクティブ・アクティブ・サスペンションを採用
S8とA8のスペック比較
ベースモデルとは、ボディサイズやエンジンの他最高出力にも違いがあります。以下の一覧表を参考に、S8とA8の具体的な違いを把握しておきましょう。
|
S8 TFSI クワトロ |
A8 55 TFSI クワトロ |
ボディサイズ |
全長5,179mm×全幅1,945mm×全高1,474mm |
全長5,170mm×全幅1,945mm×全高1,470mm |
ホイールベース |
2,998mm |
3,000mm |
車両重量 |
2,230kg |
2,040kg |
エンジン |
V型8気筒DOHCツインターボ |
V型6気筒DOHCインタークーラー付ターボ |
トランスミッション |
8段AT |
電子制御8速AT |
駆動方式 |
4WD |
4WD |
最高出力 |
571PS |
340PS |
最小回転半径 |
- |
5.8m |
燃費 |
11.4L~11.3L/100km |
10.5km/L |
スポーティかつラグジュアリーなデザイン
パワートレインのパフォーマンスだけでなく、視覚的な上級感を得られるのもS8が持つ魅力です。外観から内観まで豪華な装備がそろっているため、見た目にこだわる方も満足できるでしょう。S8専用に設計されたパーツも注目したいポイントです。2つの項目に分け、エクステリアとインテリアに関する魅力をご紹介します。
エクステリア
これまでのS8と同様に、ボディパーツには専用のアイテムが装備されました。主な内容は以下の4種類です。
- ・フロントグリル
- ・サイドシル
- ・バンパー
- ・タイヤホイール(20インチ)
パーツへのこだわりが、A8との差別化を可視化させた要因といえるでしょう。穏やかすぎず派手すぎず、ほどよく存在感をアピールするデザインが特徴的です。威圧的な印象を受けることも多いドイツ車の中では、落ち着いた上品さが際立つモデルともいえます。
インテリア
コックピットのインパネには、高級感を覚えさせる素材を採用しました。落ち着いたカラーデザインと光沢のあるインテリアによって、運転中の視覚的な楽しみも堪能できるでしょう。液晶ディスプレイのサイズにもこだわり、S8専用の空間を具現化しています。
3,000mmに迫るホイールベースが、ゆとりあるシート設計に影響した点も魅力的です。ドライバーの他、後部座席に座る同乗者も快適な時間を過ごせるでしょう。控えめな外観に反し、特別なドライブを堪能できるインテリアが魅力です。
機敏で心地良い走行性能
スポーティさを重視したS8には、クオリティの高いパワートレインを採用しています。スポーツカーのような走り心地を体感できるセダンともいえるでしょう。加速性能の向上にも注力されているため、これまでのS8よりもパワーアップした性能も魅力的なポイントです。加速力と安定性の観点から、走行性能について解説します。
鋭い加速力
スポーツモデルとして開発されたモデルにおいて、加速力の強さは重視したい要素です。多くの場合時速0kmから時速100kmまでの到達時間が計測されます。S8の計測で出た結果は、3.8秒という数字です。
大柄なボディと車両重量の重さを考慮すると、ハイパフォーマンスな加速力といえるでしょう。ドライバーにストレスを感じさせず、なめらかに加速する機能性も魅力的です。高速道路での走行が多い方も、S8であれば疲労軽減効果も期待できます。
安定感のある走り・コーナリング
アウディ独自のシステムである「クアトロ」や、20インチのホイールを備えたタイヤは安定性の向上に貢献した要素です。足回りのパーツやシステムは、全長5,000mm以上のボディを支えるのに十分な構成といえます。
直進での安定性だけでなく、コーナリングの走り心地を左右するのもクアトロの特徴です。低速・高速に加え、山道のように複雑な地形でもスムーズな走りを続けられるでしょう。
アウディのSラインパッケージもおすすめ
S8の魅力を最大限に引き出したい方は、Sラインパッケージを装備するのもおすすめです。S8やA8の他、アウディから販売されるほとんどのモデルに適用できます。ボディデザインから内観のインテリアまで、スポーティなデザイン性・機能性を実現するパッケージです。
ひとつひとつカスタムする方法に比べ、追加費用を抑えやすいメリットもあります。純正のパーツがまとめて装備されるため、安心して購入・運転できるでしょう。
走り心地を変えるパワートレインの他、シートの素材やホイールサイズに変更が加わるケースもあります。モデルや販売時期によって内容が変わる可能性もあるため、装備を検討している方は、事前に確認した方が良いでしょう。
中古でおすすめのアウディの車種5選
フラッグシップモデルの高価な金額に購入をためらっている方は、中古車から選択する方法もあります。S8以外にも魅力的なモデルは複数あるため、予算や好みも考慮しながら希望の1台を見つけましょう。細かい条件をピックアップし、理想的なモデルを見つける過程も大切です。
ここからは、中古車でおすすめのアウディ車を5種類ご紹介します。価格は2020年6月16日現在の相場です。
アウディ A7スポーツバック
2010年、高級志向の強いハッチバックモデルとして「A7」が発売されました。2020年6月現在展開しているのは、スポーティなエクステリアにデザインした「A7スポーツバック」です。中古車は150万円~400万円の範囲で出回っています。
初代モデルであれば、新車価格よりも大幅な値下げが期待できるでしょう。Sラインパッケージを搭載した車や、サンルーフなどのオプションを備えた中古車も多く出回っています。安価で高性能なモデルを求める方にもおすすめです。
アウディ A5スポーツバック
クーペタイプの4ドアモデルとして、「A5スポーツバック」が販売されています。アウディ全体では、中間的な価格帯に位置するシリーズです。新車価格は500万円を超える物がほとんどですが、中古車は100万円~400万円の価格帯で購入できます。
スタイリッシュでしなやかなルーフラインからは、クーペならではの雰囲気を感じられるでしょう。セダンよりもスポーツカーに近いデザインを重視したい方にもおすすめです。4WDを採用した駆動システムで、安定性の高い走行につなげています。
アウディ A3スポーツバック
「大きなボディは運転しづらい」と感じる方は、コンパクトなサイズに設計した「A3スポーツバック」がおすすめです。新車価格は350万円前後に設定されており、中古車市場でも安価で手に入れやすい傾向があります。価格帯は40万円~280万円です。
年式やコンディションでも左右しますが、100万円前後の予算にも合わせやすいモデルといえるでしょう。ラグジュアリーなパッケージを搭載した中古車であれば、リーズナブルな価格でも上品な空間を堪能できます。
アウディ A6
1990年代から、20年以上の歴史を持つセダンが「A6」です。2019年には5代目の発売が発表され、日本でも多くの話題を集めました。パワートレインに複数のラインナップを展開し、パフォーマンスの向上を実現した点が魅力的です。中古車の販売価格は、100万円~300万円が目安となっています。
ディーゼルエンジンを搭載したグレードも選択可能です。燃費性能にこだわる方もメリットを得られるでしょう。高級なセダンを求めるユーザーにもおすすめです。
アウディ A4
新車価格500万円前後のセダンシリーズとして「A4」が展開されています。一体感のあるフォルムにこだわり、上級かつスポーティなエクステリアにデザインされました。中古車の価格帯は100万円~400万円です。
中古車市場での流通数は比較的多いため、好みのモデルを見つけやすいともいえるでしょう。Sラインパッケージや、ラグジュアリーなオプションを備えた中古車も出回っています。200万円前後の予算で、セダンの購入を考えている方にもおすすめのモデルです。
まとめ
アウディが販売するモデルの中でも、特にS8は高級な価格に分類されています。スポーツカーにも引けを取らない走行性能を具現化したため、走りにこだわる方も運転を楽しめるでしょう。2020年6月現在での日本導入は未定ですが、近年中の発売も期待できます。
S8の購入に限定していない方は、現行モデルや旧型の中古車を探すのもおすすめです。オプションも考慮しながら気に入った車を見つけましょう。豊富な在庫から条件に合う中古車を選びたい方は、ぜひネクステージの販売スタッフにお任せください。
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