【次世代EV車】アウディ「e-tron」とは?特徴やアウディの人気車種5選を紹介
2019年、アウディが初めて量産型電気自動車として発表した「e-tron」の販売が海外で開始しました。先進的な技術を搭載した魅力の多いモデルですが、詳しい情報を収集できていない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、e-tronに関する基本的な概要から細かい特徴まで詳しく解説します。燃費性能のみならず、デザインやパワートレインにも魅力を感じられるモデルです。EVモデル以外のアウディ車もピックアップしているため、車選びの参考にも役立てられるでしょう。
※目次※
・2019年に販売を開始した「e-tron」。アウディからは初となる電気自動車のシリーズ
・ボディデザインからバッテリーまで魅力が多数。最新情報を知りたいときは公式サイトもチェックしてみよう
・e-tron以外の人気モデルから好みの車を見つけるのもおすすめ。中古車市場の情報もあわせて収集しよう
アウディ「e-tron」とはどんなシリーズ?
環境に配慮された車を求めるユーザーが増加傾向にある昨今、先進的な技術を搭載した「e-tron」が誕生しました。まずはe-tronに関する基本的な情報をチェックしてみましょう。メーカーが持つ電気自動車への取り組みや、e-tronのラインアップもあわせてご紹介します。
アウディ初の次世代電気自動車(EV車)
これまでガソリンエンジンやディーゼルエンジンのモデルが主であったアウディから、メーカー初の電気自動車(EV)として発売されたのが「e-tron」です。2019年に海外で販売をスタートし、日本での販売も2020年中の実施が予想されています。
2020年5月現在e-tronのみが電気自動車のラインアップとなるため、購入を検討している方もいるでしょう。これまで販売してきた伝統的なデザインを残したまま、ガソリンエンジン・ディーゼルエンジンとは違った個性を引き出しています。
EV車導入に積極的なアウディ
アウディは、電気自動車モデルの増数に力を入れるメーカーのひとつです。現時点では1車種のみですが、「2025年までにラインアップを拡大する」と発表しています。具体的には、販売台数のうち3分の1を電気自動車・プラグインハイブリッド車(PHEV)とするのが目標です。
モデルに関する情報や発売時期は明らかにされていませんが、環境に優しい車がさらに増えるといえるでしょう。電気自動車の開発や技術面に置いて躍進が期待されるメーカーです。
「e-tron」シリーズのラインアップ
2020年5月現在、SUVタイプを採用したe-tron以外にもラインアップの展開が公表されています。スポーティなデザインとクーペタイプのフォルムに設計された「e-tron Sportback」です。日本での販売は現時点で決定していません。
また、コンパクトカータイプのモデルも発売するといわれています。SUV・クーペのほかに小柄なサイズのe-tronも加わると、多くのユーザーが好みに合わせて選びやすくなるでしょう。海外での販売を2020年春予定としているため、日本での発売はそれよりもやや遅めの時期になる可能性が高いといえます。
アウディ「e-tron」の特徴
電気自動車の購入を検討している方や、気になっている方はe-tronの魅力を深く知っておきましょう。プラットフォームに採用したシステムのほか、アウディならではの駆動システムや運転時間の長さも注目したいポイントです。ここからは、e-tronが持つ魅力や先進的な技術・性能を4つの項目に分けて解説します。
画期的なデジタルプラットフォーム
車とスマホアプリを連動させたプラットフォームとして人気の「my Audi」は、e-tronでの活用も可能です。以下のような操作をスマートフォンのアプリからスムーズに実行できます。
- ・タンクレベルの確認
- ・警告メッセージの表示
- ・目的地をカーナビに送信
- ・ドアのロックとアンロック
- ・車の位置情報獲得
- ・メンテナンスのリクエスト
すでにアウディの別のモデルにも搭載されている機能であるため、ご存じの方もいるでしょう。車のステータスに関する簡単な情報の確認から、手間のかかるメンテナンスのリクエストまで対応している非常に便利なシステムです。
大容量バッテリーで長距離運転も可能に
搭載するバッテリーには、95kWhの容量を採用しました。高電圧のバッテリーを搭載することで、満充電から長い時間運転を続けられる効果につなげています。高速道路のように充電が長時間できない環境での運転においても、長い時間安心して走行することが可能です。
e-tron専用で開発された充電器は、家庭において電気料金の安い夜間に優先的に充電を行う機能や、公共の充電器において高速で充電できる機能を備えているため、電気自動車としてのスペックの高さを求めている人にはおすすめといえるでしょう。また、複数のボルトや保護フレームで耐衝撃性の向上にこだわった点も魅力といえます。
新型四輪駆動quattro(R)を採用
駆動システムには、アウディが独自で開発した「quattro(クアトロ)」を搭載しました。電動で作動する新型の4WDシステムです。電気モーターを2つ活用することで、路面の状況や環境に合わせて最適な制御を行います。
単に電動化するだけでなく、走行安定性やパワーを重視した点にも先進性を体感できるでしょう。これまでのquattro(R)をさらに進化させた、電気自動車ならではの魅力ともいえます。
洗練されたデザイン
高級なイメージを抱かせるボディデザインも特徴のひとつです。車両重量の軽さやフレームの形状にもこだわり、走行中に受ける空気の抵抗を和らげています。機能性とデザイン性の高さを両立したスタイリングともいえるでしょう。
フロントからリヤまで、アウディの独特なフォルムを反映した点も魅力的です。居心地の良さにも配慮し、ユーザーが運転しやすい空間を実現しました。ラグジュアリーできらびやかなデザインを楽しみながら、電気自動車のメリットを存分に感じられるでしょう。
アウディ「e-tron」シリーズをもっと知りたい方は?
e-tronに関する情報をより深く知りたい方は、公式サイトから情報収集するのもおすすめです。動画や画像を通して視覚的な情報を手に入れることができます。ここではe-tronに興味を持った人に向けてリサーチに役立つ方法を2つの項目に分けてご紹介します。
紹介ムービーを見てスペックやデザインを確認する
2020年5月現在、公式サイトでは詳細を端的に説明したムービーの閲覧が可能です。数分間の動画が、以下のように内容別で掲載されています。
- ・世界初公開の様子
- ・エクステリアデザイン
- ・ライティングデザイン
- ・インテリアデザイン
- ・e-tron Sportbackに関する情報
- ・quattro(R) の記録
デザインや性能の魅力が多く語られているため、気になる方はひとつずつチェックしておきましょう。日本にも導入を予定しているe-tron Sportback関連の情報収集にも役立ちます。
Audi e-tron newsに登録
自らチェックする作業が面倒に感じる方や多忙な方には、最新情報がすぐに送付されるサービスを活用するのもおすすめです。公式サイトから「Audi e-tron news」に登録すると、指定したメールアドレスで更新された内容を受け取れます。以下の流れで登録完了までの手続きが可能です。
- ・名前や住所などの情報を入力
- ・入力情報を確認
- ・メールを受信して登録完了
e-tronに特化したサービスであるため、「ほかのモデルに関する情報は必要ない」という方でも気軽に登録できるでしょう。
EV車以外にも!アウディの人気車種5選
購入する車を電気自動車に限定していないのであれば、ほかに人気のあるモデルも視野に入れておくのがおすすめです。新型四輪駆動quattro(R)や洗練されたデザインに関してはe-tron以外のシリーズでも備わっているものがあります。
購入費用を節約したい方は、中古車市場で見られる価格帯も把握しておきましょう。特に高い人気を集める5車種をピックアップし、新車価格や特徴的なポイントをご紹介します。
アウディ TT
俊敏な走行性を誇るスポーツカーとして発売されたシリーズが「TT」です。2020年5月時点の現行モデルでは、クーペとロードスター(オープンカー)から選択できます。全高の低さに反して1,830mmの全幅に設計されたフォルムは、重厚で高級なイメージを体感させてくれるでしょう。
TTクーペ 40 TFSIの基本スペック |
|
新車価格 |
488万円 |
中古車相場(2020年5月11日現在) |
150万円~350万円 |
ボディサイズ |
全長4,190mm×全幅1,830mm×全高1,380mm |
乗車定員 |
4人 |
アウディ A4アバント
A4シリーズのうち、ステーションワゴンタイプとして展開しているのが「A4 アバント」です。車内空間の広いスペースが魅力的なポイントで、スタイリッシュなデザインと実用性を兼ね備えたモデルともいえるでしょう。
A4 アバント 35 TFSIの基本スペック |
|
新車価格 |
485万円 |
中古車相場(2020年5月11日現在) |
100万円~400万円 |
ボディサイズ |
全長4,750mm×全幅1,840mm×全高1,455mm |
乗車定員 |
5人 |
アウディ Q5
e-tronのようなSUVモデルを求めている方には、ラグジュアリーなシリーズとして知られる「Q5」がおすすめです。走行性を高めるquattro(R)を搭載しているため、路面状況を問わず快適な走りを楽しめるでしょう。年式を問わずに中古車市場全体で見ると、200万円台の中古車も多数見られます。
Q5 45 TFSI quattroの基本スペック |
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新車価格 |
705万円 |
中古車相場(2020年5月11日現在) |
200万円~400万円 |
ボディサイズ |
全長4,680mm×全幅1,900mm×全高1,665mm |
乗車定員 |
5人 |
アウディ A3スポーツバック
小回りが利きやすいサイズの車を探している方には、コンパクトなボディサイズに設計された「A3 スポーツバック」を候補に加えるのもおすすめです。ハッチバックタイプの構造を採用し、都会にも溶け込む上品なフォルムに魅力を感じられます。
A3 スポーツバック 30 TFSI Signature Editionの基本スペック |
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新車価格 |
330万円 |
中古車相場(2020年5月11日現在) |
70万円~350万円 |
ボディサイズ |
全長4,325mm×全幅1,785mm×全高1,450mm |
乗車定員 |
5人 |
アウディ A4
頼りがいのある力強さを印象付けるセダンモデルが「A4」です。ドイツ車らしい重厚感だけでなく、ラグジュアリーな雰囲気と個性的なデザインが存在を際立たせます。左右対称に描かれたラインからもスタイリッシュな魅力を体感できるでしょう。
A4 35 TFSIの基本スペック |
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新車価格 |
455万円 |
中古車相場(2020年5月11日現在) |
100万円~450万円 |
ボディサイズ |
全長4,750mm×全幅1,840mm×全高1,430mm |
乗車定員 |
5人 |
まとめ
今回ご紹介したアウディの「e-tron」は、最新技術による基本スペックの高さと、アウディが元から持ち合わせている四輪駆動システムやデザイン性を兼ね備えた贅沢な1台となっています。またアウディは電気自動車の開発に特に力を入れたメーカーであるため、電気自動車を新しく検討している方にはおすすめといえるでしょう。
記事をとおしてアウディの元々の魅力の部分に興味を持った方には、ほかのモデルの購入もおすすめです。中古車市場では現行モデル・旧モデルを問わず出回っているため、中古車価格もあわせてリサーチしてみましょう。アウディの人気モデルを探している方は、豊富な品ぞろえと充実した保証サービスを提供しているネクステージにご相談ください。
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