アウディのロゴはステータスシンボル!新ロゴ追加と「フォーリングス」の歴史を解説
アウディが販売している車両には、フロントグリルにアウディのロゴマークがついています。自動車の顔の部分にあり、車のデザインを左右するといっても過言ではありません。2017年にアウディの新ロゴがお目見えしたのを気づいていない方もいるのではないでしょうか。
アウディのロゴについて知ることで、アウディという車の魅力をいっそう深く知ることができるでしょう。4つの輪が印象的なアウディのロゴには、自動車メーカーであるアウディの歴史が深く関係しています。そこでこの記事では、アウディの新しいロゴやアウディの歴史についてご紹介します。
※目次※
・アウディが2017年にスマートフォン時代に合わせて、4つの輪が連なるデザインが有名なフォーリングスをフラットにした新しいロゴを発表!
・アウディのロゴの歴史を見ていくことで、アウディの歴史とその時代のトレンドを知ることができる
・お得にアウディを購入したい方や、セカンドカーにアウディを考えている方へおすすめのアウディ中古車両をご紹介
アウディが2パターンの新しいロゴを登録
アウディのロゴは、4つの輪がつながったシンプルながらも存在感のあるデザインです。ロゴを見て、すぐにアウディの車だと分かる方も多いでしょう。代表的な自動車メーカーのロゴといっても過言ではありません。
見慣れたアウディのロゴですが、実は2017年に新しいロゴが登録されました。ここでは、アウディの新しいロゴについてご紹介します。
4つの輪「フォーリングス」を簡素化
アウディのロゴは、4つの輪が連なっており「フォーリングス」と呼ばれています。アウディのロゴデザインが、2017年に2つ登録されました。新しいデザインの登録は、1994年から23年ぶりのことです。
23年前に変更したフォーリングスのデザインは、立体感を重視した4つの輪が重なるロゴでした。2017年に登録された新しいフォーリングスは、形が簡素化したデザインです。これまでのフォーリングスのデザインよりシンプルになったといえるでしょう。
スマートフォンでも見やすいデザイン
従来使われてきた立体感のあるデザインは当時の流行を意識したデザインです。アウディがロゴを変更したのと同時期にシトロエンやボルボなど、ほかの自動車メーカーもロゴを立体化しています。
しかし、今回のデザインは「簡素化」がポイントです。これまでのフォーリングスは立体感があるため、スマートフォンなどの画面で見づらいことが難点でした。新しいフォーリングスは、スマートフォンの画面で見やすいことを目的として作られたロゴです。スマートフォン時代に適合したデザインだといえるでしょう。
アウディのロゴの意味は?
アウディのフォーリングスは印象に残りやすいデザインですが、ロゴに採用されている理由はそれだけではありません。フォーリングスには意味があり、アウディの歴史と密接な関係があるようです。ここでは、フォーリングスの意味とアウディの歴史についてご紹介します。
合併した4つの自動車メーカーを表現
ドイツは第一次世界大戦の敗戦後、経済が低迷していました。そこへ大量の輸入車が入ってきたことにより、ドイツ車は窮地に立たされます。
その状況を打開するために、「Audi(アウディ)社」、「Horch(ホルヒ)社」、「DKW(デーカーヴェー)社」、「Wanderer(ヴァンダラー)社」の4社は1932年に合併して、「Auto Union AG(アウトウニオン)社」という自動車メーカーを設立しました。
フォーリングスの4つの輪は、合併した4社を表現しています。4つ連なって、ひとつになっていることから、4つの会社が団結しているという意味が込められているそうです。
ちなみに、「Auto Union AG」は、1985年に「Audi AG」へと社名変更を行いました。現在、馴染みのあるアウディという社名が復活したのは、比較的最近のことです。
シルバーカラーは軽量化の象徴
2017年までのフォーリングスに採用されていた「アルミニウムシルバーカラー」にも意味があります。「アルミニウムシルバーカラー」は、車に必要な技術の中でも重要な「軽量化」を表現していました。
車両を軽量化には、燃費や性能、旋回性が向上するというメリットがあります。先代のロゴに込められた意味から、アウディが重要視してきた技術についてうかがい知ることができるでしょう。
アウディのロゴの歴史
アウディがその時代のニーズに適合して歩んできたように、ロゴも歴史と一緒に変化してきました。現在ではなじみのあるフォーリングスですが、アウディのロゴがフォーリングスでなかった時代もあります。
ここでは、時流とともに変化してきたアウディのロゴの歴史についてご紹介します。ロゴデザインの変化とともに、その時代のトレンドを垣間見ることができるでしょう。
1932年に「フォーリングス」が誕生
1932年、フォーリングスのロゴはAuto Union AGの創設とともに世に出ました。初代ロゴは、フォーリングスの輪の中に、合併した4社のロゴマークがデザインされたものです。4つの会社の合併を表現でき、合併前の会社名も分かりやすいデザインといえるでしょう。
一方ロゴとしては、輪の中に各会社のロゴが入るので統一性がなく、少し騒がしい印象を受けます。
1949年には、社名を「Auto Union AG」から「Auto Union GmbH」へと変更しました。それにともない、ロゴのデザインも変わります。フォーリングスの中央に「Auto Union」のロゴが入ったシンプルなものになりました。
「フォーリングス」が消えた時期も
1969年、NSU社を吸収合併します。吸収合併にともない社名とロゴも一新しました。新社名は、「Audi NSU Auto Union GmbH」です。ロゴからフォーリングスが消え、「AUDI NSU」という綴りだけのシンプルなデザインになりました。
さらに1985年に社名を「Audi AG(アウディ)」へ社名変更し、ロゴも新しくなります。1985年からのロゴは、赤い楕円形の中に白抜きで「Audi」と表記されたデザインです。
長らく姿を消していたフォーリングスの復活は1994年まで待たなければなりませんでした。「プレミアムシルバーカラー」のシンプルなデザインが特徴的です。1994年当時のトレンドを取り入れ、立体感のある3Dデザインになっています。2009年にはアウディの経営理念を表現した、よりスマートなデザインへと変化しました。
2D化でスマートフォン時代に対応
2017年、アウディのロゴはフォーリングスの採用はそのままに、今までの立体的なデザインから2次元ものへ変化します。スマートフォン時代に適合するトレンドを取り入れたデザインだといえます。2020年1月現在目にするアウディのロゴは、この2Dデザインです。
アウディのロゴは2000年代に入って、次々に変更されました。時代のトレンドとリンクして、人々が親しみやすいロゴを目指しているからだといえるでしょう。
フォルクスワーゲンやミニもロゴを変更
ロゴのデザインを一新したのは、アウディだけではありません。フォルクスワーゲンやミニも同時期にロゴを変更しています。各社が立て続けにロゴを変更していることから、時代のトレンドが変化したことが見て取れるでしょう。
各社のデザインの変更点を知ることで、現在のトレンドを知ることができます。ここからは自動車メーカー各社の新しいロゴについて説明します。
フォルクスワーゲンの新ロゴ
2019年に、フォルクスワーゲンから新しいロゴが発表されました。2次元のフラットなデザインです。従来のロゴは、立体感を強調した3Dデザインでした。新しいロゴは立体感を取り除き、「W」の下の部分が輪の輪郭から離れて浮いているデザインになっています。スマートフォン画面などでも見やすいように適応したデザインです。
カラーリングのバリエーションも増えています。これまでのロゴはブルーとホワイトの組み合わせでした。新ロゴでは、新しいブルーのトーンやレッドなどが追加され、カラーバリエーションが増えています。
ミニの新ロゴ
ミニは前回から18年ぶりの2017年に、ロゴ変更を発表しました。アウディと同じくスマートフォン時代の影響を受け、2次元のフラットなデザインを採用しています。ホイールを表現しているサークルで「MINI」の文字を囲み、左右に翼のつけたデザインの本流は変わっていません。
従来のロゴは陰影がつき、立体感を重視したロゴでした。新しくなったロゴは、ブラックで統一した平面的なデザインが特徴です。新しいロゴは、デジタルメディアに適応したデザインといえます。MINIが重要視するユーザーファーストという会社の理念が感じとれるロゴです。
デザインは「フラット」がトレンド
スマートフォンが普及している現在、スマートフォンを使って情報を手に入れているのが一般的です。スマートフォン時代と呼んでも過言ではないでしょう。同時期に多くの自動車メーカー社がロゴを一新したのも、スマートフォン時代が関係しています。
いくつかの会社で採用していた従来のロゴは、立体感を重視した3Dロゴでした。現在はスマートフォンユーザーの増加により、2次元のフラットなデザインが現在のトレンドになっています。スマートフォンを始めとするデジタルデバイスの画面でロゴを見る場合、2次元のロゴが見やすいといわれているからです。
複数の自動車メーカーが近い時期に立て続けにロゴを変更する場合、時代のトレンドが変わったのだと判断できるでしょう。車のロゴは、常に時代のトレンドとリンクしているといえます。
ロゴの変遷とともにステータスを築いてきたアウディ
アウディは時代の苦境を乗り越え、現在ではフォルクスワーゲングループでの高級車ラインを担うブランドになりました。Auto Union AG創設で誕生したフォーリングスはいまでも存在感のあるブランドイメージを指し示すものとして親しまれています。
現在のアウディの特徴は、豊富な高級ラインの車種です。4社が集って生まれたころから培ってきた高い技術力を誇りに、走行性に特化したクワトロなど独自の技術を現在でも生み出しています。フォーリングスはアウディが誇る技術力の源を示しているといえるでしょう。
アウディの売買なら価値の分かる業者へ
アウディの車に乗り換えたいと考えている方や、事情があって現在乗っているアウディを手放したいと考えている方もいるのではないでしょうか。車を手放す場合も、中古車を購入する場合も今後の専門の知識をもつ業者へ依頼することをおすすめします。
多くの場合、輸入車は国産車と比べて部品などの規格が異なります。輸入車を販売する業者はしっかりとした輸入車の知識が必要です。
売るなら取扱数の多い買取業者がおすすめ
輸入車を売却する場合は、輸入車を多く取り扱っている業者に買取依頼をするとよいでしょう。輸入車メーカーの取り扱い数が多いということは、輸入車に対する専門知識も高いと判断できます。
さらに、輸入車の中古車販売も併せて行っている業者に依頼するのがおすすめです。人気に左右される中古車市場を理解しているので、適正価格での取引ができるでしょう。
ネクステージは、国産車だけでなく輸入車もさまざまな車種を扱っています。お客様が満足できる買取価格を目指しており、査定の際には手袋の装着など環境づくりを徹底しています。輸入車を売る際には、ぜひネクステージをご利用ください。
人気中古車種はアバント・スポーツバックなど
現在アウディで人気なのは、アバント、スポーツバック、TTなどです。それぞれどのような車なのかご紹介します。
アバントは、いわゆるステーションワゴンタイプの車です。乗り心地とパワーあふれるドライビング性能を重視する方に人気があります。
スポーツバックはクーペをベースとしてアウディが創り上げた独自の車型です。流線型の美しいフォルムをもつクーペ風デザインながら、5ドアで利便性が高いことが人気の秘密です。エレガントさとスポーティーさのある走りに人気が集まっています。
TTはコンパクトスポーツタイプの車です。イギリスのマン島で開催される二輪車レース「Tourist Trophy Race(TTレース)」に由来しています。スマートな見た目と走りの性能から人気のある車です。
アウディのおすすめ中古車を紹介
アウディにはおすすめの中古車がたくさんあります。自分が気に入る1台を見つけることが重要です。
アウディの車はたくさんの種類があるため、漠然とした理想はあっても、はっきりと欲しい車のビジョンが見えない方もいるのではないでしょうか。ここでは、アウディのおすすめ中古車をご紹介します。
TTクーペ 2.0 TFSI
TTクーペは2015年のフルモデルチェンジにより、現行で3代目となったモデルです。中古車市場でも、TTクーペは人気の中古車種だといえるでしょう。その中でも、TTクーペ 2.0 TFSIクワトロについてご紹介します。
車体寸法 |
4,180×1,830×1,380mm (全長×全幅×全高) |
車両重量 |
1,370kg |
乗車定員 |
4人 |
JC08燃費 |
14.7km/L |
TTクーペ 2.0 TFSIは、若者を狙って価格を抑えたクーペです。アルミ材を使用したスペースフレーム構造により、軽量化を実現しました。走りを優先したスポーツカータイプの車に乗りたいと考えている方におすすすめです。従来のモデルよりも軽量化に成功したことで、性能および燃費性が向上しています。
A3 スポーツバック 1.4 TFSI
A3スポーツバック 1.4 TFSIは2004年に初代モデルが登場し、2013年にフルモデルチェンジをした現行で2代目のモデルです。中古車市場では多くの現行スポーツバック 1.4 TFSIが販売されています。スポーツバック 1.4 TFSIの基本情報についてまとめました。
車体寸法 |
4,335×1,785×1,440mm (全長×全幅×全高) |
車両重量 |
1,320kg |
乗車定員 |
5人 |
JC08燃費 |
19.5km/L |
コンパクトサイズで、小回りの利く使いやすいサイズの車です。クワトロシステムによる高い走行性能も魅力といえるでしょう。ステーションワゴンのようなデザインを採用しています。ラゲッジの容量が最大1,120Lと大きく、アウトドアやレジャーに向いている車だといえるでしょう。
A4 2.0 TFSI
1995年の初代モデルの登場からフルモデルチェンジを重ね、2016年に5代目の現行モデルが登場しました。中古車市場では、多くの場合4代目モデルと5代目モデルを販売しています。なかでもお得に購入できる4代目モデルのA4 2.0 TFSIがおすすめです。
車体寸法 |
4,720×1,825×1,440mm (全長×全幅×全高) |
車両重量 |
1,540kg |
乗車定員 |
5人 |
JC08燃費 |
13.8km/L |
A3と比べる車両サイズは大きく、いわゆるミドルサイズです。縦置きエンジンとドライブシャフトの位置関係が改善しました。3代目モデルよりもフロントでのオーバーハングが小さくなっています。技術面で進化しましたが、外観には大きな変化はあまり見られないフルモデルチェンジでした。
A6 アバント 2.0 TFSI
A6 アバントは、2019年にフルモデルチェンジを行い、現行で5代目のモデルです。ここでは、中古車市場で人気のある4代目 A6 アバントのうちA6 アバント 2.0 TFSI についてご紹介します。基本情報は以下のとおりです。
車体寸法 |
4,955×1,875×1,495mm (全長×全幅×全高) |
車両重量 |
1,830kg |
乗車定員 |
5人 |
JC08燃費 |
13.6km/L |
走り出しは滑らで、日常使いでも体に馴染むような走行性です。高速域に入ると力強い走りをしてくれます。路面をタイヤがしっかりととらえる安心感もあり、コーナリングの後半でも車体はぶれることがありません。本格的な走りも楽しめる車だといえるでしょう。
Q5 2.0 TFSI
Q5は、2017年にフルモデルチェンジを行い、現行モデルは2代目です。新型モデルの発売により、初代Q5はお得に購入できます。Q5の基本情報は以下の表にまとめました。
車体寸法 |
4,645×1,900×1,660mm (全長×全幅×全高) |
車両重量 |
1,880kg |
乗車定員 |
5人 |
JC08燃費 |
12.5km/L |
Q7の次に大きいSUVがQ5です。Q7がラグジュアリーなSUVをコンセプトとしているのに対し、オフロードでも力強い走りをするスポーティーさがQ5の魅力だといえるでしょう。洗練された外観ですが、オフロードにも強いので、買い物からアウトドアまでこなせる1台です。
まとめ
アウディの「フォーリングス」は、世界中で親しまれているロゴです。アウディのロゴには、自動車メーカーとしての歴史とともに時代の変遷が関係しています。アウディの歴史やロゴに込められた意味を知り、アウディを購入したいという意欲がさらに高まった方もいるのではないでしょうか。
人気のアウディをお得に手に入れるなら、中古車がおすすめです。セカンドカーとして購入するのもよいでしょう。
ネクステージでは全国2万台(2019年12月時点)の在庫を保有しており、アウディをはじめとする輸入車を数多く取りそろえています。最寄りの店舗で契約から納車までスムーズな手続きができるのも強みです。アウディの中古車の購入を考えている方はぜひ、ネクステージにお問い合わせください。
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