アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

ネクステージのサイトを検索お気に入りを見る

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

4WDはすべての車輪が駆動するシステムであり、悪路走破性に優れています。そのなかでも特に注目されているのがアウディの4WDシステム「クワトロ」です。「アウディのどの車種にクワトロが付いているの?」と気になっている方も多いでしょう。

 

そこで今回の記事では、アウディの「クワトロ」について詳しく解説します。「クワトロ」が搭載されているQ2シリーズやQ3シリーズなどのスペック(2022年9月時点)もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

※目次※

1.アウディの4WDシステム「クワトロ」の特徴

2.アウディの4WDシステム「クワトロ」の歴史

3.アウディの4WDクワトロと前輪駆動の違い

4.アウディの4WDクワトロ搭載モデル

5.クワトロ搭載モデルの中古車を探すならネクステージへ!

6.まとめ

 

■POINT

・アウディの4WDシステム「クワトロ」の魅力は燃費のよさ。さらにエンジンの横置きが可能で、走行安定性も高い!

・アウディのQ2シリーズなど「クワトロ」を搭載しているモデルは多数!

・「クワトロ」を搭載しているモデルをお得に手に入れたいなら中古車がおすすめ。正規輸入車ディーラーを行っているネクステージなら、実車確認をしつつ購入できる!

 

世界のクルマが2,000台以上!正規輸入中古車をチェック >

 

アウディの4WDシステム「クワトロ」の特徴

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

4WD駆動システムは、雪道や泥道などの悪路走破性に優れているのが魅力です。雨で濡れた路面でも安定感があり、2WDよりも安心感が高まるでしょう。しかし、「燃費が悪い」「エンジンを縦置きにすることで車のデザインのバランスが悪くなる」などのデメリットもあります。

 

アウディのクワトロは、これらのデメリットを克服しているのが優れたポイントです。では、クワトロの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

特徴①燃費のよさ

第一の特徴として、4WD駆動システムを採用したとしても、燃費がそれほど悪くならないことが挙げられます。

 

クワトロには種類があり、通常あるはずのセンターデフを設置せずに、「電子制御式センタークラッチ」によって制御されているシステムもあります。このシステムの場合、4輪駆動の必要のないときにトランスミッションより後方を切り離すことで、前輪駆動車として走ります。

 

不整地の走行に入ったり雨が降ったりして、4輪すべての駆動が必要となる寸前に4WDへと切り替わる仕組みです。路面状況によっては2輪駆動となるので、機械の抵抗が少ない分燃費が悪くなりにくいということになります。

 

特徴②エンジンの横置きが可能

4WDを採用している場合、後輪を駆動させるプロペラシャフトを伸ばすために、エンジンを「縦置きに」するのが一般的です。左右の重量バランスに優れることがメリットですが、室内空間が少し狭くなったり、ノーズが長くなってしまったりするといったデメリットもあります。

 

クワトロの場合はエンジンを横置きできるので、ノーズが無駄に長くなることがなく、デザインのバランスがよくなるというメリットがあります。さらに、室内空間を広くとれるため、利便性がアップすることもメリットのひとつです。

 

特徴③高速走行の安定性が特徴のフルタイム4WD

フルタイム4WDの場合、高速走行時の直進安定性に優れるのもポイントです。高速道路で直進をしているときでも、ドライバーは多くの修正舵をきっています。風の影響や道路の凹凸などによって、直進であってもタイヤのアングルが微妙に変化することが理由です。

 

2WDの場合、トラクションは前輪か後輪のどちらかにしか発生しません。フルタイム4WD

であれば、4輪が常に駆動していることで、4つのタイヤすべてにトラクションが発生します。それにより、タイヤの微妙なアングル変化がすべてのタイヤに分散されることで、直進安定性が増すという仕組みです。

 

世界のクルマが2,000台以上!正規輸入中古車をチェック >

 

アウディの4WDシステム「クワトロ」の歴史

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

クワトロは、アウディが誇るべき画期的な4WD駆動システムです。今では搭載されている車種も多い、フルタイム4WD駆動システムのパイオニアともいえます。システムが誕生してからレースの世界で大活躍し、そのフィードバックからクワトロシステムに磨きをかけていった歴史があります。では、どのような歴史を辿ったのか詳しく見ていきましょう。

 

登場は「アウディ・クワトロ」の発売

1980年、アウディのフルタイム4WD駆動システムを搭載した「アウディ・クワトロ」が誕生しました。アウディ・クワトロは、フルタイム4WDシステムが搭載された初の量産型乗用車です。後に、クワトロという車名がアウディの4WD駆動システムそのものの名称になりました。

 

詳しくは次項で後述しますが、この車の出現により従来の4WDの概念が覆ったといっても過言ではありません。アウディ・クワトロは、それほど世界にインパクトを与えた車でした。

 

世界ラリー選手権で23度の優勝を勝ち取る

アウディ・クワトロが誕生する前は、必要なときだけ手動で4WDへと切り替える「パートタイム4WD」を主流としていました。各社は悪路の走破性のみを高めてきましたが、アウディ・クワトロが現れてから状況が一変します。

 

アウディは、悪路から舗装路まで常にどんな路面でもハイパワーな状況を作るため、フルタイムの4WDを搭載しました。その結果「舗装路」「泥道」「雪道」などのさまざまな路面状況でタイムを競い合うラリー選手権において、23度の優勝を勝ち取るという偉業を達成しています。

 

すべての車種でクワトロ搭載車が選択可能

現在では、アウディでラインナップされているすべての車種で、クワトロの4WD駆動システムを選択できます。また、アウディ以外にもフルタイム4WDを搭載した車種を販売しているメーカーがあります。

 

国産車であれば、スバルが有名です。アウディと同様にラリー選手権で活躍した過去があり、4WD駆動システムの信頼性が高いメーカーです。輸入車であれば、ランドローバーの4WD駆動システムが有名で、優れた悪路走破性で高い評価を得ています。

 

世界のクルマが2,000台以上!正規輸入中古車をチェック >

 

アウディの4WDクワトロと前輪駆動の違い

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

現在では、前輪が駆動するFF車が主流です。小排気量車や大排気量車など、車種を問わず多くの車で前輪駆動を採用しており、後輪駆動車や4WD車を見かける回数が少なくなったといえます。では、前輪駆動と4WDクワトロにはどういった違いがあるのでしょうか。それぞれでよい点と悪い点があります。違いについて詳しく見ていきましょう。

 

前輪駆動のほうが4WDクアトロより車体重量が軽い

車体重量は、4WDクワトロよりも前輪駆動車のほうが軽いのがポイントです。アウディ「A4」の同じ排気量のグレードを比較した場合、前輪駆動車と4WDクワトロで100kgもの差が生じます。

 

車体重量が軽いと、さまざまな恩恵を受けられます。同じエンジンと排気量の場合、軽いほうが出だしの加速が鋭くなります。また、ハンドル操作が機敏になることで、コーナリングをしやすくなるのもメリットです。峠道や市街地などを走行する場合、軽量で俊敏性のあるほうが走りやすくなります。

(参考:『アウディ HP』)

 

燃費は前輪駆動に軍配が上がる

エンジンや排気量などが同条件の車であった場合、燃費性能は前輪駆動車に軍配が上がります。アウディ「A4」を例に挙げてみましょう。同じ排気量のグレードを比較すると、JC08モード燃費で1.1kmの差が生じます。1.1kmであっても、積み重なれば燃料費で大きな違いがでます。

 

燃費に差が生じる理由は、やはり「軽さ」です。前輪駆動車よりも100kg重いとしたら、常にプロレスラー並みの大柄な男性が乗車していることになります。そのため、重量のある4WDクワトロはどうしても不利な状況となってしまいます。

(参考:『アウディ HP』)

 

街中運転やちょっとした遠出であれば前輪駆動で十分

街中や少しの遠出であれば、前輪駆動車で十分こと足りることがほとんどです。解説をしてきたように、悪路を走行したときに4WDが真価を発揮します。高速道路を走行中に安定感が増すというメリットもありますが、しっかりと安全運転をしていれば前輪駆動車でも全く問題ありません。

 

街中での使用や少しの遠出であれば、よほどのことがない限り悪路を走行するシチュエーションはないといえます。4WD駆動システムを備えていても宝の持ち腐れ状態となり、燃費も不利になります。車をどのように使用することが多いかを考えて、車選びをしましょう。

 

クワトロモデルはとにかく速い

クワトロは、車体重量があることで燃費やコーナリング性能などに不利が生じますが、加速性能は特筆すべきポイントです。

 

アウディのクワトロモデルは、前輪駆動車よりも馬力が高く設定されている傾向にあります。そのため、前輪駆動車と乗り比べた場合、高速域での加速力は明らかに上です。街中で乗る際も、時速50kmまでの加速で速さを感じられます。高速道路の合流や追い越しなども余裕があり、アクセルを床に付くまで踏む必要がありません。

 

世界のクルマが2,000台以上!正規輸入中古車をチェック >

アウディの4WDクワトロ搭載モデル

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

アウディの4WDクワトロ搭載モデルは、大きく分けて「Q2シリーズ」「Q3シリーズ」「Q4シリーズ」「Q5シリーズ」「Q7シリーズ」「Q8シリーズ」「e-tronシリーズ」の7種類です。

 

ここでは、それぞれのモデルについて、特徴やスペックを解説します。クワトロ搭載モデルの購入を考えている方は、ぜひチェックして、車選びに役立ててください。

 

Audi Q2シリーズ

Audi Q2シリーズには、「Q2」や「SQ2」があります。多角形を使ったポリゴンデザインが特徴のコンパクトSUVで、クリーンディーゼルエンジンがラインアップされているのが魅力です。

 

Audi Q2 35 TFSI advancedのスペック

車両本体価格

408万円

全長×全幅×全高

4,200mm×1,795mm×1,530mm

車両重量

1,340kg

総排気量

1,497cc

燃費

15.8km/L

最高出力

110kW(150PS)/5,000 - 6,000rpm

※slide →

 

Audi Q3シリーズ

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

Audi Q3シリーズには、「Q3」「Q3 Sportback」「RS Q3」「RS Q3 Sportback」があります。フロントグリルのデザインが特徴的で、街中に映える洗練されたデザインとなっています。

 

Audi Q3 35 TFSIのスペック

車両本体価格

460万円

全長×全幅×全高

4,490mm×1,840mm×1,610mm

車両重量

1,560kg

総排気量

1,497cc

燃費

15.5km/L

最高出力

110kW(150PS)/5,000 - 6,000rpm

※slide →

(参考:『Audi Q3シリーズの中古車一覧』

 

Audi Q4シリーズ

Audi Q4シリーズには「Q4 e-tron」「Q4 Sportback e-tron」があります。モーターの力で駆動する電気自動車で、小回りの利きやすいコンパクトSUVです。日本の道路事情にもマッチしているため、普段使いのしやすい1台となっています。

 

Audi Q4 40 e-tronのスペック

車両本体価格

599万円

全長×全幅×全高

4,590mm×1,865mm×1,630mm

車両重量

2,100kg

最高出力

150kW

最大トルク

310Nm

※slide →

 

Audi Q5シリーズ

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

Audi Q5シリーズには、「Q5」「Q5 Sportback」「SQ5」「SQ5 Sportback」があります。スポーティなスタイルや、パワフルな走行性能、運転時の快適性などが特徴です。

 

Audi Q5 40 TDI quattro advancedのスペック

車両本体価格

707万円

全長×全幅×全高

4,680mm×1,900mm×1,665mm

車両重量

1,910kg

総排気量

1,968cc

燃費

14.5km/L

最高出力

150kW(204PS)/3,800 - 4,200rpm

※slide →

(参考:『Audi Q5シリーズの中古車一覧』

 

Audi Q7シリーズ

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

Audi Q7シリーズは、「Q7」のみのラインアップです。エクステリアとともに磨き抜かれたインテリアが特徴で、ラゲッジスペースも広く確保されています。デザインだけでなく使い勝手にも優れている1台です。

 

Audi Q7 55 TFSI quattroのスペック

車両本体価格

990万円

全長×全幅×全高

5,065mm×1,970mm×1,735mm

車両重量

2,120kg

総排気量

2,994cc

燃費

9.3km/L

最高出力

250kW(340PS)/5,200 - 6,400rpm

※slide →

(参考:『Audi Q7シリーズの中古車一覧』

 

Audi Q8シリーズ

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

Audi Q8シリーズには、「Q8」「RS Q8」があります。クーペスタイルのプレミアムSUVで、エレガントさが際立つ1台です。「力強さ」と「美しさ」が高いレベルで融合された、唯一無二の魅力を持っています。

 

Audi Q8 55 TFSI quattroのスペック

車両本体価格

1,070万円

全長×全幅×全高

4,995mm×1,995mm×1,705mm

車両重量

2,150kg

総排気量

2,994cc

燃費

9.2km/L

最高出力

250kW(340PS)/5,200 - 6,400rpm

※slide →

(参考:『Audi Q8シリーズ』

 

Audi e-tronシリーズ

Audi e-tronシリーズには、「e-tron」「e-tron Sportback」「e-tron S」「e-tron S Sportback」があります。SUVならではのデザインと、電気自動車の要素が組み合わさった1台です。オンロード、オフロードともに使いやすく、さまざまな用途で使用できます。

 

Audi e-tron 50 quattroのスペック

車両本体価格

935万円

全長×全幅×全高

4,900mm×1,935mm×1,630mm

車両重量

2,400kg

駆動用バッテリー

・種類:リチウム ・ イオン電池

・総電圧:397V

・総電力量:71kWh

燃費

15.8km/L

最高出力

110kW(150PS)/5,000 - 6,000rpm

※slide →

 

世界のクルマが2,000台以上!正規輸入中古車をチェック >

クワトロ搭載モデルの中古車を探すならネクステージへ!

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

クワトロ搭載モデルは多くあります。ただし新車で購入するとなると、最も価格が低いQ2でも、400万円以上が必要です。「どうしても手が出ない」と悩んでいる方も多いでしょう。

 

クワトロ搭載モデルをお得に手に入れたい場合は、中古車を検討してみましょう。最後に、中古車販売店であるネクステージのサービスについて紹介します。

 

アウディの輸入車正規ディーラーを行っている

ネクステージは、アウディの輸入車正規ディーラーを行っています。ショールームも複数展開しておりますので、実際に車を確認していただいたうえで、購入するかどうかを決めていただけます。

 

ネクステージのWebサイトでは、輸入車正規ディーラーの紹介を行っています。営業時間やキャンペーンなど、役立つ情報を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。また同じWebサイトから、在庫の検索や見積もり依頼もできます。

 

最寄りの店舗で実車確認もできる

ネクステージは、全国に店舗を展開しており、豊富な在庫を取り揃えています。国産車より流通が少ない輸入車も多く扱っており、年式やグレードなどさまざまな条件で探せるため、お気に入りの1台が見つけられるでしょう。

 

また他店舗に気になる在庫がある場合は、最寄りの店舗へのお取り寄せも可能です。実際に車を確認してから、購入するかどうかを決められる環境が整っています。中古車で何か分からないことがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

 

世界のクルマが2,000台以上!正規輸入中古車をチェック >

まとめ

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

アウディの4WDシステム「クワトロ」は、悪路走破性をはじめ、さまざまなメリットがあります。前輪駆動に比べれば、燃費性能は控えめになっていますが、4WDのなかでは優れた低燃費が期待できるでしょう。

 

「クワトロ」を搭載したモデルは、新車価格が高めになっているため、中古車での購入がおすすめです。正規輸入車ディーラーを行っているネクステージでは、幅広い在庫からお気に入りの1台が選べます。ネクステージのWebサイトでも在庫検索ができ、そのまま見積もり依頼にも進めますので、ぜひご利用ください。

 

世界のクルマが2,000台以上!正規輸入中古車をチェック >

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史



アウディの新着在庫をチェック

 

 

■オシャレな輸入車カタログ|supreme_cars

アウディの4WDシステム「クワトロ」の搭載モデルの種類や特徴と歴史

 

シェアページトップへ