スズキアルトは、1979年5月に軽ボンネットバンとして初代モデルを発売、当時の常識を破る「全国47万円」の価格設定と、女性を主な顧客層とする軽自動車の新しい市場を開拓したモデル。
6代目となるこのモデルは、「自分の時間に気軽に使える親近感のわくクルマ」を商品コンセプトに開発、軽自動車本来の特長である経済性の高さや使い勝手の良さなど基本性能を追求した。
ボディタイプは5ドアのみ、5ナンバー登録の乗用セダンタイプに4ナンバー商用バンもラインアップする。
搭載エンジンは660cc、54馬力を発生する直列3気筒DOHCのみ。
それにFFとフルタイム4WDの駆動方式が選べ、トランスミッションは、5速マニュアルと3速もしくは4速オートマチックが組み合わされる。
グレードは乗用セダンが上から「X」、「G」、「E」。
Xにはフォグランプや14インチアルミがセットになったセットオプションを用意する。
XとGに、窓を破ってドアを開けるとハザードランプとホーン(警笛)で警告するセキュリティーアラームシステムを採用した。
商用バンが「VS」と新規「VP」グレードで、後部座席は乗員よりも荷物の積載を重視する。
VPは、バックドア連動式の集中ドアロックとキーレスエントリーシステムを装備する。
また、「G」をベースに、特別仕様車「Gスペシャル」を設定。
FF・4速AT車は、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得。
その他モデルは、「同基準50%低減レベル」認定を取得。
さらに4WD・3速AT車を除く全車は、「平成22年度燃費基準+5%」の燃費を達成しているため、「グリーン税制」に適合される。