軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

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軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

狭い道路が多い日本では、車を選ぶ際に「運転しやすい大きさ」が重視される傾向にあります。運転しやすい大きさは全長4.5m以下、全幅1.8m以下と一般的にいわれていますが、軽自動車の全長はどのくらいなのでしょうか。

 

この記事では、軽自動車の全長と規格が設けられている理由、軽自動車の魅力を紹介します。運転しやすい車を探している方や小型自動車と軽自動車で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

 

※目次※

1.軽自動車の全長は何m?

2.軽自動車の最大全長は規格の改定で何度も変更している

3.軽自動車のボディタイプごとのサイズの違い

4.軽自動車の全長や排気量に規格が設けられている理由

5.軽自動車に乗る魅力とは?

6.軽自動車選びで寸法以外にチェックしたい3つのポイント

7.まとめ

 

■POINT

・現在の軽自動車は全長4.30m以下、全幅1.48m以下、全高2.00m以下と定められている。

・軽自動車の規格が作られた背景には戦後の経済復興、国民車の普及が関係している。

・軽自動車の代表的な魅力は新車価格の安さ、燃費の良さ、維持費の安さ。

 

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軽自動車の全長は何m?

軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

車のサイズは全長・全幅・全高で表します。全長は車の先端から後端までの「長さ」を指し、全幅はドアミラーを除いた左右の「幅」、全高はタイヤの最下部から最も高いところまでの「高さ」です。

 

ここでは、軽自動車の全長と、小型自動車と普通自動車のと違いを紹介します。

 

軽自動車の規格は全長3.40m以下

軽自動車は、道路運送車両法で定められた自動車の区分のうち最も小さい車です。

 

全長は3.40mと定められ、全幅や全高、排気量などにも規格があります。また、軽自動車は日本独自の規格であることも大きな特徴です。軽自動車の規格は以下の表でご確認ください。

全長

3.40m以下

全幅

1.48m以下

全高

2.00m以下

排気量

660cc以下

※slide →

 

小型自動車や普通自動車とのサイズの違い

乗用車には、軽自動車以外にも「小型自動車」や「普通自動車」もあります。小型自動車は5または7ナンバー車、普通自動車は3ナンバー車を指し、軽自動車を含む3種類の中で最も大きいのが普通自動車です。

 

小型自動車は軽自動車のように細かい規格がありますが、普通自動車にはありません。全長・全幅・全高・排気量のうち、どれかひとつでも小型自動車の規格を超える車は普通自動車に該当します。

 

小型自動車

普通自動車

全長

4.7m以下

小型自動車より大きいもの

全幅

1.7m以下

全高

2.0m以下

排気量

2,000cc以下

※slide →

 

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軽自動車の最大全長は規格の改定で何度も変更している

軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

現在の軽自動車は全長3.40m以下と定められていますが、過去にはより小型な時代がありました。古い軽自動車を中古車で購入する場合、今の軽自動車より小さいと感じることがあるかもしれません。

 

ここでは、軽自動車規格の誕生から規格改定の歴史を見てみましょう。

 

昭和24年7月に軽自動車の規格ができた

軽自動車の規格が誕生したのは、1949年(昭和24年)7月です。誕生した当初の規格は、全長2.80m以下×全幅1.00m以下×全高2.00m以下でした。現代とは異なり、四輪と三輪の他に二輪の軽自動車がありましたが、当時は規格の区別がありません。

 

翌年の1950年になると、二輪・三輪・四輪ごとに寸法や排気量の規格が設けられます。軽自動車の普及とともに、寸法や排気量の規格は拡大していきました。

 

軽自動車の規格サイズは拡大を続けている

規格の改定は、1975年・1989年・1996年の3度行われています。1975年の改定により、全長3.20m以下×全幅1.40m以下×全高2.00m以下、排気量550cc以下へと変更されました。

 

1989年の改定では、全長3.30m以下×全幅1.40m以下×全高2.00m以下、排気量660cc以下へと規格の範囲が広がっています。その次に改定が行われたのが、1996年です。

 

平成10年以降は同じ規格になっている

1998年(平成10年)9月、全長と全幅を拡大化する改定が行われました。改定後の規格は、全長3.40m以下×全幅1.48m以下×全高2.00m以下、排気量660cc以下です。この改定は1998年10月以降に生産された車から適用されています。

 

2024年時点でもこの規格は変わっていません。寸法の規格は20年以上変わっていないものの、さまざまなボディタイプの軽自動車が増えています。

 

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軽自動車のボディタイプごとのサイズの違い

軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

小型自動車や普通自動車と同じように、軽自動車にもさまざまなボディタイプがあります。サイズに制限のある軽自動車は、どのボディタイプを選んでも一定のサイズを保っていることが特徴でもあり魅力です。

 

ここでは、軽自動車にラインアップするボディタイプごとのサイズを紹介します。

 

セダンタイプ

セダンタイプは、軽自動車の中でも全高が低く、コンパクトな点が特徴です。コンパクトな寸法に設計されているため、取り回しがしやすく、狭い道の運転や駐車をしやすい魅力があります。

 

セダンタイプの代表車種は、ダイハツ ミライースやスズキ アルトです。ミライースの寸法は、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500mm~1,510mmに設計されています。アルトの寸法は、3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mmです。

 

ハイトワゴンタイプ

セダンタイプと比べると、全高が高く設計されています。高さが確保されている分、室内空間も広く感じられるのが魅力です。セダンタイプにはないスライドドアも、多くのハイトワゴンタイプの軽自動車に備わっています。

 

ハイトワゴンタイプの代表車種は、日産 サクラやホンダ N-WGNです。日産サクラの寸法は、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,655mmで設計されています。N-WGNの寸法は、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,675mm~1,725mmです。

 

スーパーハイトワゴンタイプ

スーパーハイトワゴンタイプは、ハイトワゴンタイプよりもさらに全高が高いのが特徴です。室内空間はさらに広く設計されており、子どもが立ったままでも移動できるほどの高さがあります。そのため、ファミリーユーザーからも人気の高いボディタイプです。

 

スーパーハイトワゴンの代表車種として、スズキ スペーシアやホンダ N-BOXが挙げられます。スペーシアの寸法は、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,785mmです。N-BOXは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,790mm~1,815mmで設計されています。

 

SUV・オープンタイプ

軽自動車の中には、普通車のSUVには負けないような、高い走破性を兼ね備えた車種もあります。代表的なのは、スズキ ジムニーやダイハツ タフトです。どちらも最低地上高が高く設計されているため、未舗装路や険しい凹凸路でもスムーズに走行できます。

 

ジムニーの寸法は、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,725mmです。タフトの寸法は、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mmで設計されています。

 

ルーフが開くオープンタイプの軽自動車は、ダイハツ コペンです。コペンの寸法は、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,280mmで設計されています。

 

バンタイプ

バンタイプは、商用車としても利用される車です。多くの荷物を積載できる積載能力の高さと、乗用車のような安定した乗り心地を兼ね備えています。使い勝手の高さを生かし、メーカーオプションやアクセサリー類を使って車中泊も可能です。

 

バンタイプの軽自動車は、スズキ エブリイワゴンやホンダ N-VANが挙げられます。エブリイワゴンの寸法は全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,815mm~1,910mmです。N-VANの寸法は、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,945mm~1,960mmで設計されています。

 

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軽自動車の全長や排気量に規格が設けられている理由

軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

軽自動車の規格は、小さい車を区別するためにあるわけではありません。普通自動車や小型自動車に比べ細かく決められているのは、戦後の日本を盛り上げるための歴史的背景があります。

 

ここでは、軽自動車の規格が設けられた理由、今後見直しが行われる可能性を見てみましょう。

 

優遇措置のため

軽自動車の規格が詳細になった背景には、1955年に発表された国民の自動車所有を促進する『国民車育成要綱案(国民車構想)』があります。

 

エンジン排気量、燃費、販売価格に一定の基準を設け、国が自動車生産を支援する政策です。1958年に登場した「スバル 360」から、自動車の普及が一気に進みました。

 

排気量の少ない軽自動車は、環境性の高さから自動車税・重量税が低く設定されています。軽自動車の購入しやすい、維持しやすい特徴は、60年以上前から続いているといえるでしょう。

 

規格が今後見直しになる可能性

軽自動車はこれまで複数回にわたる規格改定が行われてきました。最後に行われた改定は1998年10月のため、25年以上規格維持を続けています。

 

一般社団法人 全国軽自動車協会連合では、軽自動車の規格見直しに対し「当面の間変更の予定はない」とし、現時点でも見直しの動きはありません。

 

一方で、軽自動車の販売台数増加していること、自動車の電動化が進んでいることを踏まえ、見直されるのではないかとも予想されています。

 

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軽自動車に乗る魅力とは?

軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

ボディの小さい軽自動車は、小型自動車や普通自動車に比べ使い勝手が悪いと感じる方もいるかもしれません。

 

しかし、軽自動車は年々販売台数が増え、所有者も増えています。どのようなところに魅力を感じ、購入に至ったのでしょうか。ここでは、軽自動車の代表的な魅力を4つ紹介します。

 

小回りが利いて運転しやすい

軽自動車は小型・普通自動車に比べボディサイズが小さく、最小回転半径も小さいことから、小回りが利きます。道幅が狭い道でも両端を気にせず走れ、すれ違いも大きい車ほど気になりません。

 

狭い駐車場への駐車もしやすいため、運転歴の長い人だけでなく運転初心者でも扱いやすいことも大きな魅力です。

 

購入価格が安い

原材料の高騰や自動車性能の向上から、新車価格は年々上昇しています。軽自動車の新車価格も高騰していますが、車種によっては100万円以下でも購入可能です。

 

近年は小型自動車との価格差が埋まりつつあるものの、200万円を超える車種はそこまで多くありません。普通自動車と比較すると100万円ほど安く購入できるケースもあるため、お財布に優しいといえるでしょう。

 

燃費性能に優れている

車両重量が軽い軽自動車は、小型・普通自動車に比べ燃料消費率が低いことから低燃費です。

 

近年はマイルドハイブリッドシステムを搭載している車種、低燃費を実現するさまざまな技術を搭載したガソリン車が増えています。燃費が良ければ給油の手間が減り、ガソリン代の節約も可能です。

 

維持費がかかりにくい

車種によって自動車税種別割や自動車重量税が変わる小型・普通自動車とは違い、軽自動車は自動車税種別割・自動車重量税共に一律、かつ3つの区分の中で最も低く設定されています。

 

現在の軽自動車にかかる税金の一例を挙げると、軽自動車税種別割は年間1万800円、自動車重量税は年間3,300円です。車の状態によって変化しますが、車検費用は約6万円~8万円で済むため、普通自動車はもちろん小型自動車と比較しても数万円の差が生まれます。

 

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軽自動車選びで寸法以外にチェックしたい3つのポイント

軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

さまざまなボディタイプがあり、自分に合った軽自動車がどれなのか分からない方もいるかもしれません。軽自動車は前述した車以外にも、さまざまな種類があります。ここでは、車選びの際のチェックポイントを紹介しますので、参考にしてください。

 

予算から選択する

普通車と比較すれば、軽自動車は低価格で購入できるのが魅力です。軽自動車のみに絞っても価格帯は幅広く、迷うことがあるかもしれません。予算はいくらまでにするのか、限度を決めておきましょう。

 

「新車では予算がオーバーしてしまう」といった方は、中古車を選択肢に入れることもおすすめします。新車よりも価格を抑えられるだけでなく、数量限定車や過去のモデルも購入可能です。

 

重視する性能から選択する

同じ排気量でも、燃費性能や安全性能は車種によって異なります。車にどのような性能を求めるのかを基準にして、選択肢を絞るのもおすすめです。

 

通勤や通学、買い物など日常的に利用したい方は、燃費性能をチェックしましょう。燃費の良い軽自動車であれば、節約につながるだけでなく、給油の手間も減らせます。

 

ファミリーカーとして利用したい方は、安全性能に加え、積載能力をチェックしましょう。荷物を載せるスペースや、リアシートの広さをチェックしておくことをおすすめします。

 

人気の高い車種を選択する

中には、メーカーや車種にこだわりがない方もいるかもしれません。そのような場合には、人気の高さを基準に軽自動車を選びましょう。

 

人気が高い軽自動車はリセールバリューが高く、人気の低い車種よりも高く評価されることが考えられます。人気が高まるのは満足度が高いとも考えられるため、選択肢を絞り込めない方は人気度を基準に選びましょう。

 

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まとめ

軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

軽自動車の全長は規格改定とともに変化し、現在は「4.30m以下」と定められています。普通自動車・小型自動車・軽自動車の中で最も小さいサイズとなり、運転のしやすさや燃費の良さ、維持費の安さが魅力です。

 

軽自動車にもセダンやハイトワゴン、SUVなどさまざまなボディタイプがありますが、ボディタイプごとの全長に大きな違いはありません。デザインや室内の広さ、新車価格などを比較し、条件に合った車種を選びましょう。

 

▼ライタープロフィール

軽自動車の全長とは?規格サイズやボディタイプごとの違いを紹介

中村浩紀 なかむらひろき

クルマ記事に特化したライター

現在4台の車を所有(アルファード・プリウス・レクサスUX・コペン)。クルマ系のメディアでさまざまなジャンルの記事を執筆し、2024年1月までに300記事以上の実績をもっている。

 

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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。

 

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