アウトドアに向いている車種34選!ボディタイプの種類や選ぶポイントも紹介
近年はキャンプブームなどもあって、車の買い替えを検討している際に、アウトドアに適している車種を探している方もいるのではないでしょうか。多くの場合はSUVやミニバンが最有力候補となりますが、車の使い方によっては軽自動車も選択肢に入ってきます。
本稿では、さまざまなタイプのアウトドアに向いている34台を紹介します。それぞれの特徴を知り、自身のライフスタイルに合った車種を選びましょう。
※目次※
・アウトドア向きの車を選ぶ際は積載量や走行性能、防水性やAC電源の有無を確認する
・アウトドア向きのボディタイプはSUVやミニバンが主流だが、他のボディタイプでも活用できる
・自身のライフスタイルや使用方法によって最適な車種は異なるため、それぞれのモデルの特徴を知っておくことが大切
アウトドア向きの車を選ぶときの6つのポイント
キャンプやバーベキューなどのアウトドアは大人数で行くことが多く、荷物も多いためSUVやミニバンタイプの車が人気を集めています。近年は世界的にSUVブームもあり、選択肢が多くなっているのが特徴です。
ここでは、アウトドア向きの車を選ぶ際にチェックすべきポイントを6つ紹介します。
1.積載量|キャンプグッズをたくさん積めるか
アウトドアに向いている車を選ぶときには、車の積載スペースをチェックしましょう。具体的には、使い勝手やシートのリクライニング機能を見ることがポイントです。車の大きさをチェックするときに乗車人数だけで判断してしまうと、想定よりも荷物が積めないこともあります。
例えば、4人でキャンプへ行くときに乗車人数が5人の「ホンダ フィット」で行くとしましょう。キャンプに必要な道具としてテントや4人分の椅子などがありますが、サイズが小さいフィットでは荷物を載せられません。
そのため、同じ5人乗りの車の中でも「スバル フォレスター」や「トヨタ RAV4」など、サイズが大きい車を選ぶことがおすすめです。
2.4WD|路面状況が悪くても走行は快適か
4WDの車はアウトドアに最適です。4WDとは「四輪駆動」で動く車のことで、アクセルを踏めば4つの車輪に駆動力が伝わります。4WD車であれば路面をしっかり捉えられるため、雪道やオフロードでも安定感のある走りができるのです。
アウトドアの場所として多いのは山や海、川や森など自然に囲まれている場所です。そのため、場所によっては舗装されていない道を走ることもあるでしょう。4WDの車なら路面状況が多少悪くても走行できるため、アウトドアに向いています。
3.見た目|長く愛せるフォルムをしているか
アウトドアに限りませんが、車を選ぶときに見た目を重視することは大切な要素のひとつではないでしょうか。なぜなら、性能だけで車を選ぶと愛着が薄くなるからです。気に入ったルックスの車であれば、よりアウトドアを楽しめるでしょう。
また、SNS映えする写真がたくさん撮れます。お気に入りの車と一緒に写真を撮ることで、キャンプの楽しみがひとつ増えることにもなるのです。アウトドアのモチベーションを上げるためにも、車の見た目にこだわることをおすすめします。
4.フルフラット|大荷物の積載や車中泊はできるか
シートをフルフラットにできる車は、アウトドアに向いているといえるでしょう。ここでいうフルフラットになる車とは2種類あり、「後部座席がフルフラットになる車」と「運転席までフルフラットになる車」を指しています。
「後部座席がフルフラットになる車」は荷物の積載量が増えるという点がメリットです。特に軽自動車でこの特徴があると、2人でも十分な荷物を積んでキャンプへ行けるでしょう。
「運転席までフルフラットになる車」の場合は、快適な車中泊ができます。「遠出をしたい方」や「どのキャンプ場でも質の変わらない睡眠をとりたい方」におすすめです。
5.防水性│シートや収納が水にぬれても大丈夫か
アウトドアは基本的に屋外で楽しむものであるため、載せる道具がぬれることや汚れることが多い印象です。通常のシートやラゲッジスペースでは、水分や汚れが染み込んでしまい掃除が大変になります。しかしシートやラゲッジスペースに、防水加工や撥水加工が施されていれば使った道具などを気兼ねなく車内に収納できるでしょう。
アウトドア以外でも、シートやラゲッジスペースに防水加工が施されていると、車内の清掃が楽になるなどのメリットがあります。
6.AC電源│家電の使用ができるか
アウトドアの際に家電を使いたい場合は、AC電源が装備されている車を選びましょう。最近のハイブリッド車や電気自動車では、AC電源が標準装備されている場合もありますが、モデルによってはオプション設定となるので購入する際は注意が必要です。
AC電源が装備されている車でも、長時間エンジン停止状態で使用するとバッテリーが上がってしまう場合があるので気を付けましょう。
アウトドア向きの車にはどのようなボディタイプがある?
前の項目で、どのような車がアウトドアに向いているのかを紹介しましたが、荷物の積載量と悪路での走行性能の高さ、室内の利便性などを併せ持つのがSUVやミニバンタイプの車になります。それぞれのボディタイプの特徴を理解し、自身に合ったモデルを購入しましょう。
SUV
SUVとはスポーツユーティリティービークル(Sport Utility Vehicle)の頭文字をとったもので、日本語に翻訳すると「スポーツ用多目的車」という意味になります。実はSUVに明確な定義はありませんが、一般的に挙げられる特徴は、「広い室内空間」「高い悪路走破性能」「高い最低地上高」などでしょう。
近年はアウトドアだけでなく、街乗りを意識したモデルも多く登場しています。
ミニバン
ミニバンとは、3列のシートを備えている車高を引き上げたワゴン車の総称です。ミニバン最大のメリットは基本の乗車可能人数が6人から8人程度と、他ジャンルの車種と比較して多くの人が乗れる点と、乗車人数は減るが3列目のシートを収納することで積載量を調整できる点になります。
その他
アウトドアでの活用に向いている車種は、SUVやミニバンだけではありません。軽自動車でも車高が高く、広い室内空間を持つハイトワゴンタイプの車種や、キャビン後方に屋根のない荷室を備え多くの荷物を積載できるピックアップトラックなどもアウトドアに向いている車種といえます。
アウトドア向けのおすすめ車種11選【SUV】
ここまでアウトドアに向いている車を選ぶ際のポイントや、車のボディタイプを紹介してきましたが、実際に「どのような車種があり、どのような特徴を持っているのか」が分からない方も多いのではないでしょうか。
この項目では、アウトドア向けのおすすめSUV車種を11台紹介します。
スバル フォレスター
フォレスターは、グローバルで幅広いユーザーに受け入れられているスバルの中核を担う正統派SUVで、同社の中で最も販売されているモデルです。スバル独自の「シンメトリカルAWD」による優れた運動性能と、アイサイトをはじめとした先進安全装備による高い安全性能を併せ持っています。
撥水加工が施されたシートやフロアボードなどが標準装備されているなど、アウトドア向きの1台です。
スズキ ジムニーシエラ
スズキ ジムニーシエラは、長い歴史を持つ同社の軽クロスカントリーモデルである「ジムニー」に、より排気量の大きいエンジンを搭載し、普通車規格のボディサイズとなったモデルです。
本格的なオフロードで高い走破性能を発揮できるように開発されているため、日常使いにおける快適性が多少犠牲になっているところも考慮すると良いでしょう。
トヨタ RAV4
現行モデルのRAV4は、2018年から販売されている5代目モデルです。先代モデルからはデザインだけでなく、パワートレインや利便性など全面的に進化しています。
RAV4の特徴はパワートレインや駆動方式の違うグレードラインアップの多彩さです。「Adventure OFFROAD package」はアウトドアでの使いやすさに特化しており、最低地上高が通常モデルより10mm高く設定されています。
ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼルは、SUVらしい走行性能の高さを持ちつつ、街中にも似合うクーペのような美しいスタイリングが特徴のコンパクトSUVです。
ヴェゼルに搭載されるハイブリッドシステムは1.5L直列4気筒ガソリンエンジンと、発電と走行用の2つのモーターを組み合わせたシリーズハイブリッドとなっており、ほとんどのユーザーがハイブリッドモデルを選択しています。
トヨタ ハリアー
ハリアーは先ほど紹介した「RAV4」と同様にトヨタが販売するSUVモデルです。しかしRAV4とは異なり、洗練された都会的なエクステリアが魅力のひとつでしょう。
次世代の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」や、コネクティッドナビ対応ディスプレイオーディオなどが全グレードに標準装備となっており、利便性と快適性の高いモデルとなっています。
トヨタ ヤリスクロス
ヤリスクロスは、トヨタの人気モデルであるコンパクトカー「ヤリス」と同じプラットフォームが採用されているコンパクトSUVです。
コンパクトSUVらしい取り回しの良さと、高い燃費性能を兼ね備えています。ボディサイズは小さいものの室内空間は広く、ラゲージスペース容量は390Lと同カテゴリー内でもトップクラスの収納力も魅力です。
日産 エクストレイル
日産を代表するSUVモデルであるエクストレイルは、2022年にフルモデルチェンジが行われ、大きく進化しました。
最大の特徴は、搭載するパワートレインが日産独自のハイブリッドシステムである「e-POWER」に変更された点です。静粛性能と燃費性能が高いため、ロングドライブも快適に車内で過ごせます。
ホンダ CR-V
ホンダ CR-Vは、クリエイティブ・ムーバー(生活をもっと楽しく・豊かに)をコンセプトに開発された、ミドルサイズのSUVです。
ハイブリッド車では5人乗り、ガソリン車では最大7人乗りの仕様が展開されているため、さまざまなユーザーのニーズに対応できるモデルとなっています。
トヨタ ライズ
ライズは、コンパクトなボディと低燃費の良さを兼ね備えたSUV車です。スタンダードグレードの「X」にも、先進安全装備が追加されています。
リアシートを倒すことで「広い積載量」が確保でき、スノーボードなどの長尺の荷物も積めるので安心です。また、車内にはスマホが充電できるUSB端子が3つも付いています。SUV車で荷物をそれなりに積みたいけど、コンパクトな車が良いという方にピッタリの車です。
トヨタ カローラクロス
トヨタ車の中でも高い人気を誇る「カローラシリーズ」のSUVモデルとなるカローラクロスは、アクティブかつ都会的なデザインで人気のSUVです。
ラゲッジスペースはクラストップレベルとなる487Lで、9.5インチのゴルフバッグなら4個、スーツケースは5個収納できます。また、ハイブリッドモデルではオプションになりますがAC100V電源が設定されています。
トヨタ ランドクルーザー
トヨタ ランドクルーザーは同社を代表する大型SUVモデルであり、70年近く多くのユーザーから人気を集めているロングセラーモデルです。ランドクルーザーの魅力は高い走行性能と耐久性で、世界中で走行距離が30万kmや40万kmを超えても現役で活躍しています。
注意すべき点は、世界中で人気が高いモデルであるため盗難被害が多いところかもしれません。
アウトドア向けのおすすめ車種10選【ミニバン】
前の項目では、アウトドアに向いているSUVモデルの車を紹介してきましたが、アウトドアに向いているおすすめの車はSUV以外にもあります。
ここでは、ファミリー層に絶大の支持を受けていて、アウトドアでも使えるおすすめのミニバン10台を見てみましょう。
ホンダ ステップワゴン
ステップワゴンは5ナンバーのサイズに収まるミニバンで、ファミリーカーとして人気の車です。2022年5月には6代目が発売され、シートアレンジによって車中泊が快適になりました。
また、安全運転支援システムである「Honda SENSING」が搭載されており、その中でもアクティブクルーズコントロールでは前方の車を追従できます。遠方への運転による疲労が軽減するため、家族での旅行は快適なものとなるでしょう。7人乗りモデルと8人乗りモデルが用意されています。
トヨタ ハイエースワゴン
ハイエースワゴンは広い室内空間が特徴で、10人まで乗車できることや、キャンプ道具など多くの荷物を積み込めます。さらに、アレンジシートに交換することで、ゆったりとした車中泊が可能です。また、車内にはコンセントが付いており、電化製品が使える点もうれしいポイントではないでしょうか。
安全性能も充実しており、車両や歩行者を検知する「プリクラッシュセーフティ」や静止物(ガラスや壁)を検知する「パーキングサポートブレーキ」が搭載されています。大人数で大がかりなキャンプを楽しみたい方は、ハイエースワゴン GLがおすすめです。
三菱 デリカ D:5
デリカ D:5はファミリーカーとして人気があり、ミニバンながらSUV並に悪路でも走行ができる車です。最低地上高は185mmのため、でこぼこ道でも問題なく乗り越えられます。後方のシートを倒せば1,600mmの広さが確保できるため、車中泊も可能です。
デリカ D:5は「三菱e-Assist」による安全運転サポートも付いており、車線逸脱警報や衝突軽減ブレーキシステムなど、安全面でも充実した機能が搭載されています。家族でのアウトドアがゆったりと楽しめる車です。7人乗りと8人乗りモデルが用意されています。
トヨタ ノア
トヨタ ノアは、ファミリーカーとしての人気が高いミドルサイズのミニバンです。先代モデルと比較してさらに快適に、広くなったクラストップレベルの室内空間を持つため、日常の買い物から遠出の旅行、キャンプなどアウトドアまで、アクティブな家族を支えてくれます。
子どもから高齢者まで、誰でも楽に乗り降りできる「ユニバーサルステップ」を助手席側に全車メーカーオプション設定しています。
日産 セレナ
2022年11月にフルモデルチェンジしたセレナは、先代モデル同様にクラストップレベルの室内空間を持ち、快適性や先進技術の採用によってより使いやすいミニバンに進化しています。
セレナの特徴は、広い室内空間を持ちながら5ナンバーサイズのボディを維持している点と、最新のプロパイロットによる同一車線でのハンズオフドライブが可能となっている点です。
トヨタ ヴォクシー
トヨタ ヴォクシーは、先ほど紹介した「ノア」の兄弟車となるミドルサイズのミニバンです。ノアとは異なり、大胆で破棄力あるフロントマスクの造形が特徴で、特に若いファミリー層から高い人気を集めています。
ただし、新型モデルはボディサイズが3ナンバーサイズに拡大した点と、最上位グレードとなるとワンランク上のモデルである「アルファード」と同等の価格になる点は注意しましょう。
ホンダ フリード
ホンダ フリードは、同カテゴリー内ではコンパクトなボディサイズながら、1列目から3列目まで大人が座っても十分な空間が確保されている室内空間の広さを持っています。
「超低床フロア」が採用されているため開口部地上高が480mmと低く、大きい荷物や重いものが載せやすくなっているため、幅広いユーザーが使いやすい1台でしょう。
トヨタ シエンタ
現行モデルのシエンタは、運転しやすい5ナンバーサイズの運転しやすいサイズ感でありながら、コンパクトミニバントップクラスのゆとりあふれる室内空間と、使い勝手の良い収納スペースを確保しています。
利便性だけでなく、「Toyota Safety Sense」や「トヨタチームメイト」などの最新の安全装備を搭載し、安全性の高さも魅力のひとつです。
日産 エルグランド
エルグランドは高級ミニバンの先駆者といえるモデルです。低重心のプラットフォームの採用やライバル車より約150mm低い全高による走りの良さが魅力といえるでしょう。
しかし、現行の3代目モデルでも登場から9年が経過しているため、室内の高級感や積載量、安全装備などが向上した次期モデルの登場に期待したい1台です。
トヨタ アルファード
トヨタが誇る高級ミニバンのアルファードは、2023年にフルモデルチェンジしました。新型モデルは「世界基準の大空間高級サルーン」をコンセプトに開発され、エクステリア・インテリアともに進化を遂げています。
ハイブリッドモデルであれば、AC100Vのアクセサリーコンセントが標準装備されているので、アウトドアでも活躍に期待できる1台です。
アウトドア向けのおすすめ車種5選【軽自動車】
アウトドアに向いている車種というと、前述したようなSUVやミニバンを思い浮かべる方が多いと思いますが、少人数でアウトドアに行く場合は軽自動車でも十分に役立ちます。
ここでは、アウトドア向けのおすすめ軽自動車を5台紹介します。
スズキ スペーシアギア
スペーシアギアはSUVデザインの軽ハイトワゴンで、広い室内空間が特徴です。また、低床フロアにより子どもでもスムーズに乗り降りができます。内装のシートは「全席撥水加工」されており、マリンスポーツやウィンタースポーツなどで水にぬれた荷物を積むときも心強いでしょう。
荷室のボードには樹脂加工が施されており、砂や泥汚れもひと拭きで解決します。また、シートアレンジによりフルフラットにすれば、横になってくつろぐことも可能です。スペーシアギアは汚れに強い内装のため、アウトドアに適した車といえます。
ダイハツ タフト
軽SUVのタフトは「本格オフロードのようなデザイン」「ガラスルーフによる開放感」「汚れに強い荷室空間」が特徴の車です。フロントシートを倒すことで、175cmの男性が寝るにはやや狭いながら車中泊もできます。
リアシートをフラットにすることで多くの荷物が積める他、樹脂加工されているため汚れもひと拭きでキレイになります。タフトは全グレードで先進安全技術の「スマートアシストIII」が標準装備されており、安全面にも配慮された車です。タフトでの車中泊はやや狭いため、泊まりよりも日帰りのアウトドアに適した車といえるでしょう。
スズキ ジムニー
スズキ ジムニーは軽自動車でありながら本格的なクロスカントリーSUV車で、軽自動車SUVの元祖と言われています。1970年の初代登場から基本的なコンセプトを変えず、長く愛されてきたモデルです。
ラダーフレームやリジッドサスペンションを採用したことで、軽自動車とは思えないほどの高い走破性を発揮します。
スズキ ハスラー
ハスラーは「遊べる軽」のキャッチコピーどおり、軽自動車ながら広い車内と悪路走行にも対応できます。地上最低高は180mmで荒れた路面も走行可能です。
また、ぬかるみや滑りやすい路面でも安全に発進できる「グリップコントロール」や、急な下り坂のときに自動で車速を7km/hに調整する「ヒルディコントロール」が、4WD車に標準で付いています。外装も丸みのあるボディや発色の良いカラーのため、おしゃれにアウトドアが楽しめるでしょう。
三菱 デリカミニ
三菱 デリカミニは、その名の通り同社のミニバン「デリカ D:5」の流れを受け継ぐスーパーハイト軽ワゴンです。
三菱のスーパーハイト軽ワゴンといえばeKクロススペースもありますが、デリカミニはより悪路走破性が高く、最低地上高は4WDで160mmと通常のモデルよりも高めになっており、アウトドアで活躍できるモデルとなっています。
アウトドア向けのおすすめ車種6選【輸入車】
アウトドアに向いている車種として、ここまでSUV・ミニバン・軽自動車と紹介してきましたが、輸入車にもアウトドアに向いている車種は数多く存在しています。ここからは、アウトドア向けのおすすめ輸入車を6台紹介します。
メルセデス・ベンツ Gクラス
メルセデス・ベンツ Gクラスは、もともと軍用車として開発された車両であるため、どのような悪路でも走り抜ける走破性と、ベンツらしい高級感あふれる豪華な内装を併せ持つ本格的な4WDクロスカントリー車です。
1979年に登場した初代より、新型モデルまでフォルムの大きな変更が行われていない点も特徴のひとつといえるでしょう。
ランドローバー ディスカバリー
イギリスの高級自動車メーカーであるランドローバーが発売するディスカバリーは、ランドローバー社として初めてファミリー層を狙ったモデルです。
ランドローバーの車は、イギリス軍の軍用車として採用されるほど高い走破性を持っており、それらの技術は市販車にも反映されています。
ジープ チェロキー
オフロードに強いというイメージのあるジープを代表するSUVがチェロキーです。現行モデルは、それまでとは大きく印象が異なるスポーティーなエクステリアの、クロスオーバーSUVとなっています。
ジープの車は、軍用車としても世界中で需要があったほど悪路走破性が高いのが特徴です。この走行性能は、現行モデルにまで引き継がれています。
ボルボ XC60
ボルボは北欧スウェーデンの自動車メーカーで、安全性を特に重要視しており、世界的に高い評価を得ています。XC60も衝突軽減ブレーキや安全運転支援システムなど、さまざまな安全装備が搭載されている安全性と利便性の高いモデルです。
またエクステリアやインテリアには、「スカンジナビアンデザイン」という北欧家具のようなシンプルで美しいデザインが魅力となっています。
ランドローバー レンジローバー
レンジローバーは、ランドローバー社のフラッグシップモデルである高級フルサイズSUVです。
全長5mを超える迫力のあるボディに、高級SUVらしいインテリアデザインと、広々とした居心地の良い室内空間を持っています。それだけでなく、最大渡河水深900mmなど本格的なオフロード性能も併せ持っているため、多彩な場面での走行に対応できるでしょう。
ジープ ラングラー
ジープ ラングラーは、第二次世界大戦で開発された軍事用の4輪駆動車から派生・進化したモデルで、現行モデルにもクラシカルなエクステリアが魅力の車です。ジープの特徴のひとつである悪路を走破できて堅牢であるという点は、現在のモデルにまで受け継がれています。
また無骨な外観とは裏腹に、高級感を感じられるインテリアを採用することで居住性を向上させた1台です。
アウトドア向けのおすすめ車種2選【その他】
ここまで32台のアウトドアに向いている車種を紹介してきましたが、アウトドアで活躍できる車種はまだまだあります。今回はピックアップトラックの「トヨタ ハイラックス」と、小型クロスオーバーSUVの「スズキ クロスビー」の2車種について紹介します。
トヨタ ハイラックス
ハイラックスは、現行の国産車では唯一の「ピックアップSUV」です。全長が5,340mとランドクルーザーよりも大きなボディサイズで、圧倒的な存在感を示します。その大きさから、ワゴンやミニバンでは運びきれないレジャー用品も積み込めるでしょう。
ハイラックスZは、2WDと4WDが切り替えられる「パートタイム4WD」を搭載しており、オンロードとオフロードで状況に合わせて使い分けが可能です。また、「アクティブトラクションコントロール」によりオフロード走行中のスリップに対して自動的に車がコントロールされるため、悪路での走行安定性が高く頼りになります。
スズキ クロスビー
スズキ クロスビーは、コンパクトなボディながらワゴン車のような広い室内空間と、SUVの高い走破性を融合させた小型クロスオーバーSUVです。外観が同社の「ハスラー」に似ているのが特徴のひとつといえるでしょう。
2020年に一部仕様変更が行われ、先進の安全装備を多く採用したことで安全性の高いモデルとなっています。
まとめ
アウトドアに向いている車種として、積載量や走行性能はもちろん大事ですが、車中泊をするのであれば室内空間の広さやシートを倒した際にフルフラットになるかが重要でしょう。また、川や海などでアウトドアを楽しむのであれば、シートやラゲッジスペースに防水加工はあるかなど使い方によって必要な装備が変わってきます。そのため、車種の情報を集めることが重要です。
近年はコンパクトSUVや軽ハイトワゴンなど、ボディサイズが小さくてもアウトドアに向いている車種が増えているので、慎重に選択しましょう。
▼ライタープロフィール
真鍋裕行
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。
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