ミニバンをサイズ別に徹底比較!サイズ別人気モデルと選び方を解説
ミニバンに目星を付けたものの、サイズによりどのような違いがあるのか分からず悩んでいませんか。一口にミニバンといっても、家族の人数や用途によって、最適なサイズや機能は大きく変わってくるものです。
この記事では、サイズ別の特徴・魅力をはじめ、ミニバン選びにまつわる情報を幅広く解説します。コンパクト・ミドル・ラージの、サイズ別の人気車種もチェックしましょう。
※目次※
・ミニバンには、コンパクト・ミドル・ラージの3サイズがあり特徴が異なる。
・ミニバン選びの際は、家族の人数や使用用途をよく考えて選ぶことが大切。
・中古ミニバンを購入する際は、中古ならではの選び方やメリット・デメリットを押さえておく。
ミニバンの基礎知識!サイズ別の特徴と違いを比較
ミニバンは、コンパクト・ミドル・ラージの3つのサイズに分類できます。各サイズに特徴があり、家族構成や用途によって最適な選択が異なってくるでしょう。
まずは、各サイズのミニバンの特徴と利点について解説します。サイズ別の比較を通じて、自分に最適なミニバンを見つける参考にしましょう。
【サイズ別ミニバン比較.1】コンパクトミニバンの特徴と利点
コンパクトミニバンは、都市部での使用や小家族に適した車種です。その特徴は、小回りが利きやすい点にあります。全長・全幅が抑えられているため、狭い道路や駐車場でも扱いやすく、初心者ドライバーにもおすすめです。
また、運転席からの視界が広く、死角が少ないので運転がしやすいでしょう。コンパクトな外観にもかかわらず、車内空間は広く設計されていることがほとんどで、居住性に優れているのもメリットです。
経済性も高く、排気量が小さいため自動車税が安く抑えられます。ただし、3列シートモデルの場合、最後部の座席は狭く、長時間の使用には適さない場合がある点には注意が必要です。
【サイズ別ミニバン比較.2】ミドルサイズミニバンの特徴と利点
ミドルサイズミニバンは、コンパクトミニバンとラージミニバンの中間に位置し、バランスの取れた特徴を持ちます。一般的に、全長4,700mm~4,900mm・全幅1,695mm~1,700mm程度のサイズで、5人〜8人乗りの車種が大半です。
室内空間は広々としており、3列シートでも快適に座れるでしょう。家族旅行や友人とのレジャーにも最適で、長距離ドライブでも快適に過ごせます。多彩なシートアレンジが可能なため、荷物の量や形状に合わせて積載スペースを調整できるのも魅力です。
力強い走りと低燃費を両立し、運転支援システム・安全装備も充実しているので、安心感のあるドライブが楽しめるでしょう。
【サイズ別ミニバン比較.3】ラージミニバンの特徴と利点
ラージミニバンは、全長約4,900mm以上・全幅約1,700mm以上の大型ミニバンです。最大の特徴は、ミニバンの中でも最も広い室内空間にあります。7人~8人乗りが一般的で、大人数でもゆったりとくつろげる空間が魅力です。
長距離ドライブでの快適性も抜群で、広い荷室は家族旅行やアウトドアなど、多くの荷物を必要とするシーンで重宝します。また、スライドドアや低床設計により、乗降性も高く、子どもや高齢者にも優しい設計であることが多いのもポイントです。
ただし、車体が大きいため、取り回しには注意する必要があります。また、燃費性能は標準的なミニバンに比べて劣る傾向です。
コンパクトミニバンの人気車種5選!特徴を比較
コンパクトミニバンは、小回りが利き、燃費性能に優れた人気のカテゴリーです。ここでは、コンパクトミニバンの中でも特に人気の5車種を紹介します。各車種の特徴やスペックを、詳しく見ていきましょう。
【人気のコンパクトミニバン比較.1】シエンタ
トヨタ シエンタは、家族向けの使い勝手を追求した、四角くて丸い親しみやすいデザインが特徴のミニバンです。
低床&フラットフロア設計により、地上高330mmの低い乗り込み口を実現し、子どもや高齢者でもスムーズに乗り降りできるでしょう。室内高は1,300mmあり、開放感があります。
7人乗り仕様車は、タンブル機構付セカンドシートを採用し、サードシートへのアクセスが容易です。5人乗りと7人乗り仕様車はともに、多彩なシートアレンジが可能で、さまざまなシーンに対応できます。
収納スペースも充実しており、フロントドアポケットやスライドドアポケットなど、手の届きやすい場所に小物を収納可能です。ラゲージスペースは、セカンドシートやサードシートをアレンジすることで、自転車などの大きな荷物も積載できます。
【人気のコンパクトミニバン比較.2】フリード
ホンダ フリードは、コンパクトミニバンの中でも優れた走行性能と使い勝手の良さが特徴です。全長4,310mm・全幅1,695mmのコンパクトなボディサイズながら、室内は広々としており、6人乗りと7人乗りから選択できます。
低床設計により乗り降りがしやすく、子育て世代やシニア層からも人気です。燃費性能も優れており、ハイブリッドモデルでは、WLTCモードで最大25.6km/Lを達成しています。
走行性能面では、1.5Lエンジンを搭載し、街乗りから高速走行まで快適な走りを楽しめるでしょう。Honda SENSINGを標準装備し、安全性能も高いレベルで確保しています。
室内の使い勝手も良く、セカンドシートは左右分割スライド式を採用し、多彩なシートアレンジが可能です。
【人気のコンパクトミニバン比較.3】ソリオ
スズキ ソリオは、コンパクトミニバンの中でも特に小回りの利く車種です。全長3,790mm・全幅1,645mmというコンパクトなボディサイズながら、5人乗りで十分な居住性を確保しています。
燃費性能も優れており、ハイブリッドモデルでは、WLTCモードで最大22.3km/Lを達成しており、特に街乗りにぴったりの軽快な走りが魅力です。
SUZUKI Safety Supportを搭載し、安全性能も高いレベルで確保しています。低床設計の他、後席スライドドアを採用し、狭い駐車場でも乗り降りがしやすいのが特徴です。荷室も広く、日常の買い物から旅行まで幅広く対応できます。
【人気のコンパクトミニバン比較.4】ルーミー
トヨタ ルーミーは、コンパクトミニバンでありながら、広々とした室内空間が魅力です。全長3,700mm・全幅1,670mmのコンパクトサイズにもかかわらず、大人5人がゆったりと乗車できる空間を実現しています。
リヤシートは最大240mmの前後スライドが可能で、乗員数や荷物の大きさに合わせて調整可能です。ダイブイン機構により、自転車などの大きな荷物も積載できます。
収納スペースも充実しており、大型助手席オープントレイや回転式カップホルダー、シートバックテーブルなど、さまざまな場所に使いやすい工夫が施されているのが特徴です。
燃費性能は、2WDモデルのWLTCモードで最大18.4km/Lを達成しています。安全面では、Toyota Safety Senseを標準装備し、先進の安全技術を採用しているのもメリットです。
【人気のコンパクトミニバン比較.5】スペーシア
スズキ スペーシアは、コンパクトミニバンの中でも特に使い勝手の良さに定評のある車種です。全長3,395mm・全幅1,475mmという軽自動車サイズながら、室内高は1,415mmを確保し、開放感のある空間を実現しています。
特にリヤシートの「マルチユースフラップ」が特徴的で、室内の使い勝手を向上しているポイントです。オットマンモードにすれば後席がより快適に、また荷物ストッパーモードにすれば座面の荷物の落下を防げます。
リヤシートは左右独立式で、それぞれでスライド調整可能なのもメリットです。荷室も広く、シートアレンジも自在なので、日常の買い物から旅行での車中泊まで幅広く対応できます。
最小回転半径は4.4mと取り回しがしやすく、街乗りに最適な軽快な走りも魅力です。燃費性能は、ハイブリッドモデルのWLTCモードで最大25.1km/Lとなっています。SUZUKI Safety Supportを搭載し、安全性能面でも抜かりはありません。
ミドルミニバンの人気車種5選!特徴を比較
ミドルサイズのミニバンは、家族での使用に適した人気カテゴリーです。広々とした室内空間と使い勝手の良さが特徴で、多彩なシートアレンジや充実した安全装備を備えています。ここでは、代表的なモデルを5つ見ていきましょう。
【人気のミドルミニバン比較.1】セレナ
日産 セレナは、ミドルサイズミニバンの中でも特に人気の高いモデルです。セレナは、クラス最大の室内空間を誇ります。
特筆すべきは、2列目シートの超ロングスライド機能です。最大640mmものスライドが可能で、子どもの着替えなども楽々行えます。3列目シートもスライド機構を採用しており、足元の広さが確保されているので快適な座り心地です。
先進の運転支援システム「プロパイロット2.0」を搭載し、高速道路での長距離運転をサポートします。また、「360°セーフティアシスト」により、全方位での安全確保を実現しているのも特徴です。
環境性能に優れた「e-POWER」も選択可能で、走行性能と燃費の両立を図っています。セレナは、快適性・安全性・環境性能を高次元で融合させた、家族のためのミニバンといえるでしょう。
【人気のミドルミニバン比較.2】ノア
トヨタ ノアの魅力は、多彩な機能面にあります。視界良好なコックピットや新骨格シート、カラーヘッドアップディスプレイなど利便性を向上させる工夫が満載です。
特筆すべきは、セカンドシートの「ストレート超ロングスライド」機構でしょう。最大745mmものスライドが可能で、足元を広く使えるだけでなく、2列目と3列目の移動もスムーズに行えます。
7人乗り仕様では、セカンドシートにオットマンとシートヒーターを採用しており、リビングのようにくつろげる「スーパーリラックスモード」が魅力です。
乗降性にも配慮が行き届いており、パワースライドドアと連動して出現する「ユニバーサルステップ」や、子どもでもつかみやすい「ロングアシストグリップ」を採用しています。ノアは、家族全員が快適に過ごせる空間が強みのミドルミニバンです。
【人気のミドルミニバン比較.3】ヴォクシー
トヨタ ヴォクシーは、家族での使用を想定し、多彩なシートアレンジと充実した収納スペースを提供するミドルミニバンです。
セカンドシートは、ゆとりあるヘッドクリアランスと左右席間の距離を十分に確保することで一人一人が快適に過ごせます。7人乗り仕様では「ストレート超ロングスライド」を採用しており、大人でも足を伸ばしてくつろげるでしょう。
インパネ周りの多彩な収納スペースの他、荷室床下の大容量「スーパーラゲージボックス」は高さのある荷物・スーツケースの収納にも対応しています。
スライドドア開口部が広いので乗り降りしやすく、足をかざすだけでオープンできる「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」も両手が塞がっているときに便利です。
【人気のミドルミニバン比較.4】ステップワゴン
ホンダ ステップワゴンは、ミドルサイズミニバンの中でも独自の魅力を持つモデルです。ステップワゴンの最大の魅力は、室内レイアウトを自在に変化させられる点にあります。
フルフラットはもちろん、2列目シートを最大780mmもロングスライドしてリムジンのような空間にしたり、2列目・3列目シートをたがい違いにしたりと、自由にアレンジ可能です。
また、2022年4月モデルまでに搭載されていた「わくわくゲート」も特徴的でした。わくわくゲートは、テールゲートを縦だけでなく横にも開けるようにする機構で、狭い場所でも荷物の積み下ろしがしやすく便利です。
走行性能面では、低重心設計と高剛性ボディにより安定した走りを実現しており、乗り物酔いしにくい空間で家族での長距離ドライブも快適に楽しめます。
【人気のミドルミニバン比較.5】エスクァイア
トヨタ エスクァイアは、ミドルサイズミニバンの中でも高級感と実用性を兼ね備えたモデルです。ノアやヴォクシーと同じプラットフォームを採用しながら、独自のデザインと装備で差別化を図っています。
エスクァイアの特徴は、洗練されたエクステリアデザインと上質な室内空間です。フロントグリルやヘッドライトのデザインからは高級感が漂い、室内は高品質な素材を使用し静粛性にも優れています。
セカンドシートは、8人乗りでも580mmものロングスライドができ、広々とした足元空間を確保可能です。Toyota Safety Senseを標準装備しており、予防安全から衝突安全まで、幅広い安全技術で家族を守ります。
ラージミニバンの人気車種5選!特徴を比較
ラージミニバンは、広々とした室内空間と高い快適性が特徴です。家族での長距離ドライブや、大人数での移動に適しています。ここでは、ラージミニバンの代表的な車種を5つピックアップしたので、それぞれの特徴を見ていきましょう。
【人気のラージミニバン比較.1】アルファード
トヨタ アルファードは、ラージミニバンの代表格として高い人気を誇ります。アルファードの魅力は、乗客をもてなすぜいたくな空間設計です。
特にExecutive Loungeグレードでは、プレミアムナッパ本革シートや電動操作可能なロングスライド、パワーオットマンなど、快適性を追求した装備が充実しています。
多彩なシートアレンジも特徴で、さまざまな用途に対応可能です。例えば、フルフラットモードやリラックスモードなど、乗車人数や荷物の量に応じて柔軟に対応できます。
さらに、乗降性を向上させるユニバーサルステップや、静粛性にこだわった設計など、細部まで配慮が行き届いている一台です。アルファードは単なる移動手段を超え、快適で上質な時間を過ごせる空間を提供します。
【人気のラージミニバン比較.2】ヴェルファイア
トヨタ ヴェルファイアは、アルファードと双璧をなすラージミニバンとして知られています。ヴェルファイアは、圧倒的な存在感と上質な快適性が融合されている点が特徴です。
エクステリアは大胆かつ力強いスタイルを追求し、立体的な造形のアルミホイールや一文字に光るリヤコンビネーションランプが目を引きます。
インテリアには、12.3インチTFTカラーメーターや14インチディスプレイオーディオなど、先進的な機能が搭載されておりドライブ気分を盛り上げるでしょう。後席には、最大530mmのスライドが可能なエグゼクティブパワーシートを採用し、極上のくつろぎを提供します。
力強さと快適性を両立した走行性能や、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の標準装備など安全性能も万全です。
【人気のラージミニバン比較.3】エルグランド
エルグランドは、日産が誇るラージミニバンです。風格ある外観デザインと、全長約5mの車体を生かした広々とした室内空間を持ち、家族やグループでの長距離ドライブに重宝します。
室内は、コンフォタブルキャプテンシートやオットマン、大型アームレストなど、快適性を追求した設計です。特に2列目シートは、長時間の移動でも疲れにくい工夫が凝らされています。
走行性能面では、「ダイナミック&ラグジュアリー」をコンセプトに、低重心設計や専用チューニングのサスペンションにより、安定した乗り心地と操縦性を実現しているのが魅力です。
スムーズな加速と優れた燃費性能を両立している他、360°セーフティアシストの標準装備をはじめ、高い安全性能を誇ります。
【人気のラージミニバン比較.4】オデッセイ
ホンダ オデッセイは、快適性・走行性能・安全性のバランスが取れたラージミニバンです。低く伸びやかなスタイルは洗練さを感じさせ、広々とした室内空間には大型センターテーブルなどを採用し、くつろぎを追求しています。
また、Honda独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載し、パワフルながらも静粛性が高い点もポイントです。3つの走行モードを、状況に応じて切り替えることで、優れた燃費性能と力強い走りを両立しています。
先進運転支援システム「Honda SENSING」を搭載し、衝突軽減ブレーキや車線維持支援システムなど、充実した安全機能で家族の旅行をサポートしてくれるでしょう。
【人気のラージミニバン比較.5】グランエース
グランエースは、トヨタが誇るハイエンドラージミニバンです。最大8人乗りが可能で、乗車人数や荷物に合わせてフレキシブルなシートアレンジができます。
リヤシートは一人掛けソファのような座り心地で、長時間の移動でも快適に過ごせる設計です。直射日光を遮るサンシェードやUVカット機能ガラスなど、乗員全員の快適性を追求した装備が充実しています。
2.8Lディーゼルターボエンジンを搭載し、力強い動力性能と高い静粛性を両立している点も見逃せません。また、最小回転半径は5.6mと大きな車体の割に小回りが利き、取り回しのしやすさも特徴です。
グランエースは、移動時間を特別なものにする、ラグジュアリーな空間と快適な乗り心地を提供する一台といえるでしょう。
国サイズで比較!ミニバン選びのポイント
ミニバンを選ぶ際には、家族構成や用途に応じて適切な車種を選ぶことが重要です。家族の人数や年齢、ライフスタイルによって最適なミニバンは異なります。
また、日常使いや長距離ドライブなど、主な使用目的によっても選び方が変わってくるでしょう。ここでは、主なミニバンの選び方について解説します。
家族構成別ミニバンの選び方の比較
快適な移動空間を確保するためにも、ミニバンは家族構成に応じて選ぶ必要があります。夫婦2人家族なら、トヨタ シエンタやホンダ フリードなどのコンパクトミニバンで十分でしょう。取り回しが良く、燃費も優れているため日常使いに適しています。
3人家族の場合、将来的な家族の成長を見据えて、ミドルサイズミニバンを検討するのがおすすめです。トヨタ ノアやヴォクシー、日産 セレナなどが人気があります。これらの車種は、チャイルドシートの取り付けや荷物スペースの確保が容易です。
4人以上の家族なら、3列シートのミニバンを選ぶと快適に過ごせます。ホンダ ステップワゴンやトヨタ アルファードなどのラージミニバンは、広々とした室内空間と充実した収納スペースが魅力です。
用途別ミニバンの選び方の比較
ミニバンの選び方は、用途によっても大きく変わります。日常の買い物や通勤が主な用途なら、コンパクトミニバンが適しているでしょう。小回りが利き、駐車も容易なため、都市部での使用に最適です。
一方、長距離ドライブや家族旅行が多い場合は、ミドルサイズ以上のミニバンを選ぶとよいでしょう。広い室内空間と快適な乗り心地が、長時間の移動をサポートします。
また、ライフスタイルや趣味なども考慮して選びましょう。例えば、アウトドア好きな家族なら、荷室の広さや4WD車の選択も検討する価値があります。
さらに、荷物の多さも考慮すべきポイントです。趣味の道具や大型の荷物を頻繁に運ぶ場合、ラージミニバンの広い荷室が役立ちます。また、小さな子どもや高齢者がいる家族には、乗り降りのしやすさを重視したモデルがおすすめです。
ミニバンの維持費と税金の比較
ミニバンの維持費は、車種やサイズによって大きく異なります。自動車税種別割は排気量に応じて決まり、1,500cc以下のコンパクトミニバンで年間約3万円、3,000ccクラスのラージミニバンで年間約5万円です。
車検時には重量税も発生し、車両重量が重いほど高額になります。燃費性能の良い車種は、エコカー減税の対象となる可能性があり、税金面でも有利です。
維持費を抑えるポイントとしては、燃費の良い車種や小さいクラスの選択が挙げられます。ハイブリッドモデルは燃料コストを抑えられる一方、初期費用は高くなる傾向です。
中古ミニバン購入の比較ポイント
最後に、中古ミニバンを購入する際の重要なポイントについて解説します。中古ミニバンならではの選び方や中古車特有のメリット・デメリット、査定・買取時の注意点など、中古ミニバン購入に関する情報をチェックしましょう。
中古ミニバンの選び方
中古ミニバンを選ぶ際は、サイズと乗車定員を確認しましょう。一般的な7人~8人乗りの3列シート車に加え、近年は5人乗りの2列シート車も増えています。利用目的や家族構成、自宅周辺の道路状況を考慮し、適切なサイズとシート数を選択することが重要です。
また、車両状態を確認することも欠かせません。メンテナンスがしっかりされている中古ミニバンは、故障のリスクも低いと考えられます。
メンテナンスノートを見れば、適切に整備されてきたかどうかが確認可能です。試乗を行い、エンジン音や振動、ハンドリングなどもチェックしましょう。
その他、できるだけシンプルな装備のミニバンなら、構造上の複雑さも軽減され、不具合のリスクが低いといわれています。マイナーチェンジされたモデルであれば、不具合が起こりやすい箇所が改善されているので、長く乗りやすい傾向にあるようです。
中古車購入時は、信頼できる販売店を選ぶことも大切といえます。保証内容や整備状況をしっかり確認し、安心して乗れる一台を見つけましょう。
中古ミニバン購入のメリットとデメリット
中古ミニバンの購入には、メリットとデメリットがあります。メリットのひとつは、新車と比べて大幅に安い価格で購入できることです。
特に、人気の低い車種や走行距離の多い車両は、安く入手できる可能性があります。また、新車では高額な上位グレードや装備が、中古車なら手の届く価格で手に入ることもあるでしょう。
一方で、デメリットとしては、故障のリスクが新車より高くなる点が挙げられます。特に、走行距離が10万kmを超える車両は、エンジンやトランスミッションなどの主要部品の劣化が進んでいる可能性があるでしょう。
また、最新の安全装備や燃費性能が劣る場合もあるため、長期的なコストを考慮する必要があります。
中古ミニバンの査定・買取のポイント
中古ミニバンの査定・買取では、車両の状態が重要なポイントとなります。特に室内の清潔さは査定額に大きく影響するため、シートやフロアマットの汚れを丁寧に清掃しましょう。タバコやペットの臭いも査定額を下げる要因となるため、消臭対策も行います。
また、売却のタイミングも重要です。1月~3月や5月~8月は、新生活やレジャーシーズンと重なり、ミニバンの需要が高まる傾向にあります。特に3月は企業の決算期と重なるため、高値で売却できる可能性が高いでしょう。
社外品パーツは、査定でマイナス評価となる場合があるため、可能な限り純正パーツに戻しておくことも大切です。ただし、取り外し跡が残る場合は、そのまま査定に出すほうがよいかもしれません。
売却前には一括査定サイトなどを活用し、愛車の買取相場を把握しておきましょう。複数の買取業者から査定を受けることで、より高値で売却できる可能性が高まります。
まとめ
ミニバンの選び方は、家族構成や用途によって異なります。コンパクトミニバンは燃費が良く、都市部での運転に適しているでしょう。
ミドルサイズミニバンは、乗車人数と荷室のバランスが取れており、多くのファミリーに人気があります。ラージミニバンは、広い室内空間と快適性が魅力で、長距離ドライブに最適です。
各サイズに人気モデルがあり、メーカーごとに独自の技術・装備を備えています。中古車購入も選択肢のひとつですが、メリットとデメリットを十分に理解しておくことが必要です。
自分のライフスタイルに合ったミニバンを選ぶことで、快適なカーライフを楽しめるでしょう。
▼ライタープロフィール
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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