ディーゼル車は軽油を燃料に走る!仕組み・メリットや上手な乗り方も解説!

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ディーゼル車は軽油を燃料に走る!仕組み・メリットや上手な乗り方も解説!

ディーゼル車は軽油を燃料に走る!仕組み・メリットや上手な乗り方も解説!

自動車には、ガソリンやディーゼル、ハイブリッドなどのエンジンタイプがあり、走行の仕組みはそれぞれ異なります。近年急増しているハイブリッド車や普及率の高いガソリン車は比較のために仕組みが紹介されがちですが、ディーゼル車に関しては、その仕組みを知らない方も多いのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、ディーゼル車の歴史やエンジンの仕組み、メリットや注意点などをご紹介します。中古車で購入するときのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

※目次※

1.ディーゼル車の歴史や仕組みとは?

2.ディーゼル車に乗るメリットはパワーだけじゃない!

3.ディーゼル車の上手な乗り方とは?整備や税金での注意点

4.ディーゼル車の排ガス規制とは?

5.ディーゼル車を中古で購入するときのポイント

6.中古車のネクステージで自分に合ったディーゼル車を探そう!

7.まとめ

 

■POINT

・ディーゼル車は軽油を燃料とした車で、ガソリン車とはエンジンの構造も異なる

・ディーゼルエンジンは優れたパワーだけではなく、燃料費の安さや耐久性の高さもメリット

・クリーンディーゼル車は環境負荷削減のために開発された車で、新車購入時には自動車税や自動車重量税の減税・免税もある

 

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ディーゼル車の歴史や仕組みとは?

ディーゼル車は軽油を燃料に走る!仕組み・メリットや上手な乗り方も解説! 

ディーゼル車は、軽油を燃料とするエンジンタイプです。ガソリン車より燃費がよく、燃料代の安さが維持費削減に繋がることから、頻繁に車に乗る方に特に人気があります。しかし実際に、ディーゼル車がどのような仕組みで走行しているのか知らない方は多いのではないでしょうか。

 

そこでここでは、ディーゼルエンジンの歴史とガソリン車の仕組みとの違い、軽油を使用する理由をご紹介します。

 

ディーゼル車の始まり

ディーゼルエンジンは、1892年にルドルフ・ディーゼルの「既知の蒸気機関と内熱機関を置換する合理的熱機関の理論と構築内熱機関」という論文から発明されたシステムです。ディーゼルエンジンの名称の由来は、開発者の名前となっており、特許も取得しています。

 

1920年代には、ドイツのメーカーであるベンツとMANがディーゼルエンジンを搭載した車を市販化しました。日本では、1959年にトヨペット(現トヨタ)がクラウンに搭載したものが国内初のディーゼル車です。1970年代から1980年後半には保有比率が毎年増加し、ガソリンエンジンに並ぶ選択肢として定着しています。

 

ディーゼル車とガソリン車の違い

ディーゼル車とガソリン車は基本構造は変わりませんが、エンジンのメカニズムが異なります。ガソリンエンジンは、ガソリンと空気が混ざった「混合気」をピストンで11分の1まで圧縮し、スパーププラグで火花を飛ばして着火して燃焼させます。

 

一方でディーゼルエンジンは、空気のみ吸入して18分の1まで圧縮し、高温となった空気に霧状の燃料を噴射して自然着火させる仕組みです。ガソリンよりも圧縮比が高く燃焼エネルギーも上がるため、高トルクにつながります。

 

スパークプラグは不要ですが、グロープラグが必要です。ガソリンの引火点はマイナス40℃と低めであるのに対し、ディーゼルエンジンは45℃以上と高めであることから、冬場や寒冷地などでは始動性が悪くなります。

 

そこでエンジン内の温度を温める役割を果たすものがグロープラグです。エンジンは、グローランプの点灯が消えてからセルを回して始動させます。

 

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なぜ軽油を燃料に使用するのか?

ディーゼルエンジンの燃料が軽油である一番の理由は、パワーの大きさです。軽油はガソリンより高圧縮で発熱量が高いことから、燃焼時のエネルギーが大きくなります。また、効率よく燃焼するために最高回転数が低く、高トルクが期待できることも魅力です。

 

高回転域でのパワーに不安は残りますが、ターボを付加して欠点を補っていることから、軽油を使うことは大きなメリットにつながります。効率のよいエネルギーと力強い走行性が期待できる点で、ディーゼル車を選択するメリットは大きいと言えるでしょう。

 

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ディーゼル車に乗るメリットはパワーだけじゃない!

ディーゼル車は軽油を燃料に走る!仕組み・メリットや上手な乗り方も解説!

ディーゼル車は軽油を使用することで力強いパワーを発揮できます。しかし、メリットはそれだけではありません。

 

ここでは、ディーゼル車に乗るパワー以外のメリットをご紹介します。ガソリン車とディーゼル車のどちらを購入するか悩んでいる方は参考にしてください。

 

燃料単価が安く燃費が良い

ディーゼル車の燃料である軽油は、レギュラーガソリンと比較すると安価です。ガソリン代は「揮発油税」と「地方揮発油税」の合計額で計算されますが、軽油は「軽油引取税」という地方税のみの金額となり、その差が販売金額に反映されています。

 

また、軽油を使用するディーゼルエンジンは熱エネルギー効率が良いことから、燃費性能も高めです。特に走行距離が多い方は優位となるでしょう。

 

エンジンの耐久性が良い

ディーゼルエンジンは、高い圧縮比に耐えられるようにエンジンブロックを頑丈に作っています。ガソリンエンジンに比べると重量はありますが、その分頑丈な構造で耐久性は高めです。

 

ただし、エンジンは始動時に最も負担がかかります。ディーゼルエンジンの耐久性は良いと言えども、短時間走行が多い場合は寿命が早まる可能性もあるでしょう。そのため、ロングドライブやアウトドアなどの長時間ドライブを楽しむ方には特にメリットとなります。

 

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ディーゼル車の上手な乗り方とは?整備や税金での注意点

ディーゼル車は軽油を燃料に走る!仕組み・メリットや上手な乗り方も解説!

ディーゼル車を購入する前に、ガソリン車と異なる部分はきちんと把握しておきましょう。特に整備や税金に関しては異なる部分が多いため注意が必要です。そこでここでは、燃料やエンジンオイルなどの整備に関する注意点と、自動車税に関する注意点をご紹介します。

 

燃料の入れ間違え

ガソリンと軽油の入れ間違えは、意外と多いトラブルです。社用車やレンタカーなど、いつも使う車ではない場合は燃料が分からない方も多いのではないでしょうか。車の給油口に燃料のステッカーが貼られている場合があるので、必ずチェックしましょう。

 

ガソリン車に軽油を入れた場合には、エンジンの出力が下がり加速が遅くなります。黒い排気ガスが出てエンジンが止まってしまうため注意が必要です。

 

ディーゼル車にガソリンを入れた場合にも、エンジンの出力が下がります。白い排気ガスが出て、噴射ノズルや燃料ポンプの故障もあり得るでしょう。

 

エンジンが故障すると莫大な費用がかかります。エンジン始動前に入れ間違えに気付いたら、速やかにガソリンスタンドのスタッフやロードサービスに連絡して燃料を入れ替えましょう。

 

エンジンオイルの交換頻度

ディーゼル車の燃料となる軽油には、硫黄成分が含まれています。硫黄成分はガソリンにも含まれていますが、ガソリンよりも軽油に含まれる量が多めです。

 

硫黄は燃焼すると硫黄酸化物を生成することから、エンジン内にススが溜まり汚れやすくなります。エンジン内が汚れると性能の低下や燃費の悪化を招くことから、こまめにメンテナンスを行いましょう。

 

エンジンオイルの交換は、1万kmまたは1年、エンジンに負荷がかかる走行が多い場合には5,000kmまたは半年とされています。ガソリン車は7,500km~1万5,000kmが目安のため、ディーゼル車のほうが頻繁に交換が必要です。

 

寒冷地での燃料凍結

軽油はガソリンよりも粘度が高く、低温になると流動性が低下します。ディーゼル車はエンジン内を温めるグロープラグを搭載していますが、寒冷地では燃料凍結によりエンジンが始動しないトラブルも多いです。寒冷地のガソリンスタンドでは、凍結防止のために軽油に添加剤が含まれています。

 

温かい地域から寒冷地に移動する場合には、現地で添加剤を含んだ軽油を追加で給油し、凍結を防ぐことが有効です。運転中は問題ありませんが、長時間駐車した後は特に注意が必要となります。旅行や仕事で寒冷地に行く際には、現地に着いたときに燃料が半分以下になるように計算し、給油をする計画を立てましょう。

 

自動車税の重課

ディーゼル車とガソリン車では、自動車税の重課に違いがあります。ガソリン車では新車登録から13年経過ですが、ディーゼル車は10年経過でおおむね10%の重課です。自動車税の額はガソリン車もディーゼル車も同様のため、長期保有するとディーゼル車のほうが不利となります。

 

維持費を抑えたいのであれば、10年を目安に車の買い替えを検討しましょう。

 

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ディーゼル車の排ガス規制とは?

ディーゼル車は軽油を燃料に走る!仕組み・メリットや上手な乗り方も解説!

ディーゼル車の燃料である軽油は、ガソリンと同じく炭化水素の液体燃料です。しかし、ディーゼルエンジンのほうが発熱量が高いことから、燃焼時の二酸化炭素排出量が多くなります。日本では1966年から排出ガス規制を行っており、ガソリン車ディーゼル車ともに強化されてきました。

 

ここからは、ディーゼル車の排出ガス規制の詳細や対策について解説します。

 

ガソリン車と同程度の排出ガスレベル規制

排出ガスの規制では、2002年にNOx・PM法が制定されています。NOx(窒素酸化物)やPM(粒子状物質)などの排出を抑えるための規制です。この規制によって、2003年から東京都や大阪府などの一部地方公共団体は「ディーゼル車規制条例」を発令し、対象地域内の走行を禁止しました。

 

大気汚染防止法に基づく排出規制では、ガソリン車とディーゼル車の基準値は異なります。しかし、ガソリン車の代替えが可能な車両総重量3.5t以下のクラスであれば、代替えを図るべくガソリン車並みの排出基準が定められました。

 

クリーンディーゼルで対策

ディーゼル車規制条例により規制が強化されたディーゼル車は、大気汚染の原因となる排出ガスを削減する必要があります。そこで開発されたのが「クリーンディーゼル」です。クリーンディーゼルは環境保護に配慮した次世代自動車として認定されています。

 

国土交通省や経済産業省、環境省などは「クリーンディーゼル普及推進方策」を策定し、対象者購入時に自動車所得税の非課税や重量税の免税などの対策を行いました。

 

クリーンディーゼルのポイント

クリーンディーゼルは「コモンレール」による排出ガスの抑制や「微粒子捕集フィルター」によるPMの削減、そして「尿素SCRシステム」によるNOxの浄化などを実現しています。搭載車によってシステムは異なりますが、優れた環境負荷削減や燃費の良さが魅力です。

 

また、エンジンの構造変更によって振動や騒音の軽減にも成功しています。乗り心地や使い心地にも進化を感じられるでしょう。

 

注意点は、尿素SCRシステム搭載車はアドブルー(高品位尿素水)の残量がないとエンジンが始動しないことです。定期的な確認をして、警告灯やメッセージが点灯したらすぐに補充しましょう。

 

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ディーゼル車を中古で購入するときのポイント

ディーゼル車は軽油を燃料に走る!仕組み・メリットや上手な乗り方も解説!

ディーゼル車は、エンジン構造が頑丈であることから製造コストが高めです。そのため、同じ車格のガソリン車と比較すると車体価格も高くなっています。ここでは、ディーゼル車を中古で購入するときに確認するポイントをご紹介しますので参考にしてください。

 

車のタイプを確認しよう

自動車にはさまざまなボディタイプがあります。ランニングコストや車体価格の安さを重視するならコンパクトカー、走行性能や動力性能を重視するならSUVやスポーツカーがおすすめです。また、家族や仲間とのお出かけや荷物が多い方はミニバンやワゴン、高級感やデザイン性を楽しみたい方はセダンなどがあり、自分の目的に合うタイプを選びましょう。

 

現行モデルでは、マツダや三菱、トヨタなどがクリーンディーゼル搭載の乗用車を販売しています。中古車ではすでに販売を終了したモデルもあるため、豊富な選択肢から選べるでしょう。

 

トルクを確認しよう

中古車のエンジン性能を比較するときには、トルク値の確認が大切です。トルクの数値は、1分間のエンジンの回転数「rpm」と、その回転によって得られる性能「Nm(kgf・m)」を表しています。

 

たとえば、450Nm(45.9kgf・m)/3,000rpmと450Nm(45.9kgf・m)/2,000rpmを比較した場合、2,000回転に対して450Nmの性能を出せる後者のほうがパワー走行に有利です。3,000回転のほうは、スポーティーで伸びのある走行性を求めている方に向いています。

 

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中古車のネクステージで自分に合ったディーゼル車を探そう!

中古のディーゼル車を購入するなら、全国に展開した店舗に約2万点の豊富な在庫を取り扱うネクステージをご活用ください。

 

ネクステージでは、国産車はもちろん輸入車も豊富にご用意しています。現行モデルのディーゼル車はもちろん、販売が終了したモデルも取り扱っていることから、お気に入りの1台を見つけていただけるでしょう。

 

修復歴車は取り扱っておらず、納車前の整備や点検、納車後の充実した保証もあります。お客さまに安心して選んでいただける環境作りも行っているため、ぜひご利用ください。

 

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まとめ

ディーゼル車は軽油を燃料に走る!仕組み・メリットや上手な乗り方も解説!

軽油を燃料とするディーゼル車は、燃費の良さや維持費の安さ、環境負荷削減による減税・免税など、さまざまなメリットがある車です。エンジン構造が複雑なため製造コストがかかり車体価格も少し高めとなりますが、中古車であればお得に購入ができます。

 

ネクステージでは、豊富な在庫と安心の保証でお気に入りの1台を安心して探していただくことが可能です。ディーゼル車の購入を検討している方は、ぜひネクステージにご相談ください。

 

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