オープンカーは車の原点!名称の種類や選び方、おすすめ国産・輸入車も紹介
ガソリン車の歴史はオープンカーからはじまりました。現在もオープンカーに憧れを抱く方は多いのではないでしょうか。「カブリオレ」や「コンバーチブル」など、オープンカーにもさまざまなタイプがあります。
この記事では、オープンカーの名称と形状や購入する際のポイントを解説しますので、オープンカーの購入を考えている方はぜひ参考にしてください。オープンカーについて理解を深めつつ、自分に合った車種を明確にできるでしょう。
※目次※
・最初に誕生したガソリン車はオープンカーだった。日本では1930年に誕生したダットサンから始まる
・セダンを幌付きにした「フェートン」やスポーツタイプの「ロードスター」などオープンカーの形状はさまざま
・オープンカーは解放感やインテリアのデザイン性が重要。ネクステージなら国産車・輸入車ともに豊富な選択肢から選べる
オープンカーの歴史と概要
まずはオープンカーの概要を確認しましょう。オープンカーを深く知るためには、歴史の理解も重要です。以下から「オープンカーはどの時代に誕生したのか」「代表的なオープンカーにはどのような車種があったのか」といった内容を解説します。
ガソリン車第1号はオープンカー
実は最初に誕生したガソリン車はオープンカーでした。ガソリン自動車の第1号とされているモデルは、19世紀のドイツで開発された「ベンツ パテント モトールヴァーゲン」という車です。
車の歴史をたどると、馬車が元になっています。そのためガソリン車とはいえ「ベンツ パテント モトールヴァーゲン」は三輪の馬車に原動機を載せただけの形状です。その後自動車の普及は進みましたが屋根付きの車は高価であったため、しばらくはオープンカーが主流でした。
日本でのオープンカーの歩み
日本での自動車生産は欧米に比べて遅れていました。その中で1930年代に日産の前身となる「ダットサン商会」がダットサンを誕生させ、本格的に国産乗用車の生産を始めています。
その後、長きにわたってオープンカー市場は世界的にも低迷が続きました。しかし1989年に誕生したマツダ ロードスターの前身「ユーノス・ロードスター」はコンパクトなサイズと軽快な走りで人気を集めています。ユーノス・ロードスターは現代的にも身近な形状で、オープンカーの先駆けといえる存在です。
オープンカーの名称と形状
オープンカーには、形状によって異なった名称があります。事前に自分好みのスタイルを明確にしておけば、購入作業もスムーズです。ここでオープンカーの名称と形状を紹介します。名称の由来なども合わせて解説しますので、参考にしてください。
フェートン
フェートンは「4人乗り」「4ドア」「2列シート」のセダンを幌付きにしたオープンカーです。名称はギリシャ神話の太陽神ヘリオスの息子『パエトーン』に由来します。
オープンボディが主流であった20世紀前半に使われていた言葉ですが、1950年以降は使用される機会が減少しました。
カブリオレ/コンバーチブル
カブリオレとコンバーチブルは、どちらも折り畳み式の幌を備えたオープンカーの名称です。基本的に4シーターで、幌を閉じれば箱型セダンと同じように使用できます。
カブリオレは「馬1頭・2人乗り・2輪の馬車」、コンバーチブルは「複数の形式に変換できる」という意味です。車の形状は同じですが誕生した地域で呼び名が異なります。カブリオレは主にヨーロッパ圏、コンバーチブルは英語圏で使われる名称です。
ロードスター/スピードスター
ロードスターおよびスピードスターは、スポーツタイプのオープンカーを指します。基本的に2シーターの車です。多くは低重心で走りに特化した設計が施されています。ロードスターが誕生した当時は幌や側面ガラスのない完全なオープンカーでした。
「マツダ・ロードスター」は世界で最も売れているオープンカーです。欧米では「MX-5」という名前で販売され、オープンカーの種類としての呼び名だけが浸透しています。スピードスターも形状は同じですが、より競技用車両に近いモデルに使用される名称です。
スパイダー/バルケッタ
スパイダーおよびバルケッタは、2人乗りのスポーツタイプのオープンカーです。これだけ聞くとロードスターと同じですが、ロードスター/スピードスターほどスポーツカー色が強くない車も含まれます。
どちらも多くの場合、イタリア車に使われる呼び名です。スパイダーという名称は屋根のないフォルムが「蜘蛛」に似ていることに、バルケッタはイタリア語の「小舟・ボート」に由来しています。
タルガトップ
タルガトップは、前席上部のルーフパネルのみ脱着式になっているオープンカーです。いわゆるセミオープン型で、解放感はフルオープンに劣りますが安全性に優れています。
名前の由来は、イタリアのシチリア島で行われた「タルガフローリオ耐久レース」です。ポルシェの5連覇を記念して、同形状のモデルにタルガと付けて商標登録しました。ポルシェ以外にもセミオープン型はありますが、名称にタルガを使えるのはポルシェのみです。
Tバールーフ
Tバールーフは中央部を残し、運転席と助手席それぞれのルーフを脱着できるオープンカーです。左右のルーフをオープンにした状態を上から見るとT字型になっているため、Tバールーフと呼ばれます。タルガトップと同様にフルオープンよりも車体剛性が高く、安全性に優れた形状です。
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オープンカーを選ぶ際のチェックポイント
オープンカーを購入する人の多くは、痛快なカーライフを想像しているのではないでしょうか。しかしオープンカーは特殊な車であるため、購入後に想定していないデメリットを感じるかもしれません。ここでオープンカーを選ぶ際のチェックポイントを解説しますので、ぜひ購入時の参考にしてください。
試乗して解放感をチェック
運転席の解放感は実際に座席に座ってみなければ分かりません。たとえばフロントウィンドウが過剰に大きい場合」や「幌やルーフが完全に格納されない場合」十分な開放感を感じられません。実際にオープンな状態で試乗を行い、感覚を確かめましょう。
目安として「顔を伸ばすとフロントウインドウから出る」「ボディサイドから肩が出る」オープンカーが解放感の面では適しています。
インテリアを含めたデザイン性
オープンカーは、ルーフを開けているとインテリアも外から見えます。そのため、エクステリア同様にインテリアのデザインも重要です。
シート素材やインテリアカラーとボディカラーのバランスなど、トータルで見た時の印象をチェックしましょう。
ルーフの質感とラインを見る
ルーフの質感は、幌(ソフトトップ)とハードトップの2種類があります。幌は昔ながらの外車らしい雰囲気が魅力です。脱着も手間がかからず、外した幌の収納もスペースを取りません。しかし防犯面や直射日光、雨風に弱いというデメリットもあります。
ハードトップはボディと同じ金属素材であるため、ソフトトップのようなデメリットはありません。しかし収納スペースが必要で、脱着に時間がかかります。クローズ時の通常の車のような外観も、人によっては気になるところでしょう。またクローズ時に乗る機会も多いため、ルーフラインのデザインチェックも重要です。
シートヒーターが快適
寒さに我慢できずルーフを閉めていては、せっかくのオープンカーのメリットが半減してしまいます。そのため、オープンカーはシートヒーター機能の付いたものがおすすめです。
エアコンだけでは厳しいような寒い日も、シートヒーターであれば無理せずオープンドライブを楽しめます。むしろ冷たい風を心地よく感じながら、快適なドライブを実現できるでしょう。
オープンカーのおすすめ車種3選【国産車】
現在販売されているオープンカーにはどのような車種があるのでしょうか。ここでは、国産のオープンカーを3車種ご紹介します。それぞれデザイン・走りに独自の魅力を備えたモデルです。ぜひ購入する際の参考にしてください。
マツダ ロードスター
マツダ ロードスターは「魂動デザイン」というコンセプトの躍動的なデザインが魅力です。ボディカラーには、上質な金属感を表現した7色が設定されています。
走りにおいてはFR専用設計の「SKYACTIV-G 1.5エンジン」や、すっきりとした加速感を実現する「SKYACTIV-MT」により、軽快かつ意のままのドライブフィールを体感できます。
マツダ ロードスターの新車価格は262万3,500円~335万6,100円、中古車相場は約160万円~350万円です。流通量はそこまで多くありません。
(2022年2月時点の情報です)
(参考:『ロードスター(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ S660
ホンダ S660は、軽自動車でありながらスポーティな性能を追求した軽オープンカーです。低重心・低慣性のMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)レイアウトを採用し、コーナリング時にも高い安定性を実現しました。
パワーユニットには低中速域でパワーを発揮する高回転型ターボエンジンを搭載し、トランスミッションにはダイレクトな走りを楽しめる6MTとCVTの2タイプを設定しています。
高い運動性能を予感させる、弾丸のようなフォルムも魅力です。新車価格は203万1,700円~315万400円、中古車相場は約160万~410万円で主に年式の高いモデルが流通しています。
(2022年2月時点の情報です)
(参考:『S660(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ コペン
ダイハツ コペンも軽自動車のオープンスポーツカーです。デザインが多様で、躍動感のある「Robe」、斬新な多角形デザインの「XPLAY」、美しい曲面を意識した「Cero」、スポーティなワイド&ローボディが特徴の「GR SPORT」といった、4つのスタイルを選択できます。
ボディカラーは全10色で、ルーフやリヤ・フロント部分を別色にできるため、自分好みのカスタムを楽しめるでしょう。
新車価格は188万8,700円~244万8,200円、中古車相場は約65万円~240万円です。流通量は特別多くはありませんが、年式の古いモデルから新しいモデルまで幅広く流通しています。
(2022年2月時点の情報です)
(参考:『コペン(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
PRオープンカーの商品
オープンカーのおすすめ車種3選【輸入車】
オープンカーは、国産車だけでなく輸入車にも魅力的な車種があります。オープンカーは輸入車から選びたい、と考える方も多いのではないでしょうか。
輸入車のオープンカーは仕様が複雑なものもあるため、日本の街並みでの使い勝手も意識しながら選択しましょう。以下からオープンカーのおすすめ輸入車を3つご紹介します。
ポルシェ 718ボクスター
ポルシェ 718ボクスターは、スポーツドライビングに特化したオープンカーです。2.0L、2.5L、4.0Lといった3種類のエンジンが設定されています。いずれもパワフルで鋭いエンジンです。
特に4.0Lの6気筒自然吸気エンジンは圧倒的なパフォーマンスで、発進から100km/hまでわずか4秒で到達します。低車高・ワイドな洗練されたスタイリングも魅力です。
新車価格は768万~1,248万円、中古車相場は約680万円で流通しています。流通量は少ないため、好みのモデルがあれば早めの購入がおすすめです。
(2022年2月時点の情報です)
(参考:『718ボクスター(ポルシェ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アウディ TTロードスター
アウディ TTロードスターは、日常使用にも適したプレミアムスポーツカーです。軽量化された電動ソフトトップは、約50km/h以下であれば走行中も開閉できます。クローズ状態であればクーペ並みの静粛性が保たれるため、走行シーンに応じた柔軟な使用が可能です。
現在新車販売は終了しています。販売当時の新車価格は605万円~729万円、中古車の流通量は少なく、ネクステージでは現在取り扱っていません。
(2022年2月時点の情報です)
(参考:『TTロードスター(アウディ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
フェラーリ 488スパイダー
488スパイダーは、フェラーリの圧倒的な走りをオープンで楽しめるスポーツカーです。空気抵抗を最小限に抑えつつ、強力なダウンフォースを発生させます。
パワーユニットには出力492kW(670PS)/ 8,000rpmのV8エンジンを搭載しました。これはフェラーリ・ロードモデルとしての新記録です。魅力的なサウンド音と合わせてレーシングカーのような走りを体感できます。
新車価格は約3,500万円、中古車の流通量は少なく、ネクステージでは現在取り扱っていません。また、ハイスペックモデルであるため高額傾向です。
(2022年2月時点の情報です)
(参考:『488スパイダー(フェラーリ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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オープンカーはネクステージでお得に手に入れよう!
中古車の価格設定や品質は店舗によって異なります。そのため、オープンカーの中古車を購入する際は良質な店舗選びが重要です。実績豊富なネクステージであれば、お客様の理想のカーライフを実現できます。ここでネクステージの魅力をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ネクステージが選ばれる理由
ネクステージは全国に多数の店舗を展開しており、計約2万台の在庫を取り揃えています。全国の在庫はネクステージのWebサイトから閲覧でき、お近くの店舗に取り寄せも可能です。店舗訪問や試乗も手軽にできるため、幅広い選択肢から理想の一台を選択できます。
品質にもこだわっているため、修復歴車などトラブルの多い車は販売しておりません。徹底的な品質管理と公正中立な第三者機関による品質鑑定を実施しているため、安心してご利用ください。
国産車・輸入車の比較検討も可能
輸入車は規格や部品が国産車と異なるため、扱いが難しいイメージがあるかもしれません。ネクステージは6つのメーカーの正規輸入車ディーラーも展開しているため、輸入車の扱いにも長けています。
国産車と輸入車の選択に迷っている方もお気軽にご相談ください。知識豊富なスタッフが双方の車のメリット・デメリットとお客様の要望を比較し、最適なモデルをご提案します。
充実の保証で購入後も安心
ネクステージは、国産車・輸入車ともに無料保証が付帯しています。有償保証の「サービスサポート」は、期間中の無料点検やオイル交換、トラブル時のロードサービスなど、さまざまな特典を利用可能です。
他にも長く乗りたい方のための「10年保証」や、サービスサポート加入条件に満たない低年式の中古車が加入できる「Nextageサポート」など、お客様の要望と車の状態に合ったプランを複数ご用意しています。購入後も安心のカーライフを実現可能です。
まとめ
オープンカーは長い歴史の中で、さまざまな形状のモデルが誕生しています。現在は日常利用にも適したモデルや圧倒的な走りを追求したモデルなど、魅力的なオープンカーは豊富です。
ネクステージは国産車・輸入車ともに、豊富な車種を取り揃えています。まだ選択肢を絞り切れていない方は、相談からでもかまいません。価格・品質・サービスすべてに自信を持って販売しておりますので、お気軽にご利用ください。