軽キャンピングカーってどんなもの?アウトドアにおすすめな11車種の中古車
昨今のキャンプブームから、キャンピングカーに注目が集まっています。手軽に使えるキャンピングカーとして、軽自動車のキャンピングカーに興味をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
軽キャンピングカーはDIYすることも可能です。そのベースとなる軽自動車をお探しの方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、軽キャンピングカーの種類、維持費、ベース車の価格などを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・低コストを目指すなら軽キャンピングカーが手に入りやすくおすすめ。
・軽キャンピングカーの種類や入手方法・維持費について知ろう。
・軽キャンピングカーにおすすめのベース車とアウトドア向けの軽自動車をチェック。
低コストを目指すなら軽キャンピングカー
キャンプやアウトドアの人気が高まる中、キャンピングカーに興味を持っていても金額的に難しいと悩まれる方もいるのではないでしょうか。低コストを目指すなら軽キャンピングカーがおすすめです。
ここでは、軽キャンピングカーの詳細、メリット・デメリットを解説します。
軽自動車ベースのキャンピングカーのこと
軽キャンプングカーは、その名の通り軽自動車をベースとしたキャンピングカーです。「軽キャン」「軽キャンパー」とも呼ばれています。
従来のキャンピングカーは高額で車体も大きく、憧れの存在に近いものがありました。しかし、従来のキャンピングカーのイメージを大きく覆す軽キャンピングカーは、新たな発想で人気をえています。また、災害時にも役立つなど、時代のニーズに合うことでも注目を集めました。
軽キャンピングカーのメリット
従来のキャンピングカーは居住空間を広く考えているため大型の車がベースとなり、維持費や購入時の価格が高額です。また、広い駐車場が必要となるため、保管場所に困ってしまうということもありました。
軽自動車ベースのキャンピングカーは、これらの問題が解決できます。一部特殊な車両を除き軽自動車の枠内に収まるため、非常にコンパクトサイズです。また、大型車の運転に不慣れな方でも心配ありません。
小回りが利き気軽に運転できるだけではなく、目的地までストレスや疲労を減らしながら運転ができます。また、維持費が安くすむこともメリットです。
軽キャンピングカーのデメリット
軽キャンピングカーのデメリットは、軽自動車がベースであることから通常のキャンピングカーと比較すると乗車人数が減ることです。
乗車人数はベースとなる車で変わります。ハイエースなどのバンベースのキャンピングカーは6名~8名ですが、軽自動車ベースの乗車人数は4名、軽トラックベースの乗車人数は2名(共に大人の人数)です。
また、就寝スペースも小さいため、車中泊を考慮すると現実的な乗車人数は1人~2人となるでしょう。
軽キャンピングカーの種類
軽キャンピングカーは、大きく2種類に分けられます。ここでは「バン・ワゴンベース」「トラックベース」について詳しく解説していきますので参考にしてください。
バン・ワゴンベース
バンやワゴンをベースとしたキャンピングカーを「バンコンタイプ」と言います。ベース車にキャンピングカーの装備を架装するため、サイズの変化はさほどありません。
街中でも同じ感覚で運転ができ、維持費も一般的な軽自動車並みです。普段使いのできる、手始めのキャンピングカーとしても向いているでしょう。
トラックベース
トラックベースのキャンピングカーを「キャブコンタイプ」と言います。荷台部分をキャビンに変更したキャンピングカーです。トラックの荷台を架装するため、運転しづらさは感じにくいでしょう。
軽自動車の規格を最大まで活かせることができるため、バンコンタイプよりも居住空間が広くなります。見た目も従来のキャンピングカーに近くなるため、本格的なキャンピングカーが欲しいという方に向いているでしょう。
軽キャンピングカーを手に入れる方法
軽キャンピングカーは、ディーラーでは販売されていません。軽キャンピングカーの購入を考え始めても、実際に購入場所をどうしてかいいのか悩む方も多いでしょう。ここでは、軽キャンピングカーの購入先について解説します。
購入先は専門ショップ
軽キャンピングカーをはじめとしたキャンピングカーは、カスタムカー販売・制作会社での購入が一般的です。しかし、カスタムカー販売・制作会社は地方にある場合が多く、住居地によっては店舗に足を運ぶことが困難な場合もあります。
その場合は、定期的に行われているキャンピングカーの展示会・ショーなどの利用がおすすめです。複数のメーカーが出店するため、比較もしやすく気に入った車があれば商談も出来ます。
キャンピングカーは、普通の車を購入するのとはまた違った買い物です。実際に装備を確認し、オプションも何が必要で何が不必要かを吟味する必要があります。
DIYも可能
キャンピングカーはDIYが可能です。自らの手で作るため難易度は高くなりますが、好みのキャンピングカーにできるというメリットと楽しみがあります。
キャンピングカーをDIYするには、ある程度の知識が必要です。DIYを望むユーザーに向けたキャンピングカーの講習会を開く団体もあるため、そこから学ぶこともできます。
また、DIY作業の手順をネット動画などで配信しているユーザーもいますので、ぜひチェックしてみましょう。
軽キャンピングカーの維持費はどうなる?
大がかりではないにしても、車を架装する軽キャンピングカーは、維持費が高くなるのではと、心配になる方もいるでしょう。軽キャンピングカーの維持費は、キャンピングカーの車両区分によって変わります。
ここでは軽キャンピングカーの維持費について詳しく解説しますので、参考にしてください。
軽キャンピングカーの車両区分について
キャンピングカーのナンバーは「4・5・8」のいずれかです。各ナンバーは装備の種類によって変わり、それに伴い維持費も変わります。
軽キャンピングカーは4・5ナンバーが主流ですが、軽自動車でも水回りなど装備が付く特殊車両は8ナンバーです。
ナンバーの種類 |
条件 |
4ナンバー 小型貨物自動車 |
荷台スペースの床面が0.6平米以上 荷物の積卸口が縦60cm以上、横80m以上 座席より荷物を載せるスペースが広い 荷物の積載可能重量より乗車定員の重量が軽い |
8ナンバー 特殊車両 |
0.3m×0.2m以上ある平面の調理台等がある 室内で使用できる洗面台があり、 給排水とも10L以上のタンクを設置する 室内工は1,600mm以上 乗車定員の3分の1以上が 就寝できるスペースがある ※子供は2人で大人1人と考える 他諸条件あり |
5ナンバー 軽乗用車 |
軽自動車の規格 |
(参考:『軽自動車のナンバー|軽自動車検査協会』)
自動車税について
自動車税とは、自動車の車種に関係なく保有者に毎年4月1日に課せられる税金です。毎年5月末ごろに支払わなくてはなりません。
軽自動車税もナンバーで税額が変わります。自家用としてキャンピングカーを使う場合の税額は以下の通りです。なお、8ナンバーは軽自動車であっても「排気量」で税額が決まります。また、自治体によっても異なるため注意しましょう。
ナンバーの種類 |
2015年3月31日までの届出 |
2015年4月1日以降の届出 |
5ナンバー |
7,200円 |
1万800円 |
4ナンバー |
4,000円 |
5,000円 |
8ナンバー |
排気量・自治体で変わる |
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『平成28年度から軽自動車税の税率が変わります|総務省』)
重量税
自動車重量税は車の重量によって課せられる税金です。5ナンバーは一律の金額ですが、4ナンバーと8ナンバーは総重量で変わります。
ナンバーの種類 |
税額(2年分) |
5ナンバー |
6,600円 |
4ナンバー |
総重量で変わる。1t以下は3,300円 |
8ナンバー |
総重量で変わる。1t以下は8,200円 |
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『自動車重量税額について|国土交通省』)
車検について
軽キャンピングカーの車検は、4ナンバー・8ナンバーは初回を含めて2年毎です。5ナンバーは初回3年、以降2年ごとの頻度で車検を受けます。
車検費用は依頼先で料金が異なるため、見積もりを取って比較するといいでしょう。キャンピングカーは普通自動車と違い、道の悪い山道を長時間走行したり長距離の走行があります。そのため、キャンピングカーを熟知した業者に依頼することがおすすめです。
自賠責保険について
自賠責保険は法律で加入が義務づけられています。自賠責保険料もナンバーによって異なり、3種類の中では4ナンバーが最も割高です。下記表は、離島以外の地域(沖縄を除く)に適用する基準料率となっています。
ナンバーの種類 |
保険料(2年分) |
5ナンバー |
1万9,730円 |
4ナンバー |
2万3,150円 |
8ナンバー |
9,130円 |
(2021年9月時点での情報です)
燃料費や駐車場代も考慮しよう!
通常より設備が増えているキャンピングカーは、燃費への影響・維持費への影響が否めません。
燃料代はもちろん、水道設備のあるキャンピングカーであればパッキング類の交換などメンテナンス費用も必要です。また、オイル交換やタイヤ交換といった通常の費用もかかります。
また、普段使いの車とキャンピングカーの2台を所有する場合、別途駐車場代が必要です。自宅に駐車スペースがない場合は、駐車場代も考慮しましょう。
軽キャンピングカーにおすすめのベース車両8選
軽キャンピングカーのベースには、どのような車種が使用されているのか気になる方もいるでしょう。ここでは、軽キャンピングカーで主に使用されている代表車両を8種ご紹介します。
軽キャンピングカーをDIYする場合は、ベース車を中古で購入してコストカットしましょう。
ダイハツ ハイゼットカーゴ
ダイハツ ハイゼットカーゴは大きな開口部と低い床が特徴の軽バンです。商用軽版の代表格とも言えるでしょう。
スライドドア開口部が広々としているため、荷物の積み下ろしも簡単に行えます。また、ユースフルナット・ホイールが装備され、天井にポールハンガーやネットなどが設置できるなど使い勝手も良好です。
ダイハツ ハイゼットカーゴの新車価格は約95.1万円~156.2万円、ネクステージで取り扱いのあるハイゼットカーゴの中古車価格は約24.2万円~104.9万円となります。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『ダイハツ ハイゼットカーゴの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ エブリイ
スズキ エブリイは人の動きやすさを大切にした設計がされており、荷物の積み下ろしがしやすく身体への負担が軽減できる車です。ウォークスルー設計で前席の移動がスムーズで豊富な収納スペースがあります。
荷室床面長、後席・バックドアの開口部高は、軽キャブトップクラスの広さです。室内の広さを求める方に向いているでしょう。
スズキ エブリイの新車価格は約97.1万円~154万円、ネクステージで取り扱いのあるエブリイの中古車価格は約100万円~144万円です。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『スズキ エブリイの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 NV100 クリッパーリオ
日産 NV100 クリッパーリオは、力強い走りと高い安全性が特徴です。車内は広く、前席はウォークスルーとなり移動がしやすい設計になっています。荷物の広さ、収納スペースの多さも魅力です。
日産 NV100 クリッパーリオの新車価格は約175.7万円~183.5万円、ネクステージで取り扱いのあるNV100 クリッパーリオの中古車価格は約94.9万円~149.9万円です。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『日産 NV100 クリッパーリオの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ N-VAN
ホンダ N-VANは、天井は高く、床は低く設計されています。Honda独自の「センタータンクレイアウト」により、車内が隅々まで使用できるように空間が大きく設計されました。
助手席側のセンターピラーがなく荷室と後席がフラットになるN-VANは、車中泊にも向いているでしょう。
ホンダ N-VANの新車価格は約127.6万円~187.2万円、ネクステージで取り扱いのあるN-VAN中古車価格は約119.5万円~137.7万円です。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『ホンダ N-VANの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ N-BOX
ホンダ N-BOXは、乗用車としても人気の高いモデルです。一見キャンピングカーに向かないモデルのように感じますが、専門メーカーからカスタマイズされたモデルが販売されています。
前席はフロントベンチシートを採用し、後席にチップアップ&ダイブダウン機能付きスライドリアシートを装備し多彩なシートアレンジが可能です。
ホンダ N-BOXの新車価格は約142万円~215万円、ネクステージで取り扱いのあるN-BOXの中古車価格は約39.9万円~174.9万円となります。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『ホンダ N-BOXの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ キャリイ
スズキ キャリイは、危険を予測し安全運転のサポートが可能です。荷台は広々としており、重い積荷も楽に乗降出来ます。また、徹底した錆対策をし、長期錆保証も採用しました。
ヘッドレストからフロントガラスまでゆとりのある設計にし、車内の圧迫感をなくし広さを実感できます。助手席の背面はシートバックテーブルとして利用可能です。
スズキ キャリイの新車価格は約75.2万円~142.4万円、ネクステージで取り扱いのあるキャリイの中古車価格は約45.9万円~109.9万円とまります。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『スズキ キャリイの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ ハイゼット トラック
ダイハツ ハイゼット トラックは、11年連続販売台数日本一を獲得です。これまでの軽トラックにはない安全性能を追及し、安全運転をサポートする「スマートアシストⅢt」を搭載しました。
力強いパワー・機動力で過酷な場面・重い荷物を積載していても安定感があります。開放的なキャビンは運転も快適です。
ダイハツ ハイゼット トラックの新車価格は約69.3万円~144.1万円、ネクステージで取り扱いのあるハイゼット トラックの中古車価格は約79.9万円~99.9万円となります。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『ダイハツ ハイゼット トラックの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ピクシス トラック
トヨタ ピクシス トラックは先進のアシスト機能を搭載しています。荷台の幅・高さに余裕をもたせ積載量を高めました。力強いパワー・機動力で使いやすい軽トラックです。
キャビンは床が低く乗り降りがしやすく、大きな角度で開くドアのためスムーズに動けます。
トヨタ ピクシス トラックの新車価格は約94.6万円~121.5万円、ネクステージでは現時点でピクシス トラックの取り扱いはありませんが、順次入荷しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『トヨタ ピクシス トラックの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
軽キャンピングカーに負けない!アウトドア向けの軽自動車
軽キャンピングカーは敷居が高いと感じる場合は、アウトドアにも利用しやすい軽自動車はいかがでしょうか。軽自動車にも普通自動車顔負けのSUVが販売されています。
ここでは、アウトドア向けの軽自動車3選をご紹介していきますので、キャンピングカー以外の選択肢として参考にしてください。
スズキ ジムニー
スズキ ジムニーは、クロカン軽自動車の元祖と言える車です。悪路走破性に優れ、オフロード性能は圧倒的な性能を誇ります。本格的な悪路走行ではジムニーは最有力の車です。車内のインテリアも過酷な環境でも対応できるような操作性を追及しています。
スズキ ジムニーの新車価格は約148.5万円~190.3万円、ネクステージで取り扱いのあるジムニーの中古車価格は約79.9万円~261.4万円です。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『スズキ ジムニーの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ハスラー
スズキ ハスラーは、SUVと軽ワゴンを融合させたクロスオーバーSUVです。荷室は汚れや水気が取りやすい加工がされているため、アウトドア用品も心配なく積み込めます。また、ハスラーはフルフラットになるため車中泊も可能です。
全車ハイブリッドモデルのハスラーは遠出の燃費も気になりません。パワーが欲しい方はターボモデルを選びましょう。
スズキ ハスラーの新車価格は約128万円~179万円、ネクステージで取り扱いのあるハスラーの中古車価格は約100万円~180万円となります。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『スズキ ハスラーの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ スペーシアギア
スズキ スペーシアギアは、SUV風に仕上げられたアクティブスタイルのワゴンです。低床で大開口の荷室は、重さのあるキャンプ道具も簡単に積み下ろしできます。
撥水加工を施したファブリックシート・防汚タイプのラゲッジスペースなどアウトドアでも気軽に使用できる装備が満載です。
スズキ スペーシアギアの新車価格は168.7万円~188.4万円、ネクステージで取り扱いのあるスペーシアギアの中古車価格は約160万円~190万円です。
(2021年9月時点での情報です)
(参考:『スズキ スペーシアギアの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
キャンピングベースの軽自動車をネクステージで探そう!
軽キャンピングカーのベース車には、さまざまな車種があります。装備を追加するDIYは何かと費用もかかるため、中古車から選んでコストカットをしましょう。
近年はアウトドアブームが盛り上がり、多くのSUVが販売されています。軽自動車にもアウトドアにぴったりのモデルがあるため、キャンピングカー以外の候補に入れてみましょう。
ネクステージでは、軽バンや軽トラックなどのベース車をはじめ豊富な軽自動車をご用意しております。また、目当ての車が他店にある場合は、最寄りの店舗へお取り寄せも可能です。お気軽にご相談ください。
まとめ
昨今のキャンプブームにより、キャンピングカーの需要が多くなっています。コンパクトで小回りが利き、維持費もお手頃な軽キャンピングカーは、気軽に乗れるキャンピングカーと言えるでしょう。
既製品のキャンピングカーではなくベース車をDIYする場合は、コストを抑えられる中古車がおすすめです。また、アウトドア向けにデザインされた軽自動車を視野に入れてもいいでしょう。
中古車をお探しの際は、ぜひネクステージをご利用ください。お客様を笑顔にできるよう、精一杯サポートいたします。