軽四輪の未使用車の探し方!おすすめ車種と購入タイミングをご紹介
低予算で状態の良い車を探している方には、軽四輪の未使用車がおすすめです。普通自動車、新車とは異なった魅力が多数存在します。しかし、軽四輪や未使用車というワードに馴染みのない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、軽四輪の未使用車を探す際のポイントを解説します。おすすめの車種もピックアップしてご紹介しますので「自分に合った軽四輪のモデルを知りたい」または「未使用車と軽四輪のメリット・デメリットを知りたい」といった疑問もきっと解決するでしょう。ぜひ参考にしてください。
※目次※
・軽四輪は「四輪の軽乗用車」、未使用車は「届出後に使用されていない車」を指す。軽四輪の未使用車は新車に比べて低価格で税金も節約できる。
・未使用車は「メーカーオプションが選べない」「次に車検までの期間が短い」といったデメリットも存在する。未使用とはいえ納車に使われた走行距離にも注意しよう。
・購入時期は決算後やボーナス期が狙い目。未使用車の場合は特に「メーカー保証が継承可能か」「購入先が公取協加盟店であるか」といった点も確認しよう。
軽四輪の未使用車を探そう!
車を購入する際は、新車や中古車から探す方が多いのではないでしょうか。軽四輪の未使用車は、これらとは違った魅力が存在します。
しかし「軽四輪」「未使用車」の概要を理解していない方もいるでしょう。まずこの項目でそれぞれの概要と他の車との違いを解説しますので、参考にしてください。
軽四輪と軽自動車は違う?
軽自動車は頻繁に耳にする言葉ですが、軽四輪に馴染みのない方が多いのではないでしょうか。軽自動車は、道路運送車両法の定義で「3輪以上の軽乗用車・軽トラック」「125〜250ccのバイク」を指します。このうち軽四輪は、後者を除いた3輪以上の軽自動車です。
しかし、世間的に軽自動車は「四輪の軽乗用車・軽トラック」と認識されています。本記事では両者を区別して軽四輪と表記しますが「軽自動車=軽四輪」と捉えても特に問題はありません。
未使用車はどんな車?
軽四輪における未使用車は、正式には「届出済未使用車」と言います。自動車公正取引委員会による届出済未使用車の定義は「初度届出された車両で、使用または運行に供されていない車両(中古車)」です。
そのため、括りとしては中古車に含まれます。しかし販売店名義で届出されて以降、使用されていない車が対象です。例えば走行距離が100km以上の車や、一度でもユーザー名義となった車は届出済未使用車に該当しません。
展示車・試乗車・中古車との違いとは?
ここで、店舗に存在する他の車との違いを明確にしておきましょう。まず展示車とは「店舗に展示されている未届出の車」を指します。未届出のため試乗のために公道を走ることは不可能です。ただし、車内に乗り込むことも可能なため人の手には触れます。
次に、試乗車とは「実際に公道を走るために用意された届出・使用済の車」です。ユーザーが購入前に乗り心地を確認するために利用します。初年度届出以降、1年ほど利用された後に中古車として売買されることが大半です。試乗車の段階では走行距離は少ないでしょう。
そして中古車は「使用・届出済の車」が全般的に該当します。売買を経て複数のユーザーに利用されているもあるため初年度とも限りません。
未使用車は「販売店以外の手が触れていないこと」が上記の3つと大きく異なります。販売店による利用も、初年度届出を行い納車のために移動したのみです。限りなく新車に近い中古車と考えていいでしょう。
軽四輪の未使用車のおすすめポイント
車を購入する際には予算や時間、在庫数といった課題が生じます。これらを全て解決したうえで、自分に合った車をみつけることが難しい場合もあるでしょう。
軽四輪の未使用車は他の車よりも優れた点がいくつかあります。以下からおすすめの理由をご紹介しますので、ぜひ車選びの参考にしてください。
新車に比べ価格が安い
最大のメリットとして、未使用車は中古車の扱いであるため新車と比べ価格が安くなります。使用されずに保管されているため、車体は新車に限りなく近い状態です。
中古車と新車それぞれの良い所を併せ持っているため「安く購入したいが劣化が激しい車は避けたい」という方におすすめします。特に軽四輪は新車でも比較的安価であるため、さらに購入費を削減できるでしょう。
納車までの時間が短い
新車に比べ納期が早いことも未使用車のメリットです。新車の場合は「契約」→「製造」→「届出」→「納車」といった一連の手続きを必要とします。契約から納車まで数か月ほど時間がかかる場合もあるでしょう。
しかし、未使用車は製造の工程がないため「契約」→「名義変更」→「納車」といった手続きとなります。早ければ数日で納車されるでしょう。
製造がない点は中古車も同様ですが、修理や整備が必要です。一般的に納車まで数週間ほどかかるため、納車までの早さは未使用車が最も優れています。以上から未使用車は「故障などで現在の車が使用不可になった」「転勤などで急遽車が必要」といった方にもおすすめです。
購入時の税金がカットできる
軽四輪の未使用車は購入時の税金もお得です。普通自動車購入時の自動車税は購入月から3月までを月割で支払います。しかし、軽自動車は月割りの仕組みがないため、購入時にはその年度分の自動車税が不要です。
また、基本的に車の購入時には初回車検を受けるとともに次回車検までの自動車重量税を支払います。しかし、未使用車は届出時に支払っているため、購入時に支払う必要はありません。
普通自動車に比べ流通量が多い
一般的に、未使用車全体の流通量は多くありません。特に人気車種となれば未使用車になるまでに売れてしまうため、未使用車の中で目的の車が見つからない場合もあるでしょう。
しかし、軽自動車は少ない中の多くを占めています。これは、販売店にとって軽自動車の方が届出後の維持費がお得なためです。このようなことから、軽自動車の未使用車は普通自動車に比べ見つけやすくなっています。
軽四輪の未使用車のマイナスポイント
前述の通り、軽四輪の未使用車には、新車や中古車にはないメリットがあります。一方でデメリットも存在するため、それぞれ把握したうえで購入を考えることが重要です。以下からデメリットの詳細を見ていきましょう。
メーカーオプションは選べない
新車を購入する場合は、サンルーフや本革シートなどのメーカーオプションを任意で取り付けられます。これらは基本的に工場で製造される際に組み込まれるため、後付けは不可能です。
しかし、未使用車は販売台数を上げるためにベーシックな状態で製造・届出されるため、メーカーオプションは基本付いていません。自身の目的・好みに応じて詳細な注文が不可能な点はデメリットとなるでしょう。
次の車検までの期間が短い
未使用車は既に届出が済んでいるため、新車に比べて次の車検までの日数は少なくなります。初回車検の有効期間は3年です。ここから保管されている期間が長いほど車検残りも減っていきます。車検残りもお得に利用したい方は、購入時に目的の車の届出日時を確認しておくといいでしょう。
軽四輪の未使用車の探し方
一般的に、車を探す際はディーラーや中古車販売店の在庫を見るところから始めます。未使用車を購入したいと思っても、新車や中古車と違い探し方のイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。ここで未使用車を探し方をご紹介します。未使用車ゆえの注意点も含めて、ぜひ参考にしてください。
未使用車を探す方法
未使用車の主な購入先は「ディーラー」「中古車販売店」「未使用車専門店」の3種類です。ディーラーは販売台数を増やしたい時に、売れていない車を自社名義にして同列の店舗で売り出します。そして中古車販売店や未使用車専門店は、ディーラーなどから買い取った車を使用せずにそのまま販売しているという仕組みです。
未使用車専門店はその名の通り未使用車を扱っていますが、ディーラーや中古車販売店は店舗によって未使用車の有無が異なります。
店舗で実際に確認することもできますが、Webページなどで未使用車の在庫を検索してみるといいでしょう。小規模な店舗よりも、大手の中古車販売店の方が未使用車を扱っている確率が高くなります。
未使用車を探す時の注意点
未使用車は、本来届出後に使用しないものです。しかし、定義を明確にしていない店舗が代車や試乗者として使っている場合もあります。または、製造から店舗納車のために長距離を移動したという場合もあるでしょう。
そのため、未使用車を購入する際には走行距離などを確認しておきましょう。自動車公正取引委員会によると、走行距離が100kmを超える車両は「使用または運行に供された」と捉えられています。未使用車を購入する以上、新車に近い状態が理想であるため目安として覚えておきましょう。
軽四輪の未使用車を購入する時のポイント
購入したい軽四輪の未使用車が決まったとしても、お得かつ安心して購入したいと思うものでしょう。ここで重要となるのが購入時期や保証・費用の確認です。このような購入時のポイントを以下からご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
出回るシーズンを狙う
店舗は決算期に大量生産し、その後売れ残った新車をノルマ達成のために未使用車とする傾向にあります。そのため、決算後の4月・10月は未使用車の在庫が増えるタイミングです。軽四輪は、4月に購入することで自動車税が約1年分支払い不要となります。本決算後であることも含め、大きな狙い目といえるでしょう。
また、ボーナス期となる7月・12月も未使用車が流通するシーズンです。売り上げを伸ばすために未使用車の在庫数が増えます。販売価格が下がっている可能性が高まるため、覚えておきましょう。
保証の有無の確認を行う
未使用車を含めた中古車は、新車と異なりメーカー保証が付いていません。しかし、保証期間や保証走行距離を満了せずに売買された車は、名義変更後に必要な手続きを踏むことでメーカー保証を継承することが可能です。
継承できる車であるにも関わらず、高価な販売店保証を利用してしまうと損になります。自社の保証を利用させるために継承の可否を知らせない場合もあるため、購入時には自分から確認しておきましょう。
見積もりは必ず取る
未使用車というだけでお得に購入した気になってしまうかもしれません。しかし、車両価格が安くても不要なオプションや諸費用により、支払総額が高価になる場合もあります。
そのため、契約前には必ず見積もりを取って費用詳細を確認しましょう。「掲示価格は安いがパック商品の購入が条件であった」「手続き中の営業トークでいつの間にかオプションを追加していた」といった場合も見積書を見て修正が可能です。
公取協加盟店を選ぼう
前述の通り、届出済未使用車は自動車公正取引協議会によって明確に定義されている名称です。しかし、店舗によっては「新古車」という表現を用いている場合もあります。
これまでは新古車という言葉方がスタンダードでした。しかし、新古車は未使用車に比べて指す範囲が曖昧です。実際、自動車公正取引協議会の規約によると「新古車」は誤解を与える不当な名称とされています。
つまり、未使用車のつもりで購入した車が、中古車に近い品質である可能性もあるということです。このようなことを防ぐためにも、できる限り自動車公正取引委員会に加盟した販売店を利用しましょう。
加盟店では規約14条に従って新古車という表記が使用されていません。正しい意味での未使用車が販売されているため、安心して購入できるでしょう。
> 未使用車を賢く購入するコツについてさらに知りたい方はこちら
未使用車で狙いたい人気のある軽四輪のおすすめ5選
未使用車の中でも車種によって特徴が異なります。長年利用するものであるため自分に合った一台を選択することが重要ですが、車種選びに悩んでしまう方もいるでしょう。
そのような時は、人気車種の中から購入することもひとつの手です。ここで人気の軽四輪を5つ紹介しますので、ぜひ車選びの参考にしてください。
ホンダ N-BOX
まずはホンダのN-BOXです。車内の広さと安全性能の高さが支持され、軽自動車の販売台数トップを走り続けています。
多彩なシートアレンジやスロープ使用の荷室など、あらゆる生活ステイルに合わせた設計です。広い空間と合わせて、重い荷物の積載や介護もサポートしてくれるでしょう。
ホンダ独自の安全運転支援システム「Honda SENSING」が搭載されているため安全性能も保障されています。新車価格は約140万~215万円、未使用車価格は約115万~174万円が相場です。
(2021年9月時点の情報です)
(参考:『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ タント
ダイハツのタントは「スーパーハイト」生みの親となる車です。室内の広さも十分ですが、大開口のミラクルオープンドアや助手席&運転席のロングスライドシートにより、ゆとりのある使い勝手が魅力と言えます。乗り降りから後席・運転席の移動もスムーズに行えるでしょう。
予防安全技術には、周囲の視界確保や衝突回避支援などがパッケージングされた「スマートアシスト」を搭載しています。新車価格は約125万~178万円、未使用車価格は約109万~180万円が相場です。
(2021年9月時点の情報です)
(参考:『タント(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ スペーシア
スズキのスペーシアは、N-BOXに次ぐ販売台数を誇る人気車種です。もともと女性をターゲットにしていたため、可愛らしい外観も特徴と言えます。ボディカラーも豊富で、個性的なツートーンカラーも選択可能です。ファミリーカーや街乗りにも映えるデザインとなっています。
「スペーシア(supecia)」という名の通り、広くて使いやすい室内空間も魅力です。収納スペースが多いためショッピングやアウトドアにも適しています。新車価格は約130万~165万円、未使用車価格は約100万~150万円が相場です。
(2021年9月時点の情報です)
(参考:『スペーシア(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ ムーヴ キャンバス
ムーヴ キャンバスは、ポップなデザインが特徴のハイトワゴンです。同じくダイハツが手掛けるスーパーハイトのタントと比べると、全高が低くコンパクトな外観となっています。
しかし室内高は高く、広さも十分です。両側スライドドアと低床設計による使い勝手の良さも魅力と言えます。狭い駐車場での乗り降りや積載も楽に利用できるでしょう。新車価格は約155万~175万円、未使用車価格は約110万~160万円が相場です。
(2021年9月時点の情報です)
(参考:『ムーヴキャンパス(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ハスラー
スズキのハスラーは、軽トールワゴンとSUVの要素を併せ持ったクロスオーバーモデルです。スペーシアと同じく、可愛らしい外観と豊富で個性的なボディカラーが魅力と言えるでしょう。
ハスラーは軽量かつコンパクトなボディでありながら、燃費性能と走行性能に優れています。最適な駆動力を配分する4WDシステムにより高速道路や坂道、雪道など、あらゆる走行シチュエーションに対応可能です。
シートアレンジも豊富なためアウトドアにも適しています。キャンプ用具やサーフボードなども楽に積み込めるでしょう。新車価格は約130万~175万円、未使用車価格は約110万~170万円が相場です。
(2021年9月時点の情報です)
(参考:『ハスラー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
軽四輪の未使用車はネクステージでチェック!
軽四輪の未使用車を購入する際には、ネクステージをご利用ください。ネクステージは全国に店舗展開する中古車販売店です。保管場所が全国のどこであっても最寄りの店舗まで取り寄せをいたします。一般的に流通量の少ない未使用車ですが、ネクステージであれば自身に最適な一台を見つけられるでしょう。
ネクステージでは、全国の豊富な在庫はWebページから閲覧が可能です。検索窓に「未使用車」と入力いただければ、未使用車の在庫も確認できますので一度気軽にご利用ください。
PR種類豊富な届出済み未使用車
まとめ
未使用車は、流通量の少ないことを除けば中古車と同じ手順で誰でも購入できます。特に軽四輪は流通量も多く低価格なため、お得に良質な車を購入できるでしょう。
ただし、店舗によって未使用車の扱いが異なるため、品質と保証内容の確認が重要です。信頼できる店舗で適切な未使用車を選びましょう。
未使用車の購入を検討されている方は、ぜひネクステージをご利用ください。見積書や保証期間に関して不安があれば、些細な疑問にも丁寧にお答えします。相談から承っておりますので、気軽にご連絡ください。
よくある質問
Q.軽四の正式名称は?
A.軽四の正式名称は、自家用軽四輪乗用車です。この呼称は一般的には、軽自動車として知られています。ただし、軽自動車のカテゴリーはより広範囲を指しており、四輪車だけでなく三輪車や二輪車も含まれるのが特徴です。 法律上、軽自動車には明確な規格が定められています。道路運送車両法によると、排気量660cc以下、全長3.40m以下、全幅1.48m以下、全高2.00m以下という条件を満たさなければなりません。
Q.「けいよん」とはどういう意味ですか?
A.「けいよん」は「軽自動車」を親しみやすく略した呼び方です。軽自動車は、特定の規格内に収まる小型の自動車を指します。 軽自動車の特徴は、コンパクトなボディサイズです。普通車よりも全長や全幅が短くなっており、狭い道路や駐車場でも扱いやすいという利点があります。また、車両価格や維持費が比較的安く、コストパフォーマンスに優れているのも魅力のひとつです。
Q.軽四ナンバーとは何ですか?
A.軽四ナンバーとは、ナンバープレートの分類番号が4で始まる軽自動車のことです。主に小型貨物自動車に該当し、軽自動車の中でも特殊な位置付けにあります。 軽四ナンバーの特徴は、広い荷室です。また、乗用タイプの軽自動車と比較した場合、税金面での優遇があります。軽四ナンバー車として登録するには、荷室の面積やドアの寸法、車体サイズ、排気量など、厳密な条件を満たさなければなりません。
Q.軽自動車は5ナンバーと4ナンバーのどちらになりますか?
A.軽自動車のナンバー分類は、用途によって異なります。乗用目的の軽自動車は5ナンバー、貨物運搬を主な目的とする軽自動車は4ナンバーです。この分類は、ナンバープレート上の地域名横の数字で確認できます。 5ナンバーと4ナンバーの違いのひとつは、軽自動車税です。5ナンバーの軽自動車税は1万800円なのに対して、4ナンバーの軽自動車は5,000円程度に設定されています。