6人乗りのトヨタ車一覧!現行モデルから生産終了モデルまで一挙紹介
世界中で多く販売されているコンパクトカーやSUVは5人乗り、ミニバンは7人~8人乗りとなっており、6人が定員となっている乗用車は少数派となっています。6人乗りの車にしかない魅力などもありますが、選択肢が少なく自分に合ったモデルを探すのは大変なことではないでしょうか。
本稿では6人乗りの車を選ぶメリットとデメリット、そして多彩なラインアップを誇るトヨタを含めたさまざまな自動車メーカーの6人乗りモデルを紹介します。
※目次※
6. 中古車ならお買い得な6人乗りモデルに出会う可能性がある
7. 6人乗りが選べるトヨタ以外の車種一覧【生産終了モデル】
・6人乗りの車は選択肢が少ないものの、室内空間の広さや運転のしやすさなどメリットが多い。
・6人乗りの車に搭載されている3列目のシートは居住スペースが狭く、非常用として使用されることが多いため、使用用途を考えることが重要。
・6人乗りの車はラインアップが少ないため、中古車や8人乗りの車種も選択肢に加えると、自身に合った車を見つけられる。
トヨタの6人乗りモデルの車種一覧
国産自動車メーカーからはさまざまな車種が販売されており、その中でもファミリーカーとして人気を集めているミニバンの多くは7人~8人乗りとなっています。トヨタ車の中で6人乗りの車種というのはそれほど多くなく、現在新車販売されている車種はグランエースのみです。
まずは、トヨタの6人乗りモデルの車種をまとめて紹介します。
ボディタイプ |
車種 |
ミニバン |
グランエース、シエンタ ウィッシュ、マークXジオ |
SUV |
レクサス RX450hL |
6人乗りが登場したトヨタの歴代モデル一覧の詳細
7人乗りや8人乗りと比較すると6人乗りモデルの車種は少ないため、メーカーを限定すると該当モデルも少なくなるでしょう。ここでは、今回はおすすめとなる6人乗りモデルの車種を、トヨタとレクサスに限定して紹介します。
トヨタ:グランエース
トヨタ グランエースは、「フルサイズワゴン」と呼ばれるタイプの車種で、通常のミニバンよりも大型となる全長5.3m、全幅1.97mと迫力のあるボディが特徴です。グランエースには8人乗りと6人乗りのモデルがあり、6人乗りは上位グレードの「Premium」になります。
後部座席は全てエグゼプティブパワーシートを装備し、移動するラウンジスペースのような仕様です。
トヨタ車の現行モデルでは唯一の6人乗りモデルとなっており、新車価格は8人乗りの「G」グレードが642万1,000円、6人乗りの「Premium」が672万1,000円となっています。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『グランエース(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ:シエンタ
2015年に登場した2代目シエンタは、コンパクトで普段使いにちょうどいいサイズ感のボディと、ライフスタイルに合わせてさまざまなアレンジが可能な利便性で、ファミリー層から人気を集めました。
2022年にフルモデルチェンジし3代目モデルが登場しましたが、ラインアップから6人乗りモデルが外されてしまったので、6人乗りを探す場合は先代モデルで探さなければなりません。
2代目シエンタのネクステージの中古車相場は、約93万円~280万円となっています。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『シエンタ(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ:ウィッシュ
ウィッシュは3列シートを持ちながら、全高の低いスポーティーなデザインが特徴のミニバンです。
全高が低いため従来のミニバンと比べると室内空間が狭く、スライドドアも搭載していないなどデメリットもありますが、重心の低さによる走りの良さやスタイリッシュなデザインは他のミニバンにないメリットです。
ウィッシュのネクステージの中古車相場は、約53万円~105万円となっています。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『ウィッシュ(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ:マークXジオ
トヨタが販売する高級4ドアスポーツセダンとして人気を博した「マークX」の派生モデルとして、2007年に登場したのが「マークXジオ」になります。
マークXジオ最大の特徴は、2列目シートに左右が独立したキャプテンシートを採用している点です。これにより、大人のための上質な空間を実現しています。
3列目のシートは倒すことでフラットなラゲッジスペースとなり、ステーションワゴン並みの広い荷室を確保できるでしょう。
(参考:『マークXジオ(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
レクサス:RX450hL
レクサス RXシリーズは、ラグジュアリーSUVの先駆けとなるモデルです。4代目モデルには、ボディを大型化し3列シートを搭載した「RX450hL」が2017年に登場しました。
3.5L V6エンジンにハイブリッドシステムを合わせるパワートレインは、2.2tある車重に複数人が乗ってもゆとりある運転を可能にしています。
インテリアはレクサスらしく高級感があり、シートヒーターなどの快適装備も多く、ロングドライブも快適に楽しめるでしょう。RXシリーズは現在も販売されていますが、6人乗りモデルは廃止されています。
(参考:『RX(レクサス)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
6人乗りモデルを選ぶメリットやデメリットとは?
多くの車は、乗車可能人数が5人か7人~8人乗りとなっており、6人乗りモデルはいくつかの自動車メーカーから販売されているものの少数派です。6人乗りの車を購入しようとした場合は選択肢が少なくなるものの、6人乗りモデルにしかないメリットもあります。
ここでは6人乗りの車が少ない理由や、6人乗りの車を選ぶメリットとデメリットについて見てみましょう。
6人乗りの車は種類が少ない
5人乗りや8人乗りの車と比較した場合、6人乗りの車種は多くありません。その理由は、利用目的が合いにくいことです。
家族でのドライブで使用するファミリーカーを購入する場合、3列シートのミニバンやSUVを選ぶ方が多いでしょう。
また、3人家族の場合は4人乗りの軽自動車や、5人乗りのコンパクトカーを選ぶ方が多い傾向にあります。6人乗りの車は需要が少ない傾向にあるため、販売する車種も少なめです。
6人乗りの車を選ぶメリット
6人乗りの車の種類は少ない傾向にありますが、選ぶメリットは多くあります。ひとつ目のメリットは広い空間です。軽自動車やコンパクトカーで旅行する場合には、車内空間が狭いので窮屈に感じるでしょう。6人乗りならゆったりと座れるので快適なドライブを楽しめます。
ふたつ目のメリットは運転のしやすさです。7人乗りのミニバンの場合は、サイズが大きいので街中の走行ではストレスを感じる方もいます。一方で、6人乗りの車なら運転席からの視界もよく、車幅感覚もつかみやすいでしょう。車内空間や運転のしやすさにこだわる方におすすめの車です。
6人乗りの車を選ぶデメリット
車の定員数を選択する際にはメリットだけでなくデメリットも理解する必要があります。6人乗りの車の大きなデメリットが、3列目シートの居住性です
6人乗りの車は、3列目シートの空間が狭い傾向にあります。特にロングドライブの場合、3列目の2人は体に負担を感じるかもしれません。荷物スペースも最小限になってしまいます。4人~5人で利用する場合は問題ありませんが、上限の6人で乗車するときは荷物の量や移動距離などに注意を払いましょう。
トヨタ車などの6人乗りモデルの選び方
6人乗りモデルは5人乗りや8人乗りのモデルと比較した場合、車種が少ないため購入時の選択肢は少なくなります。そのため6人乗りのモデルを購入する際は各モデルのメリットとデメリットをしっかり理解し、6人乗りに限定して探す必要性があるのかなどを確認しながら選ぶことが重要です。
目的や用途に合わせて選ぶ
6人乗りのモデルの多くは通常4人~5人の乗車を想定しており、3列目のシートは急に乗車人数が増えた場合などの「非常用」として使われることが多くなります。
6人乗りモデルの車を選ぶ場合は、自身がどういった目的や用途で車を使用することが多いのか把握し、それに合ったモデルを選ぶことが重要です。何を重視したいのか優勢順位を付けると、自分に合った1台が見つかりやすくなるでしょう。
7人乗りや8人乗りモデルを選択肢に含める
6人乗りモデルの購入を検討する場合、選択肢が少なく迷うことも多いため、7人乗りや8人乗りモデルも選択肢に含めましょう。7人乗りや8人乗りモデルは、6人乗りモデル以上に多くの自動車メーカーからさまざまな車種が販売されています。
7人乗りや8人乗りモデルの多くが6人乗りと比較すると室内空間が広いため、3列目までフル乗車する場合や荷物の積載量などでメリットを感じやすい設計です。一方で、ボディが大きく運転しにくいといったデメリットもあるので注意しましょう。
6人乗りが選べるトヨタ以外の車種一覧【現行モデル】
6人乗りのモデルは、トヨタやレクサス以外の自動車メーカーからも登場しています。同じ6人乗りであっても、自動車メーカーが異なると特徴も異なるでしょう。ここでは、トヨタやレクサス以外から販売されている6人乗りモデルを4車種紹介します。
ホンダ:フリード
ホンダ フリードは「人のためのスペースは最大に、メカスペースは最小に」という独自の思想により、広い室内空間に多彩なシートアレンジなど、日常に寄り添った普段使いのしさすさが特徴です。
現行モデルとなる2代目フリードは、2019年にマイナーチェンジが行われ先進安全装備「Honda SENSING」が全車に標準装備となりました。現行モデルの新車価格は233万900円からとなっており、ネクステージの中古車相場は約31万円~約260万円となっています。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
日産:キャラバン
キャラバンはキャブオーバー型のワンボックスで、荷室長は3,050mmとクラスNo.1の積載能力です。
また、小型貨物車4ナンバークラスのバンとして初となる、単眼カメラとミリ波レーダーによる衝突被害軽減ブレーキや、移動物検知機能付のアラウンドビューモニターを採用し、トップクラスの安全性の高さを誇っています。
キャラバンは多くのグレードが用意されており、バン DXやバン EXで6人乗りモデルも選べるラインアップです。現行型となる6人乗りモデルの新車価格は260万9,200円からとなっており、ネクステージの中古車相場は約172万円~約405万円となっています。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『キャラバン(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ジープ:グランドチェロキー
グランドチェロキー は、世界的に有名なJeepブランドより1993年から販売されているSUVのフラッグシップモデルです。現行モデルで4代目となり、「Lサミットリザーブ」グレードのみ6人乗りが設定されています。
プラットフォームなどハードウェアの約30%をメルセデス・ベンツの三代目Mクラスと共用し、プレミアムSUVらしい高級感とジープらしいオンロード・オフロードを問わない走行性能の高さを併せ持つモデルです。
現行型となるLサミットリザーブの新車価格は1,060万円からとなっており、ネクステージの中古車相場は約200万円~約413万円となっています。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『ジープ・グランドチェロキー(クライスラー・ジープ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
BMW:X7
2018年に登場したBMW X7は、Xシリーズ初となる3列シートを採用したフルスペックSUVです。従来のフラッグシップモデルであったX5をベースとし、より高級感のあるエクステリアやインテリアを与えられ、そこにSUVらしい高い走行感を兼ね備えています。
シートアレンジは6人乗りモデルと7人乗りモデルが選択でき、2列目がコンフォート・シートの場合は6人乗りです。
現行モデルの新車価格は1,390万円からとなっています。2024年6月現在、ネクステージではBMW X7の中古車の取り扱いはありません。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『X7(BMW)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
中古車ならお買い得な6人乗りモデルに出会う可能性がある
6人乗りの車を購入しようと検討する際に、新車での購入では選択肢が少なく、予算的に厳しい場合があるかもしれません。6人乗りが設定されている車は、車種やグレードが限定されている場合が多いため、中古車の購入を検討することで選択肢を増やせます。
中古車の魅力は価格の安さ
6人乗りの車の購入を検討する際には中古車もチェックしましょう。中古車の最大のメリットは価格の安さです。人気車種でも、一度でも走行しただけで価格が下がります。上級モデルや新車での購入が難しいワンランク上の車種でも、安い中古車なら購入の検討が可能でしょう。
中古車の魅力は安さだけではありません。中古車はモデルチェンジ前の車や販売終了した車の購入も可能です。全国に店舗を持つ中古車販売店なら、希望の車種を見つけやすいでしょう。
マイナーな車は安い価格で流通しやすい
マイナーな車がおすすめといえる理由は、高品質の車をお得に購入できることです。個性的なデザインやカラーが原因で安く販売しており、品質については問題ありません。コストパフォーマンスを重視するなら、マイナーな車も選択肢に加えるのが良いでしょう。
一般的に人気のカラーは白やシルバーで、赤や黄色などは目立ちすぎるので避けられる傾向にあります。カラーによって50万円以上の差が出ることもあるため、購入の際にはチェックしておきましょう。
6人乗りが選べるトヨタ以外の車種一覧【生産終了モデル】
すでに生産が終了し、中古車でしか購入ができなくなってしまった車種の中にも、魅力的な6人乗りモデルが多くあります。新車へのこだわりがないのであれば、このような車種も選択肢に加えてみましょう。
マツダ:CX-8
CX-8はマツダのSUVの中でフラッグシップモデルであり、3列シートを搭載したクロスオーバーSUVとして人気を博しました。CX-8はSUVながらエレガントなデザインを採用し、インテリアの質感も高く高級車のような雰囲気をまとっているのが特徴です。
ミニバンタイプではなくSUVで3列シートを搭載しているモデルは少ないため、CX-8は貴重な選択肢となるでしょう。
ネクステージの中古車相場は約190万円~約440万円となっています。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『CX-8(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ:ジェイド
2015年に国内市場に投入されたホンダ ジェイドは、3列シートのミニバンながら車高が低く、スタイリッシュなデザインが魅力のモデルです。
ボックス型のミニバンと比較すると、コンパクトなボディながら室内空間は広く確保しています。3列目シートを床下に収納することで、ラゲッジスペースの広いステーションワゴンとしても使用することが可能です。
ネクステージの中古車相場は約140万円となっています。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『ジェイド(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ:エディックス
ホンダ エディックスは2004年に登場し、「3by2」という前後3席2列の全座席独立シートを採用しています。そのため全長は4,285mmとミニバンと比較して短いものの、全幅は1,795mmと広く3ナンバーサイズです。
6人で乗車した場合でも最大439Lのラゲッジスペースを持ち、スーツケースや大きなバッグも楽に積載できます。
低重心でワイドトレッドなため、他のミニバンと比べて走行性能は高く、最小回転半径5.2mと取り回しの良さも魅力でした。ネクステージの中古車相場は約43万円となっています。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『エディックス(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マツダ:プレマシー
プレマシーはマツダが2010年~2018年に販売されていたミニバンで、スタイリッシュなプロポーションとスペースユーティリティーの高さを両立させたモデルです。
インテリアでは独自の「カラクリ7thシート」により普段は6人乗りで、いざというときに7人目のシートとなるなど多彩なシートアレンジが行えます。最終モデルでは「スカイアクティブテクノロジー」が導入され、走行性能と燃費性能が向上しました。
ブレーキオーバーライドシステムが全車標準装備され、安全性の高さも魅力です。ネクステージの中古車相場は約29万円~約96万円となっています。(2024年6月現在の情報です)
(参考:『プレマシー(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
6人乗りの車は、7人~8人乗りのミニバンと比較してコンパクトなボディを持つため、5人以上を希望しながらも大きな車の運転に不安を感じている方にはおすすめです。
しかし5人乗りや7人~8人乗りの車ほどメジャーなモデルではないため、選択肢が少なく自分に合った車を見つけるのは難しいかもしれません。
6人乗りの車を購入する場合は、現行モデルだけでなく生産が終了して中古車でしか買えないモデルや、7人~8人乗りのミニバンを選択肢に入れて検討しましょう。
▼ライタープロフィール
真鍋裕行
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。
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