セレナ vs ノア・ヴォクシー:人気ミニバン3車種の価格と装備を比較
日産「セレナ」と、トヨタの兄弟車「ノア」「ヴォクシー」は、日本の人気ミニバンの代表格です。どれを選べばよいのか迷っている方も多いでしょう。価格、使い勝手、運転支援システムなど、比較ポイントはさまざまです。
この記事では、セレナ・ノア・ヴォクシーの特徴的な要素を解説します。新車価格や中古車相場、中古車を選ぶ上でのポイントについても把握できるでしょう。家族にぴったりの一台を見つけるための参考になるので、ぜひご覧ください。
※目次※
1.日産 セレナやトヨタ ノア&ヴォクシーはファミリー層に人気のミニバン
9.セレナ・ノア・ヴォクシーと同クラスの「ステップワゴン」も要チェック
・トヨタ ヴォクシー&ノアは燃費が良く、高級感を味わいたい方におすすめ。
・日産 セレナは、スムーズな加速が魅力。アウトドア好きや子育てファミリーにおすすめ。
・中古車でもヴォクシーやセレナ&ノアを入手できる!スライドドアの動きやエンジン音など細かくチェックしよう。
日産 セレナやトヨタ ノア&ヴォクシーはファミリー層に人気のミニバン
ミニバンの中でも人気の日産 セレナとトヨタ ノア・ヴォクシーは、見た目だけでなく細かいポイントが異なります。まずは、それぞれの特徴とともに、サイズなどのスペックを比較していきましょう。どの車種も広々とした空間と使い勝手の良さが魅力ですが、細かいポイントを見比べることで、ご自身に合った車種を選択できるでしょう。
日産 セレナ
セレナは日産のミニバンで、居住性・積載性に優れているのが特徴です。2WDと4WD、7人乗りと8人乗りのラインアップがあり、家族構成や使い勝手の良さなど、必要に応じて選べます。
もちろん、ミニバンの魅力のひとつである広々とした空間もしっかり確保されています。また、バックドアを開閉する際、スペースにゆとりがなくても開閉しやすいハーフバックドアが設計されているのもうれしいポイントです。
以下は日産 セレナ X・XV(2WD)のスペックです。
全長 |
4,690mm |
全幅 |
1,695mm |
全高 |
1,870mm |
ホイールベース |
2,870mm |
総排気量 |
1,997cc(ガソリン車) 1,433cc(ハイブリッド車) |
最高出力 |
ガソリン車:110(150)/kW(PS) |
最大トルク |
ガソリン車:200(20.4)/N・m(kgf・m) |
フロントモーター最高出力 |
ハイブリッド車:120(163)/kW(PS) |
フロントモーター最大トルク |
ハイブリッド車:315(32.1)/ N・m(kgf・m) |
(2024年12月時点の情報です)
トヨタ ノア
トヨタ ノアは、落ち着いた上品なデザインになっており、ファミリー層を中心に老若男女問わず人気があります。日産 セレナと同じく2WDと4WD、7人乗りと8人乗りのラインアップです。
落ち着いた雰囲気の「標準モデル」とデザイン性の高い「エアロモデル」の2種類があります。ボディカラーはグレードにより異なりますが、全部で7色の設定です。
内装は基本がブラックですが、グレードによりブラウンやフロマージュが選択可能となっています。
以下はトヨタ ノア S-Zのスペックです。
全長 |
4,695mm |
全幅 |
1,730mm |
全高 |
1,895mm |
ホイールベース |
2,850mm |
総排気量 |
ガソリン車:1,986cc |
最高出力 |
ガソリン車:125(170)/kW(PS) ハイブリッド車:72(98)/kW(PS) |
最大トルク |
ガソリン車:202(20.6)/ N・m(kgf・m) ハイブリッド車:142(14.5)/ N・m(kgf・m) |
フロントモーター最高出力 |
ハイブリッド車:70(95)/kW(PS) |
フロントモーター最大トルク |
ハイブリッド車:185(18.9)/ N・m(kgf・m) |
(2024年12月時点の情報です)
トヨタ ヴォクシー
トヨタ ヴォクシーもミニバン市場で長年人気を集めている車種で、外装・内装ともにスタイリッシュでおしゃれなデザインが特徴です。インテリアも高級感があるため、若いファミリーや男性から人気があります。日産 セレナやトヨタ ノアと同じく2WDと4WD、7人乗りと8人乗りのラインアップです。
トヨタ ヴォクシーの魅力は見た目だけではなく、安全装備や、操縦安定性の良さ、静粛性にも定評があります。車内はミニバンならではの広々とした空間が確保されており、長時間の移動時でも運転手、同乗者ともに快適に過ごせるでしょう。
以下はトヨタ ヴォクシー S-Zのスペックです。
全長 |
4,695mm |
全幅 |
1,730mm |
全高 |
1,895mm |
ホイールベース |
2,850mm |
総排気量 |
ガソリン車:1,986cc |
最高出力 |
ガソリン車:125(170)/kW(PS) |
最大トルク |
ガソリン車:202(20.6)/N・m(kgf・m) |
フロントモーター最高出力 |
ハイブリッド車:70(95)/kW(PS) |
フロントモーター最大トルク |
ハイブリッド車:185(18.9)/ N・m(kgf・m) |
(2024年12月時点の情報です)
セレナ・ノア・ヴォクシーのグレード構成と価格
人気のミニバン、セレナ、ノア、ヴォクシーの各グレード構成と価格設定を見ていきます。セレナは駆動方式によって3種類に分かれ、ノアは5つのグレード、ヴォクシーは2つのグレード構成です。
各車種の特徴や装備の違い、価格帯を比較することで、ニーズに合った最適な選択肢が見つかるでしょう。
セレナのグレードと価格設定
日産セレナは大きく分けて、ガソリン車(2WD/4WD)、e-POWER車、e-4ORCE車(4WD)の3種類の駆動方式を用意しています。ガソリン車は、2L直列4気筒エンジンを搭載し、価格帯は271万9,200円~383万3,500円です。
e-POWER車は、発電専用の1.4L直列3気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用し、価格帯は324万8,300円~484万7,700円です。静粛性と燃費性能の高さが特徴で、都市部での走行に適しています。
e-4ORCE車は、e-POWERシステムに後輪駆動モーターを追加した電動4WD車で、価格帯は361万4,600円~448万6,900円です。
グレード |
新車本体価格(2WD) |
新車本体価格(4WD) |
X |
271万9,200円 |
298万5,400円 |
XV |
298万8,700円 |
325万4,900円 |
ハイウェイスターV |
316万9,100円 |
343万5,300円 |
e-POWER X |
324万8,300円 |
― |
e-POWER XV |
354万8,600円 |
― |
e-POWER ハイウェイスターV |
373万5,600円 |
― |
e-POWER LUXION |
484万7,700円 |
― |
AUTECH |
363万3,300円 |
383万3,500円 |
e-POWER AUTECH |
419万9,800円 |
― |
e-POWER AUTECH SPORTS SPEC |
438万6,800円 |
― |
e-4ORCE X |
― |
361万4,600円 |
e-4ORCE XV |
― |
391万4,900円 |
e-4ORCE ハイウェイスターV |
― |
408万8,700円 |
e-4ORCE AUTECH |
― |
448万6,900円 |
(2024年12月時点の情報です)
ノアのグレードと価格設定
トヨタ ノアは、上位グレードから「S-Z」「S-G」「Z」「G」「X」の5つのグレードで構成されています。最上位の「S-Z」は、17インチアルミホイールやLEDフロントフォグランプ、デュアルパワースライドドアなど、豊富な装備が特徴です。
「S-G」は16インチアルミホイールや助手席側パワースライドドアを標準装備しています。「Z」「G」「X」については、16インチスチールホイールです。ノアの価格帯は、267万円~389万円となっています。
グレード |
新車本体価格(2WD) |
新車本体価格(4WD) |
X 2WD(7人乗り) |
267万円 |
286万8,000円 |
X 2WD(8人乗り) |
267万円 |
286万8,000円 |
HYBRID X(7人乗り) |
305万円 |
327万円 |
HYBRID X(8人乗り) |
305万円 |
― |
G 2WD(7人乗り) |
297万円 |
316万8,000円 |
G 2WD(8人乗り) |
297万円 |
316万8,000円 |
HYBRID G(7人乗り) |
332万円 |
354万円 |
HYBRID G(8人乗り) |
332万円 |
― |
S-G 2WD(7人乗り) |
304万円 |
323万8,000円 |
S-G 2WD(8人乗り) |
304万円 |
323万8,000円 |
HYBRID S-G(7人乗り) |
339万円 |
361万円 |
HYBRID S-G(8人乗り) |
339万円 |
― |
Z 2WD(7人乗り) |
324万円 |
343万8,000円 |
HYBRID Z(7人乗り) |
359万円 |
381万円 |
S-Z 2WD(7人乗り) |
332万円 |
351万8,000円 |
HYBRID S-Z(7人乗り) |
367万円 |
389万円 |
(2024年12月時点の情報です)
ヴォクシーのグレードと価格設定
ヴォクシーのグレードはシンプルで、2つ用意されています。「S-G」がエントリーグレードで、「S-Z」が上位グレードです。S-Gは16インチのアルミホイールが標準装備となっており、パワースライドドアは助手席側にのみ採用されています。
一方で上位グレードのS-Zにおいては、ガソリン車がS-Gと同じホイールですが、ハイブリッド車については17インチで異なるデザインのアルミホイールです。
また、S-Zは左右独立式のオートエアコンになるなど、内装の装備も豪華です。ヴォクシーの新車の価格帯は、309万円~396万円となっています。
グレード |
新車本体価格(2WD) |
新車本体価格(4WD) |
S-G 2WD(7人乗り) |
309万円 |
328万8,000円 |
S-G 2WD(8人乗り) |
309万円 |
328万8,000円 |
HYBRID S-G(7人乗り) |
344万円 |
366万円 |
HYBRID S-G(8人乗り) |
344万円 |
― |
S-Z 2WD(7人乗り) |
339万円 |
358万8,000円 |
HYBRID S-Z(7人乗り) |
374万円 |
396万円 |
(2024年12月時点の情報です)
セレナ・ノア・ヴォクシーの中古車相場と燃費を比較
新車だけでなく中古車も検討している方は、それぞれの車種の中古車相場も比較していきましょう。また、維持するためには燃費も大切です。
ガソリン車に比べてハイブリッド車は車体価格が高くなりがちですが、税金の面で優遇されたり、燃料費が安く済んだりするメリットもあります。
中古車相場の比較
新車価格はどの車種も同じような価格帯ですが、トヨタ ノアのエントリーモデルが最も安い価格です。なお、どれも人気の高い車種ということで中古車市場にも豊富に出回っており、幅広い価格帯から選べる点も特徴です。
価格は年式や走行距離、装備によって大きく異なるものの、予算に応じたものを見つけられるでしょう。中には100万円以下で購入できるものもあるため、新車には手が出せないという場合も、予算内で希望に近いものが見つかることもあるでしょう。
日産 セレナとトヨタノア・ヴォクシーの中古車相場は上記の通りです。
車種 |
日産 セレナ |
トヨタ ノア |
トヨタ ヴォクシー |
中古車価格(税込) |
24.9万~399.9万円 |
34.9万~499.9万円 |
35.9万~512.9万円 |
(2024年12月時点の情報です)
(参考:『セレナ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『ノア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『ヴォクシー(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
燃費性能の比較
燃費に関しても、3車種とも大きな差はありませんが、トヨタ ヴォクシーとノアが同じ数値で日産 セレナより燃費の良いことが分かります。
市街地モードでは日産 セレナとトヨタ ノア・ヴォクシーは0.9km/Lも違いがありませんが、高速道路モードでは2.9km/Lと差が大きくなるため、高速道路を多く使う方はトヨタヴォクシーかノアを選ぶほうが良いといえます。
日産 セレナ、トヨタ ノア・ヴォクシーのハイブリッド車の燃費は以下の通りです。
車種 |
日産 セレナ |
トヨタ ノア |
トヨタ ヴォクシー |
グレード |
e-POWER X |
ハイブリッドS-Z |
ハイブリッド S-Z |
燃費消費率 |
20.6km/L |
23.0 km/L |
23.0km/L |
市街地モード |
21.3 km/L |
22.2 km/L |
22.2 km/L |
郊外モード |
22.5 km/L |
25.0 km/L |
25.0 km/L |
高速道路モード |
19.2 km/L |
22.1 km/L |
22.1 km/L |
(2024年12月時点の情報です)
セレナ・ノア・ヴォクシーの快適性と使い勝手
セレナ、ノア、ヴォクシーは、それぞれ独自の快適性と使い勝手を追求したミニバンです。これらの車種は、長距離ドライブでの疲労軽減や、日常的な使用での利便性向上に重点を置いています。ここでは、各車種の特徴的な機能や装備について見ていきましょう。
セレナ
セレナは、使い勝手にこだわりが感じられます。その特徴のひとつが、デュアルバックドアです。通常の半分のスペースで開閉できるハーフバックドアを採用し、狭い場所でも荷物の出し入れがしやすくなっています。
また、8人乗りモデルに採用されているスマートマルチセンターシートは、スライド機構により2列目から1列目シートに移動可能です。これにより、2列目シートのウォークスルーが可能となります。
さらに、ゼログラビティシートは、人体の動きを分析して開発された、長時間ドライブでも疲れにくい理想的な姿勢を維持できるシートです。車酔いしにくい設計となっています。
ノア・ヴォクシー
ノアとヴォクシーは、快適性と使い勝手の良さを追求したミニバンです。2列目シートには、足を伸ばしてくつろげるオットマンが用意されています。長距離ドライブでも疲れにくく、リラックスした姿勢で移動を楽しめます。
3列目シートには、ワンタッチホールド機能が搭載されています。レバー操作ひとつで簡単にシートを跳ね上げることができ、広々としたラゲージスペースを確保できます。荷物の量に応じて、柔軟な空間アレンジが可能です。
さらに、世界初となるフリーストップバックドアを採用しています。これは、手動で任意の位置で保持できる機能で、狭い駐車場や低い天井の場所でも、状況に応じて開口部を調整可能です。
セレナ・ノア・ヴォクシーの特徴的な運転支援システム
セレナ、ノア・ヴォクシーには、それぞれ特徴的な運転支援システムが搭載されています。これらのシステムは、高速道路走行や駐車時のドライバーの負担を大幅に軽減し、安全性と快適性を向上させます。
ここでは、各車両に搭載された最新の運転支援技術について、その機能や特徴を解説するのでぜひ参考にしてみてください。
【セレナ】プロパイロット
セレナの代表的な運転支援システムとして、「プロパイロット」があります。このシステムは、高速道路での走行をサポートする先進技術です。最新の「プロパイロット2.0」は、ナビゲーションと連携し、高速道路本線での出口までのルート走行を支援します。
特筆すべきは、同一車線走行時のハンズオフ機能です。これにより、ドライバーの負担が大幅に軽減されます。
また、システムは追い越しや分岐のタイミングを判断し、車線変更をサポートします。ただし、「プロパイロット2.0」の利用には、NissanConnectサービスへの有料加入が必要です。
【ノア・ヴォクシー】トヨタ チームメイト
トヨタのノアとヴォクシーのメーカーオプションとして用意されているのが、高度な運転支援システム「トヨタ チームメイト」です。このシステムは、高速道路での運転をサポートする「アドバンスト ドライブ」と、駐車をアシストする「アドバンスト パーク」で構成されています。
「アドバンスト ドライブ」は、高速道路や自動車専用道路での走行を支援し、渋滞時の疲労の大幅な軽減が期待できる機能です。
一方、「アドバンスト パーク」は、駐車時のステアリング、アクセル、ブレーキ操作を自動で行い、スムーズな駐車をサポートします。縦列駐車や並列駐車、車庫入れなど、駐車が苦手な方は重宝するでしょう。
セレナ・ノア・ヴォクシーが向いている人は?
日産 セレナやトヨタ ノア・ヴォクシー、どの車種を購入するか迷った際は、「遠くに出かけることが多い」「家族全員で近くに出かける」など使用方法や、家族構成、車に乗るシーンはどのような場面が一番多いのかで選択してみてはいかがでしょうか。ここでは、それぞれの車種がどのような方に向いているかの例を挙げてみました。
アウトドア好きや子育てファミリーには日産 セレナ
日産 セレナはミニバンならではの積載性や居住性が充実しています。3列目まで広々とした空間やシートアレンジの多彩さも魅力です。また、同乗者が快適に過ごせるだけでなく、運転者のサポートも充実している印象があります。
安全性を一層高めた360度セーフティアシストや、長距離移動をサポートしてくれるプロパイロット機能なども搭載されていることから、日産 セレナはアウトドア好きで荷物をたくさん積みたい方や、子育てファミリーに向いているといえるでしょう。
高級感を楽しみたい方や高齢者を乗せるならトヨタ ノア&ヴォクシー
トヨタノア・ヴォクシーは、スタイリッシュで高級感のある外装、ラグジュアリーな空間や静かな乗り心地が魅力です。
また、燃費も良く、車に乗る頻度が高い方でも安心です。静かな乗り心地で乗り降りがスムーズ、高級感を楽しみたい方や高齢者が良く乗る方に向いています。
セレナ・ノア・ヴォクシーのおすすめのモデル
中古車では、新車では取り扱いがない車や現在も販売されている車がお得に購入できます。また、新車の納車が遅れているといわれている現在、中古車を選ぶ方も増えています。
ここからは、日産 セレナやトヨタ ノア・ヴォクシーにおいて、おすすめのモデルを紹介します。
日産セレナ20S|安全装備やコスパを重視するなら
4代目セレナは2010年~2016年に販売していた車です。2015年のマイナーチェンジ後の車は安全装備が充実しており、エマージェンシーブレーキや車線逸脱警報システムを装備しています。3代目セレナよりも室内空間が広くなっていることもポイントです。
2024年12月時点の中古車の相場は41万9,000円~269万9,000円程度です。価格が低くなるほど走行距離が多い傾向はあるものの、コストパフォーマンスは良好です。安全装置とコスパで選ぶなら4代目セレナが向いているといえるでしょう。
(参考:『セレナ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ノア G|カスタマイズをするなら
トヨタ ノア「G」は、標準装備で助手席側のワンタッチスイッチ付きパワースライドドアがあります。また、「快適利便パッケージ」や「トヨタチームメイト」などオプションも選択可能です。
中古車購入の際には、これらの機能が付いているものを選ぶと、よりお得感を得られるでしょう。ノアGでは上位グレード「Z」に標準装備されている機能がオプションで追加できるものがあり、必要なもののみ追加できる、カスタマイズしやすいグレードになっています。
(参考:『ノア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ヴォクシー 煌|高級感を重視するなら
高級感を重視する方には、特別仕様車の煌が向いています。エクステリアを見ると、エアロパーツにメッキや塗装を施していることに気付くでしょう。インテリアにはLEDルームランプや両側パワースライドドアなどの特別装備が付いています。
なお、2024年12月時点の中古車相場は62万9,000円~349万9,000円程度となっています。年式や走行距離によっては、かなりリーズナブルな価格で手に入れることが可能です。特別なヴォクシーを購入したい場合は、煌を検討してみるのもおすすめです。
(参考:『ヴォクシー(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
セレナ・ノア・ヴォクシーの中古車を選ぶ際の注意点
中古車は値段だけで判断するのではなく、傷や装備はもちろん、細かく車の状態を確認し、納得してから購入することが大切です。
日産 セレナやトヨタ ノア・ヴォクシーの中古車でお気に入りの車を見つけた際は、通常チェックするポイントとともに、以下の2点を注意してみるとよいでしょう。
スライドドアの動きをチェック
購入前は、スライドドアの開閉がスムーズにできるかどうかをチェックしましょう。フレームがゆがんでいると、スライドドアはスムーズに開閉しません。フレームのゆがみは走行にも影響するため、しっかり確認しましょう。
仮にゆがみが原因ではなくても、小さい子どもがいる場合などは、スムーズに開閉しないことでけがを招く恐れもあります。車をチェックする際は、実際にスライドドアを開閉してみるのがおすすめです。
エンジン音をチェック
中古車を購入する場合は、エンジン音をチェックしましょう。購入後にエンジンが故障すると高額な費用が必要になってしまうからです。購入後に修理が必要になれば、お得に購入できる中古車のメリットを失ってしまいます。
特に、初代ヴォクシーはエンジンが故障しやすいといわれることもあります。気になる車が見つかった場合は、エンジンをかけて異音がないかどうかをチェックしましょう。異音の他、異常振動や白煙などがあれば購入を控えたほうが賢明です。
セレナ・ノア・ヴォクシーと同クラスの「ステップワゴン」も要チェック
セレナ、ノア、ヴォクシーと並ぶ人気ミニバンのひとつとして、ホンダのステップワゴンも注目に値します。2022年5月にフルモデルチェンジを果たし、6代目となる新型モデルが登場しました。
内装の快適性や使い勝手、パワートレインのラインアップ、安全性能など、さまざまな面で進化を遂げています。ここでは、ステップワゴンの特徴や魅力について見ていきましょう。
2022年5月に6代目へとフルモデルチェンジ
2022年5月、ホンダは6代目となる新型ステップワゴンを発売しました。「#素敵な暮らし」をグランドコンセプトに掲げ、ユーザーのライフスタイルに寄り添う車作りを目指しています。
外観は安心感と自由なフォルムを表現し、内装は「家族のための大空間」をさらに進化させました。2列目シートは前後左右にスライド可能で、3列目シートは着座位置を高くすることで開放的な視界を実現しています。
パワートレインに採用されているのは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」搭載モデルと、1.5L 直噴 VTEC TURBOエンジン搭載のガソリンモデルです。さらに、全タイプに安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、より安心で便利なドライブをサポートします。
ステップワゴンの内装
ステップワゴンの内装は、家族全員が快適に過ごせるよう細部まで配慮されています。2列目シートには、足を伸ばしてくつろげるオットマンを採用したグレードが選択可能です。長時間のドライブでも疲れにくく、リラックスした姿勢で過ごせます。
3列目シートは、ホンダ独自の「マジックシート」を採用し、床下に収納可能です。荷物の量に応じて、広々としたラゲッジスペースを確保できます。
3列目シートは厚みのあるクッションとソフトパッドにより快適な座り心地を実現しています。 全列にUSBチャージャー(Type-C)を完備し、どの席でもデバイスの充電が可能です。豊富な収納スペースも用意され、使い勝手の良さを追求しています。
ステップワゴンの価格
ステップワゴンの新車価格は、316万9,100円~406万6,700円です。最も安価なのは「AIR」のガソリン車です。そして最上級グレードは「SPADA PREMIUM LINE」のe:HEVモデルとなっています。
ちなみにハイブリッドモデルは、同じグレードのガソリンモデルと比べて40万円ほど高額です。ネクステージにおけるステップワゴンの中古車相場は、39万4,000円~464万9,000円です。これには旧型モデルも含まれているので、チェックしてみてください。
(2024年12月時点の情報です)
(参考:『ステップワゴン(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
セレナ、ノア、ヴォクシーは、ミニバン市場で人気の車種です。それぞれ似通っている部分もあれば独自性もあり、迷ってしまう方も多いでしょう。各車の特徴を比較することで、自身のニーズに合った一台を見つけることが大切です。
また、セレナやノア・ヴォクシーにはステップワゴンという強力なライバル車があります。こちらも魅力的な要素が豊富なので、ぜひ比較検討してみてください。新車に手が出せない場合は、中古車を探してみるのもひとつの方法です。
▼ライタープロフィール
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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