SUVの人気車種はコレ!タイプ別の特徴やおすすめ車種15選
2020年上半期の新車販売台数ランキングが発表されました。どのような車が売れているのか気になる方もいるのではないでしょうか。人気の車種には人を引き付ける魅力があります。その魅力が分かれば、自分にあった車選びができるでしょう。
そこでこの記事では2020年上半期の新車販売台数をもとに、SUV、ミニバン、コンパクトカーそれぞれの人気車とその魅力を紹介します。個々の車の特徴と魅力を捉えて比較することで、車種の人気の傾向も見えてくるでしょう。
※目次※
・人気車にはそれぞれ他にはない個性がある。個性的な新型車も次々登場!
・人気車にはニーズに合わせたコンセプトや工夫がある。コンセプトが自分にとってメリットのあるものか確認してみよう
・登録済未使用車なら人気車を安く手に入れられる。中古車販売のネクステージなら人気車種が実車を比較しながら検討できる!
人気車種の多いSUVを乗りこなそう!
アウトドアを楽しめたり街乗りを快適にしたりと人気の高いSUVですが、そもそもどのような車をSUVと呼ぶのでしょうか。また、SUVと聞いたことはあるけれど、何の略なのかも分からないという人も多いでしょう。
ここでは人気のSUV車種を紹介する前に、SUVとはどのような車なのか、なぜ人気を集めているのかを解説します。
SUVって何?
SUVは「Sport Utility Vehicle」の頭文字を取った略語で、日本では「スポーツ用多目的車」と呼ばれています。しかし、呼称以外では、どのような車を示すのかはっきりとした定義はありません。
「スポーツ用多目的車」という言葉から考えると、 アウトドアなどスポーツ向きに感じますが、多目的な用途にも利用できると捉えることもできます。
実際SUVは、アウトドアスポーツの道具を積み込みレジャーに使用されていますし、買い物など街乗りでも違和感なく使われている車です。
SUVが人気を集める理由
一般社団法人日本自動車販売協会連合会によると、2021年4月期の国内自動車メーカー乗用車ブランド別販売台数において、上位50車種中「16車種がSUV」というデータがあります。このデータから、いかにSUVが売れているのかが分かるでしょう。
では、なぜSUVが人気なのでしょうか。SUVは車高が高いため、着席したとき高い位置から遠くまで見渡せます。最低地上高も確保されているので、少々の荒れた路面でも走行可能です。
また、SUVは上記のように利便性も優れていますが、スタイリッシュでかっこいいデザインの車が多いことも人気につながっています。
SUVの人気車種は5つのタイプに分けられる
SUVの人気車種は、以下5つのタイプに分けられています。
・軽タイプ
・コンパクトタイプ
・ミドルサイズタイプ
・クロスオーバータイプ
・クロスカントリータイプ
それぞれの特徴などを紹介するので、自分や家族に合ったSUV選びの参考にしてください。
軽タイプ
軽タイプの特徴は、軽自動車という枠組みの中でSUVのテイストを盛り込んでいることです。ボディが小さいので小回りがききやすく、オフロード走行もスムーズに運転できます。また、最低地上高も確保されている車が多く雪道でも安定して走るので街乗りでも安心です。
代表格といえばスズキジムニーではないでしょうか。1970年の発売から根強い人気があり世界中に多くのファンがいる車です。
【軽タイプSUV おもなモデル】
・ダイハツ タフト
・スズキ ハスラー
・スズキ ジムニー
コンパクトタイプ
コンパクトタイプは、全長4,000〜から4,500mm以下、全幅は1,700mm以下と操作しやすいサイズでありながら、大人4〜5人が乗れる利便性も兼ね備えています。
比較的車両販売価格が低めに抑えられ、さらに燃費がいいモデルが多いためコスパがいいことも特徴です。低排気量なので車検や自動車税など維持費も抑えられます。
小さな子供がいるファミリー層からシングル層まで、幅広い層において人気が高いタイプです。
【コンパクトSUV おもなモデル】
・日産 キックス
・ホンダ ヴェゼル
・マツダ CX-30
ミドルサイズタイプ
ミドルサイズは、全長が4,000〜5,000mm以下、全幅は1,800mm超、排気量は2.0〜3.5L前後のモデルが多くなっています。
ハイブリッドやディーゼルエンジンなど、低燃費性能を備えるモデルも多いので燃料コストが気になる人にもおすすめです。
デザイン性が高く車内空間を快適にする装備や、安全運転支援技術も備わっているモデルもあります。アウトドアでも街中でも快適に運転することができるでしょう。
【ミドルサイズタイプSUV おもなモデル】
・日産 エクストレイル
・ホンダ CR-V
・マツダ CX-8
クロスオーバータイプ
クロスオーバータイプは、セダンやステーションワゴンのようなスタイリッシュなエクステリアをもちながら、オフロードでもスムーズな走行を保てる車高を兼ね備えたSUVです。
見た目はダイナミックですが、フレームとボディが一体となったモノコック構造で軽量化され、さらに車内を広く保つことを可能にしています。
オフロードを中心に走行するというよりは、街乗りやオフロードなどバランスよくカバーしつつ快適で居住性の高いタイプです。
【クロスオーバータイプSUV おもなモデル】
・トヨタ ハリアー
・マツダ CX-8
・スバル フォレスター
クロスカントリータイプ
クロスカントリータイプは、オフロードの荒れた道でもグイグイ突き進めるSUVです。もともとも悪路を走行するため開発されているので、故障してもすぐに走行可能にできるように設計されています。
例えば、ラダーフレーム構造で衝撃がボディ全体に影響することを防ぎ、完全に走行できなくなることを避けるなどの概念があるのです。そのため耐久性は高いですが、ボディが大きく重いため燃費は良いとはいえません。
もちろんオフロードだけではなく、街乗りでも存在感があるラウンドクルーザーやレクサス LXなどの高級SUVも魅力です。
【クロスオーバータイプSUV おもなモデル】
・トヨタ ラウンドクルーザー
・レクサス LX
・スズキ ジムニー シエラ
SUVのタイプ別の人気車種【軽タイプ】
ボディが小さいので小回りがききやすく、オフロード走行もスムーズに運転できる軽タイプSUV、ここでは人気車種3選を紹介します。特徴や燃費、中古車の相場なども紹介するので、比較するなど購入の参考にしてください。
ダイハツ タフト
ダイハツ タフトは、軽ではありますが最低地上高は本格SUVにも引けを取らない190mmも確保されています。オフロードはもちろん、雪道もスムーズな走行が可能です。
新車時の燃費はタントNEOの自然吸気エンジンで「2WD:20.5〜25.7㎞/L、4WD:19.7㎞/L」、ターボエンジンで「2WD:20.2〜25.4㎞/L、4WD:19.6㎞/L」となっています。
新車時の車両本体価格は135万3,000円〜179万8,500円、中古車価格相場は110〜170万円前後です(2021年5月時点)。
スズキ ハスラー
「遊べる軽」としてCMでもお馴染みのスズキ ハスラーは、街乗りもオフロードも対応できる操作性と装備、優れた燃費性能が魅力です。
新車時の燃費はHYBRID X・HYBRID Gで「22.9〜26.4㎞/L」、HYBRID Xターボ・HYBRID Gターボ で「19.7〜24.4㎞/L」となっています。
新車時の車両本体価格は128万400円〜174万6,800円、中古車価格相場は67〜175万円前後です(2021年5月時点)。
PRカラフルなハスラー
スズキ ジムニー
1970年の発売以来、根強い人気を継続しているスズキ ジムニーは、軽自動車であることを忘れてしまうくらいの力強い走りを誇る軽タイプSUVの代表格です。MT車も用意されており、コアなファンの心もしっかりと掴んでいます。
新車時の燃費は5MTで「14.4〜17.3㎞/L」、4ATで「11.0〜14.0㎞/L」となっています。
新車時の車両本体価格は148万5,000円〜187万5,500円、中古車価格相場は218〜250万円前後です(2021年5月時点)。
SUVのタイプ別の人気車種【コンパクトタイプ】
小さな子供がいるファミリー層からシングル層まで、幅広い層において人気が高いコンパクトタイプSUV、ここでは人気車種3選を紹介します。特徴や燃費、中古車の相場なども紹介するので、比較するなど購入の参考にしてください。
日産 キックス
日産 キックスは、SUVらしいスポーティな面もありますが、どこか高級感も漂わせるエクステリアが特徴です。同クラスのSUVの中でも特別な存在感を放っています。
2020年に発表されたキックスは、e-POWEWといわれる日産自動車独自のハイブリッドシステムが採用され、エンジンは駆動させるためではなく発電にだけ使用されているのも特徴です。
新車時の燃費「20.2〜30.0㎞/L」となっています。
新車時の車両本体価格は275万9,900円〜311万4,100円、中古車価格相場は210〜260万円前後です(2021年5月時点)。
ホンダ ヴェゼル
ホンダ ヴェゼルは、2014〜2016年で3年連続SUV新車登録販売台数に輝いた実績がある、コンパクトSUVを代表する車のひとつです。
コンパクトでありながら、車内はスペースが確保されているのでファミリー層へもおすすめできます。ラゲッジは大開口部、地面からの高さも650mmと低く、容量も大きいですが重い荷物の積み降ろしも苦労しません。
新車時の燃費「23.9〜30.4㎞/L」となっています。
新車時の車両本体価格は289万8,500円〜329万8,900円、中古車価格相場は137〜252万円前後です(2021年5月時点)。
マツダ CX-30
マツダ CX-30は、コンパクトSUVなので全長4,395mm全幅1,795mm全高1,540mmと数字ではそれほど大きくはありませんが、優れたデザイン性のせいか存在感のあるボディが特徴です。
車内もスペース的には4人家族が余裕をもって座れ、ベビーカーも積む余裕があるのでファミリー層にもおすすめできます。
新車時の燃費「12.0〜21.0㎞/L」となっています。
新車時の車両本体価格は239万2,500円〜371万3,600円、中古車価格相場は260〜280万円前後です(2021年5月時点)。
SUVのタイプ別の人気車種【ミドルサイズタイプ】
低燃費性能やデザイン性が高いモデル、安全運転支援技術も備わっているモデルが多いミドルサイズタイプのSUV、ここでは人気車種3選を紹介します。特徴や燃費、中古車の相場なども紹介するので、比較するなど購入の参考にしてください。
日産 エクストレイル
日産 エクストレイルは、オフロードから街乗りまでさまざまなシーンで快適な走行を可能にしてくれます。特に「インテリジェント4×4」と呼ばれる4WDの技術が、道を選ばずに安定した走行を可能にする魅力のひとつです。
「インテリジェント4×4」は、状況によって駆動モードを選択できるシステムで、「4WD」「2WD」「AUTO」3つのモードを切り替えられます。これにより、オフロードでも街乗りでもストレスのない走行を可能にしているのです。
新車時の燃費「9.3〜16.3㎞/L」となっています。
新車時の車両本体価格は316万1,400円〜391万4,900円、中古車価格相場は100〜280万円前後です(2021年5月時点)。
ホンダ CR-V
1995年年の発売依頼、根強い人気を誇るホンダ CR-Vは、日常の街乗りから休日のドライブ、アウトドアまで多目的に活躍するミドルサイズのSUVです。
現行モデルでは、ガソリンターボとハイブリッド、それぞれ2WDと4WDが発売されています。ガソリンターボモデルでは5人乗りと7人乗りが用意されているのも特徴です。
新車時の燃費「15.8〜25.8㎞/L」となっています。
新車時の車両本体価格は329万100円〜444万1,800円、中古車価格相場は80〜380万円前後です(2021年5月時点)。
マツダ CX-8
マツダ CX-8は、全長4,900mmとサイズがあるためで、車内の全席で快適に過ごせる広さを確保できます。
3列目シートは付いているけれど実用的ではないという車も少なくありません。しかし、マツダ CX-8の3列目は、大人が長時間座っても十分快適に過ごせる空間が確保されているシートです。
新車時の燃費「9.7〜17.9㎞/L」となっています。
新車時の車両本体価格は299万4,200円〜461万8,900円、中古車価格相場は220〜380万円前後です(2021年5月時点)。
SUV以外の人気車種もチェックしよう!
SUVのタイプごとに人気の車種を紹介してきましたが、ここからはSUV以外の人気車種も紹介します。目的などによってSUVと比較し購入の参考にしてください。
ホンダ フィット
ホンダ フィットには、運転のしやすさを実現するさまざまな工夫があります。感じやすい工夫は視界の良さです。フロントピラー(フロントガラスの両側にある柱)は極細で、視界を妨げません。また、ワイパーの位置もインパネ上部から見えない場所になっているため、フロントビューが爽快です。
また、e:HEV車にはシーンに合わせてドライブモードを変化させる2モーターハイブリッドシステムを採用しています。モーター走行が中心であるため、走行音は静かです。
WLTCモードで最高29.4km/Lの燃費のe:HEVタイプは199万7,600円~、20.4km/Lの燃費のガソリン車は155万7,600円~のラインアップとなっています。中古車では現行モデルは登録済未使用車で139万9,000円~、人気の高かった先代も含めると50万円以下でも状態の良い車が見つかるでしょう。
トヨタ ヤリス
トヨタ ヤリスの燃費性能は群を抜いています。ハイブリッドでは36㎞/L(WLTCモード)という世界トップレベルの燃費の良さです。新開発の1.5Lダイナミックフォースエンジンを搭載しており、高出力との両立も実現しています。
また、自動運転で車庫入れができるトヨタ チームメイト「アドバンスト パーク」が画期的な安全装備です。この安全装備があれば、苦手な縦列駐車や狭い場所への車庫入れもストレスなく行えます。
小さなボディに最新性能が詰め込まれているヤリスの新車本体価格は139万5,000円~です。中古車では129万9,000円~と大きな差異を感じない価格ですが、オプションや税金などを鑑みると登録済未使用車もある中古車を検討する余地は十分あるといえるでしょう。
日産 ノート
現行は2016年にフルモデルチェンジした息の長いモデルですが、2020年内にフルモデルチェンジするのではないかと予想されています。現行モデルはガソリン車に加えて、e-POWERも登場し、コンパクトカーのカテゴリーでは広い室内空間を確保しているもかかわらずJC08モードで最高37.2km/Lの低燃費を実現しました。
長く人気を集め続ける理由は、コンパクトカーの中でも高い視点を持つことから視認性に優れ運転しやすいことにあるでしょう。車高が高いことは乗り降りのしやすさにつながり、小さな子どもをチャイルドシートに乗せるのもスムーズです。ゆったりしたスペースが確保されている一方で、コンパクトカーならでは運転しやすさが実現しています。
ノートを手に入れるなら中古車がおすすめです。販売期間の長い現行ノートは中古車市場に多くの在庫があり、装備の充実した1台を手ごろな価格で見つけやすい状況となっています。
新車価格は144万円~281万2,700円と幅広いラインアップです。中古車市場では100万円を切る価格でも状態の良いものが多く存在します。人気のe-POWERも中心価格帯は130万円程度です。
トヨタ シエンタ
トヨタ シエンタは人気のコンパクトミニバンです。乗り込み口も33㎝と低く設定されているため、小さな子どもや年配者にも乗り降りしやすくなっています。
また、シートアレンジも自在です。ベビーカーやサーフボードなど高さや長さのある荷物も積み込みやすいため、ファミリーカーとして人気が高いのもうなずけます。
ポップでキュートな外観と、カラーバリエーションが若い世代のファミリー層の心をしっかりとつかんでいるようです。
ハイブリッドモデルは226万8,200円~、ガソリンモデルは180万9,500円~とミニバンとしては新車でも比較的リーズナブルに手に入ります。中古車では100万円を切る現行モデルも存在するなど、価格面でバリエーション豊富です。
ホンダ フリード
ホンダ フリードは室内の広さが魅力のミニバンです。1列目と2列目の中央にスペースがあるウォークスルー構造になっています。荷物や子どもを抱えて後部ドアから乗り込み、そのまま運転席や助手席に移動できるため、子どものいるファミリーには使いやすい車です。
また、3列目シートの収納は跳ね上げ式になっており、思いがけず大きな買い物をしてしまってもすぐに収納スペースができあがります。その際、2列目を折りたたむ必要がないので、チャイルドシートの使用時には便利です。
フリードにはガソリン車とハイブリッド車があります。ハイブリッド車は256万1,900円(2WD/6人乗り)~327万8,000円(2WD/7人乗り)です。ガソリン車は199万7,600円~で、全てのグレードの本体価格が200万円台に収まっています。中古車価格は26万9,000円~247万4,000円です。
トヨタ アルファード
トヨタ アルファードは、上品でラグジュアリーな質感を前面に打ち出した高級ミニバンの代表です。目立ったモデルチェンジがないにもかかわらずコロナ禍でも上半期前年比103.8%という驚異の売り上げを誇っています。
特に室内空間のレベルは別格です。細部にまでこだわったデザイン性とゆったりとくつろげる空間設計は、エグゼクティブラウンジをほうふつとさせるでしょう。安全性能やコネクティッドサービス、さまざまな快適装備など、同乗者の乗り心地を重視しつつ運転を楽しくする機能も充実しています。
高級ミニバンの代表格だけに新車価格も高額傾向です。現行モデルが長期販売中なだけに中古車が狙い目の車といえるでしょう。新車価格はハイブリッド車で454万7,000円~、ガソリン車で352万円~です。中古車ではハイブリッド車で219万9,000円~、ガソリン車では100万円を切る車も見つけられます。
まとめ
SUVはアウトドアや街乗りをバランス良く快適に走行できる人気のタイプです。国内の販売台数でも、多くの車種が上位に名を連ねています。低燃費や快適な性能、装備だけでなく、デザイン性が高いモデルが多いのも特徴といえるでしょう。気になる人気SUVを、お得に手に入れたいという方は、ぜひネクステージにご相談ください。
在庫数の多いネクステージでは現行モデルの人気車も数多く販売しています。登録済未使用車も多く取り扱っているので、新車に近い状態の人気車を安く購入できるでしょう。メーカーが異なる人気車種でも実車を目で見て比較できるネクステージでぜひご相談ください。
