マツダの販売台数はどのくらい?近年の変動を見てみよう
マツダが生産・販売している自動車は、高いデザイン性や優れた走行性能、豊富なラインアップが特徴です。特にSUVはマツダの主要車種として、グローバルで高い人気となっています。
しかし、実際にマツダ車の販売台数がどのくらいなのかを知らない方は多いのではないでしょうか。
この記事では、マツダ自動車の国内販売・輸出販売の台数を紹介します。近年の実績や変動、人気の高いモデルの特徴も紹介しますので、マツダ車の魅力と販売が好調な理由を確認しましょう。
※目次※
・マツダの自動車は、国内販売・輸出販売共に前年同月の実績より上回っている。
・2021年には景気悪化や部品不足による生産の遅れで販売台数は減少しましたが、2024年現在は徐々に回復している。
・マツダでは「CX-5」「CX-30」「MAZDA3」など、コンパクトカーやSUVが人気。
マツダの販売台数はどのくらい?
世界的な景気の悪化や新型コロナウイルス感染症による部品不足で、自動車業界では2020年に生産・販売台数が大幅に減少しました。
現在は事態も収束し、徐々に回復していますが「どの程度回復しているのか」「販売台数は増えているのか」などの点が気になる方は多いのではないでしょうか。ここでは、マツダで生産・販売しているモデルの国内販売台数と輸出販売台数を紹介します。
国内販売の販売台数
2023年1月~11月までの国内販売台数は、乗用車が15万6,042台、商用車が1万1,155台です。2022年1月~11月は乗用車が13万8,760台、商用車が1万327台だったことから、乗用車は12.4%、商用車は8%上回りました。
また、販売台数が多い主要車種は「CX-5」で、2,008台を売り上げています。次に1,614台の「CX-8」、1.483台の「MAZDA2」が続きました。
輸出販売の販売台数
2023年1月~11月までの輸出販売台数は、64万9,283台です。2022年1月~11月の輸出販売台数54万9,880台と比較すると、北米や欧州での販売数が増加したことで18.1%上回っています。
輸出販売での主要車種は、国内販売台数と同じく「CX-5」です。前年の2万6,600台より19.4%も増加し、3万1,764台となりました。続く「MAZDA3」は6,558台、北米モデルの「CX-90」が6,275台です。
マツダの販売台数はどのように変化している?
自動車の販売台数は、新型モデルの発売や商品改良だけではなく、景気や生産台数にも大きく左右されます。マツダ車の販売台数は現在増加傾向ですが、過去5年間の累計販売台数を確認すると、大幅に台数が少ない年もありました。
ここでは、マツダの販売台数が過去5年間でどのように変化したのか、累計販売台数を基に紹介します。
2021年に販売台数が低下している
マツダ車の年間累計販売台数を過去5年間で見ると、2021年が最も台数が減少しています。
2022年からは少しずつ回復し、2023年の累計は1月~11月までしか発表されていませんが、すでに前年の販売台数を超えました。2019年~2023年までの国内販売台数の累計は以下表を参考にしてください。
年月 |
販売台数 |
前年比 |
2019年1月~12月 |
20万3,576台 |
-7.8% |
2020年1月~12月 |
17万7,043台 |
-13.0% |
2021年1月~12月 |
15万7,261台 |
-11.2% |
2022年1月~12月 |
16万1,278台 |
+2.6% |
2023年1月~11月 |
16万7,197台 |
+12.1% |
(2024年1月11日時点)
生産量の低下が原因と考えられる
2021年の販売台数減少は、生産量の低下が主な原因です。2020年に起きた新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言の影響により、新車の生産や部品の調達が滞りました。特に半導体不足は2020年以前からの課題であったため、供給不足に拍車がかかった状況です。
その後、新型コロナウイルス感染症の変異型の感染拡大により各メーカーの工場で稼働停止が相次ぎました。部品不足が長期化したことで、2021年には多くの自動車メーカーで販売台数が減少しています。
人気を集めるマツダ車を見てみよう
マツダ車の販売台数増加を支えているのが、CX-5やMAZDA3などの人気車種です。マツダ車はグレードのラインアップが豊富で、多くのモデルで高いデザイン性と優れた走行性能、先進の安全技術を採用しています。
そのため、お気に入りのモデルを見つけやすいことが特徴です。ここでは、マツダ車の中でも特に人気の高いモデルを3種類紹介します。
CX-5
CX-5は、2012年12月に発売されたクロスオーバーSUVです。マツダのグローバル販売の3分の1を占める基幹車種で、美しい魂動(こどう)デザインと優れた運転制御技術、安全性能などを採用しています。現行は2017年に販売された2代目モデルです。
最新の商品改良では、各グレードのキャラクターを際立たせるデザインの変更やオプション・標準装備の見直しの他、特別仕様車「レトロスポーツエディション」が設定されました。
(参考:『CX-5(マツダ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
CX-30
クロスオーバーSUVであるCX-30は、CX-5に続くマツダの柱です。2019年の発売以降、販売台数を伸ばしています。CX-5よりもコンパクトサイズで、気軽に出かけられる機動性やゆったり過ごせる上質な室内空間、心強い安全性能を採用していることが特徴です。
2023年の商品改良ではセンターディスプレーが10.25インチに大型化された他、ワイヤレス充電(Qi)やUSB-Type Cなどが採用され、利便性と快適性が向上しました。より使い勝手の良いSUVへと進化しています。
(参考:『CX-30(マツダ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
MAZDA3
MAZDA3は、美しいデザインと優れた運転技術、先進の安全技術が採用されたコンパクトカーです。5ドアハッチバックの「ファストバック」と4ドア「セダン」の2種類のモデルが設定されています。
基本的な性能や装備は変わりませんが、ファストバックはコンパクトで取り回しやすく、独創的で存在感のあるエクステリアデザインが特徴です。セダンはファストバックよりも全長が長く、水平基調で凛とした大人の品格を感じさせます。全長が長い分、荷室スペースが広いことも特徴です。
(参考:『MAZDA3 ファストバック(マツダ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『MAZDA3 セダン(マツダ)|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
マツダ車は、景気悪化や新型コロナウイルス感染症の感染拡大により2021年に販売台数が減少しました。しかし、SUVやコンパクトカーの根強い人気により、徐々に生産・販売台数が回復しています。
マツダ車は、豊富なラインアップ、グレード数の多さ、デザイン性の高さ、優れたエンジン性能などが特徴です。魅力的なモデルが豊富にそろっており、選択肢も多いため、販売台数も増加するでしょう。
▼ライタープロフィール
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
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